女子校生による一考察(レズ、腐女子、電波等注意67コメント

1 ヒナミ id:CZyPPiV/

2011-06-26(日) 10:48:47 [削除依頼]


 ワタシが思うに、

「こんなセカイって本当に偶然の産物に過ぎないわ」

 所詮、そんなもん。
 期待する方がどうかしてる。
  • 48 ヒナミ id:lGiWilN1

    2011-07-25(月) 16:46:33 [削除依頼]


    「小宮君…………?」

     小宮健、コミヤタケル。
     うちの女子校から通り三つ分渡った男子校に在籍し、ワタシの妹、矢野美琴の彼氏。
     確かに髪色は元から亜麻色なのだと言っていた。イタリアのクォーターだと。
     
     亜麻色がこちらを振り向いて、ワタシは血の気が引くようだった。
     間違いない。
     正真正銘の、小宮君だ。
    「……真琴、さん?」
     ちらりと黒髪の顔がのぞく。 

     ――ワタシの足はもう駆けだしていた。
  • 49 ヒナミ id:uOFY7tO.

    2011-07-29(金) 17:13:41 [削除依頼]


     何、何、何、何、何!
     今何が起こった? そう、ワタシの眼前で何が――
     頭が追いつかない、くらりとした。足がよろけて、壁に身体を預ける。ふっと我に返るともう住宅街に足を踏み入れていた。濃い藍色の膜で包んだみたいな街の中でワタシの荒々しい吐息と、誰かの声が響く。
    「――!」
     後ろからだ。誰が誰を呼んでいるのだろう。何と言っているのかは聞き取れない。
    「――の、――の」
     どうしてあんなに必死に呼んでいるのだろう。二人いやそれ以上の人数かもしれないが、彼らはどういう関係で結ばれているのだろうか。あんなに必死に。愛があるのね。愛、愛、愛?

    「矢野ってばっ!」

     びくんっ、と身体を震わせ振り向くと、土師が腕組をして立っていた。小首をかしげて、怒っているようなすねているような困っているような、何だか複雑そうな顔をしていた。息も上がっていないし汗もかいていない。
    「置いてくことないじゃんよー、ったく」
    「…………すまん、その」
    「小宮君って、美琴ちゃんの彼氏?」
     遠慮など一切含まないシンプルな質問に、ワタシは目を逸らしながら微かに頷いた。
     土師は、そっかー、と小さく呟いてにこっと快活に笑った。
    「まぁさ、難しいことは明日考えなよ。スカーレットみたいにさ」
    「別に、タラに行く気はないから」
    「おぉ、よく解ったね。そうそう、タラに行く前に淡野の家に行かなくちゃね」
     その言葉にあ、と小さな声が漏れた。
     そうだ、淡野にプリントを届けなければ。
    「ついてく?」
    「いや、いい。大丈夫だ。今日はありがとな」
    「いえいえ。じゃ、また明日ね」
    「また明日」
     藍色の街を吹き抜けていく風はひやりと冷たくて、怖くなる。
  • 50 ヒナミ id:CRorzcS.

    2011-08-06(土) 12:59:38 [削除依頼]
    age
  • 51 ヒナミ id:/kFNFpt0

    2011-10-22(土) 20:56:04 [削除依頼]


     久々に更新します
     果たして一体何人ほどの方が未だ覚えてくれてらっしゃるのやら……今世紀最大の謎に匹敵しますね
     べ、別にストーリー考えすぎて煮詰まって忘れてたわけじゃないんだからね!←
  • 52 ヒナミ id:/kFNFpt0

    2011-10-22(土) 21:09:03 [削除依頼]


    「あらっ、真琴ちゃんっ? まぁー、お久しぶりねぇ、立派になっちゃって。乃乃花とは大違いっ。元気だった? いや、元気じゃないのは乃乃花の方だってねっ」

     花壇では色鮮やかな花が咲き乱れ、白い壁に赤い屋根極めつけに風見鶏という何ともメルヘンチックな家のインターフォンを鳴らすと、淡野のお母さんがマシンガントークと共に登場した。ワタシよりも小柄な方で身振り手振りも大きく、やはりは親子と納得してしまう。
     あまりの早口に二割ほどしか聴きとれなかったワタシは「お久しぶりです」と曖昧に頭を下げた。
    「乃乃花さんの具合はどうですか? プリントを届けに来ました」
    「熱は下がったわよぅ―。まだ寝てるけどねっ。まぁー、わざわざ届けて下さったのぉっ? ありがとうね、真琴ちゃんったら。せっかくだし、上がってく?」
    「寝てるんじゃないんですか」
     ワタシの質問に、淡野のお母さんは「起こしゃいいのよっ」と心底楽しそうに笑った。
     かくしてワタシは淡野家の敷居をまたぐ事となったのである。
     ア●メイトの袋片手に。
  • 53 ヒナミ id:/kFNFpt0

    2011-10-22(土) 21:28:03 [削除依頼]


     まぁ、何と言うか。
     部屋を見ればその人の性格が解る、とどこぞの新書に書いてあったのだがその言葉は正しかった。
     繊細なレースのカーテン、花柄の壁紙、溢れかえるテディベア、可愛らしいデザインのものをこれでもかという程詰め込んだ小部屋である。白い木製机の横に架けられた真っ赤な学生鞄だけが唯一現実的だった。
     淡野はベッドの中にいた。
    「淡野」
     とりあえず呼びかけてみるものの「んー」と軽いうなり声を上げるだけで、起き上がる気配はない。
     ワタシは鞄と袋を下ろすとプリントを取り出し、淡野を見下ろす。
     布団から顔だけ出し、母親に抱かれ安心しきった赤子のような表情で眠っている。口元には楽しい夢でも見ているのか、うっすらと笑みが浮かんでいた。
    「のんきな奴だな。ワタシはあんなもん見てしまったってのに」
     脳内で先ほどの裏路地の映像と、昨晩の美琴の悲痛な声が同時に蘇る。
     妹の彼氏の浮気相手が男って、ねぇ。どうよ、それ。
     ワタシにできる事って一体、なんなのさ。
    「どうしたら良いって言うのかなぁ」
     はぁー、と息を吐き出す、と、直後。

    「やだっ……」

     淡野のうなり声。
     見ると、さっきまでのリラックスしきった表情はいずこへと、苦しそうに顔をゆがめていた。息も、荒くなっている。
    「どうした」
     慌てて声をかけると、少しだけ淡野が眼を開いた。ぼんやりと、恍惚と、まだ夢を見ているかのように。

    「行かないで……っ」

     一瞬の事。
     淡野の細い腕が伸び、ワタシの首元にまとわりつく。

    「貴方だけは……」

     キラッと淡野の目尻が鋭く光った。
     一粒の涙に、ドキリとする。

    「淡野? どうした、お前」
     ワタシの焦る声に、淡野は腕に込める力を強くする。痛い。激しく上下する大きく熱い胸が、ワタシの胸の中で潰れていた。
     淡野の荒れた吐息がワタシの耳にかかる。


    「好き」


     
  • 54 ヒナミ id:/kFNFpt0

    2011-10-22(土) 21:46:47 [削除依頼]


     ワタシは部屋で一人、混乱、困惑していた。
     まず、淡野は美琴に一目惚れ、美琴の彼氏は黒髪男子に浮気中、そして淡野のあの言葉。
     真面目に考えていたら鬱になりそうな状況である。嗚呼、今日の空は曇っていて希望の光一つ見えやしない。
     いっそのこと首をつろうと、辞世の句作りに精を出し始めた時、バーンっとドアが崩壊寸前に開いた。

    「よっ、おねえちゃーんっ」

     どうしてワタシの周りにはこう、空気の読めない人間が多いのだろう。
    「何だ」
    「やだ、そんな怖い顔しないでよぅ。あれっ、何してるの?」
     まさか辞世の句の用意をしていたとは言えず「気にするな」と紙をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱の中に捨てた。
    「それにしても、何かやけに楽しそうだな。良い事でもあったのか?」
     ふと路地裏の小宮君の顔が脳裏をよぎる。まさか、知っていたらこんなに朗らかに笑うまい。
     すると美琴はワタシに抱きつきながら
    「やだ、私はおねえちゃんと話せるだけで幸福全開だよん」
     もう、気にするの、やめやめ。
     こんな奴らの為に首なんてつれるか。
  • 55 ヒナミ id:/kFNFpt0

    2011-10-22(土) 22:00:23 [削除依頼]


    ・ひとりごと及び感謝・
     ほぼ一時間でめちゃ更新しましたね、はい。
     二カ月ぶりに更新するとのことで一応全スレ読み返したんですが(皆さまの有難きコメントはきっちり三回読み返させて頂きました、きもいとか言わないで)
     まあ、こんな話読んで下さるなんて皆さまどんだけ心広いんですか、って話ですよ、いや本当に
     アニミズム精神で読者様は神様です
     こんなあほみたいな話を読みなおかつコメントまで書き込んで下さった皆様、本当にありがとうございますm(__)m
     で、何でこんなにつらつらと読みにくい感謝文を書いているのかというと、これで完結とかそういうわけでは一切なく、なんと!

     50スレ超えてました! (いつの間にか! ←)

     パソコン画面の前で一人、びっくりしました。
     しかも記念すべき50スレ目が「age」だけって←
     そうです、正真正銘のあほですorz
     でも、これも読んで下さる読者様様のお陰です
     重ね重ね、ありがとうございます
     

     ではっ
  • 56 ヒナミ id:q7xb9OW1

    2011-10-23(日) 11:38:21 [削除依頼]


     今日の目覚めは至極悪かった。
     普段なら何か適当な理由を付けて欠席する所ではあるが、美琴にたたき起こされた。朝からこのハイテンションとは。二日前の晩の泣き顔がどれだけ貴重なものだったか、思い知る瞬間である。
    「おっはよーっ、おねえちゃん。良い朝だねっ」
    「何が良い朝だ。紫外線は強いし、最悪だろ」
     ワタシの言葉に「若いから平気だよー」と笑いながら美琴はこう言った。

    「でも今日は一学期終業式でしょっ」

     そう言えば、そうでしたね。
     カーテン越しの日差しは強い。今日は念入りに日焼け止めクリームを塗らねばならぬ。首周りにはべっとりとした寝汗。

     夏休みが、やってくる。
  • 57 エルド id:t5EeGId0

    2011-10-23(日) 16:05:36 [削除依頼]
    タイトルにつられて来ました!
    描写が丁寧で、文章力むっちゃあるなぁ、
    と思いながら読ませていただきました。
    エロシーンのトコとかね!

    更新頑張ってください^^
  • 58 ヒナミ id:q7xb9OW1

    2011-10-23(日) 17:06:50 [削除依頼]


    エルドs》
     コメありがとうございます!
     いやいや、そんな……恐縮です///
     初めてエロを文にしたのでドキドキでした←
     更新、頑張ります
  • 59 ヒナミ id:q7xb9OW1

    2011-10-23(日) 17:26:28 [削除依頼]


     登校し、下足室で美琴と別れた。ふと目をやると、ワタシの横を小走りですり抜けて行った一年生が、美琴に向かって恥ずかしそうに挨拶し、美琴も軽く笑みを浮かべながら爽やかに「おはよう」と言った。
     ふむ、確かに外でみるとクールで通らない事もない。家の中でのあいつをいっそのことカメラで撮って学校中でばらまいてやろうか、なんて考えていると、ぽんっ、と軽く肩を叩かれた。
    「よっ、どーしたのさ、矢野。そんなに実妹が恋しいかい?」
    「馬鹿言うな」
     振り向くと、土師がいつも通りの軽快とも間抜けともいえる笑顔でワタシを見下ろしていた。
    「それよりさぁ、聴いてよ。昨日買ったBL本がもう最っ高でさー」
    「お願いだ、土師。朝はもう少し爽やかな話をしようじゃないか」
     ワタシが土師の口をふさぎながら言うと、彼女はぶーたれながら渋々口を閉じた。む、もしや「ぶーたれる」は死語か? そうなのか?

    「まぁ、思ったよりも元気そうでよかったよー。大丈夫だったかね?」
    「大丈夫じゃねぇよ、全くもって」
    「あらら。まぁ、仕方ないか。あんな現場見ちゃった後じゃ」
    「そうそう、でもって」 
     思えば、あの時のワタシの口はどうかしていた。おそらく疲れていたのだ。だから、あんなことまで口走ってしまった。


    「淡野に告白されるなんて、夢にも思ってなかったわ」


     時間が、止まったかと思った。というか、止まればよかったのに。いや、巻き戻せればよかったのに、うん、きっと、そうさ。

    「え?」
    「は?」

     土師の笑みが、凍りついている。
     おそらくワタシも同じような表情だろう。


    「今なんて……?」


     シマッタ。
  • 60 ヒナミ id:bb5TYRI1

    2011-11-22(火) 21:42:14 [削除依頼]


     一カ月ぶりの更新ですn((ry
     相変わらずの不定期更新のせいで、この後どんな展開にする気だったのか忘れちまったぜ、あっはっは。
     てか、まだ読んでくれる方はいらっしゃるんでしょうかね、いやもう本当切実に

     とまあ、色々な想いを抱えながら、更新します

     ではっ、
  • 61 ヒナミ id:bb5TYRI1

    2011-11-22(火) 22:07:19 [削除依頼]


    「本当にお馬鹿さんじゃなぁ、ヤトは。おぬしは肝心な所が抜けておるんじゃ」
    「……返す言葉もございません、葵坂様」

     葵坂はふぅ、と薄い唇の隙間から小さくため息を漏らすと、窓から澄み渡る夏の青空を眩しそうに見上げた。その周囲では、きらきらと黄金色の髪と無数の埃が輝いている。
     そして、ゆっくりと瞬きをすると、今だけ一時的にワタシと同じ目線の高さになっている葵坂は、宇宙一個分の奥行きがありそうな底知れぬ瞳で

    「お馬鹿さん」

    と言い放つと、薄く笑った。
     
     もしや、楽しんでないか、こいつ。

     南階段の最上階、すなわち屋上へのドアの数段前。南階段からわざわざ施錠されている屋上へ行くような酔狂な奴はいないし、一刻も早く帰宅したい掃除係もここまで来ないので埃は溜まり放題だ。そして教師たちも行く宛もなければ捨てる宛もない書類を詰めた段ボールやら、ビニールをかけた石膏像やらを無造作に置いていくので、もはや倉庫同然である。
     だからこそ、だれにも聞かれたくない話をするには、うってつけと言えた。

    「で、本当はどういう意味だったんだ?」
     葵坂がさららん……っと長い髪をかき上げた。本人に自覚は無いのだろうが、いちいち画になる奴だ。アホ毛以外。
    「本当って?」
     試しにしらを切ろうとしたが、それは浅はかで愚かな行為だった。

    「本当は、淡野に“秘密を告白された”のではなく“恋愛的感情を告白された”のだろう?」

    「しれっと何を言うんだ、貴様ぁ――――――っ!!!!!!」

     
  • 62 ヒナミ id:bb5TYRI1

    2011-11-22(火) 22:35:52 [削除依頼]


     ぜぇぜぇ……と肩で息をするワタシを、不思議そうに葵坂は見下ろす。
     どうしてこいつはこんな大声に全然驚かないのだろうか。もしかしたら、こういう大声に慣れているのか?
     その時、施錠したドアの隙間から風が舞い込み、葵坂の金髪が夢のように広がり、視界をふさぐ。まるで、この世に舞い降りた女神のように神々しく。
     唐突な既視感が頭蓋骨を震わせる。
    「――……?」
     
    「……ヤト」
  • 63 ヒナミ id:9EbgLrT1

    2011-12-26(月) 20:05:36 [削除依頼]


    またしても一カ月ぶr((ry
    忘れちゃうんですよね、コロッと
    気がつけば、このスレを立ててから今日で早いことで半年が経ちました
    ……経っちゃいましたね(;一_一)
    思いつきで始めてみたものの、読んでくれる方がいらっしゃるというのは、なんとまあ、この世にもこんなに心やさしい人はいるんですねぇ、しみじみ
    まだこのスレを記憶して下さっているかは別として←
    たぶん一人くらい隠れ読者さんがいることを期待しつつ……


    ではっ、
  • 64 ヒナミ id:9EbgLrT1

    2011-12-26(月) 20:10:35 [削除依頼]


    「どうしたんじゃ?」
     葵坂の心配そうな声に、はっとワタシは我に返った。
    「気分でも、悪いのか」
    「い、いや……大丈夫だ。昨日は色々あって、その、疲れてるんだ、きっと。はは。た、大したことじゃない」
     どうしてワタシはこんなに焦っているのだろう。
     たかが葵坂相手に、どうして。
    「……それなら良いんじゃ。身体は大切にするんじゃぞ、ヤト」
     葵坂がふっと薄く笑った。
     元々、端麗な容貌が一際美しく見える。
     そしてワタシは、はた、と唐突に気がついた。
  • 65 ヒナミ id:9EbgLrT1

    2011-12-26(月) 20:30:34 [削除依頼]


    「そういえば、葵坂はあまり笑わないな」

     葵坂の動作が少しこわばった。
    「あ……」
     とか細い呟きが、薄い唇から洩れる。
     ワタシはそれらに気付かずに続けた。

    「だって、今みたいに微笑する事は、まあ、たまにあるけど。涙流して爆笑する葵坂とか見た事ないし、想像でき、な、い……」


    「――悪いか!」


     びっくりした。
     顔を上げると、葵坂は小さな肩を震わせていた。
     整った眉を八の字にし、薄い唇を血がにじむほど噛みしめていた。
     ワタシは何も言えなかった。
     こんな葵坂、見た事ない。こんな大声、聴いた事ない。

    「わしの笑顔は……汚いんじゃ……」

     こんな泣きそうな顔、見た事ない。
     大きな瞳の目尻には、うっすらと涙が溜まっていた。
     ワタシの中で、それは昨日の淡野の涙と、美琴の涙と重なった。
     三人とも、ワタシを責めているのか?
  • 66 ヒナミ id:9EbgLrT1

    2011-12-26(月) 20:31:16 [削除依頼]


    「あおい、ざ、か……」
    「…………」
    「ごめん、そんなつもりは無かったんだ。悪かった。もう二度と言わない。だから」

     だから、泣かないでくれ。
     
     皆普段は逆さ吊りにしても涙なんて一滴もこぼれないような奴らなのに、どうしてワタシの前では涙もろくなるんだろう。 
    「……いや、すまんな。ちょっと、昔の事を思い出しただけじゃ」
    「昔の事……?」
    「ヤトは、知らなくてよい」
     そう言って葵坂は、ワタシを避けて階段を下りて行った。
     何か言わなければ。
     咄嗟に、何故かそう思った。
     何か、何か……。

    「笑顔が汚いって……どういう意味なんだ、葵坂!」

     大きく息を吸い込んだせいで、口の中に埃が入ったのか、せき込む。
     葵坂はピタッと歩みを止めたが、その金色の背中は何も言わなかった。
    「答え、ろ!」
    「……………」
    「あお、い、ざか……!」
    「…………」
     どくん、どくん、と心臓が波打つ音が聞こえた。
     何だか、ものすごく重大な事を訊いてしまった気がする。
    「それは……」
     葵坂が余程注意しなければ聞こえないような掠り声で言った。


    「わしが……金星人じゃから……」


     このシリアスな雰囲気を壊した罪は重いぞ、葵坂よ。
  • 67 ヒナミ id:dYJFI.y.

    2012-04-22(日) 22:04:02 [削除依頼]


     お久しぶりです、もうまじで。
     時の流れってすさまじいですよね、ほんと。
     前の更新が去年って、あははははh……すみません笑えません←

     今日はちょっと更新できないので、またいつか近いうちにします
     ほんとですよ!

     ああっと、もしも読んで下さった方がいらっしゃったらいつでもコメント待ってます!
     足跡、残してってください
     
     ではっ、
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