死んだ私の思いをのせて39コメント

1 タイ id:w/mYFT91

2011-05-14(土) 13:38:53 [削除依頼]
私は素直じゃなかった

だから、最期も
無愛想だった
  • 20 タイ id:XOFB1rG0

    2011-10-22(土) 11:28:29 [削除依頼]
    病室から出ると、右には5才くらいの子が去っていき、左
    にはまだ液が半分くらい残ってる点滴を下げながら昔の病
    室へ帰る楼の姿。
    これから私は何をすればいいんだろう。というか、何で此
    処にいるの?


    僕の病室は広かった。そして、いつも独りだった。病気が
    酷くても一緒にいてくれる人はいないの?そう聞いたら、
    「誰でもいいなら、移動させれるけど…」看護婦さんはそ
    う言った。うれしかった。行きたかった。詳しく聞いたら
    その人も僕と同じ14歳らしい。楽しみになって、すぐに
    移動を決めてくれた。

    私が昼からずっと本を読んでいると、楼が来た。「杉本楼
    です。よろしく」その時私は顔すら見なかったが、今思う
    と残りわずかな命なのに私にこんなにやさしい顔をしてい
    てくれたのがとてもうれしかった。
  • 21 みーたん id:6jJDN0x1

    2011-10-22(土) 15:41:02 [削除依頼]
    とても面白いですね。
    私はこういう物語好きです!!
  • 22 のんのん♪ id:K8KU7G/1

    2011-10-22(土) 15:51:14 [削除依頼]
    >21 すみません。 これはのんのん♪です。
  • 23 タイ id:B6qRz601

    2011-10-24(月) 19:01:13 [削除依頼]
    のんのん♪さん
    コメントうれしいです。
    ありがとうございます!!
  • 24 タイ id:B6qRz601

    2011-10-24(月) 19:16:46 [削除依頼]
    楼はいつも笑顔で私と接してくれていた。ちゃんと、私
    が素直になっていれば、最初から幸せだったはずなのは
    昔から分かっていたはずなのに。冷たく話す私に、決し
    て無視をしなかった。そうだ、私はそんな楼に恋をして
    しまったんだ。自分の気持ちすら気がつかなかった私が
    嫌だ。
    「初めまして。私、楼君の同級生だけど。紹介してくれ
    たから、来てみたの。これからたまに来ると思うから、
    よろしくね」
    楼のおかげで始めてできた友達。
    「はい、じゃあ今日の分。しっかり食べてね」
    笑顔に戻った看護婦。
    そして、
    「一緒に、病気を治そうね」
    初めての恋も、楼のおかげだ…
  • 25 タイ id:B6qRz601

    2011-10-24(月) 19:33:53 [削除依頼]
    やっと少し心を開き始めたとき、その事を、私より早く
    、楼が気づいたんだ。


    朱莉って名前の子かあ…。ちょっと静かな子だけど…、
    まあいっか。仲良くなれるよね、きっと。そう信じれば
    叶うものだ。だって僕と同じ年なんだ。男女の差がある
    とは言え、実際僕も女子の友達がいたりするし……。そ
    れに、素は可愛い、し。この思いは叶ったとしてもすぐ
    に涙に変わってしまうことは分かってる。だったら、笑
    顔で振舞おう。告白はしない。その代わりに、とってお
    きの場所を教えよう。少しでも心を開いてくれたとき伝
    えよう。
    行けるはずはないけど、一緒に行こう。
  • 26 タイ id:UkJ6d6O0

    2011-10-25(火) 18:56:14 [削除依頼]
    「朱莉はさ、『黄金の花道』って知ってる?」
    僕は行き成りそんな名前をつけて大好きな場所を紹介し
    た。
    「さあ」「きれいだよ。すっごく。昔、一度だけ見たこ
    とあるんだ。今でもはっきり覚えてる」

    きれいだったよ、楼。楼が言ったとおり、すっごくきれ
    いだった。
    「一緒に行こうね。病気、早く治して。絶対行こうっ。
    絶対、治そうね!」
    行ったよ。無理だって、思ってたけど、会ったよ。一緒
    に、見たよ。約束、守れたね…。


    これで、朱莉も元気になってくれるかな。頑張ろうって
    思ってくれるかな。だといいな。でも…本当に直るって
    信じきってたら、どうしよう。多分、絶対に僕のほうが
    先に死ぬ。だったら、もしも先に死んだら、死んでも一
    緒に行こう。きっと、行く。
  • 27 タイ id:ItUzc8E1

    2011-10-27(木) 19:37:49 [削除依頼]
    その時から私は素直になったんだっけ。もうはっきりと
    は記憶に残ってないけど、確か私は、迷った。楼が私を
    元気付けようとしてたのは確実だ。でも、素直になる事
    で、私の性格が大きく変わるような気がして。また他人
    に変な噂されるのは嫌だ。だから、私は楼の手を振り払
    おうとしていたんだ。
    でも、楼は私の事をどこまでも見守っていてくれた。だ
    から、もう他人のことは気にしなくなっていた。


    僕が変な事言ったせいか、また朱莉が冷たくなってきて
    いる気がする。どうしよう。諦めようか。見せたかった
    ものも見せずに、黙って眠りにつこうか。黙って朱莉の
    様子を見るか。

    駄目に決まってる。看護婦さんにも協力してもっらたん
    だ。最後まで、やり遂げよう。
    朱莉は、またやさしくなってくれた。

    「朱莉?何処に行ったんだろう・・・あっ!?」
  • 28 タイ id:aGWtYSx1

    2011-10-28(金) 19:12:48 [削除依頼]
    私は最後に、と外に出て行った。その時楼はどっかに行
    ってたんだっけ。でも、どうしよう。昔の私について行
    くか、楼についていこう、かな。うん、そうしよう。た
    とえ楼が苦しんでも・・・
    私は楼が何処に行っていたのかまだ分からず、探す事に
    した。


    「朱莉ー。…ったく。何処に行ったんだか。治りそうっ
    て先生言ってたんだけどな…」
    そう、僕は昨日の夜、先生にもしかしたら治る可能性が
    あるかもって言ってくれた。きっと本当だ。だから知ら
    せようと思って起きたら、いないんだよ…。
    室内は探してもいなかった。外にもいない。何だか、心
    臓が飛び出しそう・・・
    朱莉に何かあったのかな・・・?

    あっ!いた。楼だ。忙しそうに首を回している。もしか
    して、私を探しているのかな。…駄目だ。勘違いして自
    分が苦しむのも嫌。でも、
    だったら何を探しているの?
  • 29 タイ id:JZTioA0.

    2011-10-31(月) 19:38:36 [削除依頼]
    朱莉に何かあったらいけない。誰かに伝えなくちゃ。僕
    は破裂するかも、と思えるほどの心臓を、落ち着くよう
    にギュッと抑えながら辺りを見回した。が、あいにく看
    護婦さんはいなかった。部屋に帰りながら先生や看護婦
    さんを探したが、1度も見えなかった。
    「こんな大事な時に…」
    僕は独り、呟いた。


    楼の顔色は真っ青だった。これで手術するんだ…。私と
    の距離はまた遠くなるんだ。
    楼は胸を押さえた。苦しそう。顔は青ではなく、白っぽ
    くなっていた。もう、見たくない……。私は部屋に戻ろ
    うと思って踵を返した。でも、私は楼が苦しんでも見守
    るって決めたはず…。
    (・・・・・・)
    足は動かず、真っ白な廊下が見える。私は楼と背中合わ
    せになっている状態で時間は過ぎてると思ってた。しか
    しすぐに、
    (!)
    楼は私の体を通り抜けて、来た道を戻り始めた。そんな
    事されると、私が幽霊になった実感が湧くなあ…。
    私は猫背の楼に続いた。

    僕が来た道を戻ろうとした時、誰かと一体化した気分だ
    った。温かくて、心地よかった。とても、安心できた。
    そう、まるで、朱莉と一緒にいるときみたいな…。
  • 30 タイ id:SstttRp/

    2011-11-01(火) 19:37:28 [削除依頼]
    僕が病室に戻っても、朱莉の姿はなかった。すぐに調子
    悪くなったから、まだ朱莉が帰ってないのも当たり前な
    のかもしれない。


    楼、死んじゃいそう…。分かっていても、ドキドキが止
    まらない。私が病室に入る前に、
    「ねえ、さっきの男の子、苦しそうじゃなかった?」
    「うん。誰かに伝えたほうが良いよ」
    女の人と男の人が2人で話していた。ああ、ありがたい
    。これで楼は助かるんだ…。そう思った時だった。
    「…でも、中に看護婦さんがいるわ。だから1階に行か
    ずに、部屋に戻ったんでしょ」
    え!?
    「…そうだね。確かに。間違って先生を困らすのもいけ
    ないし」
    いきなりどうしたんだろう。何で、やめちゃったんだろ
    う…。
    その人たちは踵を返し、去っていく。でも、きっと助か
    るはずなんだ。だって、もう私はどうなるか知っている
    んだから。助かる、助かるはずなんだ・・・
  • 31 タイ id:SstttRp/

    2011-11-01(火) 20:06:50 [削除依頼]
    私は自分でも嫌なくらいのドキドキを深呼吸をしておさ
    えた。
    「うぅ・・・」
    楼は汗をすごいかいて蹲っていた。やだ…。これじゃ、
    本当に死んでしまう…。でも、誰かが来る気配もない。
    どうすれば、どうすればいいの?こんな私に、何か出来
    るの?すると、
    「朱莉…?おかえり……。何処行ってたんだよ?」
    (え・・・?)
    振り向くと、目を見開いて立っている(生きてる)私の姿
    があった。呆然と立ち尽くして何もしない。その瞬間、
    私は悟った。歴史が変わってる。何で?何で!?何で!
    私、何もしてないのに…。でも、このままじゃ駄目だ。
    きっと今の私、朱莉は動かないままだ。自分のことだか
    ら分かる。
    ただ、私は走っていた。1階まで一気に駆け下りる。待
    合室に来て看護婦に近づく。何も出来ない。そう、何も
    出来ないんだ。このままでいいの?いけないよ。分かっ
    てる。でも、何もできないということも、分かってる。
    でも、考えなきゃ。このままで、終われない。
  • 32 亜衣 id:2wDoVZI0

    2011-11-01(火) 20:08:16 [削除依頼]
    面白いですー
    小説頑張ってね^^
  • 33 タイ id:SstttRp/

    2011-11-01(火) 20:14:55 [削除依頼]
    亜衣さん
    ありがとうございます!
    頑張りますっ
  • 34 亜衣 id:2wDoVZI0

    2011-11-01(火) 20:18:42 [削除依頼]
    >33 毎日みるね^^
  • 35 タイ id:yWaJnZg/

    2011-11-03(木) 15:21:19 [削除依頼]
    亜衣さん
    ありがとうございます!
    すごいうれしい・・・。毎日頑張りますね

    朱莉だ。帰ってきたんだ。本当に、何処にいってたんだ
    か…。でも、そんなに驚かなくたって…。死ぬことは確
    実に分かってただろ?
    僕は、もう死ぬんだ……。もっとやさしくすれば良かっ
    たのか?それとも、ちゃんと、告白すれば良かったのか
    な?でも、どっちにしろ、もう遅い・・・

    どうすれば、どうすればいいの?分かんない。こんな私
    は役にたたない。受付の向こうではカルテやら電話やら
    色々やってる看護婦だらけ。こんなのにうもっても何も
    出来ない、はずはないのに・・・。
    (・・・!)
    もしかしたら、できるかもしれない。でも、時間
    は・・・
    いや、そんなこと考えてる暇はない。やるしか、ない!
  • 36 タイ id:uVJMv/M0

    2011-11-04(金) 21:28:10 [削除依頼]
    私は急いで階段を駆け上がる。早く、早くしないと…。
    やっと階に着いた。楼と朱莉がいる病室に、おそるおそ
    る入った。

    朱莉、お願いだから、どっかに行ってよ…。こんな状態
    を、死ぬ様子を朱莉に見せたくないんだ。
    そう思っても、声が出ない。動けない。それでもきっと
    、朱莉の顔は見えないけど、真っ青だろう。

    中に入ると、朱莉はいなかった。私は驚いた。動いた?
    私が?自分でも想像できない。どうしよう。自分だから
    乗り移ってもいいかと思ったり、たとえ無理でも楼は見
    えてない訳だから、電話して看護婦さんor先生に朱莉が
    電話したと思わせればいいのかなって思った。でも、い
    ないんじゃ意味ないよ!
  • 37 タイ id:uVJMv/M0

    2011-11-04(金) 21:48:13 [削除依頼]
                *
    私は走っていた。何処に行くのかは分からない。息が出
    来なくて、足がすぐに痛くなったけど、まるで吹き抜け
    る風と一緒に何処かに行ってしまっている様に全然感じ
    ない。今なら、『黄金の花道』に飛んで行けそう。でも
    私は外に出るとは逆の方角に走っている。あ、つまりも
    う1階か。受付のところで急ブレーキ。その場に崩れた
    かったけど、体が言う事聞かない。手を膝にあて、肩で
    息をする。心臓はバクバクだ。
    「あら、朱莉ちゃん。どうしたの?激しい運動は避けて
    ってば。あと、病院では静かに。走らないの」
    担当の看護婦が運が良いのか悪いのか分からないけど、
    近くにいた。
    「はあ。すいません」
    「まあいいわ」
    簡単に許すなっ。
    「で、何か用?」「え?…あ、ああ、まあ…」
    知らないよ!…あっ!……でも、何か嫌だな…。
    ……………っ。
    「あ、あのっ。じ、実は・・・」
    言うしかない。私の勇気で、人が救われるはずならっ!
  • 38 タイ id:OcZIJYD/

    2011-11-06(日) 21:25:20 [削除依頼]
    私は顔を真っ青にして動き出す看護婦さんと先生を視界
    の端におきながら、自分を見た。鏡の中の私ではない。
    でも、私だ。うっすらな、私がいて、向こうが見える。
    私は私を見て、無理して笑っていた。
                *            
    「楼くん、しっかりして!聞こえる?もう大丈夫だから
    ねっ」
    誰が?もう助からないのは分かってるくせに。そんな見
    え見えの嘘つかれても嬉しくない。むしろ辛い。もうい
    いから、最後は朱莉に会わせてよ・・・。ねえ、聞こえ
    てる?さっき見た、朱莉が帰ってきたときにいた、もう
    一人の朱莉。君だから言える気がする。理由はよく分か
    らないんだけど。
    僕は、

    楼、しっかりして。私は、ここにいるよ。だから、だか
    ら泣かないで。でも、でもね、楼は、もう、死ぬよ…。


    慌しかった1つの病室に、無機質な音がしっかりと響く
    。一瞬にして、静かになる。

    さよなら、楼。本当に、最後の、さようなら・・・
  • 39 タイ id:HHW9gME1

    2011-11-07(月) 19:03:14 [削除依頼]

    此処は何処。此処は『黄金の花道』。そう、私が死ぬ場
    所。
    私は見た。驚きのあまり、口を開けて、そのままの私を
    。そして、透けていながらもさっき生きてる私に見せた
    偽りの笑顔よりも、いい笑顔をしている私を。一体、ど
    ちらがいい人生を辿ったのだろうか。今の私には分から
    ない。
    「ねえ、あなたは、死んでいるの?」
    生きてる私が独り言のように呟く。
    「うん。そうだよ。ここで死んだ。で、今まで楼と一緒
    にいた時の様子を観察した。楼は、優しかったよ」
    「知ってる。でも、告白とかは、出来なかった…」
    「それが、心残り?」
    「まあね。でも、私が死んだら、告白する」
    「そっか。いるといいね。あ、あとね、楼、死ぬの怖が
    ってたな…。でも、生きてる私が楼を助けてくれたのは
    嬉しかった」
    「うん。別に、いいよ」
    しばらく、私たちは話していた。しかし、だんだんと生
    きてる私の気力が無くなっていく。幽霊の私も、元より
    薄くなってる。
            「「ありがとう」」
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