めろんと私を結ぶ強い絆15コメント

1 まりの id:AMIbR6G0

2011-06-28(火) 19:35:40 [削除依頼]
最初に言っておきます。
この小説は「お座りなさって下さい、めろん様」の改訂版です。
題材もかなり違いますがよろしくお願いします。
また文法面(「の」の連続)でもかなり外れているし
改行は敢えてあまりしないでおきます。
これは評価なさらないで下さい。
  • 2 まりの id:AMIbR6G0

    2011-06-28(火) 19:42:53 [削除依頼]
    *プロローグ

    私――向井桃子には妹がいない。
    いえ、いないのでなく、妹は産まれてまもなく死亡した。
    私は当時三歳であった。
    母の妊娠を知った時は子どもながらに嬉しく周りを飛び跳ねた。
    そして妹が産まれた直後。妹は病気で逝ってしまったのだ。
    そこで私は無限大に泣いた。
    体中の水分がなくなり脱水状態になるのではないかと思うほど泣いた。
    この時母は私に言った。
    「哀しいのはわかるけど泣いても無駄よ」
    私はそう聞いてこんな事をなぜそう簡単に言うの、と思ったのである。
    だが母のいう事も当然だ。私は泣くのをやめた。
    しかし母はずっと泣いていた。ああは言ってもやはり哀しいのだ――。
  • 3 まりの id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 18:29:05 [削除依頼]
    *第一章

    今日はいつも私が通っている学校に転校生が来る日だ。
    転校生はどんな子だろう。
    性別は男か――女か。
    大人しい子だろうか、それとも乱暴な子か。
    転校生のことで頭がいっぱいであった。
    性別は別に男女どちらでも関係なく仲良くしたいと考えているができれば女子がよいと思っている。
    クラスには男子が多く女子が圧倒されているから。
    だが頭の片隅では嫌な予感がした。
    転校生と仲良くなれないような気もした。
    しかしそんな訳が無いと思い、気を取り直す。
    いろいろな事を思い浮かべながら教室へ入る。
  • 4 桃子(まりの) id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 19:55:59 [削除依頼]
    すると担任のうんざりするほど長い話はもう始まっていた。
    「今日は転校生が来るんだ。転校生だからと特別扱いしたり虐めたりするんじゃないぞ。普通に仲良くするんだ!」
    担任の先生は男性。
    少し気性の激しいところはあるが落ち着いた先生だ。
    先生がそういうと生徒達は口をそろえて言う。
    「先生こそ特別扱いしちゃだめだよ」
    先生は少し頭にきたようだがすぐ気を取り直す。
    そして暫くしてから教室のドアがガラガラと開いていく。
    皆一斉にドアの方を見つめる。
    先生はその転校生に何か指図したようだが詳しくはわからない。
    「……はじめまして。高橋亜紀といいます。クラスのみなさんよろしくお願いします。仲良くして下さい」
    転校生は女子で大人しい子だ。無愛想な所も見られる。
    亜紀が登場した瞬間、女子達はシーンと黙りこくる。
    三班の女子は亜紀の噂話をしているようだ。
    「ねぇねぇ、あの子って無愛想だよね」
    「ざんねーん。もっと可愛い子だと思ってたのに」
    「期待を裏切った亜紀には重い罰を与えなきゃね。ふふ」
    小さい声ではあるが五班である私のところには聞こえてきた。
  • 5 桃子 id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 20:01:39 [削除依頼]
    確かに自分でも密かに想っていた。
    亜紀は個性的で他の子と少し違う、と。
    やはり皆も想っていたのか。
    それにしても罰とか言うのは言いすぎだと思うが……。
    結局亜紀に対して誰も声をかけなかった。
    そのせいか、亜紀は返事してもらおうと大きな声で言う。
    「亜紀です。仲良くして下さい!」
    だが誰も返事はしない。
    早速いじめが始まっているのだろうか。
    これだとあまりにも亜紀が可哀想に思えるため私は話しかけた。
    「亜紀さん、よろしく」
    なんか私のほうも緊張しているようなきがする。
  • 6 桃子 id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 20:06:44 [削除依頼]
    私がそういうと亜紀は満面の笑みをたたえていった。
    「よろしくね。後、私の事は亜紀さんじゃなくて亜紀でいいよ」
    案外優しかった。
    優しく語り掛ければ優しく応じてくれる。
    彼女となら仲良くなれるかもしれない。
    密かに私は期待した。
    すると語りかけた私を見習ったのか、先程は亜紀の噂をしていた橘優奈も話し始めた。
    「亜紀、よろしくっ。仲良くしてよね」
    亜紀は優奈に対しても優しく応じた。
    「こっちこそ仲良くね。お友達が増えて嬉しいわ」
    お嬢様のような口調で話していく亜紀。
  • 7 桃子 id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 21:18:29 [削除依頼]
    そして微笑みながら亜紀は新しい席についた。
    私の席からはだいぶ離れている。
    私は正直亜紀のことが頭から離れない。
    勉強をしていても何をしていても亜紀のことで精一杯だ。
    弱いな、私は。
    そう思いながらもずっと亜紀のことを考えていた。
    下校の時も亜紀と一緒だ。
    亜紀の家は自宅からかなり近く、中学生が毎日でも行き来できるような距離だ。
    「さようなら 向井さん」
    「亜紀、またね!」
    だが亜紀は今一つ溶け込めないようだ。
    帰り道も彼女と話をしていたが敬語ばかり使っている。私はため口で話しているのだが……。
  • 8 桃子 id:vbZstqp/

    2011-07-01(金) 21:23:32 [削除依頼]
    そうして私は自宅へ帰った。
    「お母さん、今日転校生が学校へ来たよ」
    私は母に今日あったことをすぐ話した。
    小学一年生の時からいつもこうである。
    学校であんな事があった、こんな事があった、など些細な事も
    帰宅して母に話している。
    「転校生、どんな子?」
    母は早速言葉を交わした。
    私は当然率直に思ったことを言う。
    「女の子で名前は亜紀って言うんだけどほんとに無愛想な子。まだ溶け込まれないみたい」
    すると母はいつものように言う。
    「そっかそか、その亜紀ちゃんっていう子とは仲良く出来そう?」
    私は頷きながら「うん!」と素早く言葉を交わした。
    絶対亜紀と仲良くなる。心でそう誓った。
  • 9 桃子 id:N.gh6I7.

    2011-07-02(土) 19:13:02 [削除依頼]
    だが亜紀の顔を見た瞬間は内心残念だった。
    もう少し愛想のある子を思い浮かべていたため、期待を裏切られた気持ちになった。
    しかし悪いのは亜紀でない。亜紀は何も悪くない。
    いつになれば彼女もこの住環境に溶け込めるのだろうか。
    そんな事ばかり考えていた。
    何をしていても彼女のことが気になって仕方ない。
    「何ボーッとしてるのよ。何か友達と喧嘩でもしたの?」
    私がずっと亜紀のことを考えていると母はそういう。
    母は案外、他人の考えていることや思っていることを覚るのは得意なのか――その通りである。
    「喧嘩……そんな事ないで」
    私はそう言いつつついボーッと突っ立っていた。
  • 10 桃子 id:N.gh6I7.

    2011-07-02(土) 19:19:00 [削除依頼]
    その日は結局そのままベッドに潜り込み、眠ってしまった。
    気が付けば日は変わっていたのだ――。
    あくる日も朝からずっと亜紀のことが気になっている。
    そうか、亜紀の趣味について質問してみるのもよいかもしれない。
    互いに関心を持つことができる共通の話題を見つけることによって
    彼女も環境に少しずつ慣れていくに違いない。
    そう思い、スキップしながら登校した。
    私が校門の前を通ると一歩後から亜紀が来る。
    「亜紀おはよう」
    私は素早く彼女に挨拶を交わすが無視しているようだ。
    聞こえているようにも見えるが返事がない。
    ということはやはりまだ環境に慣れていないのか……。
  • 11 桃子 id:N.gh6I7.

    2011-07-02(土) 19:25:09 [削除依頼]
    教室に入り、一時限目の授業を終えた。
    待ちに待った休み時間。私は亜紀がいる席に向かい、話しかける。
    「亜紀の趣味は?」
    明るい口調でそう言った。
    すると亜紀は即答する。
    「ネイルアート。お母さんがやってるから私も好きになっちゃった」
    案外奇抜な印象を受けるネイルアートだが、これが趣味のようだ。
    一見地味な彼女がこのような趣味を持っているとはかなり意外だ。
    「私の趣味は犬についての情報収集だよ! 
     犬飼いたいんだけどお母さんが飼っちゃだめっていうから……」
    私の趣味は犬についての情報収集である。
    犬の飼育本等が家には五十冊ほどある。
    妹が亡くなった時から愛情を注ぐ対象がほしく……
    そして犬を飼いたいということになったのだ。
  • 12 桃子 id:N.gh6I7.

    2011-07-02(土) 19:29:32 [削除依頼]
    「私犬飼ってるんだけど本当可愛いよ。向井さんもお母さんに
     お願いして飼ってもらったら良いのに」
    亜紀も犬を飼っているのか――。
    共通の話題がようやく見つけられた。
    犬の話をしているうちにきっと亜紀は溶け込むだろう。
    私はそう強く確信している。
    早速私が亜紀に対して質問する。
    「名前は何なの? 後犬種は?」
    彼女が戸惑わない様、なるべくゆっくり話した。
    彼女ははたまた即答する。
    「名前はココアよ。種類はマルチーズ」
    片言ではあるが質問に応じてくれた。
  • 13 桃子  id:K0vuZbo/

    2011-07-05(火) 19:08:23 [削除依頼]
    ココア……マルチーズ……。
    亜紀らしい。何処となく亜紀らしさが漂っている。
    「ココアちゃんまた見せてね」
    わたしは亜紀にそう交わす。
    「いいわよ。本当に可愛いから。みてなさいよ」
    小さい時から犬が本当に好きで散歩中の犬を見かけるたびには触ろうとした。
    触っていいよと飼い主さんから聞いた時はどれだけ嬉しかったか。言い表せないほど嬉しかった。
    一方、この子は怖がりだからやめてねなどといわれた時は幻滅だった。せっかく目の前に犬が居たのに。
    しかし今回は違うだろう。
    亜紀ならきっとわたしがココアを触る事に反対しない。
    そう思うとなぜか安心できた。
  • 14 桃子  id:g3rnAv50

    2011-07-06(水) 19:02:04 [削除依頼]
    そのままこの日は家へまっすぐ帰った。
    寄り道など一つもしなかった。
    勿論亜紀の家にも寄らない。
    家へ帰って少し菓子を食べてから親友ゆうかの家へ行こうと思っていた。
    菓子を食べ終わり、真っ先に家を出て行く。
    その様子を見た母は口出しした。
    「何処行くん、はよ勉強しなさい」
    わたしは大声で元気よく返事をする。
    「ゆうかの家!」
    なぜかというとあまり嘘をつきたくないからである。
    嘘なんかついて結局叱責を受けるのなら正直に言っておいて間違いないだろうとわたしなりに考えて出た結果がこうだ。
    母は困惑顔で言う。
    「またゆうかちゃんの家? ゆうかちゃんの勉強の邪魔になるやん。あんたって子は……」
    母は落胆の色を隠せない様子だがわたしは無視して家を出た。
  • 15 桃子  id:g3rnAv50

    2011-07-06(水) 19:10:53 [削除依頼]
    ゆうかは町内一おませさんとのことで有名だ。
    彼女は明るくハキハキした性格でいつもアイドルや芸能界に憧れを抱いている様子。
    正直、わたしはアイドルだの芸能界だの関心がない。
    そういう意味ではあまり合わないのだが彼女と居ると落ち着けるし彼女もわたしがいると落ち着けるようだ。
    互いが安心して話す。これはどれだけ大事な事かと強く思う。
    「ゆうかちゃんいますか」
    わたしはゆうかの家の前で外から大声でそう叫んだ。
    すると声が家の中に聞こえていたらしくゆうかの母親が外へ出てきた。
    あれ、ゆうかではない――。
    「ごめんなさいね。ゆうかはさっき亜紀ちゃんに会うといって外へ出たまままだ帰ってないの」
    ゆうかの母親はそう話す。
    ゆうかと亜紀――実は仲良かったのか?!
    そんな考えも頭の片隅にはある。
    わたしは「はい。わかりました」と返事を交わし家へ帰ろうとした。
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