ヴァンパイアってなんですか。10コメント

1 柚吏 id:3etovQf.

2011-06-13(月) 21:40:27 [削除依頼]
私は昔から、変な者にしか好かれなかった。それは時に人狼だったり、
透明人間だったり、ミイラ男だったりした。
友達の話を聞いていても、みんな人間としか付き合った事しか無いらしい。
そんな変人である私の名前は美条優里(ミジョウユリ)。
公立美麗高校2年の17歳だ。人間の友達ももちろんいる。
今まで付き合った人とは友達と言う関係を続けていた。
狼男のルーンウェルナ、透明人間のリウスリーン、ミイラ男のデイユエラー。
みんなとても良いモンスター共だ。
そんな私は、最近また変人にあった。ヴァンパイアのユーリネウル。
ユーリは町中で私にいきなり声をかけてきやがった。
「お主。私の妃になれ。」
「はあ?」
「ルーンやリウス、デイユを知っておろう。そやつらから話を聞いた。
美条優里だな?」
「はあ。」
この人に付いていったら、絶対面倒くさいことになる。
そう分かってたのに?。
  • 2 柚吏 id:0l8y6BJ/

    2011-06-14(火) 14:22:55 [削除依頼]
    状況が飲み込めず、ただただユーリに付いて行くと、いつの間にか大きな城の前にいた。
    それは日本に建っている大阪城とか青葉城とは程遠い、正に西洋のお城だった。
    こんな城を女の子なら、小さい時に夢見ただろう、と言うような、巨大な城。
    私はいつの間にこんな所に着いていたのだろう。ぼーっとしていると、ユーリに声をかけられた。
    「何をそんなに物珍しそうに観とるんだ?ユーリ城にようこそ。これから大切な話をする。中に入ってくれ。」
    当然だろ!!!こんなメルヘンな城、ディズニーランドでしか見た事無い!!
    「大切な話?なにそれ美味しいの?」
    「旨い訳無いだろう。コンニャク…じゃなかった。婚約の件だ。」
    コンニャク??コイツ噛んだ?中々可愛い所もあるもんだ、と私は思った。
    ユーリに言われるまま中に入ると、中にはよく見知った顔があった。
    「ルーン!?リウスにデイユじゃない!!」
    「やあやあ優里ちゃんじゃない。」透明人間のリウスがへらへらと声をかけて来た。
    「おう優里。どした?」デイユが呑気にそう言う。
    「あ、優里どうしたんスか?」ルーンにまで声をかけられ、私の頭は因数分解を解いてる時並みに
    一杯一杯になった。
    「どうなることやら…。」
    変な奴らに囲まれて過ごす、私の人生は、これから誰よりも曲がりくねった線路を進むのか…。
    そう思うと、凄く先が思いやられた。
  • 3 双葉 id:pvWPtmL.

    2011-06-14(火) 16:36:18 [削除依頼]
    私こういう話好きです!
    がんばってください*
  • 4 柚吏 id:0l8y6BJ/

    2011-06-14(火) 18:28:21 [削除依頼]
    双葉さんありがとうございます!!
    私ここでもう一本、『ヴェルレール城の双子姫』と言う話を書いているので、良かったら
    そちらも読んで頂けると嬉しいです!!(そっちもとてもメルヘンな話になっています♪)
  • 5 柚吏 id:0l8y6BJ/

    2011-06-14(火) 19:07:49 [削除依頼]
    「でね、つまり僕たちはここに住まわしてもらってるってわけ〜。」そう言ってリウスがへらへらと笑う。
    「ネウルがオレを拾ってくれてさー。」
    「俺は料理が得意なんで料理の出来ないユーリの代わりに…」
    「うるさい!誰がいつ料理出来ないと言った!」
    「俺を拾った時に…」
    ユーリは顔を真っ赤にして、何とも子供じみた事を言い放った。
    「いつ!どこで!地球が何回回った時!何時何分何秒!」
    このユーリの言葉に、みんなは呆れ返った。
    「じゃあ僕アニメ観なきゃ行けないから…。」
    「俺も夕飯を…。」
    「散歩を…。」
    そして私とユーリだけがその場に残された。
    「で?なんだっけ?コンニャクの話だっけ?」
    私はわざとユーリの古傷を広げてやった。
    するとユーリは案の定顔を真っ赤にした。
    「ち、違う!!婚約だ!」
    「何であなたと結婚なんかしないとイケナイ訳?
    私まだ17なんだよ?
    あんたみたいな奇妙なモンスターと一生いなきゃいけないの?
    訳を聞かせてよ!」
    「分かった分かった。私はかれこれ800年ほど生きている。その間にした事が無いのは、早起きと胸を貫かれるような
    恋だけ…」
    おい…それってまさか…。
    「しかし!私はお前に恋をした!だから私の者にする!!ただそれだけだ。悪いか?」
    悪いわ!なんだ?この人(人?)本気で言ってんのか?だとしたらどんだけ自己中心?
    イミフww。
    「…そしてお前は私とのハッピーライフを…って聞いておるのか優里!」
    「あ、ああうん。私の住む場所は?どうする訳?」
    「勿論ここだ。」
    ユーリは即答しやがった。
    「お前に越して来て貰うぞ。好きな部屋を選べ。」
    確かに私は学校の立地の関係で学校の近くに一人暮らしをしているが…。
    「こんな不気味な場所には住みたくない。」
    「良いんだ。住め。」
    何が良いんだ?ユーリの後ろ姿は、何故かキラキラと輝いて見えた。
  • 6 柚吏 id:ecvL38U1

    2011-06-15(水) 20:32:17 [削除依頼]
    「イミ分からん…。帰りたい。」
    私はあの後ユーリの話に延々5時間も付き合わされていた。そんなに耐えた私を
    褒め讃えたい。
    「そしてマイスイート優里はこう言うんだ…。」
    まいすいーと優里?この男の中じゃもうそんな風に翻訳されてんのか。
    「そして超一流大学を卒業した優里は私に、『身も心も貴方に捧ぐわユーリ』と…」
    はあ?私がそんな古い言葉言うとでも?
    「あのっさあ!!今何時か分かってる!?」
    「今か?夜の11時だろ?」
    「私は高校生なの!」
    ユーリは、それで?と言う顔をしている。
    「明日も学校なの。」
    まだ顔は元に戻らない。
    「明日提出の課題があるの。」
    まだ戻りやがらねぇよこのやろう。
    「家に帰らせて!!!」
    「ここがお前の家だろう?」
    「違う!!もう帰る!!!!」
    そう私は絶叫すると、ユーリの城を出て行った。
    「分かるのか?道順。」
    その声も聞かずに…。
  • 7 柚吏 id:HlBLtKs.

    2011-06-17(金) 18:35:19 [削除依頼]
    ユーリの城を出て、何時間経過しただろうか。
    今日一日いろんな事がありすぎて、私は自分自身にツッコミを入れる元気さえ
    何処かに落としてしまったようだ。これが夜明け頃だったらまだ希望はあったかも
    知れないが、あいにく空は深い闇に包まれたままで、太陽が顔を見せる予感さえし
    ない。
    「サイアクだ…。」
    私はどさりとその場に座り込んだ。別に足が疲れた訳じゃない。
    ただ、精神的にとても希望が持てなかっただけだ。
    あのクソヴァンパイアめ。私がこんなんになってるとも知らず悠々とお茶でも飲ん
    でやがんのか?と想像しただけで、ますます憎くなって来た。
    今度会ったら脳天割ってやると心に決めると上をとても大きい鳥が飛んで来た。
    そして私の方に降りてくる。ん?あのむかつく赤い羽はまさか…。
    「大丈夫か!?優里!」
    「やっぱユーリ…。」
    ユーリを見たその瞬間、私の記憶はぱったりと途絶えた。
  • 8 柚吏 id:2E7Qkef.

    2011-06-18(土) 19:10:44 [削除依頼]
    「…、優里!優里っ!!」
    「ん、…ユー…リ??」
    私はぼーっとする頭で私が最後に見た人の名前を呼んだ。
    「優里っ!!ああ、優里。腹、減ってないか?風呂はいるか?もう少し寝るか?」
    「うるさい。何か食べる。」
    私が目覚めると、ユーリは私を質問攻めにした。本当にうるさい。
    「よし、ルーンに持って来させる。何が良い?」
    何が良いって言われても…。
    ルーンは私と付き合ってた頃、私が食べたいと言ったものは何でも、それこそ何
    でも作ってくれた。そのせいで付き合い始めて3キロ太った。
    「じゃあね。温かいうどんが食べたい。」
    「それだけで良いのか?もっと他のでも良いんだぞ?」
    「うん。良い。」
    「わかった。優里の為だ。私が腕によりをかけるからな。」
    おい…。それってまさか…。
    やれやれ。また地獄を見るはめになるのか。
    私は今からでも、ふて寝したくなって来た。
  • 9 なぎちゃん id:1sr7Tkp/

    2011-07-02(土) 15:42:21 [削除依頼]
    こんちわっ。
    こっちにもきたよう!

    こんな話だったんだ。
    ・・・ちょっと優里が可哀想になってきた。
  • 10 柚吏 id:8i5M2HJ1

    2011-07-02(土) 16:40:43 [削除依頼]
    なぎちゃん!コメありがとー!!
    ヴェルレールの方全然更新出来なくてごめん…。
    ここの更新終わったらするから!


    「…すまない。優里。こんなはずじゃなかったんだが…。」
    ユーリは私の目の前に気持ち悪い色のうどんじゃないものを
    持って来た。
    「何コレ。」
    「どうやら蛇とうどんを間違えたらしい…。あと、麺つゆと
    洗剤、油揚げとスポンジ…。」
    「もう良い…。私行くね。リウス呼んで来て。」
    「ああ…」
    少しして、リウスが来た。
    「行こ。リウス。」
    「うん♪良いよ優里チャン♪」
    …何でこの人こんな機嫌良いんだろう…。
    っ分からん!!!
    昔からリウスはこんなんだった。ポーカーフェイスだけど、
    独占欲が強い。他の男と私が一緒にいるだけで、その男を呼び
    だして病院送りにした事が1度に限らずある。
    いつも人前ではニコニコして。全く、腹黒い奴だ。
    「優里チャン、ユーリに何かされたら僕に言うんだよ。
    僕が守ったげる。」
    「…うん。」
    只、と私はリウスにもう少し何かを伝えたかった。
    でも、伝えても理解が得られるだろうか。
    こたえは、NOだ。
    「着いたよ、優里ちゃん。」
    「うん。じゃあね。リウス。」
    「バイバイ。優里チャン…。」
    私にはリウスの声が、とっても儚げに聞こえた。
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