-テロール第三戦争-8コメント

1 名も無き兵士 id:HsdoIb90

2011-07-03(日) 12:54:57 [削除依頼]
       -プロローグ-

2014年、国際的な大規模テロを重くみた米国政府は、各国の協力のもと、
国際的な対テロ組織を非公式に設立した。
しかし、テロリストとの戦いが激化し、コンピューターの叩き出した計算では、
2017年、大規模な戦争が勃発すると予想され、「仮想戦争」による被害の想定は最悪だった。
全人類の約48%が死亡。ほとんど壊滅状態になると想定された。
事態の深刻化を防ぐため、米国政府は、国際的対テロ組織を全国各地に派遣した。
そして、2017年のXデーに向かって、時間は動きだした。
  • 2 名も無き兵士 id:HsdoIb90

    2011-07-03(日) 18:32:56 [削除依頼]
            -ONE-

    二台のジープがパキスタンの北部を走っていた。
    中には数十名の兵士と多くの弾薬、武器を積み込んでいた。
    「なぁ、アンタはどこから派遣されたんだ?」
    「俺はロシアから、ボルシチが最高だった。」
    車内には、退屈しのぎに雑談を交える兵士の声が響いた。
    それから数十分、敵の襲撃をうけることなく、ジープは無事、目的地についた。
    ゾロゾロとジープから出て来る兵士は皆、訓練された屈強な猛者たちだった。
  • 3 名も無き兵士 id:CwEfc4u.

    2011-07-21(木) 21:45:04 [削除依頼]
    「よし…それぞれの配置につけ!!」
    部隊長の指令と同時に、兵士は散らばっていった。
    緊張が場に静粛をもたらした。
    対テロ用多国籍警備隊。様々な国の軍隊から選抜された、精鋭による警備隊。
    近年、パキスタンはテロが目にみえて多くなっているため、
    今年度から対テロ用多国籍警備隊が導入された。
    「…ここにヴァルガズが…」
    一人の兵士が声を漏らした。
    ヴァルガズ。過激派武装テロ組織、DAS(ダス)のメンバー。
    パキスタンの北部、特にこの地方は「ヴァルガズの庭」とよばれている。
    ヴァルガズはこの地を拠点として、かなり暴走している。
    数年前、アメリカ政府がこの場所で奇襲を仕掛けたことが、一度だけあった。
    …だが、他の兵士が倒れていく無数の銃弾のなか、
    彼は一人、政府の部隊を半壊させた。
    「東洋の暴君」彼がそうよばれる由縁でもあった。
    そして、今回の警備隊の任務。
    彼…ヴァルガズの捕縛。
    この任務がどれ程までに危険なことか、それは先述の通りである。
  • 4 名も無き兵士 id:PZGNyhv1

    2011-07-23(土) 20:43:47 [削除依頼]
    「…いいか…物陰が視界のなかに入った瞬間、確かめるな!撃て!!」
    部隊長の叫び声が、静かに響き渡った。

    一人の兵士が、引き金をひこうと、指に力をいれた。
    そのとき、その兵士に既に意識は無かった。
    銃声は、実に残酷に辺りに轟いた。
    兵士達にとって幸運だったのは、射出された弾丸が、全て麻酔弾だったということだ。
    男は一人…数年前のようにその場を去って行った。
    振り返ることも無く…。

    「貴様はよく目をつけられるなぁ…ヴァルガズ…」
    ヴァルガズに話しかけてきたのは、DAS(ダス)の参謀、オルだった。
    「お前が表立って暴れなきゃあ、こんなに気苦労せずに済むんだがなぁ。」
    嫌みっぽいその口調は、彼の特徴でもあった。
    「開口一番にそれか……。」
    「他にかける言葉がみつからんでな。」
    「…ヤなヤローだ…。」
    ヴァルガスは苦笑し、自らのテントに潜りこんだ。
  • 5 名も無き兵士 id:UtyzJ6n.

    2011-07-26(火) 14:33:54 [削除依頼]
    テント内には数丁の機関銃が置かれ、そばには弾薬が散乱していた。
    白兵戦を得意とするヴァルガズであるが、機関銃は一番扱いやすい銃だった。
    ヴァルガズは、自らの愛用するカラシニコフ突撃銃、AK-47の手入れをした。
    太い腕で行う繊細な作業は、数時間におよんだ。
  • 6 名も無き兵士 id:UtyzJ6n.

    2011-07-26(火) 22:12:21 [削除依頼]
             TWO

    「作戦は失敗、正規作戦ではないため、極秘裏に処理。」
    軍の重鎮がモニターを見ながら、オペレーションをきいていた。
    「……。」
    軍の一員であるジード中尉は、今回の作戦の結果を、
    特に不満に思うことは無かった。
    最初から結果は分かりきっていた。
    しかし、「時間稼ぎ」としては十分だった。
  • 7 名も無き兵士 id:PYsw06k1

    2011-07-28(木) 21:20:44 [削除依頼]
    「しかしあれだな…生身とは思えんよ…。」
    確かに、ヴァルガズの戦闘能力は群を抜いていた。
    「プロジェクトはいつ実行される…?」
    士官が資料を読み上げた。
    「…2日後です。」
    「…アヴァルの様子は?」
    「良好です。問題ありません。」
    しばらく考え込んだ後、中尉は静かに立ち上がり、
    その場を後にした。プロジェクトのために。
  • 8 名も無き兵士 id:tzDyJ9k/

    2011-08-03(水) 19:42:32 [削除依頼]
    「…やっているようだな。」
    ジード中尉が訪れたのは「疑似戦闘室」と呼ばれる部屋だった。
    「対DAS用精鋭部隊…二日後の奇襲作戦、期待できそうだな。」
    疑似戦闘室では、複数の精鋭兵士達が戦闘訓練を行っていた。
    「全員に戦闘データ通りの訓練をさせていまます。」
    その場所にいた士官が説明した。
    「うむ…DASを潰せば、戦争は免れる。」
    ジード中尉のそれは確信だった。
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