されど歌姫は目醒めず、4コメント

1 狗犠 id:U37t94d/

2011-06-12(日) 19:34:05 [削除依頼]


  愛してる


  嗚呼、なんて暖かな言葉。
  • 2 狗犠 id:U37t94d/

    2011-06-12(日) 20:57:57 [削除依頼]

    「俺を見て、俺以外を見ないで」
     傾いた日の光の差し込む教室に、彼らは居た。
    「あいつらに始貴<シキ>は理解できない」
     それは二人の少年。片方は、沈黙を護ったままだ。
    「始貴には俺が居ればいい」
     それで、と、口調が酷く甘いものとなる。
    「俺の世界にも始貴だけがいればいいんだから」
     少年は、始貴と呼んだ少年を抱きしめた。


    ... 沈黙 ...
  • 3 狗犠 id:U37t94d/

    2011-06-12(日) 21:08:52 [削除依頼]
     岸谷始紀(キシタニ シキ)という少年が居る。
     その傍らにはいつも、彼を護るかのように忠実な狗が控えていた。
     狗の名は、時島終爾(ジシマ シュウジ)。終爾と始紀は、いつも一緒だった。
     幼なじみ、お隣さん、親友、友達。それらの言葉はどれも彼らの関係に当てはまったが、正しくは表現しきれていない。兄弟、恋人、家族、つれあい。そんな言葉でさえも表しきれないくらい、彼らは深いところでつながっていた。
     愛なんて恋なんて、そんな陳腐な言葉は要らない。
     血はつながっていないし、恋人でもないけれど。
     二人はそれでも、強く背徳的な絆で結ばれていた。
  • 4 狗犠 id:aC.pq3n/

    2011-07-03(日) 22:19:35 [削除依頼]
    * * * *
     私立英知学園。中部地方の山間にある、全寮制の男子校だ。
     外部とは遮断された小さな世界で生活するのは、日本の要人の子供たち。
     芸能人や、政治家の子供、企業の御曹司など、訳ありの学生ばかりだ。
     英知学園高等部2-Sの教室には、今日も形容し難い緊張が降りていた。
     時刻は午前八時十五分。SHRもまだ始まっていない。
     寮から登校してきた生徒たちは一様に口を閉ざし、席についていた。
     異様、異様。他の教室は普通の学校とおなじようなざわめきに包まれている。
     2-Sだけが、異様で異常な沈黙に支配されているのだ。
    「ねえ、始貴。今日の一限目は生物だよ。解剖するかな」
    「終爾、馬鹿? 先週実験あったじゃん。そう何度もないよ」
     原因は、岸谷始貴と時島終爾だ。
     この二人は、滅多に教室に来ることがない。
     二人は満点で同首席をキープしており、授業免除の権利が与えられているのだ。
     実際、二人は授業を受ける必要がないくらいに頭がいい。
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