きみの声5コメント

1 杉 id:4wA0VnT0

2011-05-10(火) 14:17:35 [削除依頼]

声が聞こえた。

それはまるで、機械が喋っているかのような
感情のない女の子の声だった。


そしてそれは、僕にとって全ての始まり…。
  • 2 杉 id:4wA0VnT0

    2011-05-10(火) 14:39:01 [削除依頼]
    いつもとなんら変わりない。


    大通りには人がひしめき合って、
    古ぼけた細い路地には弾かれた人が困り顔で
    佇んでいる。


    …至っていつも通りである。


    そんないつも通りの日常の中で、深く帽子を被った少年、
    ヴェン・ヴィールも人々の流れに身をまかせていた。
  • 3 杉 id:4wA0VnT0

    2011-05-10(火) 15:54:00 [削除依頼]

    いつものことだけど、本当この通りは
    人が多いよな…。

    帽子を深く被って、背中には重たいかばんを
    背負った少年、ヴェン・ヴィールは、そんなことを
    思いながら大通りを歩く人の流れに乗って歩いていた。


    どこを見てみても、この大通りを歩いている人達は
    急いだような表情をして、早足で流れを進めよう
    としてするばかりだ。


    「はぁ…」

    早くこの大通りを抜けたいという思いで、ヴェンは
    ため息をついた。


    そのとき、

    「ちっとどいてくれ!!」
    「どけ!邪魔だ!!」


    後ろのほうから、怒声が聞こえてきた。
    押しのけてでもいるのか、後ろから女性の高い悲鳴も聞こえる。


    むちゃなことを言う非常識な奴らを見ようと、
    歩いていた一人が止まって、そして大通りの流れは
    完全に止まった。


    「ったく…」

    ヴェンの隣にいた大柄の男が舌打ちをした。

    一人がイライラしたオーラを放つと、自然にそれは
    周囲の人々に伝染し、瞬く間にヴェンの周りで
    顔も知らない奴らをののしる言葉が飛び交った。
  • 4 杉 id:4wA0VnT0

    2011-05-10(火) 16:17:40 [削除依頼]

    「はぁ…」

    ヴェンも本日二回目のため息をついてしまう。

    相変わらず後ろからは男の怒った声が聞こえるし、
    突っ立ったまま動けないのはつらい。


    せめてまた動き出すまで座っていようかと、割と小柄な
    ヴェンは人の間をすり抜け、路地に向かった。
  • 5 杉 id:4wA0VnT0

    2011-05-10(火) 16:37:16 [削除依頼]
    あれ。小さくヴェンが呟いた。

    ヴェンが入った小さな路地には、
    金髪で泥だらけの小さな女の子がいた。


    はぐれたのかなと思いながら、ヴェンが路地に荷物を
    おろして、座ろうとしたとき

    『…誰、だ』

    耳に入ってくるというより、心に語りかけてくるような
    違和感を感じながら、ヴェンは辺りを見回す。

    ちらっっと後ろを見ると、女の子がヴェンを見ている。
    …睨み付けていると言ったほうが正しいかも知れない。
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