美しき螺旋3コメント

1 七十 id:Vr7k2vU0

2011-05-17(火) 13:20:51 [削除依頼]
 それらは闇に生きる。光を嫌い、闇を求めたださ迷う。まるで何かに取り憑かれたかのように、カサカサと足音を立て、彼らは地べたを駆けずる。
 人はそれをアブラムシと呼び、忌み嫌う。人の目に触れたが最期、それらに明日はない。彼らは常に死と隣り合わせに生きる。人の目を盗み、生きる為に自ら死に向かって突き進む。
 全てはただ一つの餌の為。目の前に餌が転がる限り、彼等がその足を留めることはない。
 背後で怪しい音がしようとも、彼らは不乱に群がる。そうして勇ましき戦士たちは、やがて美しく散って行く。
 ホイホイに包まれ、便器の底に向かって、全ては水に流され行く。
「つか」
 渇いた声だけが、そこには響く。
「ゴキブリ多過ぎだろ」
  • 2 さとなり id:aIp86sq0

    2011-05-17(火) 13:36:56 [削除依頼]
    面白すぎてヤバいっすね♪何か怖い系かと思ったらゴキブリかよッ!!みたいな感じがスキです(笑)
  • 3 七十 id:vk-c2wN47r.

    2011-05-29(日) 10:12:07 [削除依頼]
    雨足はただ余計に強まるばかりだった。灰色の雲の間を縫い、まるで滝のように、大量の雨粒がレインコートに打ち付けていた。厚い靄に阻まれて、一寸先のものすらろくに見えやしない。
    あまりにも浅はかだった。今朝あれだけ、今日は特に酷い荒れ模様になると予報していたのに、よりにもよって傘も挿さずに出てきてしまったのだ。まさしく馬鹿の浅知恵だった。レインコート一枚で乗り切れるだろうと踏んだのがいけなかった。
    「面白くねぇ」
    思わず、彼は吐き捨てた。たまたま目についたコンビニで買った安物のビニール傘をさして、男はずっとそこで、雨が和らぐ機会を伺っていた。
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