呪桜 ――キミ思ふ――175コメント

1 愛華  id:WlMwgKG0

2011-05-31(火) 21:20:24 [削除依頼]
あの時の約束


来世でまた会おう


何百年も前の記憶……

あなたは覚えているだろうか??


今でもキミ思ふ

この約束を交わした桜の下で


ずっと

ずっと
  • 156 愛華 id:7TKcAPH0

    2011-09-22(木) 23:33:58 [削除依頼]
    90


    今の駿を救急車で運ぶことはできない。
    病院に行くこともできない。

    理由は薬があるから、化学物質などが入った……。
    呪を使うものには薬は逆に毒になるのだ。

    何もできないのだろうか……。
    そんなのはいやだ。
    でも、あたしの力ももう尽きていて使えない。
    駿はこのまま死ぬの?

    そんなのはダメ!
    絶対にダメ……。


    その時、呪桜がつぼみを必死に揺らした。
    あたしに何かを訴えるかのように・・・…。
  • 157 愛華 id:7TKcAPH0

    2011-09-22(木) 23:48:54 [削除依頼]
    91

    最後の力を振り絞って、呪桜に触れてみようと思う。

    もし、それで駿が助かるならいい。
    呪桜の力は計り知れない。

    それは、前に駿に聞いたこと。
    ねぇ?
    駿。 そうなんだよね?

    だったら、あたしは最後のチャンスをつかむしかないと思う。
    だから、頑張らせてください。
    最後に力を分けてください!!

    呪桜よ 桜蘭よ われに力を与えよ
  • 158 愛華 id:N2mWK63.

    2011-09-23(金) 21:26:16 [削除依頼]
    92

    あたしはそう唱えると呪桜の木に触れた。

    何も起きない……。
    やっぱりか……。

    そう思った時だった。
    あたり一面光り輝く。


    何が起きるのだろうか。
  • 159 愛華 id:N2mWK63.

    2011-09-23(金) 21:51:49 [削除依頼]
    93

    その時、父が言っていた和歌が思い浮かんだ。
    そして勝手に動く口……。


    「鈴の音の
     夏の終わりの
     風鈴よ
     その音すべて
     散りゆくものに」


    あたしは光に包まれた。

    そして堕ちて行ったのだ。
    ゆらゆらと……――
  • 160 愛華 id:N2mWK63.

    2011-09-23(金) 22:19:35 [削除依頼]
    94

    そこにいたのは朝倉だった。

    「何故にあなたがそこにいるの??
     そして、ここはどこなの?」

    すると朝倉はさっきとは違う。
    優しいまなざしであたしを見た。

    「ここは夢の世界じゃ。
     そなたのおかげでわしは地獄に落ちずに済んだ。
     前世のそなたのおかげで……」

    前世のあたしのおかげで?

    「どういうこと?」

    すると朝倉はあたしにいった。

    「そなたを恨んだことは間違えだったんじゃ。
     そなたはわしにこの花をプレゼントしてくれたのじゃよ。
     あいつが死んだ次の日に……」

    その花は柚の花?
    あたしは何であんたにそんなものを送ったの?

    「浅井家の中で幸せを意味するこの花……。
    小さい時に聞いたことがある。
    その花をなぜあなたに?」

    するとニコリと朝倉は笑った。

    「前世のそなたのあの後の行動を見ればわかる」

    そういうとあたしはさらに深い闇の中に入っていった。
  • 161 ☆。*優梨*。☆ id:3rskh1u.

    2011-09-24(土) 16:13:10 [削除依頼]
    朝倉の性格(喋り方とか)変わってて面白いっ
  • 162 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 16:13:59 [削除依頼]
    どーしてかは…これから
  • 163 ☆。*優梨*。☆ id:3rskh1u.

    2011-09-24(土) 16:16:51 [削除依頼]
    やったぁ 楽しみぃ
  • 164 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 16:19:56 [削除依頼]
    95


    駿が死んでから5日たった。
    あたしは朝倉のもとへ行った。

    「まだなんか用があるのか……。
     それとも、婚姻してくれるのかな?」

    朝倉はにやりと笑った。
    この世は戦国の世。
    政略結婚だけは嫌なあたしが朝倉のもとへ行ったのには理由がある。

    朝倉が誰かに操られている。

    そう思ったからだ。
    別の婚姻してもよいということではない。

    「あなたに柚の花を渡したと思います」

    届いていることを願う。

    「あぁ、来とるぞ」

    そういうと朝倉はにやりと笑いながら、あたしに柚の花を見せた。
    あたしの呪を秘めた柚の花を……。

    今だ。


    「鈴の音の
     夏の終わりの
     風鈴よ
     その音すべて
     散りゆくものに」

    あたしは唄った。
    あなたへの思いを込めて……。
    駿への……。
  • 165 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 16:20:19 [削除依頼]
    楽しみにしといて
  • 166 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 20:06:32 [削除依頼]
    96


    「ウギャァァァァァァア」

    すると、朝倉の中から黒い物体が出てきたのだ。
    なんなのだろうか。
    キミの悪いものだ。


    「次はこうはならぬぞ。
     来世でも、こいつの体を使って現れてやる」

    キミの悪い物体はあたしにいった。

    でも、大丈夫。
    来世のあたしたちだってこいつに負けないわ。


    それから、あたしは駿を祀るために桜田神社を建てた。

    「駿……。
     あなたのことを来世でも思って生きるわ」


    そして、あたしは一人で長生きした。
    いや、正確に言うと2人で……。
    駿との子の菊月とともに……。
  • 167 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 23:18:47 [削除依頼]
    97

    すぅーっと涙が出てきた。
    じゃあ、あたしは恨まなくてはいい朝倉を恨んでたってことなの?

    「桜華、そなたなら見つけられるはずじゃ。
     わしの体を利用したやつのことを……」

    本当の朝倉は優しくていいやつなんだ。
    なのに、その黒い物体のせいで朝倉家も浅井家も……。
    許せない。

    「あたしが原因を突き詰めるわ。
     朝倉のためにも……。
     駿のためにも……。
     前世の自分のためにも……」

    絶対に突き詰めてやる。

    「その意気込みじゃ。
     では、そなたの御霊を現世に戻す……」

    そういうと、朝倉は呪を唱えた。
    あたしは静かに眠りについた。
  • 168 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 23:32:08 [削除依頼]
    98

    「ん……」

    長い夢から目覚めるようにあたしは起きた。
    今のことがすべて本当だったとしたら、あたしはその黒い物体を探さないといけない。

    でも、一人では無理だろう。

    「なんなの?」

    ふとあたしは自分の格好を見た。
    大河ドラマのお姫様が着るような服をあたしは来ていた。

    「これどういうことなの?」

    あたしは混乱した。
    起きたら、この格好ってなんなのよ。
    その時だった。

    「桜華さん、それには深いわけがあります」

    この声は……。
  • 169 愛華 id:YUHzi721

    2011-09-24(土) 23:50:07 [削除依頼]
    99

    「駿?
     駿!!」

    あたしは駿に向かって重たい服を引きずりながらも走って抱きついた。
    駿は生きていたのだ。

    「朝倉様が僕に、この柚の花を最後にくれたんです。
     だから、生きることができました。

     そして、桜華さんのその格好は、桜華さんの力のコントロールをしてくれるものです」

    力のコントロールなど必要なのだろうか。

    「桜華さんの力はすさまじいもの。
     今回の戦いですべて開花されたと思います。
     しかし、すさまじいもの過ぎてコントロールが利かなくなるでしょう。
     だから、今だけはこの服を着ていてください。
     もう少ししたら、結界が張れるまで回復するので……」

    結界って……。
    なんなのだろうか。
    そして、あたしの力とはなんなのだろうか。
  • 170 愛華 id:pILK3gn/

    2011-09-25(日) 00:24:59 [削除依頼]
    100 〜最終話〜


    「結界ってなんなの?」

    すると駿はあたしをぎゅっと握り返した。

    「あなたを護るための結界です。
     その僕たちの敵に効くかはわかりませんが、無いよりはましでしょうから」

    駿は自分よりもあたしを心配してくれているんだ。
    あたしは……、
    あたしは……――

    「駿とずっと一緒にいて一緒に戦いたい!!」

    そういうと駿はにこりと笑いながらあたしにいった。

    「もう一度一緒に歩んでいただけませんでしょうか。
     思う以上に素晴らしいですよ、人生というのは……――」
  • 171 愛華 id:pILK3gn/

    2011-09-25(日) 00:27:31 [削除依頼]
    エピローグ

    キミにかけた僕の呪は一生解けぬまま……。

    キミは一生僕のものとなる。
    そして、僕が君の笑顔を見たとき、いつも思ふ。

    キミを護り、笑顔を救うのが僕の存在意義なのだと……。

    まだまだこれから始まるものだ。
    僕と君の人生は……。


    でも、おの手は一生手を離さぬ……。

    永久に……――


         呪桜  ――キミ思ふ――
  • 172 愛華 id:pILK3gn/

    2011-09-25(日) 00:30:09 [削除依頼]
    あとがき☆


    はい!
    終わりました。
    呪桜 ――キミ思ふ――

    この作品には読み方はないのです

    ○○ ――きみおもう――

    ○○の部分の漢字は自分の好きなように読んじゃってください。

    この話の桜華ちゃんはあたしのお気に入りであたしのブログでの名前は桜華♪です。
    ちなみにアメブロでっせw

    これからはシリーズ2作目に取り掛かろうと思いますが宜しくお願いします


      
  • 173 愛華 id:pILK3gn/

    2011-09-25(日) 00:50:50 [削除依頼]
    まとめ プロローグ >1 登場人物  >5+33-34 ストーリー >6-8+11+14-16+18-19+21-32+35-49+51-61+64-68+70+75+77+83+90-91+94+98+101+106+108-110+112-113+116+119-122+125-126+128-130+134+137-138+140-142+145+149+153-160+164+166-170 エピローグ >171 あとがき  >172 まとめ   >173
  • 174 ☆。*優梨*。☆ id:djBtCni1

    2011-09-25(日) 21:23:27 [削除依頼]
    おわー!!
    ついに完結したぁ☆

    シリーズ2作目みてくるっ!
  • 175 愛華 id:pILK3gn/

    2011-09-25(日) 23:01:56 [削除依頼]
    ついにだよぉぉ
    完結なりぃ
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