JOKER 君臨する権力者29コメント

1 吉良 id:meLtfN.1

2011-05-08(日) 20:38:42 [削除依頼]
名前の通り丘の上に立ち、春には桃色の綺麗な花々が咲く桜の大木がある私立桜ヶ丘学院には「ジョーカー」と呼ばれる存在がいた。
学校創立と同時に誕生したジョーカーは自由自在に事を進めることができる最高権力者であった。
そのジョーカーにはある1人の生徒がつき、学校全体の先頭に立ち、引っ張っていかなくてはならない。成績優秀なことはもちろん、ずば抜けた運動能力、大らかな性格や人柄などが評価され初めて本物の最高権力者と認められるのだ。
だが、学校全体を動かすことはただ事ではない。ここには幼等部から大学部まであり、生徒数は1万人ほどいる超マンモス校なのだ。こんな巨大な学校の上に君臨するには予想以上に度胸や生徒たちからの信頼が必要とされる。
逆を言えば、何でもジョーカーの思い通りに学校全体が動かされるのだ。どんなわがままでもほんの些細なことでも。
そして、ここには大企業の社長の子供も数多く通っている。幼等部から入学し、何もしなくても周りがどうにかしてくれる楽な生活をしてきた子供がいる中で、一般庶民がここに通うことはかなり珍しい。他は有名な企業ではなくとも小金持ち程度の家出身の生徒ばかりだからだ。
言葉は丁寧語であり、行事も盛大に執り行われるここでは常識というものが全くといって通用しない。
そんな別世界の場所に高等部から足を踏み入れた1人の少女がいた―――――。
  • 10 吉良 id:wrH5Mip/

    2011-05-13(金) 21:36:45 [削除依頼]
    どんっと人気のない廊下の壁に押し付けられ、ぐっと唇を噛んだ。血の味が口の中に広がる。
    「目障りなんだよね、一般人のくせに調子乗ってるんじゃないよ」
    「ここに何でいるの?場違いだって分からないわけ」
    次から次へと言葉が投げかけられ、苛々が静かに積もっていく。
    「雪沢財閥の1人娘とまんまと仲良くなってどうするつもり?
     何か企んでたりするんじゃないの、あんた」
    紫苑の笑顔が浮かぶ。何も企んでなんかいない、いくらお嬢様でもただの友達なんだ。
    それを何度言っても彼女たちは聞き入れないだろう。集団でないと行動することも意見を言うこともできない臆病者なのだから。
    「.........くだらないね、あんたたち」
    見下すように笑うと強い瞳で睨まれたが、睨み返すように見つめ返した。
    「私がここにいても誰と友達でもあんたたちには関係ないでしょ。
     誰にも迷惑かけてなんかいないし、私の勝手なんだから」
    「......あんた、何言ってるか分かって......!」
    腕を勢いよく振り上げる様子を真っ直ぐ見つめた。殴られてもこの言葉を貫く為にも。
    「学校内で何をしているの」
    透き通った声が廊下に共鳴し、何度も繰り返し聞こえた。その声で強く固く握られた拳は解け、腕は下ろされた。
    階段をゆっくりと降りてくる音と同時に影が近づいてくる。女子生徒たちは呆然とするように口を開けたまま固まった。
    「由佳子......さま」
    そこにいたのはクイーン、星村由佳子であった。ポニーテールを軽く触りながら、女子生徒たちに徐々に近づいていく。後ずさりをしながらどうにかして逃げようとする彼女たちは哀れであった。
    「篠原さんの言うとおりですよ。あなたたちに意見する理由はありません。早く下校しなさい」
    やはりクイーンが言うと押し黙り、悔しそうにしている彼女たち。だが、リーダーはまだ粘った。
    「でも由佳子さま、この子一般人で......」
    「私に逆らうつもりですか?」
    顔を見合わせそそくさと退散する後姿はとても頼りなく小さく見えた。
    クイーンは私に向かって優しい天使のような笑顔を見せた。
  • 11 吉良 id:wrH5Mip/

    2011-05-13(金) 21:51:53 [削除依頼]
    「ごめんなさいね、篠原さん。あの子たちが迷惑をかけてしまって」
    「いえ、私もむきになってしまいましたから......」
    面と向かって顔を見れず、思わず逸らしてしまった。やり取りを見られた恥ずかしさと殴られかけた惨めさで。
    クイーンの白い細く長い指が優しく、私の頬に触れた。
    「頬が少し切れているわ、口からも血が出ているし......」
    口は自分で噛んだのだが頬はどうしたのだろうか。壁に押し付けられたときにでも切れたのかもしれないが全く痛みはなかった。
    「気にしないでください、このくらい大丈夫ですから」
    「いえ、駄目ですわ。お部屋で手当てしますから来て下さい」
    傷の手当てまでされるのは申し訳なかった。ただでさえ助けてもらったのに。遠慮するのは当然と言っていいだろう。
    それでもクイーンはいくら言っても「駄目ですわ」の一点張りであった。
    見た目によらずかなり頑固で曲がらない性格のようだ。私は今日3回目のため息をついた。
    「......じゃあお願いします」
    先に折れたのは私であった。その言葉を待っていたように私の手を引いた。
    「今はちょうど誓も会議で留守ですから」
    .........あれ、と私は考え込んだ。誓、とはジョーカーのことだ。そしてクイーンはこう言った、「今はちょうど誓も会議で留守ですから」と。
    私が連れて行かれようとしている場所はただ1つ。
    ジョーカーとクイーンが使用する私室であった。
  • 12 吉良 id:DuOP.lj/

    2011-05-14(土) 12:22:30 [削除依頼]
    学校内で1番豪華で鮮やかな部屋の前に私は立ち尽くしていた。
    見上げれば国旗に校旗、金色で縁取られた大きな扉。この世にあるものとは思えないほど。
    「さぁ、どうぞ」
    クイーンが部屋に招きいれる。開け放たれた窓から散った桜の花びらが舞い込み、光が反射して輝く仕事机に落ちた。
    小物も豪華なものばかりで壁には歴代のジョーカーの写真が飾られていた。もちろん、私の恋するジョーカーの写真も。だが、その横には今見たばかりの優しい微笑みを浮かべる初代クイーンの姿。現実に引き戻されたような感覚がした。
    「由佳子さま、お帰りなさいませ」
    腕にシーツをかけ、スーツを可憐に着こなす少女が現れた。よく見れば瞳は青く染まっていて、それは彼女に似合っている。
    「夕菜、篠原さんに手当てをしてあげて頂戴」
    「ただいま救急箱をお持ちいたします」
    夕菜、と呼ばれた少女は丁寧にお辞儀をし、さらに奥の部屋に消える。
    「あの子は誓と私の学校内の執事の関原夕菜よ」
    彼女の消えた部屋を見つめていたからか、クイーンは説明をしてくれた。学校内、ということは家には別の執事がいるということになる。お金持ちは本当に恐ろしい。
    救急箱を抱え、私の隣に並ぶ。軽く結わえられた髪が波を打つ。
    「篠原さま、お座りくださいませ」
    「どうもありがとう.........」
    標準語のような丁寧語のような返答をし、ソファーに腰掛ける。綿が詰め込まれた柔らかいソファーは心地よく、心が和んだ。
    頬にガーゼを当てらい、傷になるべく触らないようにしているのか気を遣っている様子であった。
    「面と向かってものを言えるのはすごいですわね」
    テーブルに飾ってあった花を優しく持ち上げながら向かえのソファーに腰をおろす。その動作はとても優雅で見惚れてしまうほどだった。
    「そのくらいできますよ。私、正しかったと思ってますし」
    先、自分で言ったことと矛盾しているが何故か口で伝えてみようと思った。
    「だって口で言わないと分からないことってたくさんあるじゃないですか。
     人に任せる生活は駄目だと思います、私」
    気付けば夕菜もその言葉に聞き入ったようで私を隣で見つめている。いまさら慌てふためき、動揺する。
    「すみません、勝手なことばかり言ってしまって.........」
    「いえ、構いませんよ。篠原さんがそう思ったのは私たちと違う生活をしていらっしゃるからかもしれませんが、貴重なお言葉を聞かせてもらいました」
    否定することなく丸くそのまま私の言葉を受け入れるクイーンの心は透き通っていた。綺麗で可憐である彼女に何も私が勝るものは1つも見つけられなかった。
    こんな婚約者がいて、さぞかし幸せなことだろう、ジョーカーは。
    「誰だ、その生徒は」
  • 13 吉良 id:DuOP.lj/

    2011-05-14(土) 12:50:36 [削除依頼]
    低く深い声が後ろから飛び、思わず振り返る。
    端整な顔立ちにすらりとした体。それは何度も横に並んでみたいと憧れた人もものであった。
    「誓、会議は終わったのね」
    「由佳子、その生徒を入れたのはお前か」
    聞く耳を持たず、私を冷めた瞳で睨むジョーカー。当然と言っていいだろう、基本ジョーカーとクイーンだけが入ることを許される私室に知らぬ間に生徒が入室していたのだから。
    「女子生徒たちに怪我をさせられたところを通りかかったものだから入れたのよ。放っては置けないでしょう」
    「保健室に預ければ良かったものをわざわざ私室に.........」
    ジョーカーは明らかに不満そうで存在を受け入れそうになかった。新しい面を知って嬉しいような悲しいような気がした。
    手当てが終わり、救急箱を片付けに向かう夕菜を全く視界に入れずに私を睨み続けている。
    「今から追い出せというのですか、誓。
     あなたの学校の大切の生徒の1人を手荒に扱えと」
    ここから私を追い出すことはさせまいと掴みかかるクイーンの意思はジョーカーの心を貫くのか。
    のこのこと私室に入った私も私であるが、ここまで守るような様子を見せるクイーンも相当だ。
    「.........勝手にすればいい」
    ジョーカーだけが着ることを許される特別制服を翻し、私室を後にする。その表情にはまだ不満が残っているようであったが、どうやら諦めたらしい。
    夕菜はまただ、というような表情を浮かべ呆れている様子だ。
    「もしかして今みたいなのってしょっちゅう.........」
    耳打ちする私に夕菜は苦笑いを浮かべ、クイーンを見つめた。
    「えぇ、婚約者だというのに毎日のようにあります。
     執事としてはいい加減辞めてほしいのが本心なのですが」
    2人には彼女もお手上げ状態であり、腕を組んで悩んでいた。
  • 14 五十嵐紘。 id:b6tOAgs/

    2011-05-14(土) 15:45:05 [削除依頼]

    すげえ!!

    紘尊敬しちゃうぜぃ★

    てか.
    描写うますぎる--!!

    頑張って--*。+
  • 15 吉良 id:DuOP.lj/

    2011-05-14(土) 17:10:12 [削除依頼]
    いやいや......×∞
    紘と比べ物にならんて←ww

    描写、めっちゃ自信ないんですよっ//w;
    でも嬉しいから頑張る!!

    ありがとう、心の友よ―――っ!!!!w
  • 16 五十嵐紘。 id:b6tOAgs/

    2011-05-14(土) 17:13:17 [削除依頼]

    〒 吉良

    いやいや……
    紘よりもCho⇒上手いから!!!

    頑張って★!!

    紘も吉良は心の友さぁぁ---*。+
  • 17 吉良 id:ZNG3hWd/

    2011-05-15(日) 12:36:09 [削除依頼]
     >紘

    そかそかwwあんがとさん(ω´⊃
    紘の小説、大好きだよ(о∀о!

    今、キャスで1番の仲良しかもしれないww紘と。
  • 18 吉良 id:ZNG3hWd/

    2011-05-15(日) 15:37:23 [削除依頼]
    「へぇ、マンションに住んでいるのね。
     行ったことも見たこともないわ」
    優雅に紅茶を飲みながら微笑むクイーンを見て、思わず苦笑いした。
    根っからのお嬢様はマンションというものを見たことがないようで興味深そうに私の普段の生活に聞き入っていた。
    .........そして、私はまだジョーカーとクイーンの私室にいた。
    「朝は普通に目覚ましで起きて、それからお母さんの作ったご飯を食べて.........」
    「お母様のお料理を召し上がるのですか!?」
    心底驚いたように可愛らしい女の子の瞳を見開いている。この表情がかなり貴重なものかもしれない。
    「じゃあクイーンは誰のつくったご飯を食べているのですか?」
    きょとん、とした表情を見せながら首を傾げる姿はまるで操られている人形のようで愛らしい。
    「シェフがつくったお料理を食べますわ。母の作ったお料理など食べたことがありません」
    常識が通じなさ過ぎて驚くことも笑うこともできない。それがお金持ちの世界では当たり前なのだろう。
    ティーカップに紅茶を注ぐ夕菜はクイーンの姿を微笑ましそうに見つめている。
    新しい世界に入り込んだような無邪気な子供を見ているような優しく、とても温かい目で。
    「そうですわ、篠原さん。お付き合いされている方はいらっしゃらないのですか?」
    温かい紅茶を流し込んだ瞬間、意表をついた言葉を当てられ軽くむせてしまう。
    「まだ付き合ったことなんてないですよ」
    「そうなんですか。とても可愛らしい方なのでてっきりいらっしゃると思っていたのですが」
    勢いよくソファーから立ち上がるとクイーンと夕菜は肩を震わせた。
    女子生徒の憧れであるクイーンが一般庶民の私なんかを「可愛い」と言ったのは幻聴だったのだろうか。
    「.........今、何て言いました?クイーン」
    「ですから可愛らしいのでお付き合いされている方がいるのかと」
    花が咲いたような微笑みを私に向けるクイーンは正気なのだろうか。
    無断で私室に入れ、ジョーカーと口論になってまで私に微笑む彼女は。
    「すごい冗談を言うんですね」
    こういうこともお金持ちは習うんだろうか。他人が喜ぶような嘘を吐くのは当たり前なのだろうか。
    「冗談ではありませんよ、夕菜もそう思うでしょう」
    「えぇ、とても可愛らしい方です」
    夕菜までもが微笑み頷いた。ぽかん、と口を開けてしまい急いで閉じた。
    ―――――どうやら、私はすごいところに迷い込んでしまったらしい。
  • 19 五十嵐紘。 id:BQ4DpfI1

    2011-05-15(日) 15:49:20 [削除依頼]
    いえいえ-*。+
    紘も吉良の小説好きだぜぃ!!!


    吉良がそう感じてくれてるなんて.
    紘嬉しい(●^^★)!!
  • 20 吉良 id:ZNG3hWd/

    2011-05-15(日) 20:23:49 [削除依頼]
     >紘

    マジかっ★!めっちゃ嬉しいわぁ(⊃ωо*

    本当に紘は仲良しだよ!
    いろんなこと話せるし、1番だと思う(^^)!

    改めてこれからもよろしくね(д`о)
  • 21 吉良 id:ZNG3hWd/

    2011-05-15(日) 20:47:54 [削除依頼]
    「お茶にまで付き合わせてごめんなさいね」
    「いえ、こっちも楽しかったです」
    これは自然と口から出た本音である。クイーンは出入り口まで送り届けてくれた。
    するとクイーンは少し悲しそうな微笑みを浮かべた。
    「.........でも、1つ誤解があるわ」
    振り返るクイーンの視線の先には現ジョーカーの写真が飾られてあった。とても優しい、心から彼が好きな目だ。
    「誓は私のこと、好きじゃないのよ」
    .........ジョーカーはクイーンのことを好きではない?
    婚約者がそんなこと、あるはずがないだろう。
    好きでもないのにジョーカーが彼女にクイーンという位を与えるのはどう考えても可笑しいことなのだから。
    「だから......結婚だってしないかもしれないの。
     私が一方的に好きなだけだから.........」
    目を伏せながら少し涙を浮かべるクイーンにどう声を掛ければいいのか、分からなかった。
    この、今見て聞いている状況がもし本当なら、クイーンはどんな気持ちを抱きかかえているのだろう。たった1人で誰にも頼らずに。
    「ねぇ、篠原さん。相談があるのよ」
    急に問いかけられ、下向き加減だった顔を勢いよく上げる。クイーンはまだ、悲しそうな表情を浮かべ、立っていた。
    「いきなり言われたら驚くのも当然なんだけれど、本当のことなの。
     こんな居場所、もう私疲れてきたの」
    「クイーン.........」
    こんなに近くに居るのに、婚約者として一緒に歩く未来はあるのに。それなのに自分を好きではない、愛してはくれない。苦しくて寂しくて何度逃げ出したいと思ったことだろう。望みもない、ただ上辺だけの付き合いにもう耐え切れない。
    クイーンの気持ちはもうとっくに限界を超えていた。
    「でもここから動くことは許されないわ、婚約者であるかぎり。
     ......篠原さんと話したら何故か心が軽くなったわ」
    クイーンという居場所はとても素晴らしいものだ。だが、孤独というものがついてくる。誰も、自分のことを優しく包んでくれない、助けてはくれない。抜け出したい、誰か私を連れ出して。
    「真っ直ぐな心もその素直な性格も初めて触れるものだった。
     私の何かを取り除いてくれたの」
    ただ同じ目線で話してくれる人を彼女は欲していたのだ。ただ何となく隣に座るだけでもいい。たとえ話さなくとも、安心できる人と一緒にいたい。
    偽りの婚約者としての自分を受け入れてくれる人を。
    「......篠原さん、あなたを新しい位、エースに推薦したいの」
  • 22 吉良 id:ZNG3hWd/

    2011-05-15(日) 21:11:38 [削除依頼]
    「エース......?」
    新しい位をつくり、それを私に就いて欲しいというのだろうか。お金持ちでもない、ただの一般庶民である私がジョーカーたちと肩を並べるのか。
    「でも位をつくるにはジョーカーの許可が必要なのよ」
    .........ジョーカーが認めるはずがない。無断で私室に入った上に一般庶民の私を。そしてその私を推薦するクイーンの身も危うい。
    「できませんよ、私。クイーンに感謝されるほど何もしていないし」
    「納得させますわ、私のことを分かってくださる方だと」
    その自信は一体何処から来るのだろう。私を推薦したいなど、頭がいかれていると思われても可笑しくはない。隣にいて欲しい、と私に求めてくれたのは同じ立場だと感じ取ったからなのだろうか。届かないところにいるジョーカーに密かに恋をする私と。
    「今日、夜にでも誓に許可を貰おうと思います」
    「無理ですよ、一般庶民の私がそんな大役.........」
    頼りない私が孤独で誰よりも寂しいクイーンを支えられる訳がない。彼女は私が支えられるほど軽く、容易いものではないのだから。
    クイーンの決意はそれでも揺るがず、静かに灯をともしていた。
    「篠原さんは私を救ってくださるたった1人の方ですわ。
     少し話しただけでも信じられる、初めての存在なのです」
    強い瞳を私に向ける。心を読まれているような気がした。
    こんなものを出会ったばかりの私に向けてくれるのは初めて感じる「信頼」からだと彼女は言った。
    「.........こんな私でいいのなら」
    後悔なんてしない。ジョーカーを思う気持ちは一緒であるクイーンを支えることに。
    想いを打ち明けることはなくとも、十分私には感じられた。
  • 23 五十嵐紘。 id:drVVDe81

    2011-05-16(月) 16:57:47 [削除依頼]
    〒 吉良

    まじだょぉ!!!
    喜んじゃって-♪←

    やった*
    吉良の一番になっちゃった(嬉★^^★嬉)♪

    もちろん!
    ょろしくお願いします*
  • 24 吉良 id:PY2mT1x1

    2011-05-16(月) 18:16:04 [削除依頼]
     >紘★!

    こちらこそww
    ていうかちょくちょく顔出してくれてありがとう(⊃∀`★
  • 25 吉良 id:PY2mT1x1

    2011-05-16(月) 18:34:25 [削除依頼]
    目に映るのはコンクリート。真っ黒でぼこぼこと凹凸がある、永遠と続く道。
    「ふぅ.........」
    何処からか私の真っ暗な恋心に光が差し込んだ。
    婚約者でありながら好き同士ではないと知った瞬間、「私にも道はあるかもしれない」と希望と期待が生まれた。悩むクイーンの横でそんなことを感じるのは失礼なことだったのかもしれないが、素直に私は受け入れた。
    やはり、身分が違い届かない人でも心は変わらない。変えることはできないのだ。
    「由夜!?」
    ビニール袋を落とす耳障りな音が聞こえると同時に私の名前を呼ぶ声があった。
    「やっぱり由夜だ!」
    そこにいたのは金髪の不良少女であった。こんな知り合い、私にはいないと思うのだが名前を呼ばれたのは事実である。
    ―――――だが、パズルがはめ込まれたように1人の知り合いと面影が一致した。
    「奇跡!」
    「久しぶりだね」
    中学校の同級生、栗崎奇跡であることが分かり何故かほっとした。今まで顔見知りのいない学校生活を送ってきたからだろうか。
    よく見れば笑い方もぱっちりとした目も以前と全く変わらないが、髪は一体どうしたのだろうか。
    「どうしたの、その髪」
    「これ?綺麗な色でしょ。自分で言うのもなんだけどちょっと最近荒れ気味だから思い切ってさ」
    真面目で優等生だった奇跡は教師にも一目置かれていた存在だった。成績優秀で友達思い、性格は割りとサバサバしているため非常に付き合いやすく男女共に人気があった。
  • 26 nanashi id:S5AYMx3/

    2011-05-17(火) 09:26:26 [削除依頼]
    ご依頼、ありがとうございます。

    最初に思ったことは、所々の味が薄い、ということです。
    一人称の書き方としては、とてもお上手です。時折り小首を傾げるような文章、言葉があるものの、読みやすく、内容もしっかりと理解できます。
    さながら、具の量がまばららなピザを食べている感覚とでもいいましょうか。表現内容が多く、ボリューム感があると思いきや、次のピースでは少し物足りなさを感じてしまうことがあり、それだけが残念でした。
    自分自身で読み返し、添削していくのも限界があります。可能であれば、掲載前に一度どなたかに目を通してもらうことをお勧めします。


    では、何かございましたら場末まで。
  • 27 畔 id:.KGlVq41

    2011-05-20(金) 18:13:25 [削除依頼]
    小説評価いたします♪から来た畔です。。
    評価・A−
    面白い話ですね。
    nanashiさんがいってくれたように
    所々薄いところがありますね。
    なので、気をつけて。。

    以上、畔でした。
  • 28 吉良 id:mdCzUuR1

    2011-05-20(金) 21:22:57 [削除依頼]
     >nanashiさん 評価、ありがとうございます。 所々薄いですか......。確かにばらつきもありますね。 もっといい小説になるように頑張ります!!  >27さん(すいません、名前が......) Aですか!?この私が!? 本当にありがとうございます。 ばらつきがなくなるように頑張りますね。 評価ありがとうございました(^^)b
  • 29 吉良 id:mdCzUuR1

    2011-05-20(金) 21:38:59 [削除依頼]
    「そういえば由夜はどうなの、学校」
    「まぁまぁ.........かな」
    今日1日、色々なことがありすぎて頭が今にもパンクしそうだ。自分の中で整理がしっかり出来ていないからであろうが。
    「そっか、私はあんまり楽しくないんだよね」
    子供らしく歯を出して笑う奇跡にはどこか悲しさが見えた。それがクイーンと同じ表情だと気付き、胸が大きく高鳴る。
    何か、大きなものを奇跡は抱えている。
    「.........私で良かったら聞くけど」
    そう言うのが精一杯で、慰めるのも喝を入れるのも今の奇跡には逆効果だ。彼女は小さく笑った。
    「また今度聞いてよ、帰るところでしょ。
     ごめんね、呼び止めてさ」
    そう言いながら浮かべる笑顔も本当のものではなかった。作り、どうにかして誤魔化そうとしている。どうすればいい?私が奇跡に出来ることは何だ?考えろ、考えろ。
    でも分からない。自分から動き、行動することが怖い。
    誰か、私に教えて。どうすれば、奇跡を楽にして上げられる?
    コンビニのビニール袋を持ち上げ、奇跡に手渡す。
    「何かあったら電話してね、待ってるからさ」
    昔と変わらない笑顔で「うん」と返事をし、小走りで去っていく後姿を消えるまでずっと見つめていた。
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