塔の旋律.21コメント

1 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:d4ZEV.80

2011-05-15(日) 20:49:59 [削除依頼]
 むかしむかしあるとこに

 むっつのとうとひとつのこわれたとうがありました

 こわれたとうからはいまでも

 とてもとてもかなしげなおとがひびいてきます

 それをきいたひとは

 しんでしまうそうです

 むっつあるとうのなかのどれかひとつのおとをきくと
 
 しあわせになるそうです

(中略)

 ひとびとはいいました

 てんしとあくまはそんざいしているのだと

 ひゃくねんにいちど

 どちらかのおとが

 くにじゅうにひびきわたるのです

(後略)

                 /七つの塔の物語より抜粋
  • 2 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:K/i9tdl0

    2011-05-16(月) 19:41:26 [削除依頼]
    *

     らり、らりるららる。

     漆黒の夜空より、天使の歌声が舞い降りた。
  • 3 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:K/i9tdl0

    2011-05-16(月) 21:06:15 [削除依頼]
    ■一章

     マリゲル王国。
     それが、この国の名前であった。
     国の中心には簡素なつくりの城があり、それを中心として六芒星を絵がくように六つの塔が立っている。
     王家が住む城より、蔦の絡んだ高く聳え立つ塔の方が目立っていしまっている。
     そんな少し変わった城周辺を抜け、城下町に出るととてもにぎやかな雰囲気に包まれている。
     人通りの多い中央通。
     両脇には露店が広がり、色鮮やかな食物や小物が並ぶ。
     
  • 4 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:K/i9tdl0

    2011-05-16(月) 21:31:00 [削除依頼]
     そんな色取り取りの市場の一角で日光を受けて美しく輝く果実を片手に、ボロ布をまとった少女はため息をついた。

    「これ、買うと、お金、足りない……」

     手にしている真っ赤な果実。
     甘酸っぱい香りを広がらせる林檎と睨めっこをして、反対側の紙袋の中身と見比べた。
     野菜やパンなどが無造作に詰め込まれたそれの中身と、手にしている林檎。
     眉間にしわを寄せて、少女――プルトは林檎を赤い果実の山に返した。

    「仕方、ないか……」

     呟くと、店の店主であろう人物に軽くお辞儀をしてその場を後にする。
     小さな体はあっという間に雑踏に飲まれ、目で追うことは不可能となっていた。
  • 5 菜乃花 id:ez-UZd7X531

    2011-05-16(月) 22:09:37 [削除依頼]
    ミサカの新小説発見!
    更新頑張ってね
    ストーカーなみに陰ながら見守ってます←
  • 6 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:K/i9tdl0

    2011-05-16(月) 22:15:12 [削除依頼]
    >>菜乃花

    初コメありがとうー
    ありがと、ありがとありがとありがt((ry

    ストーキングばっちこい←
    応援は凄い励みになりますっ^^
  • 7 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:K/i9tdl0

    2011-05-16(月) 22:20:24 [削除依頼]
     ちょっと、ブロバイダに警告きそうだが気にしない←
     さあ、執筆執筆…。
  • 8 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:cE957Vy/

    2011-05-17(火) 20:00:19 [削除依頼]
    >>4  小柄な体格を生かし、プルトは大人の間をかいくぐるとレンガ造りの家々の間の路地へと飛び込んだ。  喧騒から一変。  静寂とした空気に包まれた路地は、 高く広い屋根によってさえぎられた空は薄暗く不気味ささえ感じさせた。  うにゃあ、とゴミ箱をあさっていた猫が鳴いて、プルトに驚いたのか俊敏な動きでどこかへ去る。  そんな些細な事は気にせず、相変わらず早い動きで路地を抜けるとまた新たな路地へと入った。  
  • 9 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:H8kgJql/

    2011-05-19(木) 18:02:01 [削除依頼]
    >>8  駆けているうちに、プルトの被っていたフードが風になびいてとれる。  下から出てきたのは薄くそばかすがある小顔に、澄んだ青い瞳。手入れが一切されていないぼさぼさの肩まで伸ばされた金髪。  落ちそうになる紙袋を止まって抱えなおすと、また走る。小さく息を吐きながら、細く、長い路地を抜けた。 「つい、た……」    独特の声音でぼそりと言うと、疲れたのかその場に座り込んだ。  彼女の眼下に広がるのは、一面の白い花畑。そして、壊れ、入り口のふさがれた塔。後ろには、深い森林。  ふわり、と甘い花の蜜の香りがあたりにやわらかく広がっていた。  
  • 10 黒羽 id:0CwmB0e1

    2011-05-19(木) 18:17:18 [削除依頼]
    おお、なんか雰囲気が好きだ。
    更新頑張ってね、応援するよー。
  • 11 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:H8kgJql/

    2011-05-19(木) 19:15:58 [削除依頼]
    >>黒羽

    わほー^^
    黒羽だーっ黒羽だあーーー((黙れ
    雰囲気好き?ありがとうっ。
    ファンタジー全快を今回は目指してますよ(`・ω・´)
    期待にこたえられるよう頑張りまする。
  • 12 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:RX57os51

    2011-05-20(金) 15:38:10 [削除依頼]
    >>9  花畑。  壊れた塔。  森。  鳥のさえずり。  広がる空間に、寝転がる少女。  まるで白昼夢の様に神秘的な光景であったが、プルトは雰囲気を壊すように跳ね上がって袋の中から、青い果実を取り出した。  とても大事そうに抱え込むと一歩ずつ、一歩ずつ、瓦礫で埋もれてしまっていた塔の入り口へと近づいていく。  全てを包み込むように降り注ぐ光に照らされる塔は、悲しく、聳え立つ。
  • 13 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:M9c3OLq.

    2011-05-22(日) 16:36:27 [削除依頼]
    >>12  そっと手にしていた青林檎を瓦礫の上におくと、膝をつき胸の前で手を静かに組んだ。  目を伏せると、透き通ったまつげが微かに揺れる。 「もう、すぐ、大祭、ですね。皆、わすれて、る。この、国の、守護塔は、七つ」  冷たい声音が響き、 「私は、貴方を、忘れ、ない」  プルトの声が震えた。  つう、と雫が頬をつたって、ローブへと模様をつける。
  • 14 ツキ(冬眠*φ(´I`● ) id:C940qD6/

    2011-05-22(日) 17:04:27 [削除依頼]
    はまりそうな小説発見!!
    続きが気になります!
    頑張ってください。
  • 15 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:M9c3OLq.

    2011-05-22(日) 17:05:36 [削除依頼]
    >>ツキs
    おお、コメント有難う御座います^^
    期待にこたえられるよう、頑張らせていただきます!!
  • 16 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:jYwNpGQ1

    2011-05-28(土) 19:58:35 [削除依頼]
    >>13  しばしの間プルトはその状態で固まっていた。  少したつと何事もなかったかのように立ち上がると、袋を抱えてもと来た道を戻る。   さく、さく、と草の上を軽快に走る音が響いて小さなプルトはすぐ見えなくなる。  彼女のあとを追うようにして風があたりを駆け抜けて白い花びらを、舞わせた。
  • 17 鏡花水月 id:JVKREIj0

    2011-05-28(土) 20:11:26 [削除依頼]

    ミサカさんの小説大好きー!!

    更新頑張って下さい!!
  • 18 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:jYwNpGQ1

    2011-05-28(土) 20:17:23 [削除依頼]
    >>鏡花水月s
    ほ、ほへふ!?
    初めましてっ!! そういっていただけると嬉しいです(*´ω`)

    他の作品なども読んでくださってたのか…な?

    頑張らせていただきます^^
  • 19 鏡花水月 id:JVKREIj0

    2011-05-28(土) 20:35:53 [削除依頼]

    陰ながら応援してました

    言葉のひとつひとつに感情があって
    ぐっとくるんです!!

    私もミサカさんを見習っていい小説をかけるようにしたいです!!
  • 20 御坂紫音@仮面ライダー電王ソードフォーム id:jYwNpGQ1

    2011-05-28(土) 20:37:49 [削除依頼]
    >>鏡花水月s
    おお…ありがとうございます><

    そういっていただけると、本当に嬉しいです^^

    いや、私の作品見習っても駄文になっちゃうだけですよぅ((汗汗
    何か学べるものがあればよいのですが;;
  • 21 御坂 紫音 id:caRGeW6.

    2011-10-26(水) 19:49:27 [削除依頼]
    >16  小道を抜ければ、そこはもとの喧騒で包まれていた。先ほどプルトが言ったように、大祭が近いということもあって賑わいはいつになく、町を熱気と共に包み込む。  大通りをゆっくりと歩きながら、プルトは小さく嘆息した。頬に付いた涙の後を拭うと、紙袋を持ち直して前を見据える。  一歩踏み出す度に髪の毛がふわりふわりと揺れて、風に靡く。おいしそうな香りが漂い、彼女のおなかからぐぅ、と腹の虫が声を上げた。  
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