空の境界線を繋いで、11コメント

1 夢梅 id:20lKOMZ0

2011-07-05(火) 20:41:00 [削除依頼]



    ……おちたの?

 
 
 
  多分、落ちたと思う。
   
  そして、その刹那に
  私の腕を掴んだ少年は――――――
 
 
  • 2 夢梅 id:20lKOMZ0

    2011-07-05(火) 20:43:23 [削除依頼]
     
    *御挨拶@
     
     
    おはよう こんにちは こんばんは
    夢梅と申しますbb

    これは「ベランダと空の境界線。」の改良版です。
    前見てたーと言う方も
    知らんわーと言う方も読んで頂ければ嬉しいです!

    ジャンルは現代ファンタジーです。
    苦手です(´・ω・`)←

    精いっぱい描きます、
    応援よろしくおねがいします(^ω^)
  • 3 夢梅 id:20lKOMZ0

    2011-07-05(火) 20:49:32 [削除依頼]

    prologue*
     
     
     冷たく、優しく、彼は微笑を浮かべる。
     
     私を突き放すように。
     私が彼に近づけないように。
     
     だけど私は知ってる。
     

     
     彼が生きたくないことを。
     
      
     
     いつだって、彼は笑って嘘を唄う。
     私に綺麗な空を仰がせるため、
     
     下を向くなと唄う。
     
     だけど私は知ってる。
     
     
     本当は彼が生きたいということを。
     
     
     
     
     彼の傍で生きたいと想った、
     中一の夏。
     
  • 4 夢梅 id:20lKOMZ0

    2011-07-05(火) 20:51:50 [削除依頼]
     
     
     
     
         *#01 空の青さを知る
     
  • 5 夢梅 id:20lKOMZ0

    2011-07-05(火) 21:09:09 [削除依頼]
     
     
    あれは、いつだっただろうか。
     

    生まれてこなければよかった
     
     
    そんな言葉を呟いていたのは。
    いつだっただろうか。
     
     
     
    「……ねーちゃん、遅刻するってば」
    「んーあぁ? おはおー……」

     
    今日は変な夢を見た。

    陰に埋もれた少年が、生きることを嫌がってた。暗闇は風が吹いていて、少年の髪を揺らしていた。
    私がその少年の手を握ろうとした瞬間、少年は微笑んで消えた。

    その微笑みの意味が、わからなかった。

    「ねーちゃん最近 変な夢ばっか見るよな」
    「うん、昨日は自転車で空飛ぶ夢みたよ」
    「いみふめー」

    蒸し暑い気温の階段を、ゆっくり下りながらする弟・正輝(まさき)との会話は、毎日の日課になっていることの一つだ。
    7時過ぎ、正輝のあきれ顔から私の一日は始まる。
    早起きの弟が1階のリビングから2階に上がって わざわざ私を起こしに来てくれるのだ。感謝感謝ー。

    「お母さんおっはよーん」
    「こら、おっはよーんじゃないっ」

    起きてきて早々 卵焼きのつまみぐいをしている私に、お母さんもあきれ顔。

    「いーじゃん、どうせいっつも間にあってるんだし」
    「馬鹿! 正輝が起こしてくれてるからでしょ」
    「ほいほーい、トースト焼いといてね。あの『もっちりサクサク』のやつ」

    お母さんの不機嫌そうな声なんて完全スルーで、私は洗面所に向かった。
  • 6 夢梅 id:P7qJREn1

    2011-07-06(水) 20:07:08 [削除依頼]


    「行ってきマウスー」
    「い、い、い……行ってらっ……シャチ?」
    「うーん、まあまあってとこかな」

    さっさと身支度とを済ませ、弟とお母さんに声をかけてから家を出る。
    家から駅まで歩いて5分弱。7時36分の電車に乗って、乗り継ぎなしで3番目の駅で降りる。そこから徒歩1分 走って20秒でつくところに、私の通う中学はある。
  • 7 c⌒っ*´・ω・)φ_萌花♪ id:W22LP7I.

    2011-07-06(水) 20:53:10 [削除依頼]


    うわ、ベランダと空の境界線。の改良版ですかい?!?!
    この話一番好きだったからすっごく嬉しいよ(*´∀`*)

    これからもストーカーしてます|・ω・)ジッ
  • 8 夢梅 id:JIXenfX0

    2011-07-07(木) 18:48:59 [削除依頼]

    萌花*

    萌花だー!!←

    うん、更新休止したままだったから
    どうせなら最初から描き直そうと(´・ω・`)

    わーありがとー!
    あたしもそう言ってもらえて嬉しいよっ♪″

    喜んでストーカーされますw
  • 9 夢梅 id:JIXenfX0

    2011-07-07(木) 19:15:18 [削除依頼]

    かたん、かたん。

    乗り込んだ急行電車のリズムに合わせて身体が揺れる。入口付近の手すりに右手を添えて立っている私は、ふと、急ぎ足で走って行く窓の景色へ視線をやる。
    いつもと変わらない街並み。言うほど都会でもないが酷く田舎でもないこの街が、私は好きだ。
    この電車の中からもうすぐ海が見えること。クリスマスやイベントの日になると、楽しい音楽が街中に流れること。沢山の並木道や色んな花で彩られていること。

    あの傷だらけだった私を、優しく包んでくれた
    この街が好き。

     
    山江柚莉(やまえ ゆずり)、13歳の夏。

     

    初めてこの街に来たのは1年前、小学6年生の春だった。
    前の街で小学校3年生から5年生にかけて、私はいじめられていた。いじめの原因は、誤解から生まれた噂が嘘を纏いに纏って。

    『柚莉があんたの悪口いってたよ』
    『まじで? アイツってみんなのこと嫌い嫌いって言いまくってるらしいじゃん』
    『うっわー最悪』
    『ねえねえ、じゃあさ……』
     
     
    ――――みんなで仲間外れにしちゃおうよ!

     
    無視から始まって、進級する頃にはいじめもエスカレートしていった。
    毎日ぼろぼろで。ひとりぼっちで。痛くて。哀しくて。苦しくて。どうすることもできなくて。
    小5の冬。そんな私に気付いたお父さんが、自らの故郷であるこの街へ引っ越そうと言ってくれたのだ。

    そして去年、私はこの街へやってきたのだ。
  • 10 夢梅@部活でぐったぐた← id:AUI7Tmd/

    2011-07-09(土) 20:06:46 [削除依頼]

    ――――『夏目、夏目駅です』

     
    「降りなきゃ、」

    私の降りる駅が近づき、反対側の扉が開くことに気付いた私は、急いで向こう側へと移動する。
    薄い人込みを「すみません」と かき分け、扉が開くのとほぼ同時に扉の前へ到着した。
  • 11 夢梅 id:gupGxm//

    2011-07-10(日) 15:00:46 [削除依頼]

    「あっつーい……」

    駅のホームでは、燃えるような日光が全てを照りつけている。クーラーがガンガンと効いていた車内から離れると、外の気温の暑さを鬱陶しいくらいに感じてしまう。

    早く学校へ到着したい。この暑さじゃ教室のエアコンがMaxになっていることだろう。きっと涼しくて、汗もすぐに引っ込むよね。
    それから、男子が毎朝 秘密で買ってきているアイスキャンディを一本もらって……
    そんな天国のようなことを考えながら、駅の"上がり"と書かれた階段を小走りで駆け上がって行く。スピードを出せばもっと早く学校へむかえるのだろうけど、だるくて全力でなんて走れるわけがない。

    駅前の噴水で、ソフトクリームを幸せそうに頬張る小さな男の子を羨ましく思いながら、私はアスファルトを蹴った。
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