.Paradise Lost  【Adam×Eve】.13コメント

1 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

2011-05-08(日) 13:59:17 [削除依頼]


 失楽園――楽園を追放されたアダムとイヴ......


その先祖は絶えることなく今もなお、天界の下で生き続けていた
  • 2 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 13:59:25 [削除依頼]
    □ご挨拶□
    どうも。以前“創造主”という名で書かせて戴いておりました、ツキです。
    まぁ、いろいろあったりなかったりで結局また書くことにしました。
    ※中途半端第三弾ですが((ry※
    それはともかく、神様系は好きですが書くのは一応初めてなんで前途多難のような気がしますが……。
    神話(?)通り行くような気がまったくしないのでそこらへんの配慮はお願いいたします。

     という形で完結までこれ以上増やせないツキですが(お先真っ暗)今年中には一作くらい完結させたいですね。
    (あ、内容ですが変えるつもりは(今のところ)ないです)
  • 3 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:03:04 [削除依頼]
    □人物紹介□

    リアトナ・カトリーシア
    *オカルト系少女。
    *元気でクラスの中心的存在。

    リュウク・ラパネシル
    *運動神経抜群な爽やか少年。
    *裏と表が激しい。

    レイセアル・マルガウス
    *夢見がちな少女。
    *小さな身長を気にしている。

    ネウス・サシータ
    *服装真っ黒な不思議な人物
    *性別不明
    *謎めいた言動で翻弄する
  • 4 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:04:08 [削除依頼]

    『必ず、また会おう』
    少年は意志の強い瞳で静かに言った。


    『絶対だよ。生まれ変わったら今度こそ一緒だよ』
    少女は涙を堪えながら言った。

    そして二人は別々の途を行くために背を向け合った。
  • 5 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:05:41 [削除依頼]
    “零”

    遥か彼方上の、そのまた上にあるという天界――……。
    視界全てが白に覆われておりとても静かな場所だ。そして何より中心の天界一大きな湖は天使全ての者の宝であった。
    失楽園という禁忌の事件が起きていらい、ここ天界では昔ほどの平和はなかった。
    そして今日も、平和を取り戻すため、階級の高い天使達は話し合っていた。

    『まだ捕まらんのか!』

    一人の天使が叫んだ。空気が振動し、明らかに苛立っているようだ。
    真っ赤な短い髪は怒りを表しているようにも見え、今にも炎が飛び出してきそうなほどだ。

    『まぁまぁ、落ち着け。そう怒り狂っても何も始まらん』

    白いヒゲをはやし、長くて細い杖を持っている天使が言った。
    だがこの言葉が逆に赤い髪の天使を苛立たせた。

    『落ち着いたって何も始まらねえ!』

    『静粛に。ここは神聖なる天界だ』
  • 6 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:07:25 [削除依頼]
    ずっと黙って黙想していた天使が突然言い出した。
    真っ白の髪に真っ白のヒゲ。服もなにもかもが真っ白なのだ。
    すっと立ち上がると周りの天使はどよめいた。それだけ敬われ、恐れられているという証拠だ。
    その証拠にその天使の周りだけに花が咲いており、歩く道全てに花がさいている。
    こんなことは上級の中の上級、聖天使にしかできないことだ。聖天使は神に認められないかぎりなれない存在だ。
    だがここ天界にいる全ての天使は自分の名前すら知らないのだ。だから皆、天使にはランクがある。
    ここに集えるのは聖天使と上階級天使のみだ。

    『……分ったよ』
  • 7 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:08:44 [削除依頼]
    赤髪の天使は納得はしてないが素直にうなずいた。聖天使に逆らうのは下克上を意味するからだ。
    乱暴に席へと座り、口を閉ざした。

    『だがこのままでもいけないのは確かだがな』

    全身は真っ白だが目だけが異様に紅い天使は言った。聖天使の一人だ。
    だがさもう一人の聖天使とは違い、周りに花は咲いていない。
    周りの天使達も聖天使だと分っているだけあり何も言わなかった。
    ただ無言でもう一人のせい天使をじっと見た。まるで“何か言ってくれ”とでも言いたげな視線で。
    その視線に気づいたのか口を開いた。

    『確かに、それは一理ある。だがどうすることもできん。それもまた事実だ』

    念を押すように言った。

    『なるほど、では見過ごせと?』

    『……そうと言ったわけではない』

    二人の聖天使は互いに睨みあった。
    周りの天使達は二人のやり取りを何とも言えぬ顔で複雑そうに見た。
    赤髪の天使も何か言おうとしたが、結局言わずに口を閉ざした。さすがに聖天使には何も言えないのだろう。
    それだけ聖天使の存在は大きいのだ。
  • 8 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:37:37 [削除依頼]
    『私はお主のように何も出来ぬ聖天使にだけはなりたくない』

    先に口を開いたのは紅い目の聖天使だ。勝ち誇ったような口調だ。
    誰も何も言わないことを確認し続けた。

    『地上にはすでに私の使徒を遅らせておる。あやつならもう居場所を突き止めているであろう』

    それだけ言い残すと静かにその場を去った。まるで“もう話し合いは不要だ”とでも言いたげに。
    周りの天使もどうすればいいのか迷いながらもぽつぽつとその場を去っていった。
    最後に残ったのはもう一人の聖天使のみだ。

    『逆に災いを招かねばいいのだがな……』

    誰に言うまでもなく呟くと風のようにその場を去った。
    結局残ったのは無数の花びらだけだ……。
  • 9 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:.e40kEd/

    2011-05-08(日) 14:53:13 [削除依頼]
    “壱”

    君は運命を信じますか――……?

    生まれ変わって会いたい人ともう一度会えたらどうしますか......
  • 10 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:5AsPyjg.

    2011-05-09(月) 16:41:50 [削除依頼]
    空は晴天というほど晴れており風も全くといっていいほどなかった。
    ここら辺では有名な私立校である“聖桜桃学校”(せいおうとうがっこう)はその太陽の光をうけ眩しいほど輝いていた。
    日本を飛びぬけ外国からも来るほどなのだ。言語はみな日本語だが……。
    作りも真新しく、いっそう輝いて見えた。
    そんな学校の屋上にポツンと人影が一つ現れた。

    「暇……。暇すぎていつか死んじゃいそう……」

    空を見上げながらなんとも退屈そうに言った。赤いネクタイが似合っており黒髪のショートカットは日本人形を連想させるようだった。
    だが手には不似合いな黒い本だ。中心には蛍光ペンのようなもので星が描かれている。
    屋上の柵に寄りかかるとなにやら呪文らしき言葉を唱えはじめた。

    「ん……?」

    なにやら視線を感じた。唱えていた呪文を中断し周りを見渡した。
    気づけば屋上にある倉庫のような場所の屋根の上で人が笑いを堪えているように見えた。
    逆光のせいであまり見えないが必死に笑いを堪えているのは絶対だろう。
    しばし無言で睨んでいると屋根から降り、こちらへ向かって歩いてきた。

    「君って“リアトナ・カトリーシア”だろ? オカルトが大好きな!
     あ、俺は“リュウク・ラパネシル”。気軽にリュウクって呼んで? リアちゃん」

    “リア”とはあだ名だ。いつの間にか皆がリアと呼ぶようになっていた。
    オカルト少女、改めリアはリュウクを睨みつけた。
    整った綺麗な顔つきなのだが赤い髪とピアスが悪目立ちしていた。

    「私、あなたのこと知らないし、勝手に馴れ馴れしくリアとか呼ばないで」

    不機嫌丸出しで言い放つとリュウクの返答も待たずに屋上を出た。
  • 11 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:5AsPyjg.

    2011-05-09(月) 17:06:00 [削除依頼]
    「……? 俺ってば最初からイメージ悪くしちゃった?」

    一人屋上に取り残されたリュウクはその場に座り込んだ。
    相変わらず空は鬱陶しいほどに晴天だ。

    ――――運命感じたんだけどなぁ……。

    「……って! こんなの俺らしくなくね!? 俺はもっとこう、なんとうか……」

    いきなり立ち上がり騒ぎ始めた。
    周りに人がいたら絶対奇妙な目で見ていただろう。余計ここは私立、しかもその中でも有名だ。
    ノリで入試を受けたリュウクでさえなぜ自分が退学にならないのか不思議でしょうがなかった。


    その頃、リアというと……。


    「何だったのアイツ!?」

    屋上の階段からずっと不機嫌であった。
    オカルトであっても優等生なリアが周りの先生はもちろん生徒にまで挨拶をしなかったのは珍しいだろう。
    それほど怒っているのだ。
    普段はクラスの中心的人物であるため小さなことでは怒らないよう努力はしていた。
    だがさすがに初対面の人に、しかも自分の趣味を笑われたことに対し、我慢できなかったのだ。
  • 12 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:5AsPyjg.

    2011-05-09(月) 17:14:54 [削除依頼]
    挨拶をされても挨拶を返さない。
    リアにとっては挨拶は鉄則であったがたった今破られたのだった。
    教室に戻れば親友である“レイセル・マルガウス”通称レイを中心に取り巻きが集まってきた。
    だがはっきり言ってリアはレイ以外などどうでもよかった。なので名前すらうろ覚えだ。

    「リア? 顔が鬼以上に怖いよ?」

    レイがふざけたように言ってきたが今のリアはそれどころではなかった。
    無言で席へと向かった。

    ――――貴重な休み時間がっ……。
    リアはまったくと言っていいほどレイ達が分らなかったのだ。

    「……リア?」

    レイは触れないほうがいいと察したのか取り巻き達をつれ、教室を出た。
    次の授業の準備をしようとリアが教科書を机から出そうとしたとき、赤いものが目の隅を横切った。

    ――――はっ……?

    それは紛れもなくあの赤い髪だ。
    皆の視線が集中する中チラッとこちらを見ると自分の席があるであろう方向へと向かった。
  • 13 ツキ(仮冬眠*φ(´I`● ) id:5AsPyjg.

    2011-05-09(月) 22:22:49 [削除依頼]
    リュウクが座った席はずっと欠席し続けていた通称“名無しさん”の席だった。

    ――――はっ……? リュウクが名無しの正体!?

    「うっそぉ!?」

    リアは思わず席から立ち上がってしまった。
    まだ授業が始まらないとはいえクラス中の視線を感じたリアは赤面してしまった。
    不幸中の幸いと言うべきか、レイ達がいなかったのはまだ良かった。
    こんなことが知れたらひとたまりもない。

    そして気づけばリュウクはこちらを見てまた笑いを堪えていた。
    耐え切れなくなったリアはリュウクの席へ向かおうとしたが先生が来てしまったため諦めた。
    そのすぐ後、レイ達も急いで教室へ入ってき、授業が始まった。
    だが授業中でもリアは集中できなかった。

    そして気づけばもう昼休みだ。心配したレイが話しかけてきた。

    「リア? 大丈夫? なんか今日やつれてない?」

    レイの言っていることは的を射ていた。
    今日のリアはリュウクのせいで今一本調子ではなかった。
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