13歳.ぼくらの独立戦争6コメント

1 澪 id:7yNX4oL1

2011-06-02(木) 14:50:34 [削除依頼]
13歳...

ー勉強は好きですか?

ー大人は好きですか?

ー学校は好きですか?

“僕ら”はどれも嫌いです。
  • 2 澪 id:7yNX4oL1

    2011-06-02(木) 15:18:51 [削除依頼]
    1.ぼくらは


    鉛筆とシャーペン、チョークにノート。
    カリカリ、カチカチ、カンッカンッ、ガサッ。

    耳障りな音だな。
    ガリガリガリガリって可笑しい。

    そんなに真面目で何になる?

    先生は何であんなにも意味の分からない単語を並べる?
    クラスメートは何であんなものをノートに写し書く?

    “いつも”のように疑問だらけの毎日。

    晴れて明るい教室は暑く勉強する気がおきない。
    ここまで明るくもなお、薄暗く心は落ちた。

    外には自由に楽しく飛び回ってる雀の姿。


    自由…?

    「おいっ!ボッーとするな!之田、ここを読んでみろ!」
    「えっ?ああっ!はい!」

    先生に当てられた。最悪だ。
    椅子を蹴るように勢いよく立って、
    すぐに黒板をみたが何が何なのか分からない。

    …そういえば今は英語の時間だったな。
    もちろん何か分かるはずもなく

    「…わかりません」
    「何をきいていたんだ!立ってろ!」

    …あーあ、

    いつまでこんな日々が続くのだろうか。
    よく立たされた後は女子に平和だねーとか馬鹿にされるが、

    …平和?馬鹿じゃないのか。

    平和なんて飽きるだけ。平和が嫌だ。
    何か刺激が欲しい。そう、警察が騒ぎたてるような。

    …立ったまま、うつむいてると色々頭に浮かんだ。
    頭の中がざわつき刺激を求める。

    まわりの女子が俺が立たされているのが可笑しいのか
    クスクスと笑っている。

    平和だなぁ…
    …そうか、今のままではずっと平和が続くー…


    “じゃあ自分で壊せばいいじゃないか?”
  • 3 澪 id:7yNX4oL1

    2011-06-02(木) 16:51:11 [削除依頼]
    1.ぼくらは

    キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…

    チャイムが響いて5時間目は終わり。
    だるいだるい英語は終わった…

    次は自習か…
    静かに椅子に座って何か考えてみよう。

    独りの時間は何かが思いつくはず…

    「おー、桜弥。なーにうつむいてんだぁ?」

    あぁ、邪魔が入った…
    こいつはいつでもそうだ。
    独りでいたい時には必ず…

    「おい?どうしたんだ?」
    「えっ?ああ、いや、なんでも…」

    …まてよ?

    頭の中から考えが追いついた。
    理想、自由、…そうだ。

    「おい、涼木!」

    がっ!と涼木の肩を掴み、叫んだ。
    そうだそうだそうだっ…!何で今まで気づかなかった!?

    涼木は何がおきた理解できてないのか、
    目を見開いて何事かと俺を見つめてきた。

    「ちょっと来いよ」
    「え、あ、桜弥?」

    ぐいっと手を引っ張って教室から連れ出した。
    行き先なんてどこでもいい…
    誰もいないとこ、先生がいないところ、……

    もう頭のなかははっきりいうと妄想が固まって
    俺の理想的な世界が広がっていた。

    …そして、たどりついたのは外だった。

    「おい、ここまで連れてきて何の用…」
    「涼木!先生は嫌いか!?勉強は嫌いか!?」

    そう、赤信号はみんなでわたろう。
  • 4 澪 id:7yNX4oL1

    2011-06-02(木) 17:13:00 [削除依頼]
    1.ぼくらは

    涼木は驚いて少し後ずさりをしていた。
    俺はというと“赤信号”をわたりたくて仕方ない。

    …小さい子供がやるようなピンポンダッシュ……

    そんなお遊びまっぴらだ

    「き、嫌いだけど…さ…」
    「そうか!!嫌いか!!」

    そこまでいったら逆に涼木に肩を掴まれた。
    力がはいっていて痛い…
    でも、今はそんなことどうでもよかった。

    「なぁ!どうしたんだよ!今日色々とおかしいぞ!」

    涼木は状況を理解してない。
    まぁ理解できなくて仕方ないと思う。
    すごい勢いで叫んできた。

    …そうか、おかしいか。

    ……だからなんだ?

    「涼木!!一緒に理想の世界を作ろう!!
     俺たちは自由になれる!何をしてもいい!
     もちろん毎日怒られない!!自由になろうよ涼木!!」

    涼木は少し白く抜けた表情をみせた。
    勢いにおされた?それか俺が叫んだからか…?

    涼木は深呼吸をしてはぁ、と溜め息を吐いた。
    そして強く握っていた肩の手をはずし、座りこんだ。

    「ちょっと落ち着いて…話そう?」

    そういわれて我にかえる。
    さっきまでとは違った表情の涼木がそこにいた。

    そうだ、落ち着かなければ話にならない…

    「ああ、取り乱してすまなかった…」
    「…で?その理想世界についてきかせてくれ」

    チチチッと鳥が小さく鳴いた午後。
    ぼくらの計画はここから始まった。
  • 5 澪 id:lMMLk2h1

    2011-06-04(土) 20:11:53 [削除依頼]
    1.ぼくらは

    涼木は右肩を左手でおさえうつむきながら木の根元に
    座っていた。そして出る溜め息…。

    「ねぇ、涼木…自由になれる方法を知ってる?」
    「…いいや」
    「…今日さ、歴史で習ったよな……」

    そう言うと涼木はあっ、とつぶやいた。
    今日、歴史でならったんだ。
    アメリカは独立戦争で…

    「イギリスの支配から…自由になれた…」
    「そうなんだよ!涼木!!先生や大人、社会はイギリス!
     僕らはアメリカだ!!」

    「ねぇ!!一緒に自由の国を作ろう!!」

    木陰にはっきりみえた真剣な顔とふぬけた顔の涼木。
    僕はそれを押し切るように両手を広げ演説。
    誰だって自由になりたいよね。涼木。

    君なら、

    「面白いじゃないか!乗ったよ!!その話!!」
  • 6 澪 id:sdlrROW0

    2011-06-05(日) 19:05:59 [削除依頼]
    1.ぼくらは

    涼木が思った以上に乗ってくれた。
    ひとりでも味方がいると心強い…

    「涼木、今日の自習を利用するぞ」

    さっぱりと言った。
    嬉しいけどここで一緒に興奮してはいけない。
    これから国をつくるんだ。

    王様は冷静でなくちゃ。

    「自習…?何をするんだ?」
    「みんなも国民だ。160人みんなを誘う」
    「どうやって…?」

    そんなの決まっているじゃないか。
    再度、涼木の肩に掴みかかった。

    王に反抗などさせない…!!

    「決まっているじゃないか!!強制的に!!
     どんなことをしてでも連れていくよ!傷つけてでもね!!

     さぁ、これからが本番なんだっ…!!
     ここから遠く離れた廃遊園地で城を作る!!
     そして警察さえ怯えひれ伏す国を…ぼくらが作る。」
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