曖昧any.31コメント

1 林檎 id:nEIhWJq1

2011-05-21(土) 13:39:32 [削除依頼]
いとおしいって思ったのかもしれない 君が教室に向かってくる足音を >>2  
  • 12 林檎 id:nEIhWJq1

    2011-05-21(土) 17:45:14 [削除依頼]


    「…っと、今日の連絡はこのくらいでえ―す、日直さん号令してくださあ―い」
    「気をつけ―、これで朝の会を終わります」
    「おわりま―す」

    いつもと同じ。気の抜けた号令に終わります、の声。5組らしいと言えば、5組らしいのかもしれない。その安心感のようなものに、ちょっと頬を緩めてたら瀬野に肩を叩かれた。頬が緩んでるのをバレたくなくて、すぐに表情を戻し、瀬野の方を振り向いた。

    「何?」
    「呼んでる」

    瀬野が顎でくいっと示したのは教室の後ろのドア。そこには、2年生が廊下を行き交う姿を背景にして、―…ネクタイがグレー、ということは1年生。顔も知らなければ、当然面識もない1年生が、立っていた。
     
  • 13 林檎 id:nEIhWJq1

    2011-05-21(土) 18:24:49 [削除依頼]


    「浅木先輩呼んでください、だってよ。行ってきな」

    正直、気が滅入る。後輩は嫌いだし、第一、全く知らない子なのに…と思いつつも、ゆっくりとその子に向かっていく。ぴたっ、私と彼の距離が程よくなったところで向こうから話し掛けてきた。

    「浅木奈留先輩、ですよね?」
    「そうですけど何か?」

    「好きです、付き合ってください」
     
  • 14 林檎 id:nEIhWJq1

    2011-05-21(土) 18:39:08 [削除依頼]


    「…ははっ」
    「、何が面白いんですか、俺は本気です」

    本気?本気ってなんだ、本気だからどうした?

    「ふふ、君、ちょっとおいで」

    ぴょこぴょこと付いてくる1年生の彼。穢れを知らないであろう彼。なんだかゾクゾクする。あまり人目につかない、非常階段のすぐそこで私は止まった。

    「君」
    「は、はい」
    「面白いことは、好き?」
    「―…好き、です」

    5秒、じっと彼を見てこう答える。

    「ふうん?私は好きだけど、私にとってリスクが高かったりなんらかの障害があるものは嫌い。つまり、そういうことよ」

    彼は呆然としていた。腕時計を見ると1時間目の始まる3分前。こうしちゃいられない、と呟いて、え、それって、とか言ってる彼を置いて、私は教室に歩く。
     
  • 15 林檎 id:nEIhWJq1

    2011-05-21(土) 19:20:40 [削除依頼]


    「日直さあ―ん、挨拶お願いしま―すう」
    「きをつけー、ごちそ―さまでしたー」
    「ごちそーさまでしたー」

    突然の告白をされた朝はとっくに過ぎ去った。お腹いっぱい。

    「奈留、朝どーしたの?」
    「朝って、奈留が1年とどっか行ったアレ?それなら俺も聞きたい」

    柚子と瀬野が寄ってきた。なんだか、2人がしもべのように見える。

    「告られて、振っただけ」
    「…また振ったんだ?」
    「当然。好きな人居るし」

    瞬間、2人の動きがぴったり止まった。
     
  • 16 林檎 id:nEIhWJq1

    2011-05-21(土) 22:05:10 [削除依頼]


    あげ
     
  • 17 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 09:20:56 [削除依頼]


    しまった、言うんじゃなかった。だって、2人が目を星の如く輝かせてこっちを見ているから。あぁ、失敗した。本当にタイムマシンがあればいいのにって。

    「好きな人?え?本気で?え?」
    「落ち着け柚子。で、それ誰?」

    誰?私がそう簡単に教えてあげるとでも思ってんのかなあ。

    「さあ…誰でしょうねえ?」
    「え、教えてよ」
    「柚子…こいつがそう簡単に教えてくれるはずがない」

    当然。というか、絶対に教えてやんない。好きな人に好きな人を教えるなんて…出来るはずないでしょう?でも、あたふたさせるのに冗談で言うくらいなら、ちょっとはいいかもね。
     
  • 18 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 09:54:26 [削除依頼]


    「きりーつ、さよーならー」
    「さよーならー」

    今日の学校生活が終わった。あとは、いつも通り家に帰ってフルートを吹いて勉強するだけ。

    「奈留」
    「何」
    「家寄ってっていい?」
    「は」

    いきなり何を言い出すかと思ったらこれだ。色々とおかしい、いや、確かに家は近い。この間、瀬野と私の家がとても近いことに初めて気づいた。事実、歩きで3分だった。なんで今まで気づかなかったんだと思う(小学校は違った)。

    「で、ダメ?」
    「目的が分からないから拒否する」

    顔が赤いのをばれないように、踵を返して帰ろうとしたら腕を、掴まれた。

    「頼むよ、奈留」

    …結局、分かったって言うのが精一杯だった。後ろから心なしか嬉しそうな瀬野がついてくる。どうしようか…心臓が持たない。こんなんで家に入れていいんだろうか。挙動不審でパニックになりそうだ。
     
  • 19 あう id:dRczSd6.

    2011-05-22(日) 10:36:36 [削除依頼]
    なぜに家に!?

    好きな人にいきなり家行っていいかとか言われたら即死するわww
  • 20 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 11:18:18 [削除依頼]
    >>19 あうさん ですよね、疑問ですよね( 私もやばいです即死します(^p^)やめ  
  • 21 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 11:36:23 [削除依頼]


    ぽーん、靴を落として履く。今は靴箱、これから瀬野と一緒に帰るわけだが、いやもうどうしてこうなった?緊張なんてもんじゃないぞ、かろうじて家は片付いてるからいいものの、いやそんな急に家に寄っていいとかうわうわうわ!…頭がショートしそうだ。

    「瀬野、今日は部活」
    「ない。週5になったって言ったろ」
    「あ、そっか」

    瀬野はサッカー部だ。ここのサッカー部は、地区では強いが全市だとパッとしない、中堅の部だ。もうちょっとで去年の中体連は全市ベスト16に入るはずだったらしい。それもこれも、顧問の石島先生が大変素晴らしい先生というのが一つだが、なんせその石島先生が転勤してしまった。サッカー部の顧問は石島先生一人しかいなかったため、サッカー部は今学期から活動日数を減らした、らしい。活動内容もへぼくばって、もう地区優勝すら危ういかもしれない、と瀬野は言っていた。

    「んじゃ、帰るか」
    「帰るかって、私の家だからね」
    「分かってますよって」
     
  • 22 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 11:44:11 [削除依頼]
    >>21 誤字発見 11行目 ×へぼくばって ○へぼくなって  
  • 23 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 11:52:57 [削除依頼]


    「…どーぞ、上がって。」
    「うっひょーい、お邪魔します」

    無駄にテンションの高い瀬野と、げんなりしてる私。はたから見ればどんな光景に見えるのだろうか。制服デートで疲れたカレカノ?少なくともそんなんではない。そうなりたいって願望はある、けど。

    「奈留の家やっぱでけーな。天井たけえ」
    「はいはいわかったわかった。手洗ってきて」

    はーい、と愉快そうな返事をして洗面所に向かう瀬野。家が広い、か。両親が弁護士だとそうなってしまうんだよ。でも、瀬野。家が広くても虚しいだけだ、全くな。

    「手洗ってきたけど、俺どうすればいい?」
    「ん、リビング行ってて。テレビつけてていーよ」
    「りょーかい」

    …暖かい、かも。家に、私以外の人が上がってるなんて。宅配の人とか、うっざい宗教勧誘の奴らを除けば、こんなのは多分1ヶ月ぶりだな。ちょっとわくわくする。まあ、今はその気持ちを抑えて私は洗面所へ向かう。
     
  • 24 涼風 id:u2ihH2b/

    2011-05-22(日) 12:05:11 [削除依頼]
    評価屋 涼風 から来ました,涼風です
    さっそくですが,評価に移らせていただきます
    と言いたいところですが、物語が短いため、一度にすべての評価をさせていただきま
    す。
      ストーリーはまだ進んでいないのでコメントは控えさせていただきます。ただ、達観したようで、まだ幼い主人公の恋を、どう描き切っていくかが腕の見せ所だと思います。
    描写技術ですが、非常に文章に個性があってよろしい。淡々としているようで、でも主人公の焦り、高揚など、高ぶった感情も出せています。一人称がきちんと使いこなせていてすごいです。これは、書き始めたばかりの人には綴ることのできない文章だと思います。 
    文法もきちんとできていて、誤字脱字も少なく読みやすいです。
    一人称でありながらも、主人公以外の心理も描写できています。ただ、もう少し情景描写を増やした方がよろしいかと。ほんの少しでいいです。あまり余計な情報を詰め込むと、今の快い雰囲気が壊れてしまいます。
     ★総合評価★
     ★★★☆☆
     まだあまり進んでいないので、控えめに評価させていただきました。文がしっかりとできています。ストーリーにメリハリをつけて、続きが気になる!!と思わせましょう。
    何かわからないこと,聞きたいこと,描写練習がしたい!!などありましたら,小説投稿準備板の『雲雀町1-1-1にある喫茶店』にお越しください。私でよければ答えます。
     他の物語でも依頼はお受けします。
    本文が今から20スレ以上書かれてあれば再度評価します。技術が向上したと思っ
    ら当スレで再度依頼を承ります。
     苦情は当スレで。
     長文乱文失礼いたしました。
     今度は仕事ではなく普通におしゃべりしましょう。
    この評価が少しでも役に立つことを願っております。
  • 25 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 12:10:07 [削除依頼]
    >>24 涼風さん ありがとうございます* 詳しくは準備板の方でノ  
  • 26 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 12:24:51 [削除依頼]


    「奈留、奈留!AKBINGOの再放送やってる!」
    「あ、ほんとだ」

    ―…って、そうじゃない。私が知りたいとか聞きたいとか思うのはそんなんじゃなくて、

    「え、奈留?なんでテレビ切っちゃうの」
    「なんで私の家に行きたいとか言った?」
    「んー?別にいいじゃ」
    「よくない」

    ―何してるんだ私。瀬野が困ってる。そりゃあ困るだろうな、いきなり強い口調でこんなこと言われたら。でも、ちゃんと明らかにしておきたい。知っておきたい。変な勘違いをして浮かれたくない。喜びたくない。私は、希望を持ちたくない、

    「―…んー、奈留の家ってどんなのかなって思っただけ」

    へらっ、と笑って瀬野が答える。そうしたら私、安堵と残念って気持ちが一気に押し寄せてきて、なんか、めんどくさくなった。訳わかんないな、自分、何を期待してたんだ?馬鹿みたいだ。馬鹿じゃないけど馬鹿って、私のことを言うのか?とりあえず、私は「あっそ」とだけ答えておいた。
     
  • 27 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 12:35:39 [削除依頼]


    それからは、テレビを見たり、話したりしかしていなかった。ふと時計を見れば、丁度4時。

    「瀬野、帰らなくて大丈夫か?」
    「今何時?」
    「丁度4時。あ、今4時1分になった」

    途端、瀬野の顔が青褪めた。

    「…どうした?」
    「今日、塾。しかも、俺の家から30分」

    まさか、あの塾かと思い、そうではないことを祈りながら瀬野に聞く。

    「―…まさか、敬愛塾か?」

    瀬野はこくりと頷いた。同時に、瀬野が青褪めた理由が分かった。
     
  • 28 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 15:37:00 [削除依頼]


    敬愛塾。
    別になんてことはない、そこらの塾と変わりない普通の塾だ。―…だが、遅刻した日には宿題が100枚出る、らしい。そんなの出された日には死んでしまいたくなるだろうな。心がずたぼろになるだろう。特に、部活をやってて時間のない人、とか。今目の前にいる瀬野が、それだ。さて、どうするか。

    「―…瀬野、ちょっと待ってろ」

    何か言いかけた瀬野だが、今はそんなの気にしてる場合じゃない。ダッシュで2階の部屋に行き、家の鍵と自転車の鍵、この時期にちょうどいいパーカーを取って階段を駆け下りる。

    「瀬野、私の自転車で塾に行くぞ」
    「え、おい、間に合うのかよ」
    「いいから!」

    珍しく感情的になった私を見てビックリしたのだろうか、目を丸くしている。なんだか恥ずかしい。とにかく、早く来いと言って、廊下を2人で駆け抜け靴を履く。腕時計を見れば―…4時13分。間に合うだろうか?
     
  • 29 林檎 id:5kjU6jT1

    2011-05-22(日) 19:16:27 [削除依頼]


    春もそろそろ終わり、夏がやって来る(まだ早いか?)。私の青い色した自転車は、今シーズン、まだ油を点していなかったので錆びたような色をしている。籠に瀬野の鞄を置いて、自転車に乗る。

    「早く乗れ」
    「おっけー」

    自転車が傷んだ声をあげる。はあ、やっぱり油点しとけばよかったな。

    「―…それじゃ、行くぞ」
    「ちょっと待て。」

    4時17分。ったく、急がないといけないんじゃないのかよ?

    「なんだ?」
    「俺が漕ぐ」
    「え」

    気づいたら持ち上げられて、私が後ろ、瀬野が前に乗っていた。

    「よし、今度こそしゅっぱーつ!」
     
  • 30 林檎 id:G3bLnJl.

    2011-05-23(月) 19:58:48 [削除依頼]


    あげ。
    書けるのは6月下旬からかな、
    ぼちぼちあげに来るだけ
     
  • 31 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:Hz6NSJP.

    2011-06-03(金) 21:37:11 [削除依頼]
    評価にやってまいりました、御坂紫音です。
    遅くなってしまい申し訳ありません。
    それでは早速、評価の方に移ります。

    まず最初の印象としては、独特、ですね。
    とても独特な雰囲気で、不思議な感じがしました。世界観の維持は大事なので、これからも明確な世界観をハッキリさせていってください。
    そしてやはり一人称故に情景描写が甘い。
    ぼんやりと描かれては居ますが、あくまでもぼんやりとしすぎです。
    もっと、背景を浮き上がらせてその上で主人公たちの心理をかきあげていくと、尚よい作品になるとおもいます。
    広範になるにつれて、執筆が雑になるのが少し目立っています。
    手法、としているならば申し訳ないのですが少なくとも私は最初よりもそういった印象をいだきました。

    評価:CA

    質問、中傷等ありましたら準備版にて。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません