屁理屈アイラブユー3コメント

1 苑子 id:YIH3WS00

2011-06-28(火) 17:43:12 [削除依頼]
 
 
 
 
 君と関わってから、たくさんの物とたくさんの信頼をなくした。君と関わるのなんていいこと一つもないのに、どして、私はこんなにも

「嫌い嫌いも好きのうちって言うでしょう」
「違う。私は、あんたのこと大嫌いなんだ」

 屁理屈じゃないか、と笑われる。
 こんなにもむかつくヤツなのに、どうして私はこんなにもこいつを愛しく思っているのだろう。


  • 2 苑子 id:YIH3WS00

    2011-06-28(火) 17:54:59 [削除依頼]


    「やっぱり姫君人気あるねえ」

     うっとりと友人が私の家の窓の奥を見つめながら呟いた。先ほど入れたアップルティーを飲みながら。
     友人につられて私も身を乗り出して窓の奥を覗くと、そこには可愛らしく制服を着こなせた女の子達が、キャアキャア言いながら私の弟に群がっていた。

    「どこがいいのかなあ、あんなチビ助」
     ぽつりと人気高い弟に向って嫌味を吐く。
    「ちなみに言うと、男の子にも人気が高いのよ」
    「あいつが?」
    「うん、姫君が」

     はは、気持ちわりい。再び体を戻して、思い切りベットにダイブした。弟が、男に人気があるねえクスクス。
     あまりにベットが気持ちよくて私はふんわりと目を閉じた。

    「寝るの?」
    「うん」
    「そっか」

     これから起こることを知らない私は、ゆっくりと睡魔に侵食されていった。

  • 3 苑子 id:YIH3WS00

    2011-06-28(火) 18:04:11 [削除依頼]


    「姉さん!!」
    「おわあっ」

     甲高いハスキーな声を耳元で叫ばれて鼓膜が破ける、と耳を押さえて起き上がる。
     急に覚生したせいか目の前がチカチカいて目ん玉がいたい。ずきずき。

    「姉さん、おはよう」

     ふんわりとやわらかそうな栗色の髪の毛を揺らし整った顔立ちで微笑む弟、高志。可愛らしくえくぼが掘られた。
     「姫」なんて言われてるけど、本当は顔に似合わぬ男前な名前。

    「ゆりのは」
     今さっきいた友人の名前を出す。アップルティーを残して彼女は消えたようだ。冷え切った紅茶が甘い匂いを漂わせる。

    「ゆりのさん、大分前に帰ったよ」
    「は」
    「時間見る?」

     ほら、と白くて細い腕に絡みついた腕時計を見せられた。
     時刻は11時、勿論夜中の。ぼりぼりと頭をかいて苦笑すると、弟はにっこりと微笑んで「夕飯一緒に食べよう」、と言った。


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