エンド オヴ リレイク7コメント

1 kiru id:ocR3kqN1

2011-06-14(火) 21:11:45 [削除依頼]
終わらせた過去と、終わらせた未来。

交わることの無い二つの感情が交差する。

屍を越えた先に見据える新たな世界。

そこに待ち受けるのは新たな悲劇なのか…。
  • 2 kiru id:ocR3kqN1

    2011-06-14(火) 22:11:36 [削除依頼]


    夜。
    とある路地裏。

    嫌な臭いが鼻先をかすめる。
    この臭いは何度も経験しているが、やはり慣れない。
    血と、臓物の飛び散った臭い。
    腐臭。
    自分の眼前に転がっているかつて人で在ったそれを、鞍箸鉦一はただただ見つめていた。

    「…美しくない」

    自分ならこんな殺り方はしない。
    殺人とは芸術だ。そして芸術とは美しくなければならない。
    骨肉片や臓物を飛び散らせるなどナンセンスだ。
    鞍箸は自分ならこうするだろうと想像をする。それは常人からしてみれば異常なモノだが。

    ピチャリと、足元に広がった血溜まりに手のひらを浸ける。
    ゆっくりと目を閉じ、ぬるりとした感覚をその手で感じる。

    ?鬼?の仕業だ。
    この肉塊を造り出したのはおよそ人ではない。
    下劣な生物。出来そこないの異物。神に見捨てられし哀れな存在。
    人外のバケモノ。

    「まぁ…俺も大して変わらないか…」

    薄らと笑みを浮かべ、踵を返し、鞍箸は闇に姿を消した。
  • 3 kiru id:1aiqYRQ/

    2011-06-15(水) 19:50:48 [削除依頼]
    2

    5月19日


    「酷いな…」

    朝から凄惨な現場を目にしたくないものだと、刑事の平松次郎はつくづく思っていた。
    今回の死体(と言うより肉塊と言った方が正しい)はそれ程に惨たらしい様であった。
    先ず、四肢が無くなっていた。傷口は捩じ切られたふうになっているが、とても人間の仕業とは言い難いもので、バラバラになった四肢は死体の近辺に転がっていた。
    その四肢も更に指などを損失していて、野犬かなにかに食いちぎられたようになっている。
    胴体の方はより酷かった。内臓が飛び散り、そこらじゅうに散乱している。腹部は荒々しく裂かれていた。
    しかし、頭部はどこにも見当たらなかった。
    夥しい量の血痕が辺りを紅に染め、より一層惨たらしさを強調した。
  • 4 kiru id:IyKFubP0

    2011-06-17(金) 19:22:18 [削除依頼]
    「死亡推定時刻を特定するのは難しいですね。損傷が激しすぎるし、何よりこんな状態の死体を視るのは初めてですよ」

    それが鑑識の素直な感想であった。
    とりあえず検視に掛けてみない事にはどうしようもありません。と、ずれかけた銀縁眼鏡を指で直す。

    変死体が見つかるのはそう珍しい事ではない。問題なのは、凶器が特定できず発見されない事である。
    何時、何処で、誰が、何で、どう殺害したのかというのが操作で最も明確にしたい部分なのだが、今回のようなケースは解決に難を要する。

    「ッたくメンドーな殺り方してくれるなぁ。こんな滅茶苦茶やられる方の身にもなってみろってんだ」
    「その言葉は被害者に対してですか?それとも…」
    「自分に。って言いたいところだが建前上、被害者に対しての言葉としておくさ」
    「相変わらず正直な人だ」

    苦笑を浮かべながら鑑識はカメラのシャッターを押した。
  • 5 kiru id:IyKFubP0

    2011-06-17(金) 19:23:37 [削除依頼]
    誤字

    操作→捜査
  • 6 kiru id:5mMnSL1.

    2011-06-19(日) 19:02:51 [削除依頼]
    3


    5月18日
    早朝


    「お早う。誠也」

    いつものようにこの言葉で目が覚めた。
    もう五年くらいこの言葉で起されている。

    「おは、よう…。匡子(きょうこ)さん」

    まだ重たい瞼を擦りながら神崎誠也はまだ重たい身体を持ち上げる。
    カーテンの隙間からの射光が眩しくて、少し目を細めるも、部屋に日光を取り入れる為カーテンを全開にする。
    窓も開けろ。と、匡子が鍵を外す。開けられたそこからは涼しい風が入ってくる。
    今はまだ五月なのでこの風も気持ちが良いものだが、冬場となるとそうはいかないだろう。風通しのよいこの部屋を誠也は気に入ってはいたが、さすがに冷たすぎるのはごめんだった。

    「たしか今日は中間試験があるんだろ?早く朝飯を食ってしまえ。もう用意してある」
    「ありがとう…って匡子さんもう出勤?早くない?」

    既に仕事着の紺のスーツで身を包んでいる匡子を見、何気なく誠也は問う。
    いつもならまだ寝巻のタンクトップ姿なのだが、今日は珍しく早出らしい。

    「あぁ。少し物騒な案件が入ってきてな。これから依頼者と会ってくる。」

    こんな早い時間に非常識な依頼人だよ。と、匡子は最後に嫌味っぽく付け加え、「それじゃあ行ってくる」と玄関へ向かった。

    「いってらっしゃい」

    誠也のその言葉と同時にドアのしまる音が聞こえた。
  • 7 kiru id:BrjnEnl.

    2011-06-23(木) 18:17:15 [削除依頼]
    4


    カオス オーガ
    夜は混沌と鬼を引き連れて来る。
    しかしそれは突如として姿を現すわけではない。
    何処にでも、そして何時でもあるのだ。
    だが人は自らの愚かさ故にそれに気づくことが出来ない。
    混沌は、誰の中にもあって。鬼は、誰の中にも居て。
    愚かなくせに陽の中に入り浸ってしまった人は、気づかねばならない。
    「私の居場所は闇の中である」
    と。
    自ら混沌へと身を委ねなければならない。
    委ねれば、解放の喜びを得ることが出来る。
    自らの内の醜き穢れを解き放ち、鬼に。
    それが出来ない人は鬼になる資格さえ無い。
    そして、人である資格も、無い。
    ならばせめてこそ、鬼の一部となって生きねばならない。
    陰の中へ。
    鬼の中へ。
    闇の中へ。


    「いタだきまぁす」


    闇の中へ…。
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