なくした幸せ11コメント

1 C id:NaJ/TN40

2011-06-13(月) 22:34:02 [削除依頼]
彼女はいつも笑っていたんだ。


笑顔の絶えなかった彼女。


知らなかったんだ。


当たり前のような日々が、


一緒にいる時間が


終わってしまうなんて・・・。


適当に、生きてきた俺。


だけど、これからは


梓華と一緒に生きていこうと思う。


                −翼の日記ー
  • 2 C id:NaJ/TN40

    2011-06-13(月) 22:42:05 [削除依頼]
    こんにちは★

    “c”の2次作品
    「なくした幸せ」です^^

    ぼちぼち更新する予定なので、
    見てください><

    それでは〜^0^
  • 3 C id:Xzwbbif1

    2011-06-14(火) 21:49:41 [削除依頼]
    田舎の中の旧歩道。

    緑が育ち、植物の香りが空気と混ざり、溶け合っている。

    坂を上ると見慣れた笑顔。

    橋本梓華―

    彼女は今日もそこにいた。

    「翼!おはよう」

    「おはょ」

    俺、鈴原翼は彼女がいる。梓華はショートカットで

    目の大きな女の子だった。

    前向きで明るく、ごく普通の女子高生。

    「今日も暑いね。プール入りたーい」

    「今日体育あんだろ?入れば?」

    「んー。でもいいや!入れないし」

    「何で?」

    梓華は数歩前に出てから振り向いた。

    「泳げないから★」

    「なんだそれ」

    2人で笑いあう。毎日が俺にとっては当たり前だった。
  • 4 C id:Xzwbbif1

    2011-06-14(火) 22:03:30 [削除依頼]
    ?

    「おっ。女子はプールかぁ」

    親友である東堂明が呟く。

    『また、見学してんのかよ・・』

    プールサイドに座っている女の子。

    それが梓華だとすぐにわかった。

    一生懸命記録をとっている姿が目にうつる。

    「おーい翼。まぁた彼女見学かよ」

    「またって何だよ。別にみてねぇし」

    さっと体育に戻る。男子はサッカーだった。

    サッカーはもともと好きだったし、

    足も結構速いほうでもあった。

    だから俺は体育を苦に思ったことはない。

    今日の試合も気楽にやっていた。

    「くっそ、ボールとれねぇ」

    相手チームが叫ぶ。

    しばらくして、誰かが叫んだ。

    「あ、梓華ちゃんが!!あぶない!!」

    「は!?」

    俺は突然のことに驚き、転ぶ。

    「いった・・。何だって!?」

    「うっそ〜」

    そういって手を貸してくれたのは明だった。

    「お前、ふざけんなよ・・」

    「許せよ。お前とやると試合になんねーんだよ」

    「はいはい・・」

    みんなが笑う中、俺は目をそらす。

    向かう先は、プールサイド。

    「いっ!?」

    梓華と目があった。このままじゃ、

    見てたことがばれてしまう。

    目線を試合に戻して走り出す。

    梓華は手をひらひらさせて笑う。

    見えてないフリ、知らないフリ・・・。


    「翼、今日こっちみてた?」

    帰り道、自転車の後ろから

    背中越しに声が聞こえた。

    「みてねー。明だろ?あいつ女好きだし」

    「えー?かっこいいとおもったんだけどな。
     明君、かこよかったっけ?」

    「・・・さぁ?」

    俺はそっけなく返事を返した。

    「送ってくれてありがと★
     あと、見てくれて嬉しかった」

    小さくそういうと、ドアの奥にいこうとする。

    「ちょっ!俺じゃねぇって!!」

    「本当は翼でしょ?知ってるよ♪」

    しばらくその言葉が頭の中に響いていた。
  • 5 C id:Xzwbbif1

    2011-06-14(火) 22:07:24 [削除依頼]
    登場人物☆

    鈴原翼:主人公。陸上部長距離専門。
        面倒くさがりで、そっけない。


    橋本梓華:翼の彼女。明るく前向きな性格。
         翼のことを誰よりも愛している。


    東堂明:翼の親友。冴えないけれど、
        いつも翼を気遣ってくれる
        優しいクラスメート。
  • 6 C id:kLSFdMV/

    2011-06-17(金) 20:25:24 [削除依頼]
             
         


          恋かスポーツか・・。
       俺は当時、恋なんて2の次だった。
          別にこまることもない。
       ただただ、“彼女”という響きに憧れただけ。
          そう、ただそれだけだった。

                       −翼の日記ー
         
  • 7 C id:kLSFdMV/

    2011-06-17(金) 20:37:54 [削除依頼]
    ?

    土曜日。よく晴れた日だった。

    陸上部長距離コースの部員が集まる。

    「翼、また速くなってんじゃない?」

    「梓華、そんなに毎日伸びるわきゃねぇって」

    「ふーん」

    「それより、マネの仕事ちゃんとやれよ」

    「まじめにやってますぅ〜」

    こうしてじゃれあった後には、必ずいってくる。

    「ねぇ、もしあたしがいなくなったらどーする?」

    ホラ。きた。

    「ん〜。・・おっ。梓華!アイス配ってる!」

    軽くごまかしてアイスを持つ顧問にかけよる。

    わかってる。俺の後ろで、ふくれ顔の梓華が

    肩をおとして仕事にもどることなんて。

    でもさ、恥ずかしくてさ、

    いえないよ。

    “そんなこと考えられない”なんて・・。

    俺はぼーっとしながら、部活を終えた。

    帰り。

    俺が着替えていると、梓華が入ってきた。

    「着替え中だから。まってて」

    俺は短くそういって早めに着替え始めた。

    「あの、今日は本屋に行くから、先に帰ってて」

    「へ?」

    「ちょっと用事♪じゃあ、また月曜日にね」

    「あ、おい、ちょっと・・っ!!」

    追いかけようとしたものの、

    そこには梓華はいなかった。

    「本屋になら2人でもいけんだろ・・・」

    そっと呟きながら部室を出た。

    よく晴れた日だった。

    行きは2人で楽しく歩いた道、

    今、その道を1人で歩いている。

    今日はよく晴れた日だった。
  • 8 C id:AfUSFK00

    2011-06-18(土) 19:44:18 [削除依頼]
    梓華という存在。
            俺はどれほど大切なのかを
              知らないでいた。
  • 9 C id:AfUSFK00

    2011-06-18(土) 19:46:17 [削除依頼]
    梓華という存在。
            俺はどれほど大切なのかを
              知らないでいた。
            当たり前のように隣にいると思ってた。
              きっとあの事件が
            なければ今も、そう思い続けていただろう。
     
                             −翼の日記ー
  • 10 C id:lInMyxO/

    2011-06-20(月) 20:29:23 [削除依頼]
    ?

    「ばっちゃん、梓華は?」

    梓華には両親がいない。3年前に亡くなってしまったらしい。

    今は大分落ち着いて、祖父母とともに暮らしている。

    俺はその輪の中の一員となれる存在だった。

    「ごめんね。梓華はすこし風邪気味で」

    「大丈夫?病院まで送ってこうか?」

    「大丈夫。心配しないで学校いきなさい」

    「じゃあ、お大事にって伝えてて」

    俺はそういい残して走った。

    だから聞こえなかった。

    「いった?」

    そう一言だけ響いた、梓華の声が・・・。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    一週間、もうずっと1人で登下校している。

    今日も梓華は風邪でやすみ。

    「翼」

    振り返ると、明がいた。

    「なんだよ」

    「今日も梓華ちゃんいないのか?」

    「知んねーよ」

    「なにふくれてんだぁ?お前、嫌われてたりして」

    「はぁ!?あるわきゃねーだろ!?」

    そう、いつものマネージャーがいないだけ。

    たったそれだけのこと。

    「なんだぁ?橋本がいなくてイラついてんのかぁ?」

    「一個下のくせにませてんなぁ」

    「うるっせぇよ!!どいつもこいつも」

    毎日が喧嘩の日々。梓華が来ない。ただそれだけでからかわれる。

    何もかもが面倒くせぇ。

    早く来ればいいんだ。

    そう。

    あいつが全部悪いんだ・・・。
  • 11 C id:XQqP/pu.

    2011-06-21(火) 15:23:26 [削除依頼]



    どうしてイラついていたんだろう。
                あの時は何も見えなかった。
              周りが何をおもっているのか・・・。
                梓華は何故、来ないのか。
              今考えればすごく単純なことなのに、
                俺は気付けなかったんだ。


                          −翼の日記ー
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