「ハザマ喫茶」と「疫病神」りゅあん13コメント

1 聖夜 id:SwSjhzE.

2011-05-24(火) 18:55:07 [削除依頼]
「異次元喫茶」と「疫病神」りゅあん  1
 ●「ぷろろーぐ」です●
   
  ここは天界と魔界と異界,そして人間界の硲(HAZAMA)にある,小さな喫茶店。
  喫茶店を「うんえい」するのは,どこの世界からも忌み嫌われる,「疫病神」たち。
  そんな「疫病神」たちの小さな喫茶店は,ぽつぽつと,しかし必ず1人は,お客様がいます。
  彼らは偏に,「疫病神」たちのいれる,悔しいけれど,何よりも美味しい「お菓子なカプチーノ」を飲みに来ているのです。
  
  からんからん
  「ハザマ喫茶」 運営中の文字が,店の扉にかけられました。
  • 2 聖夜 id:SwSjhzE.

    2011-05-24(火) 18:58:53 [削除依頼]
     

     @はじめまして@
     @聖夜―のえる―です♪@
     @>1 の,「異次元喫茶」は,missです↓↓↓@
     @本当は「ハザマ喫茶」です!@
     @こんな感じで,ふなれなぼくこと聖夜は、1週間に1回の更新を目標にしています@
     @応援とかコメとか,待ってます☆@
     @では,また来週!@
     @あでぃおす♪@
  • 3 聖夜 id:fhjg1pN1

    2011-05-31(火) 18:11:55 [削除依頼]

    ●お客様は「神様」です●

     「いらっしゃいませー」
     間延びした,鈴のような声が「お客様」を迎える。
     ここは「ハザマ喫茶」
     嫌われ者の「疫病神」たちが「うんえい」する,特別な喫茶店。
     この日のはじめの「お客様」は
     「アレス様,いらっしゃいませ」
     戦いの神として,人間界の戦場に君臨する,「アレス」様。
     
  • 4 聖夜 id:fhjg1pN1

    2011-05-31(火) 18:19:22 [削除依頼]
     
     無口で寡黙な彼は,「ハザマ喫茶」の常連客。
     「疫病神」たちも,なれたもので
     「アレス様,いつものように,『お菓子なカプチーノ』と『雨降る飴』でよろしいですか?」
     いつも彼が注文する『お菓子なカプチーノ』(カプチーノの形をした,虹味の飲み物)と『雨降る飴』(口に含むと外側がとけ,血味のシロップが溢れるキャンディ)の注文を承る。
     「……」
     無言で頷く彼に,「疫病神」たちは,ホッと息をつく。
     「かしこまりましたー。少々お待ち下さいー」
  • 5 聖夜 id:fhjg1pN1

    2011-05-31(火) 18:24:23 [削除依頼]

     満面の笑みで,深々と礼をする「疫病神」を,「アレス」様は見ない。
     無意識ながらも,「疫病神」の存在を嫌っているからだ。
     「疫病神」が下がると,それと入れ違いになるように,小柄な少女が厨房から「アレス」様に駆けてきた。
     「あれすの兄ちゃ―――ん!!」
     少女は,「アレス」様をそう呼んだ。
  • 6 聖夜 id:fhjg1pN1

    2011-05-31(火) 18:27:00 [削除依頼]


    @こんにちわw@
    @聖夜―のえる―です♪@
    @えっとー@
    @今週はこんなところです@
    @ホントに1週間に1回くらいしかこれなさそうな;@
    @でもでも,頑張ります!!!@
    @では,また来週!@
    @しぃゆー☆^^ノシ@
  • 7 聖夜 id:mka1dSU.

    2011-06-07(火) 18:39:24 [削除依頼]
     
     「あれすの兄ちゃ―――ん!!」
     そう呼んだ少女に「アレス」様は怒りもせず,珍しく目元を和ませて迎えた。
     「兄ちゃん,久しぶりだね。りゅあの事,忘れてない?」
     くりくりとした大きな眼で,明るく尋ねる少女に,アレスは首を振った。
     「忘れなどせぬ。りゅあんがおらねば,この店になど来ぬよ」
     彼にしてはこれ以上ないほどの優しさを含んだ言葉に,りゅあんは嬉しそうに微笑む。
     「兄ちゃんは凄く永ーい間生きてるから,りゅあのことなんて忘れちゃったかと思ったよ」
  • 8 @聖夜@ id:QPEKJgH1

    2011-08-09(火) 18:18:23 [削除依頼]
     「忘れる訳がなかろぅ。りゅあんは《ハザマ》の神とも言うべき存在,故に忘れれば我とてこの生命,消えてしまう事になる」
     「兄ちゃんにそんなひどい事しないもんっ! それから,りゅあは神様と違うよ。何にも知らないりゅあだよっ!」
     アレスの言った言葉に,頬を大きく膨らませながら,りゅあんは己を指してそういう。


     ―――――「りゅあん」は記憶喪失者だ。否,ただの喪失者ではない。
       この界のどこよりも強大で,どこよりも弱小な《ハザマ》の主・「りゅるあ」をも超える存在。
       《ハザマ》の神「リュアル・カンフィシャス」なのだ。
       しかし,彼女は何らかの理由で一時期「消失」し,「再生」したのだ。
       完全体ともいえぬ,この幼い姿で。
       そのうえ,彼女は「リュアル・カンフィシャス」の権威を保留し,自らを「りゅあん」と名乗り、この界の端の端にある「ハザマ喫茶」で「疫病神」として居座っているのだ。
  • 9 @聖夜@ id:oFrMoMg1

    2011-08-16(火) 10:46:41 [削除依頼]
    どうしてそんなことをしているのかと聞かれれば,彼女はこう答える。
    「りゅあはね,《りゅあ》が《りゅあ》たる《記録》を残すべくーなんだよ。みんながいう《リュアル・カンフィシャス》じゃなくてね,《りゅあん》であるという《記憶》を,みんなに《植え付けて》いるんだよ?…良くわかんないね。りゅあも分かんないや」
    そしてそれは誰に伝わるでもなく,伝えるでもなく,りゅあんの確固たる明確な,しかし誰にも理解の出来ない意志として彼女の内に存在していた。

    「兄ちゃん,いい加減りゅあのこと,《神様》って呼ばないの!!りゅあ,ぷっつんしちゃうよ?」
    自称「《リュアル・カンフィシャス》違う《りゅあん》だよ」は,幼い顔立ちにお似合いの幼い仕草で,怒っているようにみせていた。
  • 10 @聖夜@ id:9jsCKD30

    2011-08-20(土) 19:19:33 [削除依頼]
    「それは失礼をしたな」
    アレスは,「疫病神」が再び現れたので無意識ながらも口数を減らし,謝罪した。
    りゅあはそれに「ううん」と首を振ると,アレスから身を離し微笑んだ。
    それは明らかに《神》のものだが,そのことを口にすると,りゅあが「ぷっつん」,キレてしまいそうなので遠慮しておいた。
    アレスは黙って『お菓子なカプチーノ』をすすり,改めて幼い《りゅあん》を盗み見た。

    銀色の,照明に照らされて輝く髪は,上の方で結われていてもまだ地に擦れそうなほど長く伸びていた。そして,幼いように見せているが知性と威厳に溢れたエメラルドグリーンの瞳。
    何故かは分からないが,たぶん趣味で着ているのだろう。「疫病神」達の着ていない服を身に纏っていた。
    それは,人間界でいう「メイド服」なのだが,そっちの方面にいっていないアレスは知る好もない。
    しかも,頭の上には申し訳程度のように無礼にも髪と同じ色を目指して作られた白い猫耳があった。
    一度,何処かの神がそれを「ごみ」と勘違いしてとろうとしたら,りゅあんに消されてしまったとかどうとか。
    とにかく触らない方がいいらしい。
    そもそも,そのどこぞの神とて消されてまでとってしまいたかったわけではない。
    ただ,『ごみがついている。』『神の冒涜だ。』『取らねばならぬ。』
    その三段論法で取った方がいいと思っていただけである。
    本人は良いと思うのならば気にしてはいけないのだ。
    気にするべきではないのだ。
  • 11 @聖夜@ id:Bj3aUQU.

    2011-08-22(月) 13:34:46 [削除依頼]
    「いらっしゃいませー」
    カランカランとまた戸が開く。
    りゅあんは「じゃあ,行くね」とアレスからおり,新たに入ってきた「客」のもとへかけていった。

    「あれが神とは・・・・やはり信じがたいな」

    アレスはカプチーノを飲みながら,小さく小さく嘯いた。
  • 12 @聖夜@ id:uccz2VO.

    2011-08-23(火) 18:22:40 [削除依頼]
    ●「異邦」のお客様●

    「いらっしゃいませー」
    頭を下げる「疫病神」のあとに,小さな子供(幼女)がへらへらと笑って頭を下げた。
    「ませぇ」
    一目でふざけている事が見受けられるその行動に「異邦」たる《クラルスィティア》は顔をしかめる。
    「クラルスィティア…くらるすぃあ?……『異邦』のお姉さん?初めてなのかな??」
    クラルスィティアは席に通されてからすぐ,名乗ってもいない自分の「名」と,「異邦」であるということ,この店が初めてであるということを当てて見せた。
    「……あなた・・…」
    「んん?りゅあ?りゅあはね,りゅあん。りゅあんっていうんだよ。クラルのお姉さん」
    にっこり妖しく微笑んで,少女はクラルスィティアにちょこんと頭を下げた。
  • 13 @聖夜@ id:uccz2VO.

    2011-08-23(火) 18:30:13 [削除依頼]
    「私は…クラルスィティアです。…勝手に省略しないで下さい」
    訝しがりながらも,シッカリと返す彼女にりゅあんは
    「…別に,りゅあはクラルのお姉さんに『黙れ雑魚』とか言わないからね?デでもね,クラルのお姉さん」
    笑みを消してクラルスィティアを見据えた。
    「『立場をわきまえた方がいいよ。この世界はりゅあの為だけに動いてるんだから』って,忠告はしておくよ?」
    いって,再び笑顔を携えたりゅあんは,「また後で」とクラルスィティアの前から姿を消した。

    「…『異邦』でも歓迎はしてあげるけど,リュアル・カンフィシャスである《私》には逆らわないように,注意しなさいよ」

    去り際,りゅあは,彼女の耳元で,そう囁いたのは,その2人しか聞こえていなかった。
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