雨傘9コメント

1 にゃんぷぅ id:0M..8EW0

2011-05-10(火) 23:19:03 [削除依頼]


雨の日は、キライ。

暗くて、

気持ちが沈む。

けどあなたと出会ったあの日だけは

スキ。
  • 2 にゃんぷぅ id:0M..8EW0

    2011-05-10(火) 23:26:41 [削除依頼]

    「雨、雨、ふれ!ふれ!」

    14歳の妹あかりが外を見ながら歌う。

    もぅ、中2だよ?
    まだガキじゃん。

    「あかり!そんな歌を歌ってないで早く部活行きなさいよ」

    「何いってんの?お姉ちゃん。
    部活行きたくないから歌ってるんだよ。」

    「行きたくないならやめな。」

    そういいながら、あたしは
    ホカホカのあったかいココアを口の運ぶ

    ん〜おいしい

    「だってだってだって、今日は彼氏と
    デート何だもん。部活いったら汗臭いでしょ」

    あたしはココアを机において言う。

    「彼氏ぃ!?中学生の分際で。
    早く部活に行きなさいよー、邪魔なんだから。」

    「・・・ったく。やだなー雨。」

    妹はなんでこうわがままなのか?

    さっきまで雨ふれって言ってたのに。

    「あんた、矛盾しすぎ」

    「だっていざ部活行くと思うと嫌になる。
    しかも小ぶり。」

    「小ぶりのうちに行きなさいよ。」

    「わかってるから。お姉ちゃんは、彼氏
    できたことないからってつっつきすぎなの。」

    あかりの言葉にイライラするけど、

    あたしはもう高校3年生。

    あかりみたいにガキじゃないから、怒らない。

    「彼氏何ていらないの。邪魔。」

    「はいはい。んじゃ行ってきます
    テニス出来るかなぁ?」
  • 3 にゃんぷぅ id:0M..8EW0

    2011-05-10(火) 23:32:55 [削除依頼]


    あたしはあかりを見送ると、ココアに手をつけた

    飲みかけのココアをグイッと一気のみする

    ん〜あったかくてホカホカする〜

    「さて、あかりもいなくなったことだし。
    勉強するかぁ。」

    空を見上げてニッコリ微笑むと、
    空もニッコリ微笑んだ気がした

    部屋に戻って、勉強道具を広げる

    英語の教科書を手にして、
    あたしは勉強をはじめた。


    勉強を初めて30分くらいがたった。

    「あゆみ!あゆみちょっときて。」

    お母さんが一階から叫ぶ。

    せっかく集中してたのに。

    「はぁい。」

    あたしは、渋渋一階へおりていった

    「雨が本降りになってきたの。
    あかりに傘届けに行ってくれない?」

    「えー、あたしが?勉強しないと。」

    「大丈夫よ。ほら、着替えて行ってらっしゃい」

    あたしの背中をポンッと押す母。

    えー、あかりのやつ。
    めんどくさいことさせやがって。

    あたしは、パジャマからワンピースに
    着替えると、傘を持って家を出た。

    「行ってきまぁす。」
  • 4 にゃんぷぅ id:0M..8EW0

    2011-05-10(火) 23:39:37 [削除依頼]

    家を出て10分がたつ

    あかりの通う学校にはもう少しでつく

    雨の音を聴くたび、イライラしてくる

    「お姉ちゃん!!」

    あかりの声が耳に響く。

    「傘持ってきてくれたの?ありがとう。」

    あかりが友達数名と歩いて来た

    びしょ濡れのあかりと友達たち。

    「うん。てか、びしょ濡れじゃん。この傘もつかって」

    あたしはあたしが差してきた傘と
    あかりの傘をあかりに渡した

    「え?いいの?」

    「うん。」

    「でもお姉ちゃんぬれるよ?」

    「コンビニで傘買うから大丈夫」

    「ありがとう。」

    あかりはあたしの傘を友達に渡して、
    家の方まで歩いていった。

    あたしは近くのコンビニにダッシュで向かう

    冷たい!寒い!

    かさぁぁぁぁぁ(笑)

    「いらっしゃいませ」

    あたしはコンビニにつくなり、傘を強引にとると
    レジまで持って行く。

    「390円です」

    あたしはポッケから400円取り出して払うと、
    何も言わずにコンビニを出て行った。

    ビニールがさをさして、歩いていると、

    ガンッ

    鈍い音がした。
  • 5 にゃんぷぅ id:xZ8VM9a0

    2011-05-12(木) 21:18:20 [削除依頼]


    「あ・・・!」

    あたしのまぬけな声が驚きを表している。

    傘は壊れていた。

    あたしは前をみずに歩いていたから電柱にぶつかったらしい…

    最悪…

    あたしは傘を差すのをあきらめて、
    傘をゴミ捨て場に捨てて、雨に濡れながら歩く。

    冷たい。

    あかりめ、恨んでやる。


    あたしは悲しみと怒りで周りが見えてなかった。

    ドンッ!!

    !?

    ふわっとした香りが漂うとともに聞こえた効果音。

    ぶ つ か っ た ・ ・ ・

    「あ、スイマセン…」

    あたしは服の裾を手の甲まで伸ばし、口元に持っていった。

    「え?大丈夫?」

    どうやらぶつかったのは男の人らしい。

    あたしはうつむいたまま、頷いた。
  • 6 にゃんぷぅ id:xZ8VM9a0

    2011-05-12(木) 21:24:15 [削除依頼]


    「ならいいけど…」

    男の人はやさしくあたしの頬をなでた

    !?!?

    何やってんのこの人?

    あたしは驚きのあまり、声が出なかった。

    「っー…」

    「びしょ濡れ。もしかして失恋?ふられた?」

    「はぁ?」

    あたしは生意気な発言とともに顔をあげた。

    男は、

    髪が長くて茶色が混じってる

    ブルーの瞳。

    キレイな顔立ち。

    スタイルはよくて、長身。

    世の中でいうイケメン。

    年は同じぐらいだと思う…

    「あ、ごめん。ふざけすぎたな(笑)」

    男はニカッと笑う。

    あたしは、しまったと顔を下に向けた。


    「す、すいません。」

    「えー?どうしよっかな!!」

    「えっ?」

    「うそうそ(笑)全然いいよ?」

    男はあたしの頬から手を離した。

    そういえば、
    さっきから雨にぬれてない。

    あたしは勇気を振り絞って上を見上げた。
  • 7 にゃんぷぅ id:xZ8VM9a0

    2011-05-12(木) 21:33:01 [削除依頼]

    黒いドクロ柄の傘が見えた。

    あたし…この人と相合傘してる。

    冷静にそう思った。

    「ねぇ、いくつ?」

    男の意味深な質問に、とまどいながらも答えるあたし。

    「17…」

    「17?てことは高2?高3?」

    「高3です…」

    「何だ、俺の一個下じゃん。」

    一個下?

    ってことは大学生かぁ。

    「名前は?」

    え、コレってナンパ?

    「…」

    「あ、ごめん(笑)俺、不審者じゃないから!
    俺は、A大学一年のヤマト。」

    「ヤマトくん…」

    「ヤマトでいいって!!あと、敬語じゃなくてもいいし」

    「あ、うん…。」

    「んで名前は?」

    「あゆみ…」

    「あゆみ!いい名前じゃん?どこ高?」

    「B高校」

    「あ、俺の後輩じゃん?」

    「そうなんですかぁ。」

    あたしはめんどくさくなってきて、
    適当にこたえた

    ホントは、

    関わらないで!!って今すぐに逃げたい。

    だけど、ぶつかっちゃったし…

    何か、話のペースにのまれちゃったし。

    逃げにくい。

    「うん!てか家まで送ってくよ。」

    「え、いいし。」

    「ダメ。後輩が危険な目にあったらいけないだろー?」

    「…」

    もし、この人がホントに不審者?だったら
    やばいよね。

    家何て教えられない。
  • 8 にゃんぷぅ id:xZ8VM9a0

    2011-05-12(木) 21:38:27 [削除依頼]


    「あ、マヂで俺を不審者だと思ってる?」

    「…」

    「あゆみー、それはねぇだろっ!(笑)」

    あゆみって…

    まぁいいけど。

    「はぁ…。スイマセン。」

    「謝んなくていいって!
    これナンパみたいなもんだし?」

    やっぱり…

    かじかんできた手。
    あたしは両手をポッケにツッコム。

    「あ、寒いよな。んじゃあゆみの家にれっつごぉー」

    「あ、マジでいいから。」

    あたしはフードをかぶると、
    そのまま全力で家と逆方向に走り出した。

    家の方に走って、もしついてきたら困るから。

    ピチャピチャと水たまりの音。

    フードがどんどんしめってく。

    髪の毛から垂れるしずく。

    あぁー…。

    雨はきらい。
  • 9 にゃんぷぅ id:xZ8VM9a0

    2011-05-12(木) 21:47:58 [削除依頼]


    いつの間にか自分の知らない場所にいた。

    どこここ…?

    夢中で走ってたから場所がわからない…

    あたしは周りを見渡してから、ため息をついた。

    とりあえず、飲み物買おう。

    あったかいやつ…

    あたしは自動販売機を見つけて歩きだす。

    「あゆみー!!」

    さっきの男の声が耳をかんつうした。

    「え?」

    男はびしょ濡れになりながらあたしの腕をつかんだ。

    じんわりと伝わる、寒さ。

    あたしはビックリして男をずっと見ていることしか出来ない

    「あゆみ足はえーな!さすがだわ!」

    「え、何でついてきて…」

    「あ、わりぃ(笑)女一人ってやっぱ危険だし。」

    「だからって…。」

    あたしはあわてて手を振り払った

    「そんな拒否んなよ(笑)」

    「あ…」

    「いいよ。大丈夫。
    もう追い掛けないから逃げんなよ?」

    あたしは黙ってうなずいた。

    「んじゃ、途中まで送ってくよ。
    家知られたくないんだろ?(笑)」

    笑顔で言うヤマト。

    あたしは何も言えずにヤマトから目をそらした。

    「あーゆみ!どれのむん?」

    「あ、ホットコーヒー」

    「おっけー☆」

    ヤマトはポッケから小銭を取り出して
    悠々と自販にいれた

    「え!!自分で買います!」

    「何で敬語なの(笑)いーよ、こんくらい」

    「だけど…」

    あたしが困った表情をうかべると、
    ヤマトはニッコリ笑う。

    「寒いな!オレ傘捨ててきちゃったし〜♪
    そんだけあゆみを必死においかけてきたの!」

    「へぇ…ごめん。」

    ガチャンとホカホカのコーヒーが出た。

    それを取り出してあたしに差し出すヤマト。

    「ほい!」

    「ありがとう…」
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