夜風の星15コメント

1 冬痲 id:EfxosET1

2011-05-29(日) 19:53:23 [削除依頼]


偽物の流れ星に願いを込めた。
  • 2 °¨†…°鏡未°¨†…°(亜和乃) id:9LIJxPM.

    2011-05-29(日) 19:54:50 [削除依頼]
    タイトルに惹かれてきました!!

    面白そうです・・!

    もしよかったら『ある日、ある時、ある場所で』にも来てみて下さい☆
  • 3 冬痲 id:EfxosET1

    2011-05-29(日) 20:20:02 [削除依頼]
       第一章
    雨は嫌い。
    空はどんより灰色で、さっきからずっと頭痛に悩まされていた。
    「痛い……」
    頭が、心が。
    雨はいろいろな物を連れてくる。痛みや忘れたい記憶まで。
    私、詩遠希蘭は音楽室の隅で頭を抱えていた。
    「きぃーらっ!」
    不意にぎゅっと後ろから抱きすくめられる。優しく、元気な声ですぐに誰だか分かった。
    「穂波……」
    美風穂波、私と共に吹奏楽部に所属する親友だ。
    「……どうしたの?」
    やたら消えそうな声で呟いた私に穂波は心配そうに尋ねる。
    そんな穂波のことばに、どうしても無言で責められている気がした。
    いつまで引きずっているんだ、と。
  • 4 冬痲 id:EfxosET1

    2011-05-29(日) 20:22:48 [削除依頼]
    >鏡未さん
    コメありがとうございました
    今から行きます!!
  • 5 冬痲 id:EfxosET1

    2011-05-29(日) 23:01:26 [削除依頼]
    「なんでも無いよ」
    無理に口角をつり上げる。針のような雨が屋根にあたる音が聞こえた。
    「何でもない顔してないよ?」
    眉を下げ、穂波は私から離れると私の正面に立った。
    彼女は私を心配してくれている。それは分かっているのだ。
    それなのに穂波を鬱陶しく感じてしまう。
    「雨だと低気圧の関係で頭痛がするの」
    ふうっと息を吐き、顔を腕に埋めた。もうこれ以上誰とも話したくない気分だった。
    「前まで雨の日平気だったじゃん」
    すこしだけ非難の色が混じった声音を私にぶつける。
    ほんの少しだけ混じる悲しそうな響きが痛かった。
    私だって、好きでこうなってる訳じゃない……!
    黙ったままの私に更に穂波は言葉を続ける。
  • 6 冬痲 id:EfxosET1

    2011-05-29(日) 23:52:04 [削除依頼]
    「ねえ、まだあの事……」
    ギュッと耳に手を押し当てた。
    警戒せよ。私はこれを聞くべきじゃあない。
    「穂波、止めて」
    「でも、希蘭は……」
    「今はまだ聞きたくないの」
    伏せたまま目を瞑った。

    ああ、いつまで。
    いつまで私は甘えるのだろうか。
    そして、いつまで。
    もういない恋人を探すのだろうか。


    六月、君を失って一年。
    今日もまた雨が降る。
  • 7 ユナ id:pKiw4.21

    2011-05-29(日) 23:58:09 [削除依頼]
    わぁ、すごい文章力!!!
    カッコいいですね…(書き方)
    頑張って!
    タメ&呼び捨ていいですか?
    あたしはいいです!
    あと、失礼ですが、名前はなんて読むの?

    よければ、あたしの小説も読んでください!
    「涙恋(実話)」
    です
  • 8 冬痲 id:EfxosET1

    2011-05-29(日) 23:58:59 [削除依頼]
    登場人物

    詩遠 希蘭 kira shion

    美風 穂波 honami mikaze
  • 9 冬痲 id:dLB7orX0

    2011-05-30(月) 00:04:23 [削除依頼]
    >ユナ
    それでは遠慮無く♪
    文章力なんて無いよ。むしろマイナスだよ
    呼びタメオッケーだよ!
    とうまと読みます

    こんど読みいくねっ!
  • 10 冬痲 id:dLB7orX0

    2011-05-30(月) 00:24:47 [削除依頼]
      第二章
    吹奏楽部はいつもに増して人がいなかった。
    元々さぼり魔たちの集まりだから、一人二人いないことはしょっちゅうだ。
    けど……今日は四人もいなかった。
    九人しかいないので今音楽室にいるのはたったの五人。
    うん、さすが学校一の適当部。
    呆れながら頷いたとき目の端に重い空気を張り付けた希蘭が映った。
    そっと近づいてみても気づく様子は無い。
    今日は辛そうだ。ううん、今日も。

    あの日からずっと。

    「きぃーらっ」
    あたしは希蘭を後ろから抱きしめた。
    腕の中でぴくっと動いた希蘭が泣きそうな声で穂波、とあたしの名前を呼んだ。
  • 11 冬痲 id:dLB7orX0

    2011-05-30(月) 00:45:50 [削除依頼]
    希蘭の心はシャボン玉だ。
    恐いほど純粋でみだりに踏み入ればすぐに粉々になってしまう。
    そして今彼女の心は割れそうにになっている。
    もし強い風や雨が降ったなら簡単に壊れてしまうだろう。
    「どうしたの……」
    分かってる癖にあたしはそう聞いた。
    あたしはなにもできない。
    その事実を突きつけられたみたいだった。
    「何でもないよ」
    希蘭の顔は見えなかった。
    だけど、言われた気がした。

    分かってる癖に、と。

    それでも尚とぼけた振りをする私は心底偽善者だ。
    希蘭を救ってあげたいのに、親友としてなにもできない。
    下唇を強く噛んだ。
  • 12 冬痲 id:dLB7orX0

    2011-05-30(月) 21:39:59 [削除依頼]
    こんなとき、彼がいてくれればいいのに。
    彼は希蘭を笑顔にする達人だった。
    いま希蘭の顔を曇らせているのも彼だけど。

    希蘭は傷つけられたのだ。
    彼の為に彼の所為で。
    そして今も希蘭はあの事を罪だと思ってる。
    止む気配の無い雨を見上げてため息を吐く。


    宮牙君、何で死んだのさ。
  • 13 °¨†…°鏡未°¨†…°(亜和乃) id:m.3f1Gs.

    2011-06-02(木) 19:44:45 [削除依頼]
    うぉ、やべぇ〜。

    面白いですっ☆

    応援してるので、頑張ってください_(._.)_
  • 14 冬痲 id:ext73/W/

    2011-06-10(金) 21:17:37 [削除依頼]
    鏡未さん
    しばらく放置してましたm(_ _)m
    また今日からがんばります
  • 15 冬痲 id:ext73/W/

    2011-06-10(金) 22:34:44 [削除依頼]
    断編 〜ほおづき〜

       君は泣いていた。
       繊細なガラス細工は小さな衝撃で、割れる。
       まるではるの妖精のような君は、
       泣いていたんだ。

       僕が近づくとあわてて目をこすったけど、
       赤くなった鼻や、頬に残った涙のあとでばればれだった。
       そして僕から顔を隠すように俯いた。

       「来ないでください、先輩」

       「何故?」
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