深い話を書き隊 ・短編集・5コメント

1 名無し隊長 id:HQiTGGg1

2011-05-29(日) 11:58:38 [削除依頼]
-ご挨拶-

どうも、隊員メンバー数1人(私だけ)の
「深い話を書き隊」の名無し隊長です。

意味深な話が大好きです、という事で書きます。

更新は思いつく限りなので
ネタが切れると更新が遅くなります、すいません。


まだまだ未熟者ですが
どうぞ、宜しくお願い致します。
  • 2 名無し隊長 id:HQiTGGg1

    2011-05-29(日) 12:42:05 [削除依頼]


    顔立ちの整った、艶やかな黒髪を持つ青年。

    外見からして、20代と思われるその青年は
    とある廃墟となった、ビルの屋上に居た。

    秋の北風が吹き荒れる中、彼は白いTシャツの上に
    薄手の黒い上着と、ベージュ色のカーゴパンツ、という
    この季節には見合わない服装で居た。


    だが彼は、寒さを気にも留めず
    緑色の高いフェンスを乗り越え、
    普段なら立たない筈の、フェンスの奥に足を下ろす。


    屋上から下を覗き込むと、そこには
    この街の表通りとは、全く違う顔を持った
    薄暗い路地裏が遥か下にあった。

    いや、寧ろある筈、と言うべきだろうか。

    このビルは高い。
    屋上から下を覗いても、地面が見えない程だった。
    だが、このビルの周囲には、更に高いビルが建っており
    彼がこのような状況にあっても、誰一人として気付きはしなかった。


    彼は静かに微笑むと、無抵抗の意味を込めて
    目を瞑り、両手を背中の後ろで組んだ。


    そして次の瞬間、彼は静かに地面を蹴ると……


    遥か闇へ落ちていった。


    だが彼は何故か、落ちると同時に、
    悔しそうに空を見上げると、助けを求めるかのように
    後ろで組んでいた手を解き、さっき自分の立って居た
    あの場所に向かって、高く右手を伸ばした。


    その途中、彼はこう呟いた。


    「あぁ、俺はアイツに殺されたんだ」と―……


    【続く】
  • 3 名無し隊長 id:HQiTGGg1

    2011-05-29(日) 17:35:51 [削除依頼]


    携帯用の注射器の鋭い針が、青年の腕に突き刺さる。

    注射器の注入器具部分を押すたび、容器の中に入っている
    透明の液体が、青年の体内に流れ込んだ。


    ―あぁ、頭がグルグルして気持ち悪い。


    青年は、そう思いながらも、慣れた手付きで
    腕に刺さった針を抜くと、血が出る前に
    近くに置いてあったガーゼで、傷口を軽く押さえた。


    はぁ、と一息つくと、青年は床にそっと注射器を置く。


    ここは青年―……

    いや。


    あの“彼”が住む、新築マンションの最上階にある一角……
    簡潔に言い表すなら、彼の家だ。


    部屋の中はシンプルで、こざっぱりした部屋だが、
    彼一人が住むには、充分な広さの部屋だった。


    また、部屋は物が少ないせいか、とても綺麗で
    真っ白い壁と檜のフローリングが、新築感を際立たせていた。


    そんな部屋の中で、彼は肩で息をしながら
    他に誰も居ないはずの部屋を、警戒するように
    グルグルと見渡していた。

    だが、誰も居ないと分かると
    安心したように小さく溜息を漏らす。


    彼は暫くの間、何も考えずに
    ただボーッと高い天井を見上げていた。


    そして、なんとなく、チラッと横目で窓に目をやる。


    ここは東京という大都市。


    窓の外では、拡散していた夕暮れが
    もう黒い闇に染めかけられていた。

    でも、街は明るく華やかで
    まだまだ賑わい溢れている。


    その光景を見ようと、彼はゆっくりと立ち上がり
    窓に向かって足を向けた。


    そして、窓にコツンと額を当てて
    眼下に広がる町並みを見ながら、彼は自然と言葉を漏らす。


    「空と街が間逆みたいだ。
     
     空が暗くなればなる程、
     街には明かりが増えて、人が溢れる……」


    「そうだね」


    帰って来る筈も無い返事、
    そう分かっていて呟いた言葉なのに、何故か聞こえた声。


    彼の体は一瞬にして、恐怖に駆られ、
    小刻みに震えだす。


    「あれぇ?どうして震えてるの?」

    心配という感情は全く無く、ワザとらしい
    小馬鹿にしたような声が、後ろから聞こえてきた。


    「お前、また此処に……」

    彼は声を震わせながらも
    ゆっくりと声の主の方に、振り返った。


    彼の目に映った、その声の主は……


    彼と瓜二つの男。
  • 4 名無し隊長 id:HQiTGGg1

    2011-05-29(日) 18:09:17 [削除依頼]

    取り敢えず、今日は此処までです。多分。←
    また気分次第、更新に来ます。
  • 5 隊長。 id:/gTRM9S1

    2011-06-05(日) 20:29:11 [削除依頼]

    お久しぶりです。
    あげます。

    新PCからの更新。

    取りあえず、学校ダルいなァと思う!
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