妄想壁少女19コメント

1 Rin id:qbQ7PvI/

2011-05-16(月) 00:00:37 [削除依頼]
シャイなあの人は私に明日告白する

ワイルドな彼も明日好きだと告げてくる

王子様チックなあの人も...


妄想壁がある私

え?

気持ち悪いって?

そう、知らない人なら誰でもきっとそう思う筈

私もずっとそう思ってた

だから友達なんていないかったし、
 
べつに欲しくもなかった

彼だって出来る訳ない

そうずっと思ってた

そんなある日


「付き合ってくださいっっっ!!」


彼にそう告げられたそのとき

私は初めて恋を知ることになった

全く知らなかった君を
 妄想よりも深く、恋することとなったー
  • 2 Rin id:qbQ7PvI/

    2011-05-16(月) 00:37:24 [削除依頼]

    「付き合ってくださいっっっ!!」

    真っ赤に染まった頬

    背の高さに似合わない童顔な顔

    寝癖のある剛毛そうな無造作な髪

    それが私と彼のファーストコンタクトだった

    それも2次元以外のリアルワールドの人間に

    全く興味のない私で...

    「...誰ですか?」

    見たこともない彼に不信感を抱きつつも

    そう聴くしかなかった

    「おっ俺っ!じゃなくて...
     僕っ!!
     2年3組の神崎実尋って言います!!
     "実る"に"尋ねる"で実尋です!!
     ずずずっずっと唄子さんのことが好きだったんです!!
     付き合ってくれませんか!?!?」

    ダイナミックかつ長々しい告白に

    面倒なことになったなとがっくりしてしまう

    どうせ、あの事を知らないオメデタイ人なんだろう

    そう確信を持ち、問った

    「ご存知ないかもしれませんが...
     私、妄想壁があるんですけど」

    これを口にするとみんな私の前から去っていった

    気持ち悪いってのもあるけど、なにより、

    異常意味不明な私が、いつ何をするかが怖いから

    この人もそうだろうと再び、
    大きな彼をそっと見上げる


    彼は何処にも行くこともなく立ち止まっていた
  • 3 Rin id:ZJYp1TF1

    2011-05-19(木) 23:04:09 [削除依頼]

    それも満面の笑顔だった

    「そんなところも全部ひっくるめて好きなんだよ
     妄想?いいじゃん、妄想壁だって
     可愛いよ、唄子さんは」

    いきなりの恥ずかしい告白に赤面する

    そして彼は続けた

    「嫌なら殴ってフってくれていいよ
     だから少しだけ
     ほんの少しでもいいから、
     俺と付き合ってください」

    その真剣な眼差しにノーとは言えなかった

    まあ少しくらいなら...

    「......お願いします」

    こうして2年3組神崎実尋と名乗る男子との

    あまずっぱくもない恋人生活が始まった
  • 4 しーちゃん id:f.8T6tQ1

    2011-05-20(金) 20:09:21 [削除依頼]
    面白いです!
    頑張ってください♪
  • 5 梨亜 id:U6VX7uV.

    2011-05-21(土) 06:02:09 [削除依頼]
    うわぁ〜☆
    おもしろそうですね♪

    がんばってください!
  • 6 Rin id:fUXFruV0

    2011-05-21(土) 17:41:51 [削除依頼]
    しーちゃんさん

    おもしろいなんてっ!
    ありがとうございます!!
    はい!
    がんばります♪

    梨亜さん

    おもしろそう!?
    私にはもったいないお言葉...T T
    これからも応援よろしくお願いします!


    お二人ともありがとうございます!
    頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!!
  • 7 しーちゃん id:GeKTDVr.

    2011-05-21(土) 18:07:22 [削除依頼]
    更新、がんばってください!
    たのしみにしてます♪
  • 8 Rin id:fUXFruV0

    2011-05-21(土) 18:08:05 [削除依頼]

    キーンコーン
        カーンコーン


    私はいつものように荷物を鞄に詰めた

    恋だの愛だのに全くと言っていい程

    興味のなかった私は、

    昨日の出来事など特に覚えてはいなかった

    「帰ろうっと...」

    そしてちょうど教室を出ようとしていた、

    そのときだった

    「唄子さん!」

    聞き覚えのある声が耳に届く

    「......神崎実尋...」

    それはつい昨日恋人同士となった、

    彼だった

    「ごめん!遅くなって」

    相当急いで来たのだろう

    額にはいくつもの汗が光っている

    そして何も悪いことはしてないのに、

    深々と彼が謝った

    「へ...?」

    謝られる理由がない

    とりあえず聞いてみる

    すると彼は少し微笑った

    「待っててくれたんでしょ?
     俺の事、」
  • 9 Rin id:fUXFruV0

    2011-05-21(土) 18:28:14 [削除依頼]

    そしてまた、嬉しそうに笑う

    ......

    それでも何のことか分からない

    「俺今日部活休みだから...」

    「何のことですか?」

    聞いてみた

    何のことかサッパリだったから

    問いてみた

    「...」

    「.......」

    突然沈黙が辺りを包む

    私何か変なこと...

    「あっはっはっはっ!!!」

    私がまた考え始めたのと同時に、

    彼の豪快な笑い声が弾けた

    「唄子さんって、ほんと面白いよ!
     天然っつーか...!!」

    お腹を抱えながら、ひたすらに目をこすって笑っている

    ...??

    「だから...
     一緒に帰ろって事!」

    はっきり言われて分かった

    一緒に帰る...

    「ごめんなさい、
     私ぜんぜん分かんなくて...」
  • 10 Rin id:fUXFruV0

    2011-05-21(土) 18:38:24 [削除依頼]

    謝る

    目の前の笑い続けている彼に

    でも...

    「何がそんなにおかしいの?」

    「気、悪くした!?
     ごめんごめん!!!
     俺がはっきり言わなかったのも悪いんだ」

    それでも尚、笑い続けている

    そんなにおかしかったのかな

    「私が変なの?」

    少し起こり気味に彼に問う

    すると彼はー

       満面の笑顔だった

    「ちがうちがう!
     そんなとこもすごい可愛いって事っ!!」
  • 11 Rin id:fUXFruV0

    2011-05-21(土) 19:10:02 [削除依頼]

    その後、帰りながらいろんな話を彼とした

    といっても、彼の方が一方的という感じだったけど


    彼がバスケットボール部だと言うこと

    お姉さんが2人いて、末っ子だと言うこと

    実は大の犬好きで家に犬を飼っていること

    彼はたくさん教えてくれた

    私も彼ほどではなくても、教えた

    部活は美術部

    1人っ子

    動物はあまり好きじゃない事


    彼に比べたらそっけなかったかもしれなかった

    けど

    全然面白くない話でも

    彼はどんな話でも笑って聞いてくれた

    俺はこうだよって

    たくさん教えてくれた


    彼のことを知って、変わったこと


    少しだけ、鼓動が速くなった事かな
  • 12 Rin id:QmfOtIj0

    2011-05-22(日) 17:18:18 [削除依頼]

    つき合い初めて一週間が過ぎた

    つき合い始めた、と言っても

    部活がない火曜と木曜しか一緒に帰れなかったし

    学校では目を合わすくらい

    いまだに名前で呼んだこともあまりないし、

    彼も私をさん、と呼ぶ

    そんな周りすら気づきそうもない

    親密なつき合い

    別に私とっては特に、どうでもよかったけど

    彼はそれについて、どう思ってるのかな

    「...嶋...ん」

    それとも...

    「君嶋さん!!」

    いきなり大きな声で呼ばれる

    滅多に呼ばれることがないから

    少し驚いた

    「クラスのアンケート用紙、
     出してないの君嶋さんだけよ!」

    声も顔も苛立っているよう

    それは学級委員長の女子だった

    「あ...すみません
     出すの、忘れてました」

    「忘れてましたじゃないでしょ!?
     ここ見えないの!!?」 

    そこにははっきりと昨日締め切りの数字が記されていた

    ここんとこ色々あったからなあ...
  • 13 Rin id:QmfOtIj0

    2011-05-22(日) 17:41:50 [削除依頼]

    「すみません」

    「あなたは謝っただけでいいかもしれないけど
     後で言われるのは私なのよ!?」

    大声で怒鳴る女子を後押しするように

    他の女子も私を睨みつけてくる

    視線が、痛い...

    「大体あんた妄想妄想って気持ち悪いのよ!!」

    そーよそーよと言う風にはやし立てる

    なんか、痛いすごくすごく

    「すみません」

    とりあえずもう一度謝る

    「だいたいこのクラスにこんな人がいる事態
     きったないよね〜!」

    「やだ〜言い過ぎ〜〜!!」

    嫌な笑い声が教室中響きわたる

    大丈夫

    こんなのは慣れてる

    痛みには慣れてるー...


    バァァン!!

    扉が力いっぱい開かれる音が響いた

    「お前等何やってんだ!!」

    そこにいたのは

             ...神崎実尋.....
  • 14 梨亜 id:T3JBq6d0

    2011-05-25(水) 18:33:36 [削除依頼]
    うっわぁ…
    え……いたの?
    彼氏くん♪

    あ、そのまえに……
    彼氏くんの名前、何て読むんですか?
  • 15 春 id:4bYpdby1

    2011-05-25(水) 22:27:16 [削除依頼]
    おもしろいデス。
    あたしもステキな彼氏ほしい・・・。
  • 16 Rin id:hWz8okP.

    2011-06-16(木) 01:01:58 [削除依頼]
    利亜さん

    だいぶ来なくてすみません!
    彼氏は...
    かんざきみひろです^^
  • 17 Rin id:MiKy0te0

    2011-06-18(土) 12:52:54 [削除依頼]

    「な...あんた...神崎実尋!?」

    女子達はざわざわと騒ぎ始める

    どうして、神崎実尋がここに...??

    「こいつが何かしたんなら、俺が代わりに謝る
     だからこいつの事虐めるのはもうやめろ!」

    初めてだった

    みんな見て見ぬふりしてたから

    こんな風に気づいてもらえるなんて

    でも、なんであなたが謝るの?

    あなたが何かした訳じゃないのに

    「はっはあ!?
     虐めてるなんて人聞きの悪いこと
     よく言えるわね!!」

    「だったら許してやってくれよ
     この通りだから、たのむ!」

    大きく頭を下げた

    え.......?

    「な何よ!
     どーしてあんたそんな子の為にここまで出来るの!?
     信じらんな....」

    「好きだから」


    !!!?


    その言葉を合図に

    みんな一斉に騒ぎだした

    「うっそぉ!」

    「あいつが!?」

    「笑える〜!!」
  • 18 Rin id:Pw4Sf7u0

    2011-06-19(日) 23:41:37 [削除依頼]

    気味の悪い私にいきなりの告白だ

    無理もないーー

    笑いのさなか、彼はひときわ大きく息を吸った

    「この人は俺が選んだ
     たった一人の大切な人なんだ!
     だから例え誰でも......
     ....唄子を傷つけたら俺が
     全力でぶっとばすからな!!」

    ドキン


    .......今、唄子って...?


    あたりは一斉に黙り、沈黙だけが広がった

    ....ばかじゃないの?

    こんな人前で告白するとか、ほんと意味分かんない

    恥ずかしいよ


    けど


    すごく胸が暖かい

    こんな気持ち初めてだよ

    あなたが、初めてーー

    「行こう、唄子さん」


    彼は私の腕を引っ張って、その場を後にしていた
  • 19 Rin id:3NK5NpQ0

    2011-06-21(火) 20:15:56 [削除依頼]



    「ごめん、なんか...」

    彼は校舎裏の茂の中でそっぽを向いていった

    ほんとだよ

    そんなこと、妄想でもした事ないんだから

    ...という訳でもなく、私は会話を続けた

    「.....びっくりした、けど」

    ほんとの事だもの

    言ったってバチは当たらないはず...

    「だよね...
     本当にごめん、唄子さん
     今度からはもうしないから...」

    分かった

    もう分かったから

    私にも言わせてよ

    きっとこの思いは本物のような気がするから

    私は静かに、口を開いた

    「........でいい」

    「えっ?」

    声が小さすぎたのだろう

    聞こえなかった言うように、彼は聞き返してきた

    もう...

    こんな恥ずかしいこと、二度も言わせないでよ....

    「だから....」

    「?」

    「唄子って呼んでいいって言ってるのっっ!!」
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