漆黒の華10コメント

1 時雨 id:mqyw3Uz1

2011-05-10(火) 23:34:32 [削除依頼]
「私は絶対に諦めない」

 ここウィディアには、漆黒の髪と瞳をも
つ王女がいる。彼女は絶対に何色にも染ま
らない。たとえ父である国王の命令であろ
うと、それが自分の納得のいかない事なら
ば絶対に引き受けない。自分を曲げようとしない。
 彼女はその性格からか、はたまた外見か
らか、こうよばれている。

「漆黒の華」

と。

これは、そんな王女の恋のお話である。

………………………………………
時雨といいます。
超不定期更新で王国系の恋愛小説を書こう
と思っています((笑
少々ファンタジックな要素も含まれるかも
しれません。いきなり、辞めるかもしれま
せん(←
長めになるかと思いますが、読んでくださ
ると嬉しいです!!
  • 2 時雨 id:eUQYZ6X/

    2011-05-11(水) 23:06:26 [削除依頼]
    第一章

     一人の赤黒い髪をもつ少年がいた。年の
    瀬18の、世間でいうところの若造。彼は
    今、この国の王城の中にいる……バイトで。

    「今宵は満月。心ゆくまでお楽しみ下さ
    い」

     凛とパーティー会場に響くアルトの声。
    今日の宴の主役である王女、レイナ?ウィ
    ディアだ。今日18歳の誕生日を迎えた彼女
    は、白銀の美しいドレスに身を包んでいる。
     近代化が進み、国内外には高層ビルが立
    ち並び、多くの車が行き交う。どう考えて
    も今自分の見ている光景は、どこかの夢の
    国だ。だが、ここは夢の国でもなければ異
    世界でもない、現実世界。
     
    「はぁぁ……」

     青年は溜め息をついた。それもそのはず
    だ。何故自分は今ここにいる?事は数日前に遡る。

    ………
    「ね、蓮さぁ、うちでバイトしない?」

     竜童 玲奈。同級生の少女で、中学から
    同じクラスで仲がいい。大きな切れ長の瞳
    に、腰まで伸びる漆黒の髪。一言でいうと
    美人だ。

    「バイトって、うちの学校禁止だろ」
    「あ、ならこう言うと?今度うちで誕生会
    するの。手伝ってくれたらお小遣いあげる」
    「はぁ。いくらくれんの」
    「時給二千円でどう?」

     言うまでもなく、俺はうなずいていた。
    まさか、彼女がこの国のトップである国王
    の娘だとは、おもいもしなかった。
    ……………

     この国は、王をトップとし、その下で首
    相が中心となり政治を行う。そして人々は
    二つの名を使う。不思議な国だ。
  • 3 時雨 id:yOiadWa1

    2011-05-12(木) 22:48:21 [削除依頼]
    タイプミス
    レイナ?ウィディア→レイナ?ウィディア
  • 4 時雨 id:yOiadWa1

    2011-05-12(木) 22:53:12 [削除依頼]
    DSiで更新すると、真ん中の点が?になるっぽいです((泣 スミマセン……←
  • 5 時雨 id:St5wfsC/

    2011-05-13(金) 23:55:24 [削除依頼]
     蓮はふと周りを見渡した。残る仕事は皿
    洗いだけなので今は休憩をもらっている。
    ここはテラスなので、見渡しがいい。誰か
    隠れていようものなら一発で分かる。
     蓮は大きな柱のある方へ歩を進めた。柱
    の約3歩手前で立ち止まる。

    「玲奈、何やってんだ」
    「……何で気付いたの?」
    「そのドレス姿で隠れるとか、無理だろ」
    「あ、やっぱりそうか。これ邪魔なんだよ
     ねぇ……」

     柱の影から、玲奈が姿を現した。確かに
    裾の大きく広がったドレスは、良く目立つ
    し、動きにくそうだ。

    「で、何やってんだよ。オマエ主役なんだ
     ろ?」
    「ん、大丈夫。どうせ気付かれないし。そ
     れより、蓮に相談があるんだ」

     いきなりだな、と内心ツッコミを入れつ
    つ、言ってみろと目で促す。
     玲奈はテラスの外側にある手すりに寄り
    かかり、夜風に長い黒髪を好きにさせたま
    ま、少し顔を上げ、蓮を見た。
     静かに、月明かりを照らし返す唇が、そ
    っと開かれた。
  • 6 時雨 id:d4lSOMn/

    2011-05-14(土) 23:32:11 [削除依頼]
    「アタシ、魔女なの」
    「……は?」

     訳がわからない。魔女?この科学の時代
    に魔法が使えるなんて、冗談でも普通言わ
    ない。
     蓮は玲奈の言葉の意味が分からず、その
    整った顔に引きつった笑みを浮かべた。

    「……本気にしてないでしょう」
    「ったりめぇだろ!何だ、エイプリルフール
     はひと月前に終わったぞ」
    「ばっ……分かった。証拠、見せてあげる」

     そう言うと、玲奈はぐっと顔を近づけて
    きた。息が触れ合うほど近くから覗きこま
    れ、戸惑う。

    「な、何やってんだよ」
    「………昨日の夜、寝る前に海斗君と電話
     したでしょう」

     藤沢海斗。蓮と玲奈の親友。玲奈は海斗
    にだけ、律儀に「君」をつける。

    「したけど。それが?」
    「それが……って、何でアタシが蓮の昨夜
     の行動知ってんのとか思わないの?」
    「……海斗から聞いた?」

     おもいきり睨まれた。

    「違う!蓮の記憶を覗いたのッ!」
    「あぁ……はぁっ!?」
  • 7 時雨 id:zSqj3eX/

    2011-05-15(日) 00:07:00 [削除依頼]
    ………………
    人物紹介し忘れた……((
    とりあえず主要の3人だけ←

    '竜堂 玲奈'<リンドウ レイナ>
    切れ長の大きい黒い瞳と腰まであり、少し
    癖のある黒髪を持つ美人。活発で行動力が
    ある。
    ウィディア第一王女。
    ::レイナ、ウィディア::

    '茜埼 蓮'<アカネザキ レン>
    赤黒い短髪に、同色の瞳を持つ。整った顔
    立ちは明るい印象で、性格も明るい。基本
    はマジメ。
    ::レン、アルセイ::

    '藤沢 海斗'<フジサワ カイト>
    少し長めの青みがかった髪と、同色の切れ
    長の瞳。きりりと整った顔立ちのイケメン。
    クールだが素直な性格。
    ::カイト、ランデルク::
  • 8 時雨 id:zSqj3eX/

    2011-05-15(日) 15:10:11 [削除依頼]
     人の記憶を覗くなんて、悪趣味すぎる。って
    そうじゃない。記憶を覗いた?

    「……嘘だろ」
    「ホントだって」

     というより、それは魔法と言うのか?確かに
    昨日蓮と海斗が電話をしたということは、本人
    たちに聞くか、どちらかの携帯を見るしか知る
    方法はない。
     蓮は唖然としたが、玲奈があまりにも真剣な
    表情をしていたので、認めざるをえなかった。

    「つか、勝手に人の記憶とか覗くなよ」
    「しょうがないじゃない、証明するには一番手
     っ取り早いんだから」
    「そんなもんか?で、他には何か出来ないのか」

     興味本位で聞いてみる。玲奈は少し困ったよ
    うな顔になったが、すぐに首を縦に振った。出
    来るということだ。
     玲奈は右手を前、つまり蓮のほうに突き出し
    た。そして、一言。

    『火を』
    「ッ!!」

     蓮がいきなり目の前に現れた灯火に驚き、飛
    びのいた。というか、危ない。

    「んなもんいきなり出すな!」
    「あ、ゴメン熱かった?でも、これで分かった
     でしょう?」
    「何が」
    「アタシが魔女だって」
    「……あぁ。てか、何で魔法なんて……」

     そこではっと口を閉ざした。
     
  • 9 時雨 id:fkNjfWQ1

    2011-05-16(月) 22:23:12 [削除依頼]
     すっと、玲奈の表情が引き締まる。

    「きかないの?」

     思い切り聞かれたくないと顔に書いてあ
    るくせして、そんな事を聞いてくる。
     少し困ったが、結局首を振った。

    「話したくないんだろ、別にいつかでいい
     さ」
    「……うん。あのね、この事知ってるのは
     ね、家族と蓮だけだから」
    「わあった。だれにも言わない」

     正直嬉しかった。海斗は知らないらしい
    し。

    「で?相談って結局何だよ」
    「あ、そうよね。実はね……海斗に告白さ
     れたっぽくて」
    「え……魔法関係無くね?」
    「うん」
    「うんってオマエなぁ……」

     玲奈の考えている事というのは、時々よ
    くわからない。って

    「ハァッ!海斗がコクったって!?」
    「バカっ!!声デカすぎんのよ!」
    「あ、わりぃ。じゃなくて!」

     海斗が玲奈の事を好きだというのは知っ
    ていた。だが、告白したなんて話は一切き
    いていない。
  • 10 時雨 id:hW8Rci71

    2011-06-03(金) 23:19:28 [削除依頼]
     だが、ふと昨晩の事を思い出した。
     確か……

    「なぁ、玲奈ってかなり鈍いのか?」
    「……はぁ?海斗オマエさ、何言い出すんだ
     よ?アイツは意外と鋭いぜ。誰が側に来た
     とかぜってぇ分かるし」
    「……いや、ニュアンスが違う。まぁいい
     か。でも、玲奈は言わないと気付かない
     よ、絶対」
    「はぁ……?だから何を?」
    「ああーもういいよ、蓮に言ってもわかん
     ないよな、うん」

     あの会話をした時には既に、アイツは玲
    奈に気持ちを伝えていたのかもしれない。
     だが、海斗は一切そんな事は言っていな
    かった親友としては、何だか寂しい。

    「んで、返事はどうしたんだ」
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