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魔女は微笑む

小説投稿掲示板より。

レス数が 1000 を超えています。残念ながらこれ以上は書き込めません。

1    [2005/08/19(金) 10:05:15]

「恋化草」から二作目の恋愛小説です。
前に比べて、かなり更新ペースが遅くなりますが皆さんに読んで頂けたら
光栄です。


2  [2005/08/19(金) 10:10:43]

б第一の魔法б
―『ねぇ!誉君!大きくなったら私と結婚してくれるよね!』―
―小さな頃の思い出―
―無邪気に笑う彼女―
―昔なら・・迷わずOKしただろうに―


3  [2005/08/19(金) 10:22:54]

「誉〜!ねぇ!誉ってば!起きてよ!!」
騒がしい女の声で目を覚ますと、目の前に幼馴染の古崎聖羅
(ふるさき せいら)の顔が目の前にあった。
「うわっ!やめろ!近づくな!」
誉は、顔を覆い隠すように腕を出した。
「何それ〜っ?!起きて早々ひどくない?!」
「お前が人の安らかな眠りを妨げるからだ・・・。」
「フンッ!そのまま天に召されればよかったんじゃない?!」
聖羅は、怒ったように顔を横に向けた。
誉は聖羅に目も向けず、起き上がると部屋から出ようとした。
「待って!誉!私さ、今日お買い物行きたいの!・・付き合ってくれない?」
「・・・はっ?」
誉が振り返ると、聖羅のほうを向いた。
聖羅は誉にウインクをして見せたが、誉は素早く目をそらした。
「お願い!誉!」
聖羅に腕をつかまれたことに驚き、誉は振り向いてしまった。


4  [2005/08/19(金) 10:32:38]

チワワみたいに潤んだ瞳で誉を見る。
そんな瞳で見つめられるだけで、聖羅に引き寄せられる気さえした。
「わかったよ!着替えてくるから今で待ってろ!」
誉は腕を無理矢理離し、部屋から出ようとした。
あのまま聖羅の瞳で見つめられたら、誉は自分が自分でいられなくなるような
気がして怖かった。
「ありがと!誉!」
背中ごしに聖羅の甲高い声が聞こえたが、誉は振り返らず洗面所に向かった。
(あぶねぇ〜・・アイツは卑怯なんだよ!・・あんな目されたら断れない
だろ!)
誉は心で文句を言いながら顔を洗っていた。


5 ロールケーキ//夏莉 [2005/08/19(金) 10:38:35]

面白いです!
カキコしたことなかったんですが
『花化草』読んでました!
がんばってください


6 賢作 [2005/08/19(金) 11:17:14]

新作ニャー!恋化草は知らないけど、今回も楽しみニャ
でも主人公らしき人物の名前が読めないから教えてニャ(ぁ


7  [2005/08/19(金) 11:47:49]

夏莉さんありがとうございます〜♪
賢ちゃん、ごめん!「ほまれ」です。


8  [2005/08/19(金) 12:06:17]

すると、背中に何か温かいモノが触れた。
「誉の背中温か〜い。」
誉は驚き、顔を洗うのを止め振り返った。
触れたモノは、聖羅の頬だった。
「な・何やってんだよ!お前は!」
聖羅は舌を出しておどけて見せたが、誉は目を合わせないように視線をそらした。
「服はこれ着てね。」
「はっ?」
誉のぬれた両手に、聖羅は服を置いた。
聖羅は誉に微笑んで後ろを向き、洗面所から出ようとした。
「おい。何でお前が服装まで決めるかな?」
「えっ・・?」
聖羅は振り返ると、またあの潤んだ瞳で誉を見つめた。
誉は、その瞳を見るとまるで自分が悪いかのような気持ちになった。
「だって・・・。」
聖羅は悲しそうにうつむいてしまい、誉は何を言うかハラハラしながら聖羅の
様子をうかがった。
「だって・・誉、服のセンスないから私が選んでおいたの!」
聖羅の顔はパッと笑顔になり、悲しそうなんていうことはまったくなかった。
「はいはい・・。居間で待ってろって。」
誉はなぜかホッとしてまた顔を洗い、タオルを手に取った。
ふと横を見ると、まだ聖羅が立っていた。
「びっくりした〜!まだいたの?早くあっち行ってろよ。」
「は〜い!」
聖羅は元気よく返事すると、洗面所から出ようとした。
しかし、足を止め振り返り誉のほうを向いた。
「それ、私が先週選んで買っておいたんだから感謝してよ!」
聖羅は誉に微笑みかけると、手を振って出て行ってしまった。


9  [2005/08/19(金) 12:22:07]

(マジで・・?)
誉は服を手に取り、鏡の前で合わせてみた。
自分で言うのもなんだったが、似合っている気がした。
聖羅は誉自身より誉のことをよくわかっているみたいだった。
「・・ったく・・。」
誉は服に袖を通すと、居間に向かった。
誉は、聖羅に腹の立つことを言われても、聖羅はこういうことをしてくれるので
つい許したくなってしまうのだった。
キッチンからは、いい匂いが立ち込めていた。
しかし、リビングで待っているはずの聖羅の姿が見当たらず、目だけで探し
たがいなかった。
(おかしいな?)
「ねぇ、母さん・・」
「聖羅ちゃんは料理上手ね〜!誉と結婚してくれない〜?」
「はい!もちろんです!」
聖羅はキッチンで、誉の母の手伝いをしていた。
二人は、勝手に誉のことを言いたい放題言っていた。


10  [2005/08/19(金) 18:33:37]

誉がテーブルにつくと、聖羅もテーブルにつき誉に微笑みかけた。
「うん!やっぱり似合うわ!カッコいいぞ!」
誉は微笑む聖羅から目をそらし、テーブルに置いてあったチラシに目を
やった。
「コラ!誉!未来のお嫁さんの話を聞いてやんなさい!」
誉が後ろから母に叩かれると、聖羅はそれを嬉しそうに見ていた。
「誰がこんな奴と・・・。」
誉がふてくされながら足を組むと、横から強い視線を感じる。
その視線のほうに恐る恐る目をやると、聖羅が悲しそうな目で誉を見て
いた。
「そんなに私のこと嫌い・・?」
「・・そ・そういうわけじゃ・・。」
聖羅はうつむき、すすり泣き出してしまった。
「気にしないで!聖羅ちゃん!誉、こんなこと言ってるけど聖羅ちゃん
のこと好きなんだから!」
「ホントですか?!嬉しい〜!」
誉の母に言われると、泣いていなかったのか笑顔で顔を上げた。
そんな聖羅を見ていたが、誉にはわからなかった。
聖羅が冗談で言っているのか、本気で言っているのか。


11  [2005/08/21(日) 21:21:53]

誉をよそに、聖羅と誉の母は何か話していた。
その聖羅の横顔だけを見ると、とても魅力的に見えた。
「ほら!誉!聖羅ちゃんに見惚れてないで、さっさと朝ご飯食べな!買
い物行くんでしょ!!」
「見惚れてなんかいないって!」
なぜか誉は恥ずかしくなり、聖羅のほうを見ないように朝ご飯をかき込ん
だ。

外に出ると、もう朝というよりは昼の陽の高さだった。
「早く行こっ!」
後ろから聖羅が声をかけ、誉の手を握った。
しかし、誉は条件反射で手をはらってしまった。
「・・何?恥ずかしいの?」
聖羅は誉の前に出ると、微笑んだ。


12  [2005/08/22(月) 13:18:24]

誉は、聖羅を無視して家の前の道まで出た。
その姿を、聖羅は何も言わず見ていた。
「あのな、好きでもない奴の手握るなよ・・。お前大体彼氏いるだろ・・。」
「えっ?今井先輩のこと?違うよ?友達だもん。」
聖羅は誉に駆け寄ると、誉の周りをゆっくりと歩き出した。
「はっ?でも、よく遊びに行ったり何かもらったりしてらじゃん。」
「うん!何かね、今井先輩私に惚の字だからさ〜!」
「何?お前は気がないわけ?」
「うん。」
誉には、そんなことが平気でできる聖羅がわからなかった。
「早いうちにやめてやれよ。お前が気がないのわかったらショックだろ
うから。」
誉は、そういうところが聖羅の嫌いなところだった。
そんなことばかりしたら、間違いなく痛い目にあうのは聖羅自身だからだ。


13 りほ [2005/08/22(月) 13:19:45]

(*´∀`*)


14  [2005/08/22(月) 13:22:12]

りほ♪


15 りほ [2005/08/22(月) 13:27:01]

つよしっち新スレお目(*´∀`*)


16  [2005/08/25(木) 12:25:15]

「誉には・・・関係ないもん・・。」
「えっ?」
聖羅が小さな声で言ったのは聞こえたが、何言ったのかまではわからなかった。
「何でもない!早く買い物行こう?」
一瞬、聖羅は何かを乞うような顔をしたように見えた。
「聖羅?」
「何?」
「いや・・何でもない・・。」
誉は無意識のうちに聖羅をじっと見てしまった。
紫がかったつやのある髪に、大きな瞳。細い体。
誰もが「可愛い」と思うであろう女の子だ。
聖羅は、ゆっくりと誉に近づくと誉を見上げ微笑んだ。
「行こう?」
「あ・あぁ。」
誉は聖羅の返事を返し、二人は最寄の駅まで歩いていくことにした。


17 アイスティー//夏華 [2005/08/25(木) 12:28:11]

涼チャン・・・??何
頑張れww


18  [2005/08/25(木) 13:30:27]

夏っちゃんありがと!


19  [2005/08/26(金) 12:20:52]

その日は日曜日で、駅は混んでいた。
カップルやサラリーマンなどがたくさん行き来していた。
「うわ〜!いっぱいいるね!」
聖羅はわざとらしく言い、誉の腕にしがみついた。
(何人の男にこれをやったのかな・・。)
誉は、腕にしがみつく聖羅を見て思わず考えてしまった。
小学校・中学校で聖羅はモテていた。
何人も日替わりで帰る男がちがうぐらいに。
別に誉はそれを苦にしなかった。
それが、聖羅の「本性」なのだから。
そう思うと誉はむなしくなり、聖羅の手をはらい切符を買いに行った。
「もう!誉!待ってよ!」
誉は聖羅の声は聞こえていたが振り向かず、そのまま切符を買い改札を
抜けた。
聖羅の手が他の男に握られたと考えると腹が立って来た。


20  [2005/08/26(金) 12:34:41]

「誉ったら!置いてかないでよ!」
聖羅はまた誉の腕を握ろうとした。
誉はそれを感じ取り、腕を聖羅から遠ざけた。
「誉・・?」
聖羅の弱々しい声が聞こえたが、それより腹が立っていたので見向きもしなかった。
無言のまま電車に乗ると、人がたくさん乗っており満員だった。
奥へ奥へ誉は流され、聖羅は横に流されていった。
「誉!」
聖羅が手をのばし、誉を呼んだ。
誉は咄嗟に手を出し、聖羅の手を引いた。
引いた勢いで、聖羅を抱きとめてしまった。
「・・・誉・・・。」
聖羅は誉を見つめた。
誉は目を合わせないつもりが、目が合ってしまい離せなくなってしまった。
「ありがとう・・。」
聖羅の瞳の力を誉は知っていた。
男を釘づけにする眼光。
誉は腹が立つのも忘れ、聖羅を見つめた。
「お願いだから・・今だけ・・。」
聖羅は恥ずかしそうに誉の手を握った。
誉の頭の中は、聖羅に洗脳されたように何も考えられなくなっていた。
聖羅の手のぬくもりを感じ、手を握り返した。
「手・・離すなよ・・。今度はつかめないかもしれないからな・・。」
「うん!」
聖羅は満面の笑顔で言った。
誉は顔が赤くなるのバレないように、顔を横に向けてしまった。


21 花梨 [2005/08/26(金) 15:17:57]

初めまして☆続きが読みたいのでまた来ますね(^^)頑張ってください(゜▽゜)


22  [2005/09/06(火) 07:47:19]

花梨さんありがとうございます!
すいません。。かなりペース遅くなりました。。


23  [2005/09/06(火) 18:54:23]

遅くなりましたが、続きを書きました!
★☆★☆★☆★☆☆
目的の駅を出ると、二人はベンチに座り込んだ。
「疲れた〜!。」
「疲れたね〜。」
夏になるのを知らせるような風が、二人の頬をなでていく。
「飲み物買ってくるね!」
「おい!聖羅!」
聖羅を呼び止めようとしたが、聖羅は笑顔で手を振りながら駆けて行ってしまった。
誉は一人ベンチに座り、戻ってきた思考で色々考えた。
(なるほど…こりゃ男は捕まるわな…。)
聖羅の瞳に見つめられると、魔法にかかったようになる。
いわゆる誘惑みたいなもので、それは強力だった。


24  [2005/09/06(火) 22:02:07]

聖羅が飲み物を買いに行ってから、かなり時間が過ぎた。
誉は心配になり、駅にある自販機を全て見て回った。
すると、ある自販機の隣りのベンチで知らない男と聖羅が話していた。
「はは〜ん…。魔法にかかっちゃったみたいね…。」
誉は溜め息をつき、聖羅の笑顔を眺めていた。


25  [2005/09/07(水) 15:39:26]

それに気づいたのか、聖羅は話していた男に手を振って誉のほうに駆けて来た。
「ごめ〜ん!ほら!ジュース!」
誉は聖羅の手に握られている缶ジュースに目をやった後、聖羅をにらみつけるように見た。
「お前、男ひっかけに来たなら俺帰るぞ?」
「え〜?!ひどくない?!私が声かけられたのに〜!」
「知るか。そんなことよりどこ行くの?」
「あそこの店!」
聖羅は、ジュースを一口の飲むとそのまま誉と腕を組んだ。
「やめろって!」
「はい!」
聖羅は誉の言葉を無視して、ジュースを誉に渡した。
誉は聖羅の飲んだ後と考えると、躊躇してしまった。
聖羅のあの瞳が誉を見つめてきた。
誉は急いで目をそらし、何食わぬ顔でアイスを飲んで見せた。


26  [2005/09/07(水) 16:00:41]

すると、聖羅が組んでいた誉の腕に頭をくっつけてきた。
「やめろって!」
「いーやっ。」
(他の男にも…そうやって甘えるのか?)
つい言葉にしそうになり、誉は口を塞いだ。
店に着くと、人で溢れかえていた。
「あっ!この服可愛い〜!」
聖羅に腕をひっぱられ、誉は色んなところに行かされた。
そして、ある店で聖羅が服を選んでいるときだった。
「聖羅ちゃん?」
後ろから男の声が聞こえ、二人を振り返った。
「あっ!今井先輩〜っ!」
聖羅は誉から手を離すと、今井という先輩の腕を組んだ。
(やっぱりね…この魔女が…。)
誉は溜め息をつき、二人が楽しそうに会話している隙に家に帰ることにした。


27  [2005/09/07(水) 16:02:31]

「ねぇ、さっき一緒にいた子誰?」
「あっ!私の幼馴染みです!ねっ!誉!……誉?」
聖羅が振り向くと、そこに誉の姿はなかった。
聖羅は今井先輩の腕から手を離し、周りを見回した。
「誉…?」
どこを見ても誉の姿はなく、知らないカップルや若い人達がいるだけだった。
誉は一人電車に乗り、携帯のデジタル時計に目をやった。
家から出てあまり時間が経っておらず、誉は空しくなった。
(何やってんだ俺は…金の無駄じゃん…。)
誉は空しさをこえ、再び腹が立ってきてしまった。


28 花梨 [2005/09/07(水) 16:09:33]

誉かわいそ〜。聖羅よくわかなぃ(´∀`;


29  [2005/09/07(水) 16:13:59]

花梨さん、カキコあざ〜す!


30 花梨 [2005/09/07(水) 17:38:18]

呼びタメでフ
また覗きにきますね抱〃頑張ってくださぁッい、


31  [2005/09/08(木) 01:30:13]

わかりました!これからもよろしくお願いしますね!


32  [2005/09/08(木) 17:36:48]

б第2の魔法б
誉は家に帰ると、自分の部屋に入った。
ベッドに飛び込むと、机に置いてあった写真立てが落ちてしまった。
それを拾うと、つい思いでに浸ってしまった。
写真には小さな頃の自分と聖羅が、笑顔で写っている。
(まさか、聖羅があんな魔女になるとはね…。)
誉は苦笑いをし、写真立てを机に戻した。
何気なく携帯を見る。
メールが入っていたが、誉は誰から かわかっていたので無視することにした。
まだ、昼をちょっと過ぎたぐらいだった。
暖かい風が窓から吹き抜け、太陽の日差しが優しくふりそそいでいた。
誉が目をつぶると、太陽の光でまぶたが赤ばんだ。
あまりの気持ちよさに、誉は寝入ってしまった。
誉が目を覚ますと、夕暮れになり部屋が暗くなっていた。
(よく寝た〜っ!)
誉は背伸びをして、視線を下にすると聖羅がベッドにもたれて寝ていた。
聖羅の手には、服が二枚ぐらい握られていた。
「まさか…俺に…?」
聖羅が握っていた服は明らかに男物だった。
すると、聖羅が少し動いたかと思うと寝言を言い出した。
「……ゴメンね…誉…。」
その言葉は、誉にとって強い魔法だった。
勝手に置いて帰って来たことを後悔させる魔法。
その魔法のせいで誉は、聖羅を置いて帰ったことの罪悪感を感じていた。
誉は、眠る聖羅の髪を何気なく触った。
指からすべっていく綺麗な髪。
誉は聖羅の寝顔に見入っていた。
すると、それを感じたかのように聖羅がゆっくりと目を開け、誉のほうを見た。
「あっ…おはよう…誉…。」
聖羅は寝ぼけたように言うと、再び眠りについてしまった。
誉は聖羅に毛布をかけると、部屋から出ることにした。


33  [2005/09/08(木) 21:13:54]

リビングに行くと、いい匂いがしていた。
「いい〜匂い。」
誉がキッチンに入ると、誉の母が振り返った。
その顔は、まさに鬼の形相をしていた。
「誉!アンタ聖羅ちゃん置いて帰って来たんだって?!あんないい子一人にしちゃダメでしょ!!」
母に勉強や成績のことで怒られることはあったものの、まさか幼馴染みについて怒られるとは思わなかった。
すると、階段から転がり落ちて来るかのような足音がした。
振り向くと、そこには聖羅がいた。
「お母さん!怒らないで!私が悪いの!私が……。」
聖羅がうつむくと、誉の母は誉を押し退け優しく聖羅を抱きしめた。
「聖羅ちゃんが謝ることないよ…。あのバカがいけないの…。」
誉がその母の姿を見ていると聖羅が誉のほうを見て、『してやったり!』と言うかのように舌を出した。
「くっ…!この魔女が…っ!」
誉は一瞬でも自分が悪かったと思ったことを後悔した。
しばらくして、遊びに行っていた誉の父と聖羅の父が帰ってきて、その後聖羅の母も誉の家に訪れた。
聖羅の両親と誉の両親はとても仲がよく、毎日のように家に来ては宴会をやるように騒いでいた。


34 花梨 [2005/09/08(木) 22:42:38]

魔女だ‥(笑)


35  [2005/09/08(木) 23:39:11]

魔女ですw


36 花梨 [2005/09/09(金) 08:42:15]

やっぱり(笑)
じつは、だいぶ前なのですが、恋化草読みました☆


37  [2005/09/09(金) 08:58:12]

ホントですか?!ありがとうございます!あんな駄作…。。


38  [2005/09/09(金) 17:20:33]

朝目を覚ますと、誉がカーテンを開けると太陽の光がめいいっぱい部屋に入ってきた。
「う〜ん!最高!」
誉は深呼吸をしてから、リビングに下りた。
リビングへ入り自分の席に座ろうとすると、本来父がいる場所に違うのが座っていた。
「おはよう!誉!今日一緒に学校行こっ?」
「やだ!イッテーッ!!」
あまりの激痛に後ろを見ると、そこには誉の母が獣のような顔をして腕をして立っている。
「あの…フライパンで叩かないで……。」
誉が恐る恐る言うと、誉の母は聖羅に向かって微笑んだ。
「誉と一緒に行って聖羅ちゃん〜。このバカったら聖羅ちゃんいないとダメなのよ〜。」
「わかりました〜!」
聖羅は誉にウインクをして、嬉しそうにパンをかじっていた。


39 美瑚 [2005/09/09(金) 18:02:52]

楽しみにしています!更新頑張ってくださいw
わたしの小説を読んでいただけたらうれしいですw
是非アドバイスくださいw(『おまじない』です)


40 夏華 [2005/09/09(金) 18:07:49]

涼チャン(゜Д゜::)!!何
面白ぃゎょ(゜∀゜)誰
頑張ってね♪


41 花梨 [2005/09/09(金) 20:18:00]

駄作だなんてっ‥!一気に読んじゃいましたよ☆とてもよかったですよ
Keep it up!


42  [2005/09/09(金) 20:18:48]

夏っちゃん〜♪久し振りだ〜!ありがとう!
美瑚さん!お初です!『おまじない』読ませていただきますね。


43  [2005/09/09(金) 20:21:18]

あざ〜す!花梨さんや美瑚さん、夏っちゃんの言葉を糧に頑張っていきます!


44  [2005/09/09(金) 20:25:30]

家から出ると、誉は足早に歩き出した。
「コラ〜ッ!逃げるな誉〜!」
後ろから追いかけて来る。
誉は歩を止めると、振り返り聖羅を見た。
「お前さ!なんで俺につきまとうかな?!」
誉は、つい勢いで怒ったみたいに言ってしまった。
「えっ?!…迷惑…かな?」
聖羅は、オドオドしたように誉を見た。
(はいはい…。それも俺をおとしめるための作戦でしょ…?)
誉はあきれたように溜め息をつき、聖羅のほうを見直した。
「つきまとうならさ、お前の男友達にしろよ。俺はお前に優しくないからさ。」
そう言うと聖羅は誉をほうを向き、悲しそうにうつむいた。
うつむいている聖羅が、誉からは小さく見えた。
「いいもん…優しくなくても…。」
「はっ?!何?!聞こえない!」
誉が大声を出して見せると、聖羅は驚いたように顔を上げ誉を見つめた。
「そ・そんなに怒らなくても……いいのに…。」
聖羅は顔を両手で覆い、肩を震わせだしていた。
「聖羅!嘘泣きしても、ここには男いないから同情してもらえないぜ!」
誉はそう言い放つと、そのまま振り向きもせず学校へ向かった。


45 美瑚 [2005/09/09(金) 20:41:38]

う〜ん。。。心のすれ違いですかぁ・・
誉のいらいらはやきもちからきてたりして。。。
応援してます!頑張ってくださいね〜


46  [2005/09/09(金) 20:45:57]

美瑚さんの小説読ませていただきました。感想は美瑚さんのスレに書きましたのでよかったら見ておいてください。


47  [2005/09/09(金) 20:48:43]

美瑚さん、カキコありがとうございます!
またこの小説も長編で長いのですが、よかったら完結するまで応援よろしくお願いします。


48 美瑚 [2005/09/09(金) 20:54:41]

もちろんでっす!感想ありがとうございますw
よく考えたらあの小説、回想シーンが多くて実際は1日しか
たってませんでした。どうりで短いはずですね。(笑


49  [2005/09/09(金) 21:07:49]

何言っているのですか…。文をまとめるのが上手ってことですよ!


50 花梨 [2005/09/10(土) 08:16:32]

さん付けはいいよ(^-^;
誉は聖羅がやっぱ好きなのかな?


51  [2005/09/10(土) 15:16:04]

あっ!もうしわけない…。。さんなしでいきます!
これから先はまだわかりませんw


52  [2005/09/10(土) 17:08:34]

学校へ着くと、すぐに教室に入った。
「オッス!」
「よっ!あれ?聖羅ちゃんは?」
原口仁(はらぐち ひとし)、誉の友達で中学校からの仲だった。
仁は誉の周りを見回すと、肩を落とした。
「聖羅ちゃんと一緒に来なかったの?」
仁は残念そうな顔をして見せた。
「途中までは一緒だったけど、おいてきた。」
「おいてきただと?!」
仁と誉の後ろから、叫び声に近い声が聞こえてきた。
「よっ、将樹。いたなら声かけろよ。」
「誉君!勘違いしないでほしい!聖羅さんを連れて来ない君に価値はないのだよ!」
「なんだ…それ?」
中峰将樹(なかみね まさき)は、なぜか貴族気取りの変わった奴だった。
一応、誉は友達として扱っているが彼にどう思われているかはわからなかった。
「何で誉の幼馴染みなんだよ〜…。」
「まったくだ…。神様は残酷だ…。」
二人は溜め息をついていたが、誉はそれを無視して外に目をやった。


53  [2005/09/11(日) 00:02:08]

すると、見覚えのある頭が見える。
とぼとぼと歩き、玄関に入っていった。
「あれって聖羅ちゃんじゃね?」
「ホントだ!行くぞ!原口君!」
「おい!お前ら…」
二人は誉の呼びかけを無視し、スキップするかのように教室から出ていってしまった。
(まったく…好きだね彼らは…。)
誉は再び外に目をやり、窓から見える風景を楽しんだ。
桜の木も花をとり、緑の葉をつけていた。
開けてある窓から、暖かい風が教室を駆け抜けていった。
「おい!誉!」
仁の怒鳴り声が聞こえ振り返ると、そこには泣いている聖羅とそれをなだめる将樹がいた。
「…何?」
「何ってお前!聖羅ちゃん泣かしただろ?!」
聖羅を見ると、どうやら本当に泣いているようだった。
「聖羅さん、とりあえず座って落ち着こう?」
将樹にうながされ、聖羅は誉の前の席に座った。
「何で?何で俺の前かつこっち向かせるかな?」
誉の目の前では、肩を震わせ聖羅が泣いている。
「お前が悪いんだろ?早く謝れよ。」
仁は、いかにも誉が悪いことを信じてやまない目をしている。
将樹は将樹で、聖羅に何か話しかけていた。
「違うの…私が…悪いの…。誉は悪くないの…。」
「そんなわけないじゃないか!!あの男が悪いに決まってる!」
三対一。
明らか誉のほうが分が悪い。
二人の男が怒りの目で誉をにらんでいる。
(なんで俺が…。)
誉は腑に落ちなかったが、謝ることにした。
「聖羅、俺が悪かった。ごめんな?」
「うん!いいよ!気にしてないから!」
今の今まで泣いていたと思ったら急に顔を上げ、笑顔で誉を見た。
「よかったな、誉。聖羅ちゃんがいい子で。」
「ホントですね!感謝するといい!」
誉は、本当にこの二人に友達として見られているのか疑問さえ感じた。
彼ら二人は、もう聖羅のボディーガード気取りだ。
そのとき、予鈴が鳴り他の生徒達が教室に戻ってきだした。
「戻ろうか?聖羅ちゃん?」
「うん!」
聖羅の両脇を将樹と仁が固め、教室を出ようとした。
すると、聖羅が振り向き、人をバカにしたように舌を出していった。


54 花梨 [2005/09/11(日) 12:17:38]

魔女ぶり発揮!(笑)私も魔女になってみよぅかな?(笑)( ̄▽ ̄;)
‥‥。はい、すみませんでしたぁぁ〜
((((*^o^*)


55  [2005/09/12(月) 20:22:56]

更新遅れてすいませんでした。
☆★☆★☆★☆★☆
(クソ〜。)
誉が溜め息つくと、一人の女子が近づいて来た。
「どうした?夏海?」
今井夏海(いまい なつみ)は、聖羅に夢中の今井先輩の妹だ。
「ねぇ…誉君。聖羅ちゃん…みんなからよく思われてないみたいだよ…。」
「……。」
そう、聖羅は学校の女子から好かれてはいなかった。
男好きだからとかモテるから、彼氏を奪われたからなど理由はたくさんあった。
「…聞いてくれる?」
夏海は真剣表情をして、誉の前の席に座った。
その席は、夏海の席で席替えをしたのちに夏海とは友達になった。
「気を悪くしないで聞いてほしいの…。聖羅ちゃん、お兄ちゃんを好きじゃないと思うの…。」
「…そうかもな…。」
「やっぱり…。どうしよう…。お兄ちゃん言っても聞かないだろうし…。」
夏海と今井先輩と関わってからそんな話を聞くこともなくなっていた。
「俺からよく言っとくよ…。」
「…ありがとう…。」
そして、授業に入って勉強をしだした。
誉は真面目に授業を受けるが、どうしてもわからないところなどは将樹や仁などと教え合ったりするなど、学校生活は充実していた。


56  [2005/09/12(月) 20:24:09]

夏梨も魔女になってみよ〜w


57 花梨 [2005/09/13(火) 12:27:56]

↑んっ?花梨だよヌ
まぁ間違いはあるさっ
じゃっ、魔女になる準備を‥(何


58  [2005/09/13(火) 18:32:08]

Oh〜!すいません!(>_<)花梨!
土下座もんよ〜…。。


59  [2005/09/13(火) 18:32:57]

学校も終わり、将樹と仁と別れると誉は一人公園の前を通っていた。
楽しそうに笑う子供達がたくさんおり、公園はにぎやかだった。
―『誉!見て!たんぽぽ!』―
誉と聖羅もよくこの公園で遊んだものだった。
あの頃の聖羅は、可愛かったが性格は今みたいに曲がってはいなかった。
(あぁ…人は変わるもんだね…。)
誉は溜め息をつくと、公園を通り過ぎ家に帰った。
誉は家に帰るとお菓子をつまみ、夕食ができるまで待つだけだった。
夜になり、テレビを見ていると聖羅の母が家に駆け込んできた。
「聖羅が帰って来ないの!この時間なら帰って来てるかここにいると思ったんだけど…!」
「えっ?!」
誉の母と聖羅の母は、心配しながら話していた。
(やばいな…面倒なことになりそう…。)
誉は危険を察知し、母達にバレないように自分の部屋に入ろうとした。
「誉!聖羅ちゃんが!」
誉は肩をガックリと落とし、自分の母を見た。
「聖羅ちゃんを探して来てくれない?」
「お願い!誉君!」
聖羅の母には鳴きそうな顔で訴えられ、自分の母はにらみを利かせていた。
「…行って来ますよ…。行きゃいいんでしょ…?」
誉は両母の間を通り家から出た。


60 花梨 [2005/09/14(水) 08:27:34]

聖羅ちゃ〜んっ!どこ?!誉、捜してやってミ
涼、土下座まで‥。顔上げてよし(笑)


61  [2005/09/14(水) 16:22:50]

どうも…。よし!頑張って小説書こう。


62  [2005/09/14(水) 17:34:25]

空は暗く、女の子一人出歩けば危険なことぐらいすぐわかった。
誉は自転車にまたがると、聖羅の行きそうなところへ向かった。
最初に思い出したのは、公園だった。
公園に向かうと、公園も真っ暗で外灯でも全部は照らしきれていなかった。
誉は自転車から降りると、ジャングルジムやブランコを見たが聖羅の姿はなかった。
誉が頭をかきながら別のところに移動しようとしたときだった。
奥のベンチに何かが横たわっている。
誉は目をこらしながらゆっくり近づくと、それは聖羅だった。
気持ちよさそうに寝息を立てている姿を見ると、本当にあの聖羅なのかさえわからなくなりそうだった。
「聖羅…起きろ。」
「んん〜…。」
聖羅は肩をすくませると、目をゆっくり覚ました。
「誉〜…?」
聖羅は寝ぼけたまま座り直し、誉はその隣りに座った。
「デートだったのか?」
「ん〜?違う〜。この子と遊んでたの〜。」
聖羅がそう言うと、聖羅の胸ぐらから小さな猫が出て来た。
「気づいたら寝てて〜夜になってた!」
聖羅は笑顔で子猫を触っていた。
「帰るぞ。母さん達心配してんぞ。」
「誉は?!心配した?」
聖羅のあの魔法ががった瞳が誉を捕らえようとしたが、目をそらしながら聖羅の腕をひっぱり立ち上がらせた。
「心配した心配した!早く帰るぞ!」
「嬉しいよぉ〜!ありがと!」
聖羅は誉の背中に抱きつき、頬をつけた。
聖羅のぬくもりが背中から伝わってくる。
誉は恥ずかしくなったが、そのまま自転車を置いた場所まで行った。
「その猫どうするの?」
「お母さんに頼んで飼うよ!」
誉はその笑顔を見ると、誉自身も自然に笑顔になってしまった。
(聖羅は…夏海が思ってるほど悪い奴じゃないんだけどな…。)
誉は聖羅の頭を軽くなでると、二人乗りして帰ることにした。


63  [2005/09/15(木) 21:42:50]

б第三の魔法б
結局、聖羅と聖羅の両親は夜遅くまで誉の家で猫を飼うかどうか話し合ったようだった。
誉は、そのまま寝たが話し合いに誉の両親もなぜか加わっていたようだった。
「ねぇ〜、誉〜?名前何がいいかな?」
登校中、聖羅は生き生きしながら歩いていた。
まるで、はしゃぎまわる子猫のようだった。
「…そうだなぁ、子豆でいいだろ。」
「はぁ?何そのセンスのなさ?!」
聖羅の拾った猫は白い猫で短毛、走る姿が転がっているように見えた。
誉も一応考えて言ったが、あっけなく却下されてしまった。
「あの子メスだよ?豆って可哀想じゃない?」
聖羅は猫を飼えて嬉しいのか、笑顔がとぎれることはなかった。
「じゃぁ、お前は何がいいと思うの?」
「私?う〜ん…そうだねぇ〜…シロとか?」
「犬かよ。」
「そうだよね〜。」
その日の朝の空気はさわやかで、日差しもそこまで強くなく気持ちがよかった。
こういう日は、心もおだやかになれる気がした。
「……ほら…三大美女って誰がいたっけ?」
誉が聞くと、聖羅は不思議そうな顔をした後考え出した。
「クレオパトラと楊貴妃に…小野小町?」
「それだ。小町ってのはどう?」
すると、聖羅は急に誉の手を握り驚いたような顔をして見せた。
「ダメ?」
「うぅん!いい!ごめんね!センスないなんて言って!よし!小町に決定〜!」
聖羅は満面の笑顔で誉を見つめた。
聖羅が笑うと、本当に幸せなんだなと誉は思った。
その後も猫の話をしながら学校へ向かった。


64  [2005/09/16(金) 22:28:11]

学校に近づくにつれ、他の生徒達も登校していた。
すると、なぜか女生徒の視線が嫌に誉は感じた。
通り過ぎるたび睨まれるような感覚。
誉のほうを見てか、聖羅のほうを見てか女生徒達が何か言い合っていた。
しかし、誉には何を言っているのかわからなかった。
「……今度は別の男かよ。」
通り過ぎように、先輩と思われる生徒が文句を言っていった。
誉は、何気なく隣りにいる聖羅を見る。
無表情に歩く聖羅は、どこか悲しそうにも見えた。
「聖羅?」
「うん?」
先輩が言った言葉は、間違いなく聖羅にも聞こえていたはずだが、聖羅は微笑んで見せた。
すると、後ろから走って来る足音がした。
「オッス!誉!聖羅ちゃん!」
後ろから走って来たのは仁だった。
仁は誉の肩を叩くと、二人に微笑みかけた。
「おはよっ!原口君!」
「聖羅ちゃ〜ん!おはよっ!今日も可愛いねぇ〜!」
「ありがと〜!」
誉には、仁が気を使って来てくれたのがわかった。
後ろのほうの連中は、わざと聖羅に聞こえるように言っているぐらいだ。
仁にもそれがわかったのだ。
仁は、わざとか本当かハイテンションを装い、必死に聖羅の耳に入る悪口をシャットアウトしていた。


65  [2005/09/18(日) 14:09:52]

学校の玄関につくと、聖羅は誉達とクラスが違うので別の方向の下駄箱に向かった。
「誉…。」
仁は、不安そうな顔をして誉を見た。
「わかってる…。何も言うな…。」
「でも!」
「仁…。」
仁にもやはり聞こえていた。
聖羅は、ほぼ全女子から好かれていない。
本人もそれには気づいている。
靴を履き変えると、聖羅が待っていた。
二人は聖羅に察られないように、平然とした顔をして見せた。
聖羅の手には、何か手紙らしきものが握られていた。
「またラブレターもらっちゃった!」
聖羅は、二人に笑顔で言ったがどこか様子が変だった。
手紙を後ろに隠し、見られたくないような感じだった。
仁があからさまに誉のほうを見る。
「よかったな。」
誉は、仁のほうに視線をやらず聖羅に言った。


66  [2005/09/19(月) 12:12:01]

高校に入ってから二ヵ月ぐらいしか経っていなかったが、聖羅が避けられだすのは早かった。
聖羅には、友達らしい友達など一人もいなかった。
たまに見る聖羅が教室で一人で座っている姿は、とても寂しげだった。
「じゃぁね!誉!原口君!」
「あぁ…。」
聖羅は笑顔だったが、心中どうなっているかわからなかった。
見た目以上に弱音を吐かない聖羅だけに、知りようがなかった。
聖羅と誉は、別々のクラスなので聖羅の様子はわからず、どんな扱いなのかすらわからなかった。
「誉君…。」
「夏海…。」
夏海は、深刻な顔をして誉を見ていた。
「今朝ね…聖羅ちゃんの下駄箱に何か入れてる先輩達を見たの…。多分…嫌がらせの手紙だと思う…。」
「……。」
「でも…私はそんなことされるほうも悪いと思う…!」
夏海の言いたいこともわかった。
事実、自分の兄は弄ばれているのかもしれないのだから。
「そうかもな…。」
誉には、どうしてやればいいのかもわからなかった。
しかし、誉には聖羅の良いところもあることは誰よりもわかっていた。
(聖羅…。)
誉は立ち上がり、教室から出て聖羅のクラスに向かった。


67  [2005/09/22(木) 23:09:21]

☆★☆★☆★☆★☆
お知らせ
自分勝手ながら期末テストが近いので『魔女は微笑む』は休載させていただきます。


68  [2005/09/29(木) 14:21:40]

テストも終わりましたので、投稿させて頂きます!


69  [2005/09/29(木) 14:25:12]

そこには、一人たたずむ聖羅の姿があった。
誉はいたたまれなくなり、教室に入った。
「聖羅。」
「あっ!誉〜!珍しいね!どうしたの?」
聖羅は相変わらず笑顔だったが、周りの生徒達が見る視線が誉にはきつかった。
「ちょっといいか?」
「うん?」
誉は、聖羅を教室から廊下に連れ出した。
このまま教室にいれば、誰かが聖羅の悪口を言うのが目に見てわかった。
「何?デートの誘い?」
「あぁ。」
「えっ?」
誉の顔を驚いたような瞳で聖羅は見た。
「今日、一緒に帰れる?」
聖羅は、また驚いたような瞳で聖羅は見た。
「今日、一緒に帰れる?」
聖羅は、また驚いたような顔をしてうつむいた。
「ごめん!今日、山崎先輩と帰る約束してるんだ!」
聖羅は苦笑いをしながら誉を見た。
「そっか…なら仕方ないな…。」
「あっ!でも!ありがとね!また誘って!今度は明けとくから!」
「あぁ…、また今度な。」
(なんで、そんな自分の首を絞めるようなことするの?)
誉は、聖羅のしていることがわからなかった。
自分から嫌われようとするような行動にしか思えなかった。


70  [2005/09/29(木) 14:52:11]

「誉君、聖羅さんは?」
「帰ったよ?」
「はぁ〜…。」
将樹はガックリと肩を落とし、下履きに履き替えた。
「原口君!君に僕は騙された!何が今日は聖羅さんと一緒に帰れるかもしれないですか!」
「かもって言っただろ!このヤセ貴族!」
「何を!」
将樹と仁のやるとりを見て、誉は一人笑っていた。
まるで、小学生の喧嘩。
お互い言い合っているが、わりと学校では仲がよかった。


71  [2005/09/29(木) 14:55:54]

帰り道、二人と別れると誉は何気なく公園に寄った。
夕暮れに揺れるブランコ。
今日は、珍しく子供達がいなかった。
誰もいない公園というのも、誉には風情があるように感じた。
しばらくベンチに座っていると、誰かが公園に入って来た。
それは、どうやら聖羅と山崎先輩らしかった。
誉は急いで草むらに身を潜めた。
しばらく二人は会話をすると、山崎先輩は公園から出て行ってしまった。
そして、聖羅も公園から出ようとしたとき、誰かが公園に駆け込み、聖羅に駆け寄った。
聖羅はその誰かに肩を掴まれ、もみ合いになっっている。
(あれは…今井先輩か…?)
二人は何か言い合いをし出した。
今井先輩が聖羅の両手首を握り、それをふりはらおうとする聖羅。
誉はそれをしばらく見ていると、今井先輩の顔つきが変わってきているのに気づいた。
(やばいな…こりゃ…。)
思った通り、次の瞬間には今井先輩は大きく手を振り上げていた。
「やめて下さい!」
誉は草むらから飛び出すと、聖羅の前に出た。
「ほ・誉?!」
背中ごしに、聖羅の声が聞こえたが振り向けなかった。
なぜなら、前には怒って腕を振り上げている先輩がいたからだ。
「なんだお前…?どけ!こいつが僕を裏切ったんだ!」
「どきません!聖羅を殴るなら、俺を殴って下さい!」
「誉?!」
次の瞬間、誉の頬に強い衝撃が走り、口の中には血の匂いがし出した。
「…先輩は勘違いしてます…。こいつは、さっきの先輩のでもアナタのでもありません!俺の彼女なんですから!」
誉は聖羅の手を握り、引いて抱き寄せた。
「…っ!勝手にしろ!」
今井先輩は悔しそうな顔をし、公園から出て行った。


72  [2005/09/30(金) 22:48:19]

誉は聖羅を離すと、地面につばを吐いた。
つばには、血が混ざっていた。
「イテェ…。くそ…。」
「…ごめんなさい……。」
誉は聖羅のほうを向かず、ベンチに腰をかけ空を見上げた。
空は星が輝き綺麗なのに、誉の心は妙に嫌な感じだった。
「誉…。」
聖羅がうつむきかげんで誉の前に立っていた。
「何…?」
聖羅は祈るように両手を組み、オドオドしていた。
「ごめんなさい…。」
誉は溜め息をつき、聖羅を見た。
聖羅は、今にも泣きそうなぐらいに体を震わせていた。
「とりあえず座れ。」
誉が少し声を荒げて言うと、聖羅は恐がりながら隣りに座った。
「ったくお前ね…前からこうなることわかってたでしょ?だから、気がないならやめてやれって言ったのに…。」
「ごめんなさい…。」
聖羅は肩を震わせ、ついに泣き始めてしまった。
誉は溜め息をつき、聖羅の頭を軽くなでた。
「泣くぐらいならやめろっての。」
「うん…ごめんね…。」
誉は聖羅が泣きやむまで待ってあげていた。
(なんにしろ、これで少しはこりただろ…。)
誉は、隣りで小さな子供みたいに泣きじゃくている聖羅を見て思った。


73  [2005/10/01(土) 15:12:00]

聖羅が泣きやんだのは、空が真っ暗になってからだった。
「誉…痛かったよね?」
聖羅は、涙を拭きながら誉を心配そうに見ていた。
「お前こそ両手首平気なわけ?」
「うん…誉が来てくれたおかけで助かりました…。」
聖羅は、うつむきながら手首をさすっていた。
「ほら、帰るぞ。昨日の今日なんだからあんまり遅く帰れないでしょ?」
誉は立ち上がったが、聖羅はうつむいたまま立ち上がろうともしない。
「おい、聖羅?」
誉が呼ぶと、聖羅はゆっくりと立ち上がった。
「帰るぞ。」
誉が聖羅に背を向けたときだっった。
聖羅は、誉の背中に抱きついた。
「おい、聖羅」
「お願い!…少しだけでいいから…。」
聖羅のぬくもりが背中から伝わって来る。
自分が招いたことにしろ、恐かったに違いない。
誉は、腹の辺りにある聖羅の手を優しく握り締めた。
そして、聖羅を家まで送ることにした。
「じゃぁ。」
「うん…。」
誉が自分の家に入ろうとしたときだった。
「誉!」
聖羅が誉に駆け寄り、また抱きついた。
「私!誉に何もしてあげられないのに、誉はなんで私にこんなによくしてくれるの?!」
聖羅は誉に抱きついたまま、再び泣き始めてしまった。
「今日…誉に一緒に帰ろうって言われた時嬉しかった…!でも、私…」
「もういいよ。お前の泣き顔なんか見たくない。」
誉は涙で濡れている聖羅の顔を、制服の袖で拭いてあげた。
「ほら、笑えよ。」
「そんな…急に言われても…無理だよ…。」
誉は聖羅の目線まで屈むと、聖羅の瞳を見つめた。
いつもなら誘惑されるあの瞳を。
「ほら、いつもみたいに笑えよ。そんなのお前らしくないからな。」
聖羅は誉の目を見ながら笑おうとしていたが、うまく笑えていなかった。
「はい!残念〜!罰として俺の家で飯食っていけ!」
誉はそう言うと家のドアを開け、聖羅を家に入れた。
そして、誉はなぜか夕飯時に聖羅を泣かしたと母親にこっぴとぐ叱られてしまった。


74  [2005/10/04(火) 22:54:23]

б第4の魔法б
―「誉…」―
―夢の中で誰かの呼ぶ声がする―
―「もう少し寝せろよ…」―
―「学校に遅刻するわよ…」―
―「学校ね…学校?」―
誉は勢いよく布団をはぎ、時計を見た。
「これ確実に遅刻だろ!」
急いで制服に着替え、リビングまで下りると母がのんびり朝食を食べている。
「あら、誉。聖羅ちゃんなら行ったわよ?」
「いやいや!俺を起こせよ!」
「起こしたわよ!アンタが起きないから悪いんでしょ!」
誉は、机にあった目玉焼きだけ食べて家を飛び出した。
しかし、外は無情にも雨だった。
「くそっ!」
誉は、傘立ての傘を取ると走り出した。
走ることで、傘の役目はあまり果たされておらず、結局濡れていた。
(やばいぞ!これは!)
誉には、雨に濡れることはさほど気にならなかった。
気になるのは、遅刻した者への罰。
放課後、居残りで掃除をさせられるのだ。
先生に見張られ、掃除は長々と続く。
誉はそれだけは避けたかった。
(近道しかねぇ!)
誉は今回のように遅刻しかけ、そこを通ると学校に間に合ったということがあった。
誉はほとんど傘をさしてないと同じで、制服はびしょぬれだっった。


75  [2005/10/04(火) 22:59:03]

すると、田んぼの用水路に顔をのぞかせている人がいた。
どうやら、何か音してしまい、それを拾おうとしているみたいだった。
しかし、誉はそれどころではなく、その人の後ろを走り過ぎようとしたところで足が止まってしまった。
(あ〜っ!クソォ〜!)
誉は立ち止まると振り向き、その人に歩み寄った。
雨のせいで薄暗い風景に、たんぽぽのような淡い黄色の傘をその人はさしていた。
誉は隣りに屈み、その人の横顔を見る。
その横顔はとても美しく、女性だった。
「どうしました?」
誉が聞くと、女性は驚いたように誉に目をやった。
誉はその女性と目が合った瞬間、胸が高鳴った。
聖羅のあの瞳以外で胸が高鳴ったのは初めてだった。その女性は、誉を見てすぐに用水路に目線を移した。
用水路は、田んぼと道に大きく掘られ、とても手が届く深さではなかった。
しかし、田んぼの淵に下りて用水路の中に入ることはできそうだった。
誉は、女性の見ているほうを見ると用水路の格子に「御守」と書いた文字が目に映った。
(なるほど…。)
誉は女性の横顔を 見た。
真っ白な肌に、長いまつ毛。
見ているだけで、誉の胸は高鳴った。
誉が女性の肩をつつくと、女性は不安そうに誉を見つめた。
「大丈夫、そこで待ってて。」
誉は女性に微笑みかけると、田んぼの淵に下り用水路に入った。
水流はさほど強くなく、深さもなかった。
雨で靴は湿っていたので、水に浸かっても気にはならなかった。
誉は赤い御守をとると淵をつたい、女性の元に戻った。
「はい、これ。」
女性が立ち上がると、誉の学校とは違う制服を着ているのに気づいた。
その女性が、少女というには容姿端麗すぎて似合わないように誉は思った。
女性は申し訳なさそうに御守を取り、誉に微笑みかけた。
そして、女性はお辞儀をすると何も言わず駆けて行ってしまった。
誉はその姿を見て怒るわけでもなく、ただ見惚れてしまっていた。
あの女性ほど、雨が似合う人はいないだろうと誉は思った。


76  [2005/10/04(火) 23:00:58]

訂正です。
『б第4の魔法б』じゃなくて『б第四の魔法б』です。


77  [2005/10/05(水) 22:04:28]

学校につくと、誉は脱け殻みたいに なっていた。
「誉の奴、聖羅ちゃんに見つめられたか…?」
「そうかもしれないですね…。羨ましい…。」
後ろで仁と将樹は話していたが、その会話は誉には聞こえなかった。
(あ〜…、彼女はなんなんだろう…。)
聖羅と違い、偽りのない笑顔。
それを思い出すだけで、誉の頬は熱くなった。
放課後には雨は止んでいたが、遅刻した誉は先生の見張りの元で掃除をしていた。
しかし、何も手につかず、先生の怒る声すら誉には届かなかった。


78  [2005/10/05(水) 22:04:37]

学校につくと、誉は脱け殻みたいに なっていた。
「誉の奴、聖羅ちゃんに見つめられたか…?」
「そうかもしれないですね…。羨ましい…。」
後ろで仁と将樹は話していたが、その会話は誉には聞こえなかった。
(あ〜…、彼女はなんなんだろう…。)
聖羅と違い、偽りのない笑顔。
それを思い出すだけで、誉の頬は熱くなった。
放課後には雨は止んでいたが、遅刻した誉は先生の見張りの元で掃除をしていた。
しかし、何も手につかず、先生の怒る声すら誉には届かなかった。


79  [2005/10/05(水) 22:05:35]

あれ?同じのが二回も。。すいません。。


80  [2005/10/06(木) 18:53:55]

誉は夕暮れの帰り道、彼女のことを考えながら歩いていた。
雪のような白い肌に美しく顔。
誉の胸は、彼女を思い出すたび高鳴っていた。
そして、いつもの公園にさしかかったときだった。
何やら美しい笛の音色が聞こえてきた。
誉は、その音色に導かれるように公園の入口まで来ていた。
そこには、あの美しい白金に近い髪に白い肌。
その横顔は、今朝あった彼女だった。
誉はその彼女の姿に、目を釘付けにされた。
気持ちよさそうにフルートを吹く姿は、女神にすら見えた。
誉はその音色に導かれ、公園の中に歩を進めていた。
気がつけば、目の前にあの彼女がいる。
胸が高鳴り、緊張からか喉は乾ききっていた。
彼女は誉に気づくと、今朝会ったことを覚えていたらしくお辞儀をした。
誉はその姿にすら魅了され、瞬きもできなかった。
彼女は、不思議そうに誉の顔を見ていた。
誉は我に返ると、彼女の顔を見てすぐ目をそらした。
「え・えっと…今朝はどうも…。」
誉の頭の中は真っ白になり、意味のわからないことを口走ってしまっていた。
彼女は、少し微笑むとベンチに置いた鞄の中からノートを取り出し、何かを書き誉に渡した。
『今朝はありがとございました。』
と綺麗な字でノートには書いてあった。
「いや…いいんだけど…。」
見た目には、外国の人かと思ったら日本語で書いてある。
誉は、彼女を見ると再びノートに目を戻した。
「もしかして…耳聞こえないの…?」
誉が聞くと彼女は首を振り、誉の手からノートを取るとまた何か書き始めた。
『違うの。いつからかしゃべれなくなってたの。』
「えっ?」
ノートに書かれていたことが、誉には理解できなかった。
しかし、知り合ってばかりの彼女からそれを聞くのは酷だと思い、何も聞かなかった。
彼女はまた誉からノートを取ると、何か書き出した。
『自己紹介、遅れてすいません。私は飯垣怜奈(いいがき れいな)と言います。』
怜奈は、誉がノートを読んだことを確認しお辞儀をした。
「怜奈…でいいの?」
誉が聞くと、怜奈は嬉しそうにうなずいた。
「俺は誉。あっ、ノートに書くか…。」
誉は、ノートに『ほまれ』という読みと『誉』という字を書き、怜奈に渡した。


81  [2005/10/08(土) 15:44:53]

怜奈はノートに目を通すと、ノートに何か書き始めた。
怜奈は頬を赤く染め、誉に渡すとうつむいた。
『いい名前ですね。私、人としゃべれないから誉さんとノートを通じてでもしゃべられるのが嬉しいです。』
怜奈がうつむいたのが恥ずかしいからだとわかり、なぜか誉の顔は熱くなった。
怜奈は、顔を赤くし目線を泳がしていた。
誉は何か話をしなければいけないと、周りを見て話題を探したが話題は見つからなかった。
怜奈も誉のように話題を探しているのか、ノートに何か書いては消しを繰り返していた。
誉はそんな健気な怜奈を見て、胸の高鳴りが速くなるのを感じていた。
そして、誉が怜奈を見ていると怜奈の手に握られているフルートに気づき、怜奈の肩をつついた。
「もう一回、笛吹いてくれない?」
誉がそう言うと、怜奈は嬉しそうに頷き、フルートを吹き始めた。
夕暮れの公園に、怜奈のフルートの音色が響いている。
誉は目をつぶり、その音色に聞き入った。
それを聞いているだけで、心が落ち着くようだった。
そして、フルートの音色が止むと誉は目を開いた。
誉が拍手をすると、怜奈は誉に向かってお辞儀をする。
(今日だけで何回お辞儀を見たか…。)
誉は頭を下げる怜奈を見て、自然と頬が綻んでしまった。
怜奈は恥ずかしいそうに顔を赤らめ、またうつむいてしまった。
「ありがとう!上手だね!」
誉がそう言うと、怜奈はまたお辞儀をした。
白金の髪が、頭を下げる瞬間にふわりと動く。
誉は、ただそれだけで怜奈に見惚れてしまった。
怜奈は、頭を上げると真っ赤な顔をさらに赤くしうつむいてしまった。
「あっ!ごめん!つい…見惚れちゃって…。」
誉は、今まで一度もなかったぐらい鼓動が速くなっていた。
体中に熱を帯び、熱くなっていた。
怜奈はうつむいたまま、ノートに何か書くと誉に渡した。
『今日はありがとうございます。私、そろそろ帰らないといけないので失礼します。』
さっきまでの字と違い、震えたような文字になっていた。
怜奈を見ると、まだうつむいている。
誉は、そんな怜奈を愛しく感じずにはいられなかった。
「うん…じゃぁ…。」
誉が言うと怜奈は顔を上げ、真っ赤な顔のまま微笑み、誉からノートを受け取った。
怜奈はノートを鞄にしまうと胸に抱え、誉にお辞儀をし、公園から出ようと歩き出した。
誉の心は、まだ怜奈を帰したくないと叫ぶかのように高鳴る。
このまま怜奈を帰せば、二度と会えなくなるような気がした。
「怜奈!」
誉は無意識のうちに、怜奈の名を叫んでいた。
怜奈は、驚いたように振り向いた。
「今週の土曜日!9時にここで待ってるから!」
ほとんど強引な誘いだった。
誉は、怜奈に二度と会えなくなるのがどうしても嫌だった。
怜奈は立ち止まると、頬を赤く染めながら頷いた。
そして、怜奈が公園から出るのを見届けると誉はガッツポーズをした。


82  [2005/10/09(日) 19:37:41]

誉は家に帰るとリビングに行き、椅子に座った。
「誉!おかえり〜!掃除ご苦労様!」
聖羅が誉にジュースを差し出す。
誉は、つい聖羅の顔を見つめてしまった。
「何?誉、私に惚れた?」
確かに聖羅も可愛かった。
しかし、怜奈は可愛いところもあるがどちらかというと美しい。
誉には怜奈を彩るすべてが輝いて見えた。
誉は一つ溜め息をつき、ジュースを一口飲んだ。
「何よ〜!私何かした?!」
聖羅が誉の顔を覗き込み、あの瞳で見つめてきた。
しかし、誉の心はいつもみたいに誘惑されなかった。
「お前…可愛いな…。」
「えっ…?」
誉の心には、怜奈の微笑みしか映っていなかった。
いつもなら聖羅を褒めたりしないが、自然と口から言葉が出てしまった。
「お母さん!聞いた?!誉が私のこと可愛いって言ってくれたの!」
「あら!誉ったら!」
誉には、今なら聖羅のことを褒め続ける自信があった。
前みたいに抵抗がなくなったのだ。
しかし、恐らく怜奈には同じ言葉は口にできないような気がした。


83  [2005/10/09(日) 19:50:16]

夕食も怜奈のことを思うばかりで食べられなかった。
誉は夕食を食べ切れないまま、自分の部屋に入った。
ベッドに横になり天井を見上げれば、怜奈の恥ずかしがっている赤い顔が甦ってきた。
「はぁ〜…。」
誉が枕を抱いて転げ回っていると、ドアが開き聖羅が入ってきた。
「あ〜!私が愛しいのね!」
聖羅は嬉しそうに微笑み、ベッドに寝転んできた。
いつもなら抵抗があり、ベッドから突き落とすが今は何の抵抗もなかった。
聖羅が笑顔で誉を見つめるが、誉の頭には怜奈しかいない。
思考回路には、『怜奈のことだけを考えろ』としか命令がくだされていないようだった。
「……妖精を見た……。」
「えっ!もう褒めすぎだよ〜ぉ!」
聖羅は恥ずかしいそうに寝返りをうち、背中を見せた。
そんな聖羅を無視し、目を閉じる。
目を閉じるだけで、甦る怜奈。
「はぁ〜…何で明日って言わなかったんだろう…。」
「何?!明日、私とデートしたい?!仕方ないなぁ〜!」
誉は聖羅のボケにもツッコむ気力が起きなかった。
誉が何気なくカレンダーを見ると、土曜日という青い文字が遥か遠い気がしてならなかった。


84  [2005/10/09(日) 21:06:56]

次の朝も、誉は怜奈のことしか考えられなかった。
何か隣りでしゃべっている聖羅の話も、右耳から左耳へ通り過ぎた。
「ちょっと聞いてる?デートしてやんないぞ?!」
聖羅が話しかけても、誉は聞こえていないのか溜め息をつき歩いていた。
「誉ってば〜!」
誉は、後ろから追いかけて来る聖羅にさえ見向きもしなかった。


85  [2005/10/10(月) 23:03:45]

今までない心境に戸惑いはしたが、反面それが楽しくもあった。
「明日だ〜!」
誉はベッドに飛び込み、天井を見上げた。
「誉!晩ご飯!もう!何回呼ばせるの?!」
誉の母ではなく、聖羅が呼びに来る。
聖羅はほとんど自分の家にはおらず、誉の家にばかりいた。
「わかったよ!今行く!」
誉は鼻歌を歌いながら、聖羅の横を通り抜けた。
「変なの…。昨日まで元気なかったくせに…。」
誉は、すぐに夕食を食べ終わると再び部屋にあがった。
部屋に入り、真っ先に目に入るのは金曜日にバツをうったカレンダー。
怜奈と会ってから日にち経っても、怜奈の笑顔を鮮明に覚えていた。
誉は、怜奈を思い出すだけで顔が熱くなり胸が高鳴った。
「誉〜?!どうしたの?!夕食食べたらすぐあがっちゃって!」
「びっくりした〜!入るならノックしろよ!」
聖羅が急に入ってきたため、頭に描いていた怜奈の顔がかき消えてしまった。
「ねぇ!私、明日デートなんだけどどれが似合うかな?!」
聖羅は、服を二着合わせてみせた。
一着は、女の子らしいピンクの服。
もう一着は大人の女性をイメージしたかのような服だった。
「お前、ピンクのほうが似合うよ!」
「本当?!どれ!着てみようかな!あっ!こっち見ないでよ!」
誉はまた怜奈のことを思い出し、聖羅の言葉が聞こえていなかった。
土曜日が近づくにつれ、緊張と楽しみが混ざってしまい、変な気持ちだった。


86  [2005/10/11(火) 17:48:27]

「なぁ!聖羅…」
誉が聖羅のほうを向くと、聖羅は下着姿になっている。
「もぉ…!見ないでって言ったでしょ!!」
聖羅は近くにはあった漫画や雑誌などを誉に向かって投げつけた。
「ちょっと待てって!!」
「こっち向くなぁ〜!」
誉はたまらず部屋を飛び出した。
そして、ドアを閉め、溜め息をついた。
「早く明日にならないかな〜。」
誉が独り言を言っていると、ドアが開くと聖羅は誉をにらみつけた。
「入れば…。」
「ごめんって!」
誉は、上機嫌に聖羅の頭をなでた。
聖羅はピンクの服に着替えており、誉の目の前に座っていた。
「似合うじゃん!人形みたい。」
「褒めたって許さないんだから!」
聖羅は腕を組み、頬をふくらませると怒ってみせた。
「あっそ!いいよ。ところで今回は誰とデート?」
「えっ…?」
(怒らないの…?前、あんな事があったのに…。)
聖羅は、誉を何かねだるかのような目で見ていた。
「どうした?」
誉は、あの日のことを忘れてしまったようだった。
「井上先輩と…。」
(嘘…誰ともデートしないよ…?)
ちょっと決意を決めれば言えるはずだったが、その言葉を飲み込んだ。聖羅は誉の瞳に、自分が映っていないのではないかと不安になっていた。
「なぁ!お前ならどこ行きたい?やっぱり遊園地とか?」
「えっ?!」
(連れていってくれるの?!)
一瞬、聖羅に期待の火が灯る。
「明日、俺もデートだからさ!女の子ってどこ行きたいのかなって。」
「えっ…?」
期待の火は、たった一言でふき消されてしまった。
それは逆に、不安をふくらませることになってしまった。
「そうだな〜…。誉が行きたいところへ行けばいいと思うよ!」
(私もそこに連れていって…。)
気持ちと裏腹に、聖羅は明るく振る舞った。
「そっか…。ありがとな!じゃぁ、寝るわ!おやすみ!」
誉は布団を頭からかぶり、聖羅に背を向けた。
すぐそこに近づけば、また誉は振り向いてくれるだろうと聖羅は思ったが足が動かない。
誉のベッドに一緒に入ることができれば、誉のぬくもりを感じれるはずだったが、聖羅には勇気がなかった。
誉は自分とは違う誰かに『恋』をする瞳だった。
聖羅は、涙が出そうになりながらも立ち上がり誉の部屋から出ようとした。
「電気…消すよ…?」
(もう少しだけでいいから…私と話して…?)
いつもなら平気で言えそうな言葉。
しかし、誉の瞳に聖羅は映らなくなった。
誉が手を上げ、親指を立てて見せる。
(こっちを向いて…?私を見て…?)
到底言えなかった。
誉の部屋の電気を消すと、聖羅は階段を転がるように下りた。


87  [2005/10/12(水) 14:33:12]

どうも、春です!!!来ちゃいました♪
…良い話ですね〜泣))
涼さん、素敵です!!!
何でこんなにも人を惹きつける小説をかけるんですか!!?
羨ましいです!!

聖羅ちゃんはかわいい子ですね♪魔女ですが…
素直になれないところを魔女になることで
隠しているように思えます。
誰かにいつも愛されていないとダメな人っていますもんね。
うん、人それぞれだ。

誉くんは怜奈ちゃんにもう夢中って感じですね♪
愛らしい子ですよね、怜奈ちゃん♪

誉くんは気になる子をほっておけないタイプですね。
いや〜、かっこいいです☆☆

続き楽しみにしています♪頑張って下さい☆☆


88  [2005/10/12(水) 18:07:47]

春さん、読んで下さりありがとうございます。これからもお互い頑張りましょう。


89  [2005/10/12(水) 22:13:29]

待ちに待った土曜日がやって来た。
予定通りの青空が誉に顔をのぞかせる。
まだ朝の六時、誉は聖羅からもらった服を着て、洗面所の鏡の前に立った。
身だしなみを整え、髪型を整えた。
歯を磨き、顔も洗った。
そして、準備が終わると時計に目をやった。
時計の針は、誉の心をじらすようにゆっくりとしか動かない。
誉はいても立ってもいられなくなり、家から飛び出した。
まだ朝早かったこともあり、少し肌寒さを感じた。
しかし、太陽が誉を照らし出す。
誉は深呼吸をすると、公園までの道を歩き出した。


90  [2005/10/12(水) 22:18:01]

聖羅はいつもより目が覚めると、カーテンを開けた。
すると、窓から見える道路に誉の姿があった。
(誉っ!)
心では誉を呼び止めたつもりだったが、喉まで出かけて引っ込んでしまった。
聖羅は、急いでありもしないデート用の服に着替えた。
そして、家から飛び出すと歩く誉れを見つけた。
(誰とデートするの…?嘘だよね?)
不安が自然と込み上げて来る。
聖羅は悪いこととわかっていて、誉の後をつれることにした。


91  [2005/10/12(水) 22:23:28]

あぁっ!!新しく更新されてる!!!

涼さん、お互い頑張りましょう♪
あっ、春のことは春≠ナ呼び捨てでいいですよ☆
なんか、言うの忘れていて…スミマセン!!!

どうなってしまうんでしょう!!???
続きが気になります〜♪♪
上手いところで焦らしますね、涼さん♪

更新頑張ってください☆☆


92  [2005/10/12(水) 22:27:34]

かなり荒らしますwおいおい、そっちに行くのかよみたいなw


93  [2005/10/12(水) 22:32:17]

遠回りをして着いた公園は、木漏れ日で溢れていた。
まだ、怜奈が来るまでの時間はたくさんある。
誉は頭の中で、怜奈を喜ばせ・楽しませるか考えていた。
すると、時計台は七時を指した。
あと二時間もすれば、怜奈の笑顔が見られる。
誉は目をつぶり、怜奈が来てくれることを祈っていた。
まぶたからでも、外の明るさがわかるぐらい心地よい天気だった。
あまりの心地よさに、眠気が襲ってきそうだった。
しばらく風達の会話を聴いていた。
木の葉がこすれ合う音と公園に流れる小川の音。
公園にある自然が、歌を歌っているようにすら聞こえた。
(あと…もう後二時間もすれば…怜奈が来る…。)
誉はそう思うと、思いを馳せた。


94  [2005/10/12(水) 22:38:59]

この癒しの雰囲気、春は大好きです…♪
いいですね〜静かで爽やかで、心地よく眠れそうです♪♪
風達の会話=Bいいですね、響きが。
…本当、表現が上手で羨ましい限りです!!!
これからは涼さんを手本にしていきたいと思います!!!ダメですか?


95  [2005/10/12(水) 22:40:51]

僕は見本にしないほうがいいっすよ!表現ダメダメですから!


96  [2005/10/12(水) 22:44:58]

いやいや!!!
涼さんの表現は春の理想像でした!なので、勉強させてもらいます☆

なんか行ったり来たりしっぱなしですね♪
楽しい♪♪


97  [2005/10/12(水) 22:46:53]

じゃぁ!お互い鎬を削り合いましょう?!


98  [2005/10/13(木) 19:37:35]

涼さん♪
昨日はカキコできなくてすみません…

あの…金≠ヨんに高≠「と書いてなんて読むのでしょう?
スミマセン、バカで…漢字めちゃくちゃ弱いんです…。


99  [2005/10/13(木) 21:29:43]

すると、誉の肩を誰かが叩いた。
誉が目を開けると、目の前に天使がいた。
「怜奈…。」
上から下まで真っ白に着飾る怜奈の姿がそこにはあった。
高鳴る胸を抑えつつ、誉は怜奈に微笑んだ。
それを見て、怜奈は誉に会釈をする。
「早かったね?座りなよ?」
怜奈は恥ずかしいそうに微笑むと、誉の隣りに座った。
怜奈の髪が、不意に誉の横を通る。
怜奈の甘い香りが、誉の体中を駆け回った。
集合時間は、九時のはずだった。
しかし、今は七時半。
不思議と高鳴る鼓動。
まだ、来る時間ではないはずなのに横には怜奈の綺麗な顔がそこにはあった。
「あのさ…。何でこんなに早く来たの?」
誉は怜奈の横顔に問いかける。
すると、怜奈は驚いたように振り向いた。
頬を赤く染め、持って来ていたノートに何かを書くと誉にそれを渡す。
たったそれだけの動作だが、誉は目が離せなかった。
『早く会いたかったんで…。』
短い文章は、小刻みに震えたことを物語っていた。
それを見た瞬間、鼓動は信じられないくらい速くなった。
「ありがとう…。俺も…会いたかった…。」
誉は、言葉を言った瞬間に体の温度が上がるのがわかった。
恥ずかしいさで、うまく怜奈の顔を見られない。
怜奈は誉からノートを取ると、再び何か書き始めた。
白く細長い指が、ノートの上で滑るように動いていた。
怜奈が書き終えると、ノートを誉に渡した。
恥ずかしいのか、怜奈はうつむいた。
『嬉しいです。この四日…アナタのことしか考えられなかったので…。』
誉は信じられず、つい怜奈に目をやった。
怜奈はそれに気づくと、誉に微笑みかけた。
異世界にいるように、心地がよかった。
二人の間に、暖かい風が流れ込む。
誉は怜奈が風に吹かれる髪を押さえるのを見ると、怜奈が愛しくなってしまった。


100  [2005/10/13(木) 21:31:23]

あっ!春、ごめんなさい。『しのぎ』です。
『しのぎ』を削るということは、お互いを高めて行きましょうということです!


101 とんぼ [2005/10/13(木) 21:32:07]

100おめでとう!
これからもファイト!


102  [2005/10/13(木) 21:36:36]

とんぼサンキュー。まだ3分の1しかいってないので200いくやもw


103  [2005/10/13(木) 21:53:48]

聖羅は、誉に気づかれないようについて行っていた。
すると、誉が公園の中に入って行く。
(誉…私…私はね…)
胸の中で、誉に呼びかける。
しかし、届くことはありえない。
聖羅は、ゆっくりと公園の入口の付近まで来た。
不意に、誉の声が聞こえた。
しかし、誰と話しているのか相手からの返事はない。
聖羅の胸には、嫌な痛みが走っていた。
(独り言…だよね…?誉…。)
聖羅は、フェンス越しに腰を下ろした。
相変わらず、誉の声だけが聞こえてくる。
聖羅は、誰もいないのではないかと自分に言い聞かせた。
風が過ぎ去るように誉の声が途切れる。
聖羅はそんなことでさえ、不安になって来ていた。
聖羅は不安を払い除けようと、誰がいるのかを確認するため腰を上げた。
高鳴る鼓動。
(誉の横には…誰もいてほしくない…。)
聖羅は神に祈るように、フェンスの隙間からベンチを覗き込んだ。
そこには、白金の長い髪の女性が座っていた。
その横には、誉がいた。
(嫌だよ…誉…!)
聖羅はフェンスから離れると、頭の中が真っ白になった。
聖羅は、現実から逃げるように自分の家に走って帰った。


104  [2005/10/13(木) 22:11:52]

あぁっ、わざわざありがとうございます!!!
意味まで教えてもらって、感謝です☆☆
(昨日友達に聞いたら一発で答えました…少しショックでした…)
あぁ…しかも記念すべき100回のときに
こんなダメ春のせいで潰してしまって…スミマセン…泣))

誉くんは幸せそうですね〜♪♪
やさしい時間が流れてる雰囲気が、すごく憧れます♪♪

聖羅は逆にかわいそうですね…
つらい現実には目を背いてしまいますよね…わかります!!!


105  [2005/10/13(木) 22:17:07]

私もオススメに涼さんの『魔女は微笑む』書いちゃいます♪♪


106  [2005/10/13(木) 22:19:02]

ありがとう!春!
でも!春のいい所は盗んで行きますんでよろしくw


107  [2005/10/13(木) 22:28:46]

えぇっ!!盗むところなんかこれっぽっちもないですよ!!!
涼さんは十分素敵な小説を書いています☆☆

でも、とっても嬉しいです♪♪
いい所って褒めてくださってありがとうございます☆☆


108  [2005/10/13(木) 22:31:38]

春の小説を読んでると、これからが楽しみです。
キャスフィの小説板の核にもなれるやも!


109  [2005/10/13(木) 23:30:01]

核ですか!!!!?
なれるように頑張ります!!!日々精進です☆
今春は、秋晴れの空に癒され、涼さんの小説に癒され、
心穏やかでとっても幸せです♪♪

これからもよろしくお願いします☆


110  [2005/10/14(金) 07:40:13]

こちらこそ。春に負けないようないい小説を書いていきます!


111  [2005/10/14(金) 18:35:50]

涼さんにはまだまだとどきませんよ…雲の上の人です!!
お互い刺激しあって良い作品を作って行けたらいいですね♪♪

あっ、さっきニュースで『文学賞』?だったっけ??を、
中学3年生(15歳)の女の子が受賞したそうです!!!
最年少記録更新だそうです!!!
すごいですね…
私たちも頑張りましょう☆☆


112  [2005/10/14(金) 21:38:15]

怜奈は何かを思い出したように、ノートに急いで何かを書くと誉に渡した。
『ここではなんですし、どこか行きませんか?私、いい場所知ってるんです。』
誉は、まさかの怜奈の誘いに驚いてしまった。
怜奈は腰を上げると、誉に微笑みかける。
誉はその笑顔につられ、立ち上がった。
怜奈は、誉のほうを見ると小さく手招きをして歩き出した。
誉は、そんな怜奈の動作にも魅了されそうだった。
公園から出ると、住宅地を抜け、線路を渡る。
すると、次第に風景に山や田んぼなどが見え出した。
怜奈の後をついていくと、山に鳥居があるのに気づいた。
怜奈は鳥居の前で立ち止まると、踵を返した。
そして、誉を見ると微笑みノートに何かを書き、誉に渡した。
『はぐれないようにして下さいね。帰れなくなりますから。』
誉はノートから目線をはずし、怜奈の顔を見た。
怜奈は、誉に優しく微笑みかける。
ノートに書いてあることは、誉を思ってのことだった。
「はぐれるなって言われても…。」
誉は右の頬を人差し指でかき、再び怜奈に目をやった。
怜奈は何か思いついたかのような顔をすると、胸の前で一つ手を叩いき誉の手を握った。
「えっ?!」
誉はまさか怜奈に手を握ってもらえるとは思わず、驚いてしまった。
それでも、聖羅に手を握られるのは嫌だが、怜奈に手を握られるというのは嬉しかった。
怜奈も恥ずかしいそうに顔を真っ赤にし、うつむきながら鳥居をくぐった。
怜奈の手は冷たかったがなぜか気持ちよく、手を握ることの嫌いな誉が怜奈の手だけは離そうとはしなかった。


113  [2005/10/14(金) 21:41:22]

知ってます!すごいですよね〜!いい目標になりますよね!


114  [2005/10/14(金) 22:48:16]

怜奈が、ゆっくり歩き出す。
風に揺れる木の葉達が、二人をはやしたてるようだった。
誉の目の前では、怜奈の綺麗な長い髪が揺れている。
まるで、穏やかな海にたつ波のように柔らかくなびいていた。
無言の二人の代わりに、地面で小枝や小石が足の動きに合わせ騒いでいた。
怜奈の手から伝わるかすかなぬくもり。
誉が誰かと手を握るのに、違和感を感じなかったのは怜奈が初めてだった。
どれくらい歩いたのかわからなかったが、なぜか疲れることはなかった。
すると、怜奈は立ち止まり、踵を返し誉のほうを向いた。
怜奈は優しく微笑むと、怜奈の笑顔の向こうに美しい風景が広がっていた。
自分の住んでいる町の縮図のような風景。
どこに何があるのか、はっきりわかるぐらいだった。
すると、怜奈は誉の手を引き、古ぼけたベンチに腰をかけるとノートに何か書いていた。
『小さいとき、よく来た場所なの。アナタにも見てほしくて…。』
怜奈は誉のほうも見ず、風景を眺めているようだった。
美しい横顔、それを見ているだけで眠っていた鼓動が動き出した。
「うん…。綺麗だね。」
誉の言葉を聞くと、怜奈は嬉しいそうな微笑んだ。
そんな怜奈を見て、誉の顔も綻んでしまった。
手を離し座っているベンチ。
少し手を近づけられれば、また手を握れる気がした。
ちょっと小指を動かせば、怜奈の小指にあたる。
しかし、鼓動が誉の行動を抑制する。
手をとりたい気持ちと恥ずかしいという気持ちが誉の心で戦っていた。


115  [2005/10/14(金) 23:18:09]

内なる葛藤!!!わかります。うん。
戦え戦え〜☆☆そういうときが恋をしてて一番楽しいときですもんね♪

涼さんの小説はいつも癒されます♪
涼さんにも癒してもらってますけどね…♪♪♪


116  [2005/10/15(土) 14:52:09]

春は楽しませてもらってますよ♪小説でもw


117  [2005/10/15(土) 17:53:42]

涼さん☆こんばんは!
私も楽しいです♪あっ、『恋化草』今読んでます♪♪
少しだけ雰囲気が春のと似てる感じがしました!!
…畏れ多いですね。スミマセン!!!
カキコで嫌味な人いましたね…怒>>
涼さんは頑張って小説かいているのに、失礼な感じでした。

『魔女は微笑む』ではそんなこと春が誰にも書かせません!!!
安心して小説書き進めてください♪

では、更新頑張って下さい!!


118  [2005/10/15(土) 19:07:00]

あら!恋化草まで読んでもらえるだなんて!春Love(笑)!


119  [2005/10/15(土) 19:19:22]

春も涼さんLOVEです♪♪


120  [2005/10/15(土) 19:27:00]

照れるじゃないっすか〜wはい!更新します。


121  [2005/10/15(土) 19:27:38]

そんなことをやっていると、誉の肩を怜奈がつついた。
『どうしたの?元気ないね?疲れちゃった?』
ノートごしに伝わる怜奈の優しさ。
流れに身をまかせて、抱き締めてしまいたかった。
しかし、まだ二回しか会っていない。
二人はまだ、ただの『知り合い』なのだ。
誉は怜奈のことをもっと知りたいと思い、怜奈の顔を見る。
怜奈も優しい笑顔で誉を見ていた。
「そ・そういえば、怜奈って何年生なの?高校生なのは知ってるけど…。」
怜奈は誉の膝にあるノートを取り、さらりとノートに書き誉に渡した。
『高校三年です。誉君は?』
誉は、ノートに書かれていることを見て驚いてしまった。
容姿は確かに背も高く、美人なのはわかっているが同い年だと思っていたのだ。
「マジで…?俺は高一です…。タメ口ですいません…。」
誉が申し訳なさそうに言うと、怜奈は首を横に振り、ノートに何か書き始めた。
そして、誉に微笑むとノートを渡し立ち上がると二・三歩前に行くと深呼吸をしていた。
誉はそれに見惚れた後、ノートに目をやった。
『いいの。私、アナタに会えてよかった。まだ、アナタの事何も知らないけど…また何回か会ってくれませんか?アナタの事…もっと知りたいな…。』
誉は読み終わるとベンチから立ち上がり、怜奈の背中を見た。
青空のキャンパスの上にいる少女の絵みたいだった。
「怜奈!俺も…怜奈の事…知りたい…。」
怜奈は驚いたように振り向くと、嬉しそうに微笑みうなずいた。
そして、二人は毎週土曜日に落ち合うようになっていったのだった。


122  [2005/10/15(土) 20:30:05]

思う存分照れてください♪♪

年は関係ないっすよ、誉くん!!!
愛は年なんか軽く飛び越えられます…♪
怜奈ちゃんは絵の中の少女ですか〜♪想像しちゃいます♪♪

やっぱ涼さんは表現上手いです!!!
更新頑張って下さい☆


123  [2005/10/15(土) 20:35:10]

春〜!毎回感想あざ〜す!


124  [2005/10/15(土) 20:54:01]

いえいえ、こちらこそ☆来ていただいてあざ〜す♪♪


125  [2005/10/15(土) 21:09:55]

涼さ〜んっ!!!叫>>
春は今日はこの辺で失礼します!
また明日小説のほう書き進めていきたいと思っているので、
その時はよろしくお願いします♪♪

ではでは、更新頑張って下さい☆


126  [2005/10/15(土) 21:26:03]

б第六の魔法〜聖羅〜б
あれから、誉は生き生きしていた。
(あの女の子…誰なんだろう…?どうやって知り合ったのかな…?)
聖羅は席に座り、一人で考えていた。
教室で一人でいるのは慣れていた。
一人でいて、寂しいなどと思ったことはなかった。
教室では、聖羅に対する悪口が飛び交う。
それも、聖羅は慣れていた。
一日中、聖羅は誉といた女の子について考えていた。
帰りのショートが終わると、生徒達は一斉に教室から出ていった。
今井先輩の件以来、聖羅は男子に手をつけていなかった。
最近では、帰りは一人ぼっちだった。
しばらく、聖羅は何も考えられず動かなかった。
我に返ったときには、クラスの生徒達の姿はなかった。
聖羅は溜め息をつき、カバンに教科書をつめ、それをかつぐ。
聖羅の背中にあるカバンは、いつもより重く感じた。
(重いのはカバン?それとも私の心?どっちなのかな…?)
最近の誉の様子は、顔は笑顔で満ち溢れ元気がよかった。
(誉をあんな表情にできるなんて……。)
聖羅は、また動作を止めてしまっていた。
聖羅は我に返ると、教室から出ようと椅子から腰を上げた。
「古崎さん!ちょっといい?」
教室のドアの前に女子が一人立っている。
相手の表情から、喜ばしいことではないとわかった。
聖羅は溜め息をつき、その女子をにらみつけた。
「何?ここじゃダメなわけ?」
聖羅の荒れた心を現すように、声が投げやりになってしまった。
相手はどうやら先輩ではないらしいが、聖羅を敵意で満ちた目でにらんでいる。
「別にいいわ!話があるの!」
「何?早く言いなさいよ。」
聖羅は体を相手に向け、足を組んで見せた。
「私…今井夏海…。今井毅(いまい つよし)…知ってるよね?」
夏海の高い声が誰もいない教室に響く。
「知ってるよ。彼、私に惚れてたみたいね。」
聖羅は、いかにも悪女のように鼻で笑った。
夏海は眉間にしわをよせ、聖羅に少し歩み寄った。
「私は今井毅の妹。古崎さん…アナタは兄を好きじゃなかったのね……!」
「そうだよ?私、一人の男にしばられたくないの。」
夏海は、唇を噛み締め聖羅を見ている。
しかし、聖羅には恐くなかった。
叩かれようが殴られようが一瞬の痛み、我慢できる自信があった。


127  [2005/10/15(土) 21:26:57]

了解しました!がんぼります!


128  [2005/10/16(日) 13:33:28]

「兄は…本当にアナタを愛していたのに…!」
「あの人はバカだったわ…。私がちょっと見つめただけで真っ赤な顔になったわ。」
「こいつ!」
夏海は手を大きく振り上げ、聖羅の頬を叩いた。
「痛いでしょ!兄の心も痛かったはずよ!」
「だから?!アナタのお兄さんは勘違いしてたの!!」
聖羅は、叩かれた痛みを我慢しながら言い放った。
夏海がまた腕を振り上げる。
そして、また痛みが走った。
「いっ……。気がすんだ?お兄さんの仇はとれたかしら?」
聖羅は叩かれた頬を手で押さえながら言った。
夏海は怒りで顔を真っ赤にしている。
聖羅は、それでも夏海から目をそらさなかった。
「何よ…!強がって!それなら気がすむまで叩いてやるんだから!」
夏海の顔は本気だった。
この場所で聖羅を助けてくれる人はいない。
頬に痛みが走る。
椅子から倒され、叩かれた。
口の中全体に匂う血の匂い。
(誉…誉が振り向いてくれないなら…私…)
聖羅は目をつぶり、夏海に殴られた。
聖羅にはもうどうでもよかった。
誉の瞳に自分が映らなくなったのなら。
だから、聖羅は一切抵抗はしなかった。
体に走る痛みも気にならなかった。
「今日はこれぐらいにしてあげる…!」
遠目に聞こえる夏海の声で、痛みが走らなくなった。
「い…っ…!」
聖羅は痛む体を懸命に持ち上げ、乱れた机を直すと学校から出た。


129  [2005/10/16(日) 20:29:55]

涼さん♪
聖羅の痛み、わかります…泣))
往復ビンタはかなり痛いです…流血ものですよ、本当。

ん〜っ!!!胸が苦しくなります!
聖羅ちゃん…今までの自分に少し後悔してくれるといいですね〜。


130  [2005/10/16(日) 20:54:08]

春〜!こんばんわ!聖羅の気持ちはもっと進まないとわからないのです!


131  [2005/10/16(日) 20:58:39]

聖羅は、たどり着いた公園のベンチで横になって目を閉じた。
陽は落ち、ベンチで横になる前から暗くなっていた。
痛い部分が脈を打っているのがわかる。
生暖かい風が、傷をなでるように抜けていった。
近くの家から聞こえる料理をする音。
(帰らなきゃ…お母さん達に心配させちゃう…。)

聖羅は体を起こそうとしたが、体が重く持ち上がらない。
聖羅はそのまま動けず、じっとしていた。
すると、誰かに肩を揺すられた。
聖羅がゆっくり目を開けると、綺麗な女性がいた。
その女性は安堵の表情を浮かべると、濡らしたハンカチで聖羅の傷口を拭いた。
「イタッ!」
聖羅は、女性の手を振り払うと距離を置いた。
女性は驚いた顔をしていたが、聖羅を落ち着かせるように微笑んだ。
それから、女性は丁寧に傷口を拭き、小さなカバンから絆創膏を貼ってくれた。
「ありがと…。」
聖羅は男とは話慣れていたが、女とは話慣れておらず、無愛想になってしまった。
女性は微笑むと立ち上がり、公園から出て行こうとしていた。
そのとき、聖羅はその女性の髪に目がいった。
女性は白金の髪をしていたのだ。
今では髪を染めることができるので不自然ではないが、聖羅にはどこかで見覚えがあったのだ。
(あの髪…どこかで見たことある…。)
聖羅は溜め息をつくと、夜空を見上げた。


132  [2005/10/16(日) 21:03:01]

こんばんは〜☆
聖羅ちゃんの気持ちが気になります!!!
頑張ってお話を進めてください♪春のためにも♪♪笑))


133  [2005/10/16(日) 21:05:37]

任せて!今日は書き溜めしておいたから〜w


134  [2005/10/16(日) 21:08:37]

お願いします♪


135  [2005/10/16(日) 21:14:27]

聖羅は家に帰ると、一目散に自分の部屋に上がった。
しかし、家には誰もいない。
いつも寝るときと、起きるときぐらいしか両親はいなかった。
ドアを閉め、ふとベッドを見た。
すると、布団に不自然な膨らみができている。
聖羅は恐る恐る近づくと、それはなぜか動いている。
聖羅は、ゆっくり布団を上から覗き込んだ。
そこには、誉が気持ちよさそうに眠っていた。
聖羅は胸をなでおろし、誉を眺めていた。
(気持ちよさそうに寝て…。)
聖羅がしばらく誉の寝顔を見ていると、誉が目を覚ました。
「聖羅…?」
「オッス。」
誉の眠そうな目が聖羅を見た瞬間、大きく開いた。
誉は勢いよく体を持ち上げると、聖羅の顔を見た。
「どうしたの…?その顔の傷…?」
「…転んじゃって!バーンッ!って勢いよく!」
「嘘言え!いくらドジでも顔から転ぶ奴がいるか!どうしたか言ってみろ!」
誉が心配そうに聖羅を見つめる。
聖羅には、心配してくれだけで嬉しいかった。
「なんでもないよ…!本当に転んだだけだから!」
「でも!」
聖羅は、これ以上詮索されないように後ろを向き、タンスに近づくと着替えを取り出した。
「見ないでよね…。」
「じゃぁ、他で着替えろよ…。」
「ここ、私の部屋だから!大体なんで誉が私の部屋にいんのよ〜!」
「うち、今宴会やっててうるさいもん。」
「もういいからあっち向いてよ!」
聖羅は誉を他のほうを向かせ、着替え始めた。
誉は、何も言わず黙っていた。
聖羅は急いで着替え、誉の寝転んでいるベッドに腰をかけた。
「誉?」
「背中のアザ…どうしたんだよ?」
「えっ?」
「前、見たときはなかったぞ?」
聖羅は焦ってしまい、黙り込むことしかできなかった。


136  [2005/10/16(日) 21:37:52]

見たんですね、着替え…

そんなに聖羅ちゃんボコボコされちゃったんですか!!?
あぁ…春の小説の主人公さんより大変じゃないですか?


137  [2005/10/16(日) 21:38:58]

聖羅にどうされたのかは、後ほどw


138  [2005/10/16(日) 21:44:50]

誉はベッドから飛び起きると、聖羅の横顔を見た。
頬には、絆創膏が貼ってあったが少し傷がはみ出ている。
誉は、その痛々しい傷を見て胸が痛んだ。
「っていうか!また見るなって言ったのに見てたね!」
聖羅は、腕を組みそっぽを向いた。
「…誰にやられたの?」
「誰でもないよ!誰かにやられたとしても誉には関係ない!」
「聖羅…。」
聖羅は急に誉に名前を呼ばれた途端、胸が熱くなり涙が出そうになった。
「聖羅?」
聖羅の顔を見ると、目にいっぱいの涙を溜めていた。
「よしよし、聖羅。いい子いい子!」
誉は、聖羅を抱きよせ頭をなでてあげた。
聖羅は、溜めていた涙がこぼれてしまった。
泣かないでおこうと踏ん張ったが、また誉に泣き顔を見られてしまった。
(これが私だけの優しさならいいのに…!)
聖羅は、誉に八つ当たりするかのように胸を叩き、誉から離れた。
「もう子供じゃないんだから…!」
聖羅は泣きながら誉をにらんだ。
誉は、きょとんとした顔をした後、聖羅の髪をなでた。
「何よ…!怒るなら怒りなよ!」
聖羅は誉の優しさが嬉しいはずなのに、誉を怒らせるように言ってしまった。
しかし、誉の瞳は優しいままだった。
誉は、聖羅を抱きよせると聖羅の顔を胸にあてた。
「俺はお前の泣く顔嫌いだからな〜。可愛くないもん。」
「う・うるさい!鼻水つけちゃうからね!」
「いいよ。お前のぐらい我慢できるし。」
聖羅は誉から少し離れると、誉の顔を見た。
誉は聖羅に優しく微笑みかけてくれる。
聖羅は、誉の背中まで手を回して誉の胸に耳をつけた。
ゆっくりと落ち着いた鼓動。
聖羅の体の傷も心についた傷も癒してくれるようだった。
聖羅は目をつぶり、その音に聴き入った。
誉も聖羅の背中に手を回し、聖羅を優しく抱きしめた。
聖羅の鼓動は、他の先輩の男子達より高鳴った。
誉の手の熱が背中から伝わり、頬からは鼓動が聞こえる。
聖羅も精一杯誉を抱きしめた。

部屋にいるのは二人だけだった。
聖羅は安心しきり、そのまま寝てしまった。


139  [2005/10/16(日) 21:56:02]

う〜ん、このふたりは難しい関係ですね。
聖羅ちゃんは一緒にいる時間が苦しくてしょうがないって感じですね…
誰にでもやさしくするのは素敵だけど、
特別なやさしさは愛している人にしかあげちゃいけないですよね…

少し語ってしまった…恥ずかしい!!!


140  [2005/10/16(日) 21:58:52]

春の言うとおり!これから、この章が終われば二人は約束の場所へ!


141  [2005/10/16(日) 22:08:22]

誉くんも、聖羅ちゃんも、怜奈ちゃんも幸せになってほしいです!!
涼さん、ファイト!!!


142  [2005/10/16(日) 22:16:51]

…15章で完結なんで、まだあと9章も!


143  [2005/10/16(日) 22:35:12]

っ!!!
先は長いですね〜…。春は3章で終了します☆


144  [2005/10/16(日) 22:53:19]

本300ページ分が目標ですからw


145  [2005/10/16(日) 23:04:22]

300ページですか!!!?すごい…
春は小説がちゃんと終わるまで応援させてもらいます!!!

ファイトです、涼さん!!!☆☆☆


146  [2005/10/16(日) 23:46:35]

素直になるのは難しいですね…


147  [2005/10/17(月) 07:41:53]

素直になるには勇気がいりますよね〜w


148  [2005/10/17(月) 17:08:32]

涼さん♪


149  [2005/10/17(月) 19:38:23]

春に会えなくで残念。。


150  [2005/10/17(月) 19:42:48]

会いますか?


151  [2005/10/17(月) 20:05:06]

朝、目が覚めると頭のほうから寝息が聞こえる。
聖羅が顔を上げると、そこには誉がいた。
聖羅は、あれからずっと誉に抱きしめられていたのだ。
(嘘!昨日からずっと誉と一緒に寝てたってことぉ〜!)
聖羅は急に恥ずかしくなり、誉から離れようとした。
しかし、誉の寝顔を見て、もう少しそばにいたくなってしまった。
聖羅は、誉の胸に頬をあてた。
昨日と変わらない鼓動がする。
「誉…ありがと…。」
聖羅はつぶやくと誉の手をどかし、離れようとした。
すると、誉が起きていたかのように聖羅の手首をつかんだ。
「どこ行くの…?」
誉の眠たそうな声が部屋に響いた。
「えっ…?今日学校…。」
誉が、聖羅の手をひっぱる。
聖羅は、自然と誉の胸に引き込まれた。
聖羅は恥ずかしくなり、うつむいた。
昨日は色々あり、聖羅自体しっかり物事を考えられる状態ではなかった。
しかし、考えてみると昨日といい、今といい、今までの誉の行動とは違い積極的にみえた。
「ど・どうしたの?寝ぼけてるの…?」
聖羅は鼓動が速くなるのを抑えようとしたが、逆に高鳴ってきてしまった。
「寝ぼけてないよ…。聖羅、今日どっか行こっか?」
「えっ?学校は?」
誉は、聖羅を真剣な顔で見つめた。
それは眠たそうな目ではなく、強い意志を持った目だった。
「行きたい?学校?何されたか知らないけど…。」
聖羅は誉の言葉で昨日の出来事を思いだし、首を横に振った。
誉は、聖羅を抱き寄せ頭をなでた。
聖羅の顔の横には誉の顔があり、聖羅が横を見ればぶつかるぐらいの近さだった。
「でしょ?だから、どっか行こう?二人で。」
聖羅の髪を、誉の指が通っていく。
聖羅がうなずくと、誉は聖羅を強く抱きしめた。
(どうしたの…?急に…?)
聖羅は嬉しくもあったが、困惑した部分もあった。
手を握るのも嫌がっていた誉が、大人びて見えた。


152  [2005/10/17(月) 20:05:50]

ありゃ?!これたの春?!


153  [2005/10/17(月) 20:14:18]

涼さんのためなら会いに行きますよ〜どこまでも!!!!

『恋化草』読みました…
ココアにビックリって感じです…
春は涼さんの小説をパクっているようです…
方向性が似ているって言うか…


…スミマセン!!!!泣>>


154  [2005/10/17(月) 20:24:17]

ココアw?いやいや、謝ることないし。あんまりかぶってないと思うよ?


155 ミィー [2005/10/17(月) 20:30:59]

ココアが微妙に出てきました!!!二行だけですが…
春もココア最初の文で書いたので♪
ココアはおいしい〜♪♪

なんでしょうね?雰囲気にてる感じがします☆
考えてることが同じなんですかね♪???


156  [2005/10/17(月) 20:31:44]

上の春です!!!
またやってしまった…


157  [2005/10/17(月) 20:37:12]

あぁ、一年前の作品だから忘れてたw同じかもね!考えてることがw


158  [2005/10/17(月) 20:38:59]

「いってきま〜す!」
聖羅が家を出ると、誉が待っていた。
雲一つない天気。
誉の髪を肌を、太陽が明るく照らしていた。
聖羅はあまりの明るさに、手で光を遮った。
「聖羅。」
誉から手を差し出した。
聖羅は、戸惑いながらも手を握った。
つい最近まで子供びてた誉が、大きく見える。
「誉?どうしたの?」
「何が?」
「前なら…手を握るの嫌がってたでしょ…?」
誉は微笑み、聖羅の頭をなでた。
「お前と手握ったぐらいじゃときめかないよ!」
「何それ?!私に魅力がないってこと?!」
聖羅が怒って見せると、誉は嬉しいそうに笑った。
「お前らしくなってきたじゃん。さっ、行こう?」
(わざと言ったの?私を元気づけるために…。)
聖羅は顔が熱くなり、鼓動が高鳴った。
「聖羅!おいてくぞ!」
「待って!いつまに手離したの?!」
聖羅は頼もしくなった誉の背中を追い、後ろから手をつないだ。
これから始まる、二人の時間を楽しむために。


159  [2005/10/17(月) 21:09:06]

春は誉くんに恋をしました…♪
こういうやさしい人にめちゃ弱なので…
反則ですよ〜涼さん!!!笑))


160  [2005/10/17(月) 21:11:24]

春〜!気をつけて!こいつはとても…


161  [2005/10/17(月) 21:17:19]

なんですか!?『こいつはとても…』の続きは!??

はいっ、気をつけます。現実に生きます☆


162  [2005/10/17(月) 21:18:17]

のちに誉にイライラしますw


163  [2005/10/17(月) 21:35:12]

イライラ…ですか。
続きが楽しみです♪♪

更新頑張って下さい☆ファイトー☆☆


164  [2005/10/17(月) 21:36:13]

春のおかげでここまで来れました。感謝感謝!


165  [2005/10/17(月) 21:46:51]

いやいやそんな!!
涼さんのちからがあってこそですよ♪♪

でも、嬉しいです☆☆
涼さんはやさしいかたですよね〜♪♪


166  [2005/10/17(月) 21:48:57]

優しくないよ!本当のことだもん…。春がいなかったらやめてたかもw


167  [2005/10/17(月) 22:00:34]

涼さん大好きです♪


168  [2005/10/17(月) 22:02:02]

ありがとう♪


169  [2005/10/17(月) 22:04:23]

頑張って下さい♪応援してます♪♪


170  [2005/10/17(月) 22:09:23]

春の応援が一番力になるよ!


171  [2005/10/17(月) 22:22:31]

б第七の魔法〜初めてのデート〜б
二人は、制服のまま学校に続く道とは逆を歩いていた。
道端に咲く花や草もどことなく新鮮に見えた。
「誉、どこ行くの?」
「小学校のとき、ピクニックで行った湖があるとこ。」
「あぁ!あそこね!」
聖羅の記憶が逆上り、懐かしい日の思い出が甦った。
暖かい日差しが、二人を照らしていた。
手をつないでいるのに、暑さは感じなかった。
聖羅の鼓動が小さく脈を打っている。
(誉は、私の事どう思ってるのかな?)
「誉!」
(私の事、どう思ってる?)
出そうで声が出ず、名前だけを呼んでいた。
「何?」
「う・うぅん!何でもないの…。」
「変なの。」
ここ数日で、誉の雰囲気は一変していた。
今までとは知っていた誉ではなかった。
誉の手を引いていた頃とは全然違っていた。


172  [2005/10/17(月) 22:30:57]

涼さん!!!
…なんでもないです♪♪

頑張って下さい☆☆いつでも力になります♪♪


173  [2005/10/17(月) 23:01:04]

春がいることがすでに力になってるからw


174  [2005/10/18(火) 15:58:19]

涼さん♪
涼さんかっこいいですね…♪ありがとうございます♪♪
春にとっても涼さんはかけがえのない存在ですよ☆


175  [2005/10/18(火) 17:00:19]

そんなことないよ。病院行くってどこか悪いの?お大事にね。


176  [2005/10/18(火) 17:38:29]

しばらく歩いていると、町だった風景が田舎に変わってきていた。
山や田んぼが目立ち、車の通りも少なくなっていた。
「ねぇ、誉?このことお母さん達は知ってるの?」
「ん?知らないよ?」
「学校に連絡は?」
「それはした。」
誉は聖羅に微笑んだ。
誉の微笑みが、太陽の光と重なりまぶしかった。
山道を抜けると、大きな湖が広がっていた。
「うわぁ〜!懐かしい!」
聖羅は誉の手を離し、湖の畔(ほとり)まで行った。
小さな頃の思い出が甦り、自分が何をしたかも思い出した。
誉は湖の畔に佇む聖羅を眺め、小さな頃の聖羅と重ねていた。
(あのときの聖羅は、まだ清純だったのにな…。)
今と昔を比べると、面白いぐらい違って見えた。
そのとき、座っていた聖羅がおもむろに立ち上がり、真剣な顔をして誉を見た。
「誉…大きくなったら私と結婚してくれるよね…?」
「えっ…?」
時間がタイムスリップしたような感覚だった。
小さな頃の自分と聖羅がいて、その言葉を聞いた。
「忘れてないよね…約束のこと…。二人で幸せになるって言ってくれた…。」
聖羅は、懐かしそうに湖のほうへ向き直した。
「…聖羅…こっち向いて?話があるんだ…。」
「何?」
振り向く聖羅の笑顔が、誉の胸を苦しめる。
「その約束…守れそうにない…。」
「えっ…?」
そのとき、一陣の風が吹き、周りの木々を揺らし、誉と聖羅の髪も揺らした。


177  [2005/10/18(火) 21:44:00]

涼さんいますか???


178  [2005/10/18(火) 22:00:52]

いま来ましたw


179  [2005/10/18(火) 22:04:43]

「好きな子がいるんだ…。その子が愛しくてしかたないんだ…。」
聖羅はわかっていた。
わかっていても、辛かった。
聖羅の頭の中は真っ白になっていた。
男子とたくさん付き合ってきたが、いつも誉のことを思っていた。
誉に振り向いてほしかった。
嫉妬してほしかった。
自分を求めてほしかった。
誰よりも誉に愛してほしかった。
あの約束は、幼かった聖羅の必死の告白だったのだ。
「じ・冗談だよ?!結婚してなんて!小さな頃の過ちってやつ?!」
聖羅は、つらいときほど明るく振る舞った。
自分の気持ちを見透かされたくなかった。
「ごめん…聖羅…。」
聖羅は溢れそうになる涙を拭くと、誉に近づいた。
申し訳なさそうな顔をする誉。
小さな頃の面影が色濃く残っていた。
「誉…お願いがあるの…。」
「何?」
「目を…つぶってほしいの…。」
「…わかった…。」
聖羅は涙でかすむ目で、誉が目をつぶったのを確認した。
一歩だけ誉に近づくと、背伸びをし誉の唇と自分の唇を重ねた。
誉は、驚いて目を開ける。
そこには、涙を流しながらキスをする聖羅がいた。
聖羅の涙でしょぱい味。
聖羅はどんな思いで唇を重ねているのだろう。
そう思うと、誉は胸が裂けそうだった。
聖羅は、唇を離したくなかった。
このまま時が止まれば、誉は自分のものになるとさえ思った。
胸の中で滝のように流れる誉との思い出。
聖羅は、ゆっくり唇を離した。
「これで許してあげる…。でも!私、古崎聖羅の中にいる相瀬誉を消します!迷惑…かけたくないしね…。」
「聖羅!」
「誉!私、もう誉の家に行かないから…。誉も私の家に来ないでね…。誉は、自分の好きな人だけを見て…。」
聖羅は、涙を拭い誉を見つめた。
誉も聖羅の瞳を見つめた。
「さよなら…。」
聖羅は別れを告げると、湖から駆け出した行った。
「聖羅!待てよ!」
誉が呼ぶ声に、聖羅は振り向きもせず駆けて行ってしまった。
何かを失ったような気持ち。
大切な何かを。


180  [2005/10/18(火) 22:06:10]

どうも☆こんばんは♪

えっと、病院へはちょっと持病を持ってまして、それで☆
7時くらいに帰ってきたんですけど兄がパソ使ってまして…
でも、涼さんがいてくれてよかったです♪


181  [2005/10/18(火) 22:18:33]

持病?喘息とか?大事にしてよ?春がいないと僕が困るw


182  [2005/10/18(火) 22:26:54]

いやいや、大したことないですよ!!!
心配してくれてありがとうございます♪
春は元気です☆☆


183  [2005/10/18(火) 22:27:57]

ならいいけどねw春と会うのが一日の楽しみ♪


184  [2005/10/18(火) 22:30:34]

そうですか♪?ありがとうございます☆
春も涼さんと会うと嬉しく思いますよ♪♪


185  [2005/10/18(火) 22:32:18]

ありがと♪今日はあと一回更新して終わるね。最近、体調悪いから。。


186  [2005/10/18(火) 22:33:37]

聖羅は、流れる涙を拭きながら公園に走った。
公園に入ると、誉と遊んだことを思い出す。
一緒に砂場で山を作った。
虫を捕まえた。
トイレの屋根にのぼった。
聖羅は空を見上げた。
聖羅と気持ちと正反対の青い空。
聖羅は、今まで誉に気持ちを伝えられなかった弱い自分がいて、他のことでアピールする卑怯な自分がいた。
「そんな女なんかに…振り向かないよね…。」
聖羅は涙を拭き、空を見直した。
それでも止まらない涙。
その涙を昼の明かりが照らし出す。
しかし、聖羅には晴天の空が涙で歪んで見えた。
「さよなら…!私の大好きな人!」
できることなら過去に引き返し、誉に本当の気持ちを伝えたかった。
しかし、時間は戻らない。
当たり前のこと。
聖羅はその場に座り込み、顔を両手で覆い泣き続けた。
小さな頃の『約束』を清算するために。


187  [2005/10/18(火) 22:33:50]

涼さん風邪ですか!!?大丈夫ですか???泣>>
涼さん無理しないで…

ラスト頑張って下さい☆☆


188  [2005/10/18(火) 22:35:14]

これが原因不明でw春、今日もカキコありがとうね。また明日。


189  [2005/10/18(火) 22:43:23]

いいえ、こちらこそ♪

おやすみなさい☆


190  [2005/10/19(水) 16:59:40]

涼さん!!!
体調に気をつけて更新してください!!
春は今日も夜少ししかこれないと思うので…
涼さんとは少ししかお話できません…泣>>
つらいですが…応援してます☆無理せず頑張って下さい♪♪
ではではまた夜に…♪♪      
                       春≠ナした☆


191  [2005/10/19(水) 21:16:57]

春です!!!涼さんいますか???


192  [2005/10/19(水) 21:20:00]

いますね〜!文字化けマスター涼です!


193  [2005/10/19(水) 21:20:31]

待ちに待った土曜日になったが、誉の気持ちは晴れなかった。
リビングに降りると、あるはずの笑顔がそこにはない。
「聖羅ちゃんなら来てないわよ?」
「うん…。」
聖羅の名前が出るだけで、昨日のことを思い出してしまった。
(冗談じゃなかったんだな…。あの約束…。)
誉は溜め息をつき、朝食を摂ると家から出た。
ふと隣りにある聖羅の家を見る。
名前を呼べば、窓が開き、微笑んでくれそうだった。
しかし、誉は聖羅じゃなく怜奈を選んだ。
誉は我に返り、公園へ向かった。


194  [2005/10/19(水) 21:21:41]

あははっ笑))
春は今から更新したいと思います☆
しばしのお別れ…泣))☆


195  [2005/10/19(水) 21:34:32]

それは残念!でも、春と話せてよかった。


196  [2005/10/19(水) 21:35:07]

公園まで行く道程で、どれだけ聖羅のことを思っただろう。
聖羅との涙の口づけを思い出しす。
(泣いたとこばっか見てるな…俺…。)
誉は溜め息をつき、公園の中に入った。
ベンチには、風と会話をするかのような気持ちよさそうに目をつぶる怜奈がいた。
胸が高鳴り、誉の体を熱くさせる。
「怜奈?」
怜奈はすっと目を開くと、誉に微笑んだ。
誉が怜奈の隣りに座ると、怜奈は頬を赤く染めた。
怜奈が顔を赤くするのは何回も見たが、いつ見ても胸をしめつけるような愛しさを感じさせた。
朝の風が、二人の頬をなでる。
暖かい日差しが、心地よく感じた。
誉が太陽の光と戯れていると、膝の上にノートが置かれた。
怜奈のほうを見ると、怜奈は恥ずかしいそうにうつむいた。
『おはよう。今日もいい天気だね。いつも土曜日が楽しみ!誉に会えるからかな?』
恥ずかしいような嬉しいような気持ちで、誉はくすぐられるような感覚だった。
怜奈の横顔を何気なく見つめる。
怜奈はそれに気づき、微笑みかけてくれる。
誉の鼓動は休まるときがなかった。


197  [2005/10/19(水) 21:50:37]

誉くん…罪深き男ですね。
でも、一人の人に決めたらそのまま突っ走らないと!!!
頑張れ☆誉くん!!!
頑張れ☆涼さん!!!


198  [2005/10/19(水) 21:53:05]

うん!俺は頑張る!誉は、まぁ頑張れw


199  [2005/10/19(水) 21:55:09]

でも、無理はしないで下さいね!!
体調に気をつけながら、頑張って下さい☆


200  [2005/10/19(水) 21:57:11]

自分の耳でもわかるぐらい、鼓動が速かった。
「怜奈、街に行こう?!楽しいよ?」
誉が立ち上がると、怜奈も腰を上げた。
怜奈は、頬を赤く染めたまま誉を見つめた。
「怜奈…。」
誉が手を差し出すと、怜奈は恥ずかしいそうに誉の手をとった。
そのとき、誉の脳裏に聖羅の泣いた顔がよぎる。
誉の胸に痛みと共に罪悪感が宿った。
しかし、誉は目の前にいる怜奈を見つめ、思い直した。
『俺はこの手を選んだんだ。』と。


201  [2005/10/19(水) 21:59:11]

うん。でも、僕は一人しか読んでなくてもその読んでくれる人のためにも頑張るよ。


202  [2005/10/19(水) 22:02:32]

誉くんそのまま迷わず突き進まなきゃ!!!
怜奈ちゃんをしっかり掴んでてあげないと!!!

涼さんは小説書く人の鏡ですね☆☆
尊敬します!!!
…それは春のためと自惚れて平気ですか笑))???


203  [2005/10/19(水) 22:04:16]

いいよ。僕の意志を受けとってほしい…。


204  [2005/10/19(水) 22:38:32]

涼さん?


205  [2005/10/19(水) 22:54:24]

いなくなっちゃったかな…?

あっ、200おめでとうございます☆☆


206  [2005/10/19(水) 22:55:46]

あっ!意味わからないこと言ってる!ごめん!


207  [2005/10/19(水) 22:57:02]

涼さん?
春はバカなので勘違いしてしまいますよ笑))
ビックリしました☆


208  [2005/10/20(木) 17:27:25]

駅に着くと、休みからか人がたくさんいた。
怜奈は、子犬のように怯えているようだった。
「怜奈、大丈夫だから。手を離さないでね。」
怜奈は不安気にうなずき、誉の手を強く握った。
色々な店を回り、服などを見て回った。
「これ、怜奈なら似合うと思うよ?」
誉が怜奈に服を渡すと、怜奈は嬉しそうに服を合わせて見せた。
買い物をしているとき、怜奈の笑顔は途切れることはなかった。
誉も怜奈が喜ぶ姿が、嬉しくて仕方なかった。
いつの間にか、日が暮れ始めていた。
誉と怜奈は、装飾品売り場に行った。
怜奈は、何を思ったのか急に駆け出した。
「怜奈?どうしたの?」
誉が怜奈に近づくと、怜奈は誉の首元にネックレスを合わせた。
小さなハートのネックレス。
怜奈も色違いのを自分の首元に合わせ、誉に見せた。
「怜奈ってなんでも似合うね!いいよ、買おう?」
怜奈は嬉しそうに笑うと、財布を取り出した。
「おっと!怜奈には払わせられないよ!俺が出す!」
誉が言葉を聞いた怜奈は、大きく首を横に振った。
その申し訳なさそうな表情も、誉を愛しくさせた。
「いいから!ほら、買ってくるから貸して?」
怜奈は渋々誉にネックレスを渡すと、頭を下げた。
「気にしないでいいからさ!そこで待ってて!」
誉は急いで会計を済ませ、怜奈のところに戻った。
「怜奈!後ろ向いて?」
店から出ると怜奈を後ろを向かせ、ネックレスをつけてあげた。
夜空に怜奈の髪がなびき、美しかった。
怜奈は嬉しそうにネックレスを見つめ、誉のネックレスを渡すようにうながした。
誉は怜奈に背中を向けると、胸元にネックレスのハートが出て来た。
誉が怜奈のほうに振り返ると、怜奈は誉に微笑みながら見つめいた。
「帰ろっか?」
怜奈はうなずくと、誉の手を怜奈から握ってきてくれた。
「怜奈…。」
背の高さは誉と変わらず、顔立ちも大人の女性のよう に美しかったが、頬を赤く染めるところだけは幼く見えた。


209  [2005/10/20(木) 18:52:52]

誉くん紳士ですね♪怜奈ちゃんが羨ましい♪♪


210  [2005/10/20(木) 19:45:00]

涼さんいませんか???


211  [2005/10/20(木) 21:05:47]

涼さんは基本的に9時ぐらいにしかいないのw


212  [2005/10/20(木) 21:07:24]

電車は、そこまで混んでいなかった。
誉と怜奈は長椅子にかけ、電車に揺られていた。
すると、怜奈の頭が誉の肩に乗る。
誉が驚いて怜奈の顔を見ると、怜奈は気持ちよさそうに寝息を立てていた。
誉は、それを見て自然と笑みがこぼれてしまった。
自分達の町の駅に着くと、怜奈を起こし駅を出た。
怜奈はノート越しに寝てしまったことを謝り、何度も頭を下げていた。


213  [2005/10/20(木) 21:16:36]

そうなんですか?笑))
それじゃ、春も9時頃くるようにします♪

怜奈ちゃんかわいい♪
このふたりは微笑ましいですね〜♪そして羨ましい…♪


214  [2005/10/20(木) 21:26:35]

いつもの待ち合わせの公園まで来ると、公園内は外灯で明るくなっていた。
怜奈は誉の手を離すとノートに何かを書き、誉に渡した。
『今日は楽しかった。また、遊ぼうね?』
誉が怜奈の顔を見ると、頬を赤く染めながれ怜奈は微笑んだ。
誉はうなずき、ノートを怜奈に返した。
怜奈はお辞儀をすると、公園を出ようとした。
誉は怜奈の後ろ姿を見ていると、初めて会ったときのように鼓動が高鳴り、怜奈を止めろと言っているようだった。
「怜奈!」
怜奈が驚いて誉を見る。
「家まで送るよ!」
誉は、怜奈に駆け寄り微笑みかけた。
怜奈は首を横に振り、そんなことしなくてもいいと言うような目で誉を見ていた。
「こんな夜に、怜奈みたいな綺麗な子が歩いてたら危ないよ?」
誉が微笑むと、怜奈は顔を真っ赤にしてうつむいた。
誉が怜奈の手を握ると、怜奈は驚いたように誉を見た後うつむいてしまった。


215  [2005/10/20(木) 21:27:31]

雰囲気はヒヨリ達に似てるかもw


216  [2005/10/20(木) 21:36:18]

似てますね♪やっぱり涼さんと考えてることが同じなんですね笑))


217  [2005/10/20(木) 21:43:32]

近いものを感じるよね〜♪


218  [2005/10/20(木) 21:46:34]

夜道を二人で歩いていた。
夏の告げる虫達がうるさいぐらい鳴いていた。
夜なのに蒸し暑かったが、怜奈の手が冷たく気持ちがよかった。
しばらく歩くと、民宿みたいな家にたどり着き、そこで怜奈は立ち止まった。
「ここ…でいいの?」
怜奈が恥ずかしいそうにうなずく。
「そっか…。じゃぁ、また土曜日に…。」
誉は怜奈の顔を脳裏に焼き付け、背を向けた。
「誉…」
どこかから呼ぶ声がし、誉は振り向いた。
そこに怜奈が驚いたように両手で口を塞いでいた。
誉は怜奈に駆け寄り、口を覆う手を握った。
「今…怜奈が呼んでくれたの…?」
怜奈は誉から目をそらすと、再び誉のほうを見た。
「誉…。」
消えそうなぐらい小さな声だったが、確かに高い声で誉の名を呼んだ。
誉は嬉しくなり、怜奈を抱きしめていた。
「怜奈!俺、嬉しいよ!怜奈が俺の名前を呼んでくれるなんて!」
怜奈を少し引き離し顔を見ると、怜奈の顔は真っ赤になっていた。
「怜奈…お願い…もう一回だけ声を聞かせて…?」
「……誉…。」
怜奈は誉を見つめた後にうつむき加減に言った。
「怜奈!」
誉は力一杯怜奈を抱きしめていた。
自分が怜奈を愛しく思う気持ちを伝えるように。
怜奈が自分の名前を呼んでくれるなんて思わず、帰ってからも夢のように感じてしまった。


219  [2005/10/20(木) 21:49:10]

7章終了。次から8章です。


220  [2005/10/20(木) 21:56:53]

怜奈ちゃん…泣))
春は今とてつもなく感動してます!!!

涼さんファイト☆


221  [2005/10/20(木) 21:57:57]

春〜!感動するシーンありましたw?


222  [2005/10/20(木) 22:00:31]

涼さん♪
盛り沢山ですよ!!!怜奈ちゃんが誉くんの名前を呼んだときとか☆
ドキっとしましたもん♪♪


223  [2005/10/20(木) 22:02:14]

もう後半だよ…春…。ここから盛り上がらないとな〜…。。


224  [2005/10/20(木) 22:04:15]

涼さん『お話広場』さっき見たんですけど…
小説やめちゃうんですか?


225  [2005/10/20(木) 22:06:19]

う〜ん…。そうだね…。歳も歳だしね〜w


226  [2005/10/20(木) 22:07:08]

受験あるからですか???


227  [2005/10/20(木) 22:14:46]

それもあるけど、小説が書けなくなってるのがわかるからさw


228  [2005/10/20(木) 22:17:24]

涼さん!そんなことないですよ!!!
『魔女は微笑む』終わったらやめちゃうんですか?
そんなの絶対にイヤです!!!春が許しません!!!


229  [2005/10/20(木) 22:21:10]

春…。


230  [2005/10/20(木) 22:23:54]

涼さんダメですよ!!!
涼さんいなくなったら困ります…


231  [2005/10/20(木) 22:27:35]

春…ありがとうね。でも…書けなくなってる自分がわかっちゃって…w。


232  [2005/10/20(木) 22:29:29]

思いつかなくなってきてるってことですか?
言葉が見つからないとか…?


233  [2005/10/20(木) 22:32:03]

うん…。わかるんだ…自分の表現力のなさとバリエーションのなさ…。


234  [2005/10/20(木) 22:33:36]

そんなの春も一緒ですよ。
涼さん、本当にいなくなっちゃうんですか?


235  [2005/10/20(木) 22:35:44]

『魔女は微笑む』でみんなに僕の気持ちを伝えたらねw


236  [2005/10/20(木) 22:36:59]

もうこなくなるんですか?


237  [2005/10/20(木) 22:40:05]

『恋化草』では『思い続けること』を。
『夕凪』では『心の友情』を。
『魔女は微笑む』では…


238  [2005/10/20(木) 22:42:38]

?『魔女は微笑む』ではなんですか?


239  [2005/10/20(木) 22:44:15]

最後まで読まないとわからな〜いよw!


240  [2005/10/20(木) 22:46:41]

ひどいっ!!!
涼さん大好きです♪


241  [2005/10/20(木) 22:48:02]

春が成長する姿を見に来ますよ♪


242  [2005/10/20(木) 22:49:10]

涼さんがビックリするほど成長して見せます☆
頑張ります…泣))


243  [2005/10/20(木) 22:51:25]

よし!期待してるよ!


244  [2005/10/20(木) 22:59:34]

涼さん!!!!


245  [2005/10/20(木) 23:02:07]

ふふっ…。春と共に成長しようっと!


246  [2005/10/20(木) 23:03:56]

そうですよ泣))成長していきましょう♪♪


247  [2005/10/20(木) 23:05:06]

伝えましょう!二人で!『気持ち』を!


248  [2005/10/20(木) 23:06:27]

頑張りましょう!ふたりで…♪♪


249  [2005/10/20(木) 23:08:46]

春…ありがとう…。


250  [2005/10/20(木) 23:13:45]

いえいえ♪
春は涼さんがいてくれればそれだけで幸せです♪


251  [2005/10/20(木) 23:26:31]

涼さん明日も会いましょう♪
ではでは…おやすみなさい☆☆


252  [2005/10/21(金) 21:10:53]

б第八の魔法〜会いたい気持ち〜б
目を覚まし、カーテンを開けて外を見ると雨だった。
聖羅は、溜め息をつき携帯電話の時計に目をやった。
デジタル時計は9時を示していたが、その日は休日で焦る必要もなかった。
聖羅は、ベッドの上で惚けていた。
(あの日、なんであんなこと言っちゃったのかな…。)
あの日、いつも通り振る舞えば済んでいたはずだった。
しかし、聖羅の中で誉に好きな人ができたことはショック以外の何でもない。
胸をえぐれるようだった。
聖羅は、無意識のうちに自分の唇に触れていた。
思い出すだけで胸が高鳴り、唇が熱くなる。
(ファーストキスがあんな風になっちゃうなんてな…。)
聖羅は膝を抱え、窓から見える雨を眺めていた。
強くも弱くもなく降る雨の音が、無性に胸に響く。
溜め息が自然と漏れ、部屋が湿っぽく感じた。
厚い雲のせいか、外は薄暗く出かける気をも失わせる。
不意に誉の部屋に電気が灯る。
聖羅は胸の高鳴りに任せ、誉の部屋の窓を覗く。
誉の部屋で動く影。
それはおそらく誉。
窓を開け、名前を呼べばその影は窓を開き、顔を見せてくれるだろうが、今の聖羅にはできなかった。


253  [2005/10/21(金) 21:15:17]

切ない…泣))色々と自分と合わせて読んでしまう…


254  [2005/10/21(金) 21:29:29]

春も恋してるのかぃ?!


255  [2005/10/21(金) 21:30:49]

昔…泣))


256  [2005/10/21(金) 21:31:01]

聖羅の中で誉を消したあの日。
楽しかったことやなぐさめてもらったことなど全ての思い出を涙で清算したつもりだった。
しかし、近くに誉がいると思うと決意が緩み、逆に誉が恋しくなった。
「聖羅?」
ドアを叩く音と同時に、聖羅の母の声がした。
「入っていいよ!」
聖羅は、このまま一人でいたかったが気持ちを察しられないように極めて明るく振る舞った。
「聖羅、今日誉君の家と出かけるから準備して。すぐ出るわよ。」
「えっ?!お母さん!ちょっと!」
母は、手を振りながら部屋のドアを閉めてしまった。
また溜め息が出る。
しかし、その溜め息と裏腹に嬉しい気持ちもあった。
誉と会えるという気持ちと会いたくないという気持ちが入り交じり、変な気持ちになっていた。
聖羅はタンスから服を取り、パジャマを脱ぎ捨て服を着ようとする。
そのとき、誉に言われた背中のアザがうずいていた。
夏海に殴られできてしまったアザ。
それを心配してくれたときの誉の声が甦る。
(誉…。)
気づいたときには一緒にいて、高校まで一緒になった。
多分、高校は一緒じゃないことはなかった。
なぜなら、聖羅が誉の後を追いかけたのだから。


257  [2005/10/21(金) 21:35:20]

わかる!わかるよ、聖羅ちゃん!!!
会いたい気持ちと会いたくない気持ちが同時に起こること、
春は良くわかります!!!!泣>>

どんなにつらい事でしょう…


258  [2005/10/21(金) 21:42:30]

春の共感を得た!やった〜。


259  [2005/10/21(金) 21:44:00]

どうもどうも♪♪


260  [2005/10/21(金) 21:44:40]

聖羅がリビングに下りると、母が化粧をしていた。
母が聖羅に気づき、微笑みかけた。
「聖羅、こっちに来なさい。髪、整えてあげる。」
「うん!ありがと…。」
聖羅の父は、寝転がってニュースを見ている。
ちょっと太った背中がだらしない。
しかし、聖羅は両親のことが好きだった。
二人共優しく聖羅に接してくれた。
家族なら当たり前のことだが、居心地がとてもよかった。
「ほら、できた!これでいいわよ!」
「ありがと!」
綺麗に梳いて髪を整えた。
化粧もした。
いつも通り、誉のため。
今日で誉の姿をしっかり見るのは、最後にするつもり。
聖羅は目をつぶると大きく息を吸い、大きく吐いた。


261  [2005/10/21(金) 22:08:37]

聖羅ちゃん…それ春も思いました…これで最後って…泣>>
けなげ…泣))


262  [2005/10/21(金) 22:57:36]

涼さんいなくなっちゃったかな?
春はもう眠いので寝ます…♪
また明日お会いできたらいいですね♪♪
(会いに来ちゃいますけどね笑>>)

ではでは…☆☆


263  [2005/10/22(土) 21:12:19]

涼さん♪


264  [2005/10/22(土) 21:19:30]

大きなワゴンが、聖羅の家の前に止まっていた。
「美歌ちゃん!智さんも早く〜!」
「わかってる〜!」
誉の母と聖羅の母は、高校からの友達で仲がいい。
まるで、女子高生みたいだった。
「聖羅ちゃん?後ろに乗ってくれる?」
「はい。」
前の椅子を引いてもらうと、後ろの椅子にはすでに誉が座っていた。
雨を眺めているのか、聖羅を見ようともしない。
「お願いします…。」
自然と声のトーンが下がる。
二人の間にできる、小さな隙間。
聖羅はうつむきながらも、誉の様子を伺っていた。
誉は窓から外を眺め続けている。
聖羅もわざと外を眺めてみせた。
(声かけてもいいよ…?話そうよ…こっち向いて?)
本音だけが胸を駆け巡る。
前の席では、二人の両親の話だけが盛り上がっている。
聖羅は、さりげなく誉に視線をやる。
気づいているはずなのに、目を合わせてくれない。
あのとき聖羅が決意した気持ちは、冷たくされることで揺らいでいた。
(誉…。)
何度も口にしそうになる言葉。
今なら、まだ取り返しがつくのではないかという気すらしていた。
雨に揺られる車に、聖羅と誉だけがいるようだった。


265  [2005/10/22(土) 21:44:11]

苦しい…泣>>切ないよ涼さん!!!
聖羅ちゃん、誉くんなりのやさしさ受け取ってあげて…!!!


266  [2005/10/22(土) 21:47:02]

そろそろ、誉にイライラしてくる時間です!


267  [2005/10/22(土) 21:53:16]

目的地につけば、もうそれこそ話せない。
それこそ、二人の関係の終わりが告げるときに思えた。
聖羅は二人の間に置かれた誉の手に、さりげなく自分の手を重ねた。
揺れる気持ちに高鳴る鼓動。
頭の先から足の指先まで熱くなった。
誉の手が驚いたように少し動いた。
「ごめん…!」
聖羅は重なった手を離してしまった。
誉のぬくもりが、少し残ってしまった。
「聖羅…。」
聖羅は誉の声に驚き、誉を見てしまった。
悲しそうに聖羅を見つめる瞳が、妙に愛しくさせた。
「何…?」
「ごめんな…。」
つぶやくように誉が言う。
雨の音で消えてしまいそうなぐらいに。
「いいの…。もう私の中に…誉はいないの…。」
手を重ねたことで、残っていた思いを切り捨てようとした。
決意を固めるために。
しかし、どれだけこの言葉を口にするのがつらいか。
聖羅は再び窓に目をやったフリをして、涙を拭いた。
少しだけ空いたシートの隙間は、もう埋められないぐらいの隙間になった。


268  [2005/10/22(土) 21:55:41]

『ごめん』が一番痛いセリフです…本当に…
何で謝ってくるのかがわからないですよ…泣かしたからですかね?
そこのところ教えて涼さん♪♪


269  [2005/10/22(土) 22:01:51]

『泣かせた』+『約束をやぶった』+『聖羅が誉を思い続けたこと』=『罪悪感』みたいなw?


270  [2005/10/22(土) 22:04:46]

更新準備…


271  [2005/10/22(土) 22:04:51]

なるほど〜誉くんはやさしいからついつい…
聖羅ちゃんにとっては謝ってほしくないのにね…笑))


272  [2005/10/22(土) 22:05:14]

準備♪準備♪♪


273  [2005/10/22(土) 22:33:42]

目的地であるデパートに着いて、買い物をしている二人の両親は楽しそうだった。
誉の目は、どこか寂しく聖羅を見つめていた。
聖羅は気づいていた。
誉の視線に。
嬉しかったが、気づいていないフリをした。
もう決意を揺らがせないため。
帰りの車でも、空いてる小さな隙間。
小さな隙間でも、聖羅には大きな穴が掘ってあるようだった。
二人共、窓ごしに外を眺め、顔を向き合わせることもなかった。
(これで誉の邪魔にならなくて済むよね…?)
うずく体。
まだ、誉を求めている。
力を抜けば、誉のほうに顔が向いてしまいそうだった。
そのとき、聖羅達を乗せた車が急ブレーキを踏んだ。
「あぶねぇな!」
「びっくりした〜!」
「危ないわね〜。」
「どこ見てんのかね…。」
急ブレーキを踏んだわりに、二人の両親はそれすら楽しんでいた。
しかし、後ろの二人はその衝撃の影響があった。
「…大丈夫か…?」
「うん…ありがと…。」
急ブレーキを踏んだことで、聖羅が誉のほうに動いてしまったのだ。
決意を決めたはずなのに高鳴る鼓動。
聖羅の顔は熱を含み、熱くなっていた。
誉に抱かれている肩がやけに熱い。
離れるに離れられない。
「聖羅…。」
「ダメだよ…。フッた女にそんなに優しくしちゃ…。」
(もっと優しくして…?声を聞かせて…?)
聖羅は心と反対に、誉から離れようとした。
しかし、体は言うことを聞かず、動かなかった。
「聖羅…こっち向いて…?」
肩を抱きながら、誉が耳元でつぶやく。
誉の息が耳にかかり、熱くなる体。
振り向きたくて、抱きしめてたくてたまらい気持ち。
しかし、誉が愛すのは別の人。
「やだ…。私の中にアナタはいない…。」
「聖羅…やだよ…。俺が悪い…だけど…聖羅が近くにいないとやだ…。」
誉が聖羅を後ろから抱きしめる。
誉の体の熱が伝わってきた。
愛しくてしかたい人のぬくもり。
「いや…離して…。」
聖羅は冷たく言った。
言った自分の胸にも痛みが走る。
思いと逆の言葉ほどつらいものはなかった。


274  [2005/10/22(土) 22:37:24]

お二方のご両親はのんきでいいですね♪

ってか!!何っ!!???誉くんはそうゆう人だったの?って感じです…
これがイライラの原因ですね…涼さん、やりますね…笑))


275  [2005/10/22(土) 22:39:02]

ふふっwこの優柔不断が!って叱ってやって下さいw


276  [2005/10/22(土) 22:41:00]

更新準備…


277  [2005/10/22(土) 22:41:20]

この優柔不断が!笑))


278  [2005/10/22(土) 22:41:38]

誉の腕の力が抜け、聖羅は動かない体を無理矢理動かし、誉から離れようとした。
そのとき、腕を握られ、聖羅は驚き振り向いてしまった。
してやったりと笑う誉。
聖羅は、恥ずかしくなりうつむいた。
誉が聖羅の腕を優しく手繰り寄せる。
聖羅がたどり着くのは、誉の胸の中。
「やっとこっち向いた。」
「…お母さん達に気づかれるよ…。」
「大丈夫…。」
誉が優しく髪をなでる。
再び揺れる思い。
「卑怯だよ…こっちはフラレてつらいのに…フッた本人に優しくされたらもっとつらいんだよ?」
聖羅は我慢できず、誉の胸に頬をあてた。
完璧に決意が崩壊していた。
「わがままかもしれないけど…聖羅にも俺のそばにいてほしい…。」
「ひどいよ!私に誉が振り向いてくれるかどうかもわからないのに、まだ思い続けろなんて!」
聖羅は誉の胸を叩いた。
嬉しい気持ちとつらい気持ち。
二つに分かれ、聖羅を苦しめた。
「聖羅…今日俺の部屋に来て?」
「やだ…。行かないもん…。」
「来ないなら俺が行くよ?」
聖羅は、誉から少し離れ見つめた。
真っ直ぐな瞳、曇りも陰りもない純粋な瞳。
聖羅は、その瞳に負けうつむいた。
車が止まり、家に着いた。
荷物を下ろし、互いの家に向かった。
「今日はありがと〜!晩ご飯まで待ってて〜。」
「わかった〜!じゃぁまた後でね〜!」
相変わらず、両親達は楽しそうに手を振り、家に入っていった。
「聖羅、来て?」
誉に言われ、小さくうなずくと誉の家に入った。
少しの間入っていないだけなのに、妙に懐かしく感じた。


279  [2005/10/22(土) 22:41:42]

あっ、準備♪準備♪♪


280  [2005/10/22(土) 22:42:29]

あっ!!失敗…


281  [2005/10/22(土) 22:42:40]

更に優柔不断さアップ!怜奈はどうすんだよ!みたいなw


282  [2005/10/22(土) 22:44:36]

この優柔不断が!…泣>>
どれだけつらいと思って…ぅうっ…泣>>


283  [2005/10/22(土) 22:45:49]

春はリアルに聖羅が入ってますな…w


284  [2005/10/22(土) 22:46:25]

本当ですよ…
ふたりに悪いと思わないのか!!?誉っ!!!←ついに呼び捨て))


285  [2005/10/22(土) 22:49:54]

ふふっ…さらにイライラするよw


286  [2005/10/22(土) 22:50:33]

やめて!!!笑))


287  [2005/10/22(土) 22:51:30]

更新準備…


288  [2005/10/22(土) 22:54:51]

準備♪準備♪♪


289  [2005/10/22(土) 23:14:28]

誉の部屋に着くと、誉はベッドに座り聖羅を見つめた。
聖羅はフローリングに正座し、うつむいていた。
「聖羅、こっち来て?」
「なんで…?」
「お願い。」
聖羅はすぐ飛んで行きたかったが、あえてゆっくり誉の隣りに座った。
誉がそれを見ると、体操座りする聖羅の前に誉が座った。
聖羅の鼓動は高鳴り、聖羅は目を合わせないようにうつむいた。
目を合わせても、誉の瞳には自分ではなく、他の子が映っているのだから。
「聖羅、こっち向い」
「だって!誉の瞳には私は映らないんでしょ?!!」
聖羅は、誉をにらみつけた。
悔しかった。
いつ知り合ったか知らないような女に、何年も思い続けた自分が負けたのだから。
「…一目惚れだった…。確かに…その子が好き…。」
「なら!私は捨ててよ?!つらいの!優しくしないで!つらいの……。」
聖羅の瞳から、大粒の涙がこぼれた。
聖羅は、顔を両手で覆った。
自然にこぼれる泣き声。
聖羅は、涙と共に消えてしまいたかった。
「聖羅…。」
「何よ?!」
手をどかし、顔を見せた瞬間に誉の唇が聖羅の唇と重なった。
唇から感じる誉のぬくもり。
このぬくもりを独り占めししたかった。
聖羅は目を閉じ、ぬくもりだけを感じた。
誉が唇を離し、聖羅を見つめた。
聖羅も誉を見つめ返した。
「ねぇ…誉?私のこと…考えなくていいから…。誉の好きな人だけ愛して?」
聖羅の瞳からは、また涙が溢れてきていた。
誉はそれを見て、胸がつまりそうになった。
「ごめん…聖羅…。」
誉はうつむき、唇を噛み締めている。
「いいの…。誉…最後のお願い。もう一回だけ…キスして…?」
聖羅は目をつぶり、誉の唇を待った。
重なる唇。
誉を感じるのはこれで最後にすると決めた。
もう戻らない時間。
それから二人は顔も合わせなくなり 、ただの隣人になっていった。


290  [2005/10/22(土) 23:27:00]

キスしちゃダメだよ…ずっと引きずるよ…


291  [2005/10/22(土) 23:28:22]

ふふっ…。イライラが募るよw


292  [2005/10/22(土) 23:30:35]

ダメだよ…


293  [2005/10/22(土) 23:31:47]

あれ?春ちゃん?どうしたの?


294  [2005/10/22(土) 23:34:09]

どうしたんでしょう???笑))
涙が…笑))


295  [2005/10/22(土) 23:35:40]

春の過去にも似たようなことが?!


296  [2005/10/22(土) 23:37:46]

それは言えませんね♪笑))へへっ笑>>


297  [2005/10/22(土) 23:38:33]

春のこと聖羅って呼ばなきゃ(笑)!


298  [2005/10/22(土) 23:40:31]

呼んで下さい♪春は意外に魔女だったり…?笑))


299  [2005/10/22(土) 23:41:42]

そうなのか!春は魔女だったのかぁ〜(笑)。


300  [2005/10/22(土) 23:49:17]

涼☆300(とっちゃいましたが…)おめでとう♪♪
これからもお互い頑張っていきましょう☆☆☆


301  [2005/10/22(土) 23:50:52]

よし!300!自己最新記録!次の章には『怜奈がしゃべれなかった理由』が少し出てきます。


302  [2005/10/22(土) 23:51:47]

春は魔女ではありません…


303  [2005/10/22(土) 23:52:55]

春は僕の心の支えです(笑)。


304  [2005/10/22(土) 23:56:59]

・・・・・・照))♪どうもです☆☆笑))


305  [2005/10/22(土) 23:58:03]

勝手にそう思ってるだけだけど(笑)。


306  [2005/10/23(日) 00:00:39]

思っちゃってください♪
春も涼さんの支えになりたいですし♪♪笑))
涼さんも春の心の支えですし☆☆☆


307  [2005/10/23(日) 00:01:44]

ありがと♪でも、『さん』はいらないよ♪


308  [2005/10/23(日) 00:04:47]

あっ、クセで笑))
さっきは『さん』なしでカキコしたんですけどね笑))

ん〜…涼ちゃん?とか涼兄?とかいきなりは少し抵抗があるので…
どうでしょう?


309  [2005/10/23(日) 00:05:42]

春にならなんて呼ばれてもいいよ〜。相棒ですから。


310  [2005/10/23(日) 00:06:46]

それじゃ…涼ちゃんで♪
涼ちゃんこれからもよろしく☆☆


311  [2005/10/23(日) 00:08:15]

春に呼ばれると照れるがね〜(笑)。


312  [2005/10/23(日) 00:09:23]

涼ちゃん♪♪


313  [2005/10/23(日) 00:09:58]

春♪♪


314  [2005/10/23(日) 00:14:19]

はぁ〜い♪


315  [2005/10/23(日) 00:15:07]

バカップルかよっ(笑)!


316  [2005/10/23(日) 00:19:18]

バカって言った!!!涼ちゃんひどい…泣))


317  [2005/10/23(日) 00:21:27]

いやいや〜。春がバカとかじゃないから〜。


318  [2005/10/23(日) 00:24:46]

涼ちゃん…睡魔が…


319  [2005/10/23(日) 00:25:24]

春ちゃん…僕もさ…


320 カイ [2005/10/23(日) 00:27:03]

君たち。ワラ

ここは雑談スレか!?爆笑

本気でバカップルに見えちゃったWワラ


321  [2005/10/23(日) 00:28:10]

カイさんだ♪こんばんは☆
春はもう寝ます…おやすみなさい♪♪


322  [2005/10/23(日) 00:28:34]

ごみん…。春といると会話がはずむでやんす…。→カイ


323 花日和 [2005/10/23(日) 00:29:30]

涼>こんばんわぁ!宣伝スレみて読みにきましたぁ!


324  [2005/10/23(日) 00:29:47]

僕も寝ます。雑談が多くて申し訳ない。。


325 カイ [2005/10/23(日) 00:29:58]

よく眠れw二人とも。じゃ。


326  [2005/10/23(日) 00:30:47]

ありがとう!花日和!でも、雑談多いんですいません。。


327 花日和 [2005/10/23(日) 00:32:27]

涼>うちも雑談に入れてくれるのなら許すぜ(笑)


328  [2005/10/23(日) 00:36:45]

それはいいけど。雑談が本業じゃないんで(笑)!


329 花日和 [2005/10/23(日) 00:38:15]

涼>確かにね、まぁたまにはいいじゃないか(笑)


330  [2005/10/23(日) 00:40:14]

たまにはね(笑)。


331 花日和 [2005/10/23(日) 00:42:02]

涼>小説今着々と読ませてもらってるけどおもしろいね!!!!


332  [2005/10/23(日) 00:45:15]

そう?ありがとう♪まだまだ話が進んでないけどね(笑)。


333 花日和 [2005/10/23(日) 00:49:15]

そんなこと気になんないくらいおもしろいよ!


334  [2005/10/23(日) 00:50:37]

そう?展開がグダグダじゃない?


335 花日和 [2005/10/23(日) 00:51:48]

そんなことなぃなぃ!


336  [2005/10/23(日) 01:05:38]

なぜ、カキコめない?


337  [2005/10/23(日) 01:06:18]

なんで?カキコめなかったんだろ?


338 花日和 [2005/10/23(日) 01:09:38]

う〜ん涼は携帯?それともパソコン?


339 豸シ [2005/10/23(日) 01:11:28]

謳コ蟶ッ縺繧茨シ溯干譌・蜥後ッシ


340  [2005/10/23(日) 01:12:39]

また文字化けかよ…。。『携帯だよ。花日和は?』って書いたの。


341 花日和 [2005/10/23(日) 01:14:40]

文字化け大変だねぇ・・・・うちはパソコンだよ!
書き込めないっていうのはうちもよくあるから大丈夫だよ!


342  [2005/10/23(日) 14:51:43]

б第九の魔法б
聖羅との関わりを断ってから二ヵ月が経った。
学校は夏休みに入り、誉はそれを利用して怜奈と毎日のように会っていた。
少しずつだが、怜奈の声が聞けることが多くなっていた。
真夏の暑い日差しの下、二人は公園のベンチに座りアイスを食べていた。
アイスを食べ終わった怜奈は腰を上げ、誉に目をやった。
「誉…私の家に来ない…?」
小さな妖精がしゃべっているかのような小さな声で怜奈は言った。
「えっ?!」
誉は思わぬ誘いに、驚き立ち上がった。
「違うよ?!暑いから…涼しいとこに行きたくて……。」
怜奈の顔が真っ赤になるのを見て、誉も自分の考えたことに恥ずかしくなり顔が熱くなった。
元気のいい太陽は、容赦なく地面や空気を暖めた。
動いていると、あまりの暑さに汗が止まらなかった。


343  [2005/10/23(日) 14:54:05]

一度だけ来たことのある怜奈の家。
前来たときは、夜だったことからしっかりは見えなかった。
すると、怜奈は立ち止まり誉の顔を見た。
「私、園長先生に話してくるね…。」
怜奈は、ある建物まで続く階段をのぼって行ってしまった。
(園長?)
誉は疑問に思い、周りを見渡した。
すると、石碑みたいなのがあり、そこに何か書いてある。
「花の園…?はなのえん…?はなのその…?」
怜奈の家というには、大きすぎるぐらいだった。
しかも、家にしても雰囲気が違う。
よく聞くと、怜奈が入った建物の中からは子供達の声もしていた。


344  [2005/10/23(日) 14:56:42]

「誉!」
名前を呼ばれ、誉は声のしたほうを向いた。
すると、怜奈が小さく手招きをしている。
誉は怜奈のところまで急いで行った。
「入っていいって…。」
怜奈は両開きドアの片方を開けると、誉に微笑みかけた。
「失礼します…。」
誉が入ると、後に続き怜奈も入った。
「おぉ!君が怜奈のボーイフレンドかぃ!」
髭を蓄えた人相の良さそうなおじさんが笑顔で誉を見ていた。
見ただけで、この人が優しい人なんだと勝手に思ってしまった。
「園長…!やめてください…!」
怜奈は真っ赤な顔をしてうつむいてしまった。
「はははっ!悪い悪い!怜奈!客間に案内しなさい!クーラーきかせておいたから!」
園長先生はそう言うと、どこかに行ってしまった。
「ごめんなさい…。気にしないで…?」
「いや、優しい人じゃない。」
誉が笑いかけると、怜奈は嬉しいそうに微笑んだ。


345  [2005/10/23(日) 14:59:21]

怜奈に案内された部屋は、園長先生が行っていたようにクーラーがきいて涼しいかった。
「何か飲み物持ってくるね…。」
「手伝うよ!」
「いいの!座ってて…?」
「そう…?」
怜奈が部屋から出るのを見送ると、誉は部屋を見渡した。
和式みたいな造りのされた部屋で、畳のいい匂いがしていた。
すると、戸を叩く音がした。
「ちょっといいですかな?」
声の主は、どうやら園長先生みたいだった。
「どうぞどうぞ!」
「すいませんねぇ。」
誉は急いで正座で座り直し、園長先生を見た。
「誉君…でしたかな…。ここの園長をやっている藤堂です。怜奈がお世話になっております。」
「いえ!こちらこそ!頭を上げて下さい!」
誉は園長先生の礼儀のよさに圧倒され、つられて頭を下げた。
「誉君…怜奈とはどこで…?」
「雨の日に…田んぼの用水路で…。」
園長先生は驚いたような顔をした後、豪快に笑った。
「それはまた変なところで会いましたな!」
「え・えぇ…。御守を落としたようでしたので…。」
「ほぅ〜、それはですな。おそらくワシのあげたやつですわ。まったく、怜奈は……。」
園長先生は嬉しいそうに笑っていた。


346 賢作 [2005/10/23(日) 15:14:15]

300おめニャー!
ついに約束は守られなかったニャ〜
正直な話、誉が伶奈を選ぶのは無理のないことだと思うニャ(ぁ
そんなオイラは「外の道」かニャ?続きも頑張ってニャ!


347  [2005/10/23(日) 15:21:43]

賢ちゃん〜!ありがとう!頑張るよ!


348  [2005/10/23(日) 21:02:29]

涼ちゃんこんばんは☆
兄が邪魔でなかなか来れなかった…泣>>

怜奈ちゃん…そうだったのね…


349  [2005/10/23(日) 21:08:26]

春〜♪


350  [2005/10/23(日) 21:12:58]

涼ちゃん続き続き!!!笑))


351  [2005/10/23(日) 21:14:14]

それから、しばらく二人は何も言葉を交わさず、沈黙が続いていた。
まだ、怜奈は戻ってこなかった。
誉は、この雰囲気から逃げだそうと腰を上げようとしたときだった。
「怜奈は…」
「えっ?」
園長先生の表情が、どこか暗くなっている気がした。
「怜奈はですな…。…両親を……目の前で殺されているんじゃ…。」
「えっ……?」
誉は耳を疑い、上げた腰を元に戻した。
「小さな怜奈には、衝撃がひどかった…。当たり前じゃがな……。彼女が4歳のときでな…一番親に甘えたい盛りのことじゃ……。彼女は小さな身を隠し…生き延びた。しかし、恐怖に怯えた結果…声を失った…。話すことができなくなったんじゃ…。」
誉は息をのみ、話に聞き入っていた。
怜奈が話せなかった理由が、あまりに過酷だった。
「ワシは怜奈の両親と面識があり、怜奈を引き取った…。しかし、怜奈は怯え…心を開こうとしなかった。じゃが、次第にだがノートごしに話すようになった。ワシは、そのとき死ぬほど嬉しかったよ!…でも、話せはしなかった…。漢字や言葉は覚えていったがね…。」
「でも!今は話してます!」
「そこじゃよ!ワシは驚いた!初めてしゃべったときは!」
園長先生はまた豪快に笑った。


352  [2005/10/23(日) 21:46:20]

春は園長先生すきじゃ♪笑))

怜奈ちゃん視力失わなくて良かった…泣>>
目の前で…誉くん癒さなきゃ!!!


353  [2005/10/23(日) 21:47:32]

精神的に強かったのね。怜奈は。
更新!


354  [2005/10/23(日) 21:52:42]

更新!


355  [2005/10/23(日) 21:54:11]

ファイト!!!笑))


356 会長代理//夏華 [2005/10/23(日) 21:55:50]

涼チャン読めてなくッてごめんね(ノД`*)
頑張ッて(´・ω・`)


357  [2005/10/23(日) 21:57:11]

夏ちゃん〜♪いいさ〜。気にしないで。


358 豸シ [2005/10/23(日) 22:10:07]

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359  [2005/10/23(日) 22:10:57]

超文字化け!勘弁してよ……。。


360  [2005/10/23(日) 22:19:09]

涼ちゃん頑張って!!!!


361 とんぼ [2005/10/23(日) 22:20:21]

すご!ここまでなると(笑)
頑張れ!文字化けに負けるな!>涼


362  [2005/10/23(日) 22:39:06]

更新したい…


363  [2005/10/23(日) 22:43:10]

すると、また戸を叩く音が聞こえた。
「誉…?開けて?」
怜奈の透き通るような声がする。
「う・うん!今開ける!」
戸を開けると、怜奈がお盆に西瓜とカルピスを持ってきていた。
「園長…?」
怜奈は不思議そうに園長先生を見ていた。
「おっと、邪魔者は消えるかの…。誉君、怜奈をよろしくお願いします…。」
「はい、任せて下さい。」
園長先生は、誉にウインクをすると部屋から出て行ってしまった。
「何…話したの?」
「うん?秘密〜。」
誉は怜奈からお盆を受け取り、木で造られた机に置いた。
二人は、西瓜を食べながら雰囲気を楽しんでいた。
誉が怜奈を見ると、怜奈は小さな口で少しずつ西瓜を食べている。
誉はそんな怜奈が愛しくなり、さりげなく怜奈に近づいた。
怜奈はそれに気づくと、顔を赤く染めた。
「誉…園長と何話したの…?」
怜奈は顔を赤くしたまま、誉の目を見つめる。
怜奈の瞳は、どことなく不安気だった。
「うん?怜奈を嫁にもらってくれって!」
怜奈が驚いたように誉を見つめる。
「嘘!俺が怜奈をくださいって言ったの!」
「誉!」
怜奈は、真っ赤な顔をして眉間にしわを寄せている。
怒っているのだろうが、誉には可愛く見えるだけだった。
「ごめん!…でも、怜奈は俺のことどう思ってるの?」
「えっ…?!」
怜奈は真っ赤な顔を更に赤らめ、うつむいてしまった。
強く目をつぶり、うつむく姿に誉は自然と笑みがこぼれてしまった。


364  [2005/10/23(日) 22:45:17]

あっ、誉くん素直♪

更新できてよかったね涼ちゃん♪♪笑))
春も続きが読めて幸せ♪


365  [2005/10/23(日) 22:51:07]

「………好き…。」
「えっ?!」
誉の脈が上がっていく。
怜奈は真っ赤な顔を上げ、誉を見た。
泣いているように目が潤む怜奈。
誉は怜奈を彩る全てが好きだった。
「好き…だよ…!誉…!」
怜奈は顔を両手で覆い隠し、首を横に振った。
「俺も怜奈が好き。」
怜奈は勢いよく顔を上げ、誉を見つめた。
「嘘…?」
「嘘じゃないよ。一目惚れでした。」
怜奈は目を潤ませ、誉に詰め寄った。
「本当…?」
「本当!出会ってすぐに怜奈に惚れたの!!」
「……嬉しい…。」
怜奈は恥ずかしそうに微笑むと、西瓜を口に運んだ。
誉は怜奈に近寄り、肩を抱いた。
怜奈の細い体から、熱を感じ取れた。
怜奈は西瓜を食べるのをやめ、誉を見つめた。
「怜奈…。」
誉の顔が急接近してくる。
怜奈は強く目をつぶり、胸を高鳴らせた。
「西瓜もらい!」
「えっ?!」
誉は怜奈の持っていた西瓜を一口食べただけだった。
怜奈は恥ずかしくなり、体が熱くなった。
「意地悪っ…!」
怜奈は背中を向けると、西瓜を急いで食べ始めた。
「怜奈?何怒ってるの?」
後ろ姿を見せる怜奈も、純粋すぎるぐらいで誉には新鮮だった。


366  [2005/10/23(日) 22:52:17]

ありがと〜!春!毎回読んでくれてありがとね!


367  [2005/10/23(日) 22:54:25]

涼ちゃん♪
幸せオーラがでまくりですね♪♪春は涼ちゃん好きですよ〜♪笑))


368  [2005/10/23(日) 22:55:24]

あざ〜す!僕も春好きです!


369  [2005/10/23(日) 22:58:31]

あざ〜す♪


370  [2005/10/23(日) 22:59:51]

春といると話が弾みますよ♪


371  [2005/10/23(日) 23:04:46]

あざ〜す♪♪笑))


372  [2005/10/23(日) 23:06:53]

春のおかげで、小説書く気力が沸いてくる♪


373  [2005/10/23(日) 23:07:26]

あざ〜す♪♪♪笑))


374  [2005/10/24(月) 17:47:12]

「行ってきま〜す。」
「六時には帰ってくるのよ!」
「は〜い。」
夕方、聖羅は家を出て『待ち合わせ』の場所に向かった。
もう、あの公園は通り過ぎるだけの場所になっていた。
その公園を通り過ぎ、河原にむかった。
その日は、聖羅の住む町の祭りだった。
聖羅は、淡い青の浴衣を着て歩いて行った。
『待ち合わせ』などしてはいなかった。
一人で遊ぶための口実だったのだ。
誉と離れてからも、聖羅は男とは遊ばなかった。
恐かったわけではなく、一人の時間を増やしただけ。
薄暗くなる風景を飾るように灯った祭りの屋台が綺麗だった。
一人では、小さな祭りも大きく見えた。
「おじさん!これやるのいくら?」
「お嬢ちゃん可愛いから200円でいいよ!」
「やった!ありがとう!」
釣り上げる水風船。
青や黄色、赤などが小さなビニールプールに浮かんでいる。
小さな釣針で、それを釣り上げた。
「ありがとう!おじさん!じゃぁね!」
聖羅は屋台のおじさんに手を振ると、綿菓子やフランクフルトを買って食べ歩いた。
そして、神社の階段に腰をかけて休んでいると、二人の男子が近づいて来た。
「聖羅ちゃん?何やってるの?」
「原口君!あと…中峰君も。」
二人はラフな格好をしていた。
二人とは、学校ではしゃべったことはあったが、こういう場では会ったことすらなかった。
「二人共、格好いいじゃん!」
「そんな…。」
聖羅が褒めると、将樹は嬉しいそうに照れているが、仁は聖羅の周りを見回していた。
「聖羅ちゃん、誉は?」
「えっ…?」
「二人は付き合ってるんじゃないの?」
仁の言葉で、聖羅の消えていた鼓動が甦ってきた。
顔を合わせてなくても、思い出せる誉の顔。
聖羅は鼓動を抑えるように胸に手をあて、首を横に振った。
「誉とは…最近顔合わせてないの…。」
「えっ?!なぜですか?!」
聖羅はうつむくとすぐ顔を上げ、二人に微笑んだ。
「ごめん!帰るね!お母さんに六時には帰れって言われてるから!」
聖羅は立ち上がると、二人に手を振りながら駆けて行った。
「将樹…悪いけど…俺帰るわ…。」
「…何考えてるか知りませんけど、無茶しないで下さいよ…?」
「悪いな…。」
仁は、将樹を置いて走り出した。


375  [2005/10/24(月) 18:24:22]

涼ちゃん♪
最近更新するの早いね〜♪頑張ってますね☆偉い偉い♪♪笑))


376  [2005/10/24(月) 21:16:55]

暇人ですから♪春も頑張ってるじゃないっすか!


377  [2005/10/24(月) 21:17:54]

てか涼ちゃん昨日言い過ぎ!!!笑))
春はもう消えたくなるほど恥ずかしくって…


378  [2005/10/24(月) 21:19:12]

言い過ぎかな〜?俺には並平さんだよ(笑)。


379  [2005/10/24(月) 21:21:56]

涼ちゃん好きだけど…ね♪笑))

 続きが気になる…☆☆☆更新更新!!!笑))


380  [2005/10/24(月) 21:24:07]

好きだけど…の間が気になるよ(笑)!


381  [2005/10/24(月) 21:25:16]

あんまりみんながいる場では…


382  [2005/10/24(月) 21:28:41]

誉は家に着き、自分の部屋のベッドで寝転んでいた。
考えるのは怜奈のことだけ。
そこに、聖羅のことは考えないようにしていた。
「誉!聖羅ちゃんを探して!いつになって帰って来ないらしいのっ!」
急に誉の母が、血相を変えて誉の部屋に入ってきた。
誉は急に部屋に入られ驚いたが、聖羅を捜さなければいけないことにも驚いた。
誉は渋々家から出ると、捜すフリをして公園のベンチに座った。
何気なく携帯電話を手に取ると、メールが入っていた。
メールは仁からで、誉は返事を返すとうつむき、携帯電話を両手で握った。
(聖羅がどこにいるかなんて…わかるかよ…。)
誉はうつむいたまま、聖羅が一人で家に帰ることを祈った。
すると、公園に走るような足音がする。
顔を上げると、汗だくになった仁がそこにはいた。
「よっ。」
「よっ。じゃねぇよ!早くメール返さねぇから捜したんだぞ!」
「…なんで?」
仁は荒れた呼吸を整えようと、1・2回深呼吸をし、誉を見た。
「また…聖羅ちゃんとケンカでもしたのか?」
「…いや!ケンカじゃなくて絶縁だな。」
「はぁ?!」
仁は膝に手をあて、ゆっくりと誉の横に座った。
「何があったか説明しろよ…。俺が聖羅ちゃんをあきらめてたのはお前がいるからだからな!聞く権利はあるぞ?!」
「……俺が聖羅との約束を破ったんだ…。」
仁は納得していないような顔をして、誉を見ている。
「…好きな子ができて…。付き合ってる…。できれば…別れたくない。」
誉が仁のほうを見ると仁は急に立上がり、誉をにらみつけた。
「じゃぁ!俺が聖羅ちゃんに手を出しても文句言うなよ?!」
仁の目は、本気にしか見えなかった。
(そんなに聖羅のこと…。)
「誉!何笑ってんだよ!いいのかよ?!」
誉は、仁を見つめるとうなずいた。
「お前に…聖羅を任せるよ…。」
「何…?」
仁は誉に背を向けると、公園の砂を蹴り上げた。
「本当にいいんだな?!」
「あぁ…。お前になら…聖羅を任せれる…。」
誉がそう言うと、仁は肩を怒らせながら公園から出ようとした。
「待て!仁!…頼みがあるんだ!実はな…」
「何?!」
仁は、誉の話を聞き驚いてしまった。
二人が話している間にも夜は更け、暗くなっていた。
そんな空からは、花火の音が響き渡っていた。


383  [2005/10/24(月) 21:29:34]

嫌だったか…。ごめんなさい。


384  [2005/10/24(月) 21:54:40]

イヤじゃないよ!!
むしろ嬉しかった…でも恥ずかしかった…です。笑))

涼ちゃん気悪くした???ゴメンナサイ!!!


385  [2005/10/24(月) 21:56:01]

いやいや、小説更新用の貯蓄がないから更新しようかしよまいか迷ってる。


386  [2005/10/24(月) 21:58:23]

涼ちゃん♪


387  [2005/10/24(月) 22:00:26]

十章か…。ワンシーンが長い!更新準備…


388  [2005/10/24(月) 22:02:41]

頑張れ!涼ちゃん♪♪
準備♪準備♪♪


389  [2005/10/24(月) 22:19:21]

б第十の魔法б
陽もだいぶ落ち、暗くなっていた。
しかし、揺れる水面だけは綺麗に輝いていた。
聖羅は、湖に足をつけ涼しんでいた。
足を上げれば、足に沿って水が落ちて行く。
前を見ると、円状に広がる湖。
小さい頃にはもっと大きく見えた湖。
大きくなった今でも、記憶のままに広く見えた。
「もう一回だけでもいいから…一緒に来たかったな…。」
水の音だけが周りに響いている。
誰もいない湖。
小さいときは、誉がいてくれた。
聖羅は目を閉じ、小さい頃のことを思い出していた。
「聖羅ちゃん!」
思い出の記憶を消すように誰かに呼ばれ、聖羅は振り返った。
振り返ってみると、仁が聖羅のほうに向かって駆けて来た。
「原口君…。どうしたの?」
「どうしたって…聖羅ちゃんを捜しに来たんだよ…。」
「…そう。」
聖羅は仁から視線をはずし、揺れる水面も見つめた。
仁も聖羅の横に座り、湖に足をつけた。
「聖羅ちゃん…帰ろう?」
「うん…。でも…もう少しだけ…。」
仁には聖羅の横顔が悲しそうに見えた。
仁は、それを見て聖羅を抱きしめたくなった。
「聖羅ちゃん…話があるんだ…。」
「何?」
聖羅が仁を見つめる。
仁の鼓動は一気に跳ね上がった。
(前まで誉しか見つめなかった瞳が俺に…。)
中学校のときから、聖羅が気になっていた。
独特の力強い瞳に、可愛らしい容姿。
しかし、いつも隣りには誉がいて、誉が羨ましくもあり、邪魔だった。
誉と友達になると、聖羅と接することが増え、仁は内心嬉しかった。
誉には冗談のように振る舞っていたが、本気で聖羅が好きだった。


390  [2005/10/24(月) 22:26:19]

静かに世界が広がっていく感じが好き♪


391  [2005/10/24(月) 22:30:13]

「原口君…?お〜い。」
仁は我に返ると、聖羅は仁に微笑んだ。
屈託のない笑みは、仁を愛しくさせた。
「実は…俺…」
「あっ!水風船が!」
聖羅は浴衣を捲ると、湖の中を駆けて行った。
蒼い光に駆け込む聖羅。
まるで、湖に住む女神のようだった。
「ごめんね!で…なんだっけ?」
聖羅は、湖の中で濡れた浴衣をしぼりながら微笑んでいる。
仁の足が、自然と聖羅のほうに歩み寄る。
「原口君…?」
目の前に、誉がいることで自分の想いを寄せていながら我慢していた子がそこにいる。
湖に佇む二人。
周りは、時が止まったように静かになっていた。
「原口君?」
聖羅が仁の顔を除き込む。
愛しい子の笑顔に胸の高鳴りが絶頂に達していた。
仁はその高鳴りを抑えきれず、聖羅を抱きしめた。
ずっとこうしたかった。
誉さえいなければ。


392  [2005/10/24(月) 22:32:20]

苦しいね…泣))


393  [2005/10/24(月) 22:56:38]

涼ちゃんいなくなっちゃった…泣>>?

寂しいよ〜泣>>


394  [2005/10/24(月) 23:34:05]

最終章まで読み直してたら、エンディングを変えたくなった(泣)!


395  [2005/10/25(火) 16:05:09]

あらま〜でも良いんではないでしょうか?笑))
より良くなると思いますよ♪涼ちゃんワールド炸裂!!!?笑))


396  [2005/10/25(火) 17:01:54]

しかし、原作通りにしたいんで。。エンディングは変えずにいくよ!


397  [2005/10/25(火) 17:02:54]

「原…口君?」
聖羅の声が、仁の耳に谺していた。
仁は一層聖羅を強く抱きしめた。
「んっ!原口君…!苦しいよ!」
聖羅が仁の胸でもがいている。
しかし、仁はより強く抱きしめていた。
「痛い!痛いよ!原口君!放して!」
「嫌だ!放さない!」
聖羅は必死で抜け出そうとするが、仁の腕をとけなかった。
「原口君!どうしたの?!お願いだよ!放して!帰らなきゃ!」
「帰さない!好きなんだ!聖羅ちゃんが!」
仁は全身に力が入り、聖羅を抱きしめる力も強くなってしまった。
「苦しいよぉ!放して!!」
聖羅の叫び声で仁は我に返り、聖羅を放した。
聖羅は苦しそうに咳き込み、仁を見た。
「ごめん…原口君…。私の好きな人は一人しかいないから…。」
「なんで?!誉には好きな人がいるのに!聖羅ちゃんがいくら誉のことを思っても誉には愛されないんだよ?!」
仁が勢いに任せて言った言葉で、聖羅はうつむいてしまった。
「ごめん…。」
仁は自分の吐いた言葉に後悔をした。
聖羅は、うつむいたまま首を横に振る。
聖羅のうつむいた顔は、水面の光に照らされていた。
「いいの…本当のことだもん。……でも…この二ヵ月…誉のことを考えない日はなかった……!」
聖羅はそう言うと、両手で顔を覆い、肩を震わせた。
小さな体が小刻みに揺れている。
手で受けられない涙が、腕を伝い水面に落ちた。
「…伝わらないってつらいね…!私はこんなに想ってるのに……!」
仁はその姿を見て、唇を噛み締めた。
自分の気持ちが伝わらなかった悔しさと誉に対する憎悪、聖羅に対する同情。
仁は全ての感情が入り交じり、おかしくなりそうだった。
(くそ!)
「実はね…聖羅ちゃん。…誉が多分聖羅ちゃんがここにいるはずだから迎えに行ってやってくれって言ったんだ…。」
仁は、誉の名を出すことなどしたくはなかった。
しかし、聖羅が誉のことを本当に愛している以上してやれることはなかった。
聖羅は涙で濡れている顔をあげ、仁を見つめた。
仁はその視線をさえぎるように背を向けた。
「…自分のせいで聖羅を傷つけたから…合わせる顔がないってさ…。」
「誉…。」
仁の耳には、水を裂いて走る音が聞こえた。
おそらく向かう場所は、誉のもと。
呼び止めることもできたはずだったが、仁にはそれができなかった。
「くそっ!」
仁は、自分の気持ちをぶつけるように思い切り水面を殴りつけた。


398  [2005/10/25(火) 21:57:17]

涼ちゃんこんばんは…
春は母の監視の下少しの間だけ休憩時間をもらって
やって参りました…泣>>


399  [2005/10/25(火) 22:13:07]

あら…。大変ね。。春♪いたら400取ってね♪


400  [2005/10/25(火) 22:23:20]

涼ちゃん♪とっちゃいますよ〜♪♪
400おめでとうございます☆☆


401  [2005/10/25(火) 22:33:01]

いやぁー!!!母がきましたぁ〜…泣>>

涼ちゃんと会えなくなっちゃう…寂しいよ〜泣>>!!!


402 花日和 [2005/10/25(火) 22:58:56]

こんばんわぁ!すっごくおもしろいです!涼は小説書くのが上手で
うらやましいです!


403  [2005/10/25(火) 23:05:31]

春!母親に負けるな!「私は小説書きたいの!」って訴えるんだ!
花日和!あざ〜す!嬉しいよ〜!読んでもらえて幸せです!


404  [2005/10/25(火) 23:15:19]

どうもです♪
母親に言ってきました!
『私は将来ライターになるんだから!!数学はいらないの!!』って笑))
受験科目にはないですしね♪♪

でも…やっぱりダメみたいです…泣>>
今日はもう夜遅いので勉強は終わりましたが、
明日も…更新はできません!!!スミマセン…泣>>


405  [2005/10/25(火) 23:20:13]

よく言った!さすが春だ!でも、こうすぃんできないっていたい…。。


406  [2005/10/25(火) 23:22:35]

涼ちゃん…助けて!!!泣>>>


407  [2005/10/25(火) 23:25:45]

僕にできることなら…(泣)!


408  [2005/10/25(火) 23:29:36]

涼ちゃん♪
その気持ちだけで春はあったかくなります♪♪

 


409  [2005/10/25(火) 23:33:11]

春ラバー!(アウト


410  [2005/10/25(火) 23:34:58]

アウト???笑))


411  [2005/10/25(火) 23:36:38]

春が愛し…(オーバー


412  [2005/10/25(火) 23:37:57]

オーバー???笑))

涼ちゃんと同じ気持ちです…♪


413  [2005/10/25(火) 23:39:55]

両思い♪(ハズカシイワイ


414  [2005/10/25(火) 23:40:42]

本当ですよ笑))
恥ずかしい…とんぼの餌食になってしまう…!笑))


415  [2005/10/25(火) 23:44:50]

春ラバー!!(アウト…


416  [2005/10/25(火) 23:46:26]

また…笑))

春は今幸せですが…睡魔には勝てないようです…泣>>
せっかく涼ちゃんと話してるのに…


417  [2005/10/26(水) 20:08:49]

涼ちゃん♪
こんばんは〜☆☆
【お知らせ】
『ここびよ』更新しましたので読んで下さい♪

ではではまた勉強に戻ります…泣>>
涼ちゃん更新ファイトー☆☆☆


418  [2005/10/26(水) 20:20:27]

聖羅は、流れる涙を拭うこともせず走っていた。
夏の暑さを忘れ、誉の元に。
(誉…!私やっぱり誉のこと…!)
聖羅の頭には、誉しかいなかった。
聖羅は自分の家に着くやいなや、部屋に駆け込んだ。
しかし、誉がいる様子はない。
今度は誉の家に飛び込んだ。
「聖羅?!」
「聖羅ちゃん!」
誉の母と聖羅の母が駆け寄って来た。
「聖羅!今何時だと…」
「お母さん!誉は?!」
「えっ…?まだ帰って来てないけど…。」
聖羅はそれを聞くと、家から出た。
外は夏の虫の夜想曲が流れていた。
聖羅は誉の行きそうなところを捜した。
誉が、そうしてくれたように。
公園に行っても見当たらず、近所にもいなかった。
「誉…どこに行ったの…?」
聖羅は夏の夜中、走り続けた。
浴衣でもつれる足を無理矢理足を動かし、捜し続けた。


419  [2005/10/26(水) 20:47:01]

誉は、近くの川岸に座っていた。
聖羅が最初に公園に向かうことぐらいはわかっていた。
だから、あえて聖羅と顔を合わせなくてすむ場所にいることにしたのだ。
怜奈という好きな人がいるのに、聖羅を記憶の中で消そうとするほど甦った。
怜奈と遊んでいるときも、たまに聖羅の顔を思い出し、見直すぐらいだった。
誉は、優柔不断な自分が嫌になった。
好きな人ができたと言い、聖羅との約束を破った。
確かに小さい頃の約束だったが、聖羅の涙。
あの約束を果たすために、自分のことを想っての涙だと気づかされた。
誉は聖羅のあの日涙を思い出すと、胸が苦しくなった。
誉は川に石を投げ入れた。
自分の弱さをあたるように。
石は水面を二・三回跳ねると、川に沈んでいた。
誉はそれを見届けると、溜め息をつき座り込んだ。
「誉…!」
後ろから聞き覚えのある声がする。
誉がゆっくり振り返ると、そこに聖羅がいた。
両手を膝にあて、息を切らしている。
相当走ったのか、髪が乱れていた。
「聖羅…。」
「……はぁ〜!ったく!どこ行ってるかと思えばこんなとこにいて!外暗くて見にくいんだよ?!」
近くにあるビルの光や外灯で、聖羅が微笑んでいるのがわかった。
しかし、誉は聖羅を直視できなかった。
しばらく黙り込む二人を励ますように、夜空から花火が上がる音がしていた。
「誉…久しぶりだね?二ヵ月も話してなかったもんね。」
聖羅の懐かしい声が、誉の心に響いた。
誉がうつむきかげんに聖羅を見ると、聖羅は誉に微笑みかけ近づいて来た。
「誉…、私ね…やっぱり誉が好き…。誉が他の子を好きでもいい…。」
誉は聖羅を見ずにはいられなかった。
誉を見つめる聖羅の瞳は、どこかつらそうだった。
「ねぇ、誉?好きでいていい?私…誉に好きになってもらわなくていいから…。誉のこと…好きでいさせて…。」
聖羅は、誉に歩み寄ると抱きしめた。
誉の懐かしい匂いがし、愛しく感じてしまった。


420  [2005/10/26(水) 21:31:17]

哀しい…泣>>


421 コロロ [2005/10/26(水) 21:31:41]

まだ読んでないけど土曜は暇だから読むねww

長編書けるのすごぃなぁ


422  [2005/10/26(水) 22:03:51]

長編しか書けませんから(笑)!→コロロ
ふふっ…。まぁ、聖羅が望むのでしかたい(笑)。→春


423  [2005/10/26(水) 22:11:47]

気持ち引きずるのは誰でもあることですよね…泣>>


424  [2005/10/26(水) 22:21:38]

春の小説を早く読みたい!!


425  [2005/10/26(水) 22:22:08]

更新!


426  [2005/10/26(水) 22:22:37]

「聖羅…。でも、ホントにそれでいいの?」
聖羅はより誉を抱きしめた。
「いいの!誉…好き…好き…大好き…。」
聖羅は顔を胸にうずめた。
久しぶりに誉を感じられた。
「誉?今日、誉の部屋に行っていい?」
誉は、聖羅から目をそらすと顔を赤らめた。
「な、何?!今更恥ずかしがらないでよ!私も恥ずかしくなるじゃない…!」
聖羅の顔も誉につられるように真っ赤になってしまった。
そして、二人は家に帰った。
二ヵ月もの間、話していなかった二人が仲良く帰って来たのを見て、誉と聖羅の母達は驚いていた。


427  [2005/10/26(水) 22:24:04]

ダメ!!!このままじゃダメだよ…泣>>


428  [2005/10/26(水) 22:26:25]

春〜!早く更新してくれ〜。夏名子〜!ヒヨリ〜!


429  [2005/10/26(水) 22:31:12]

更新準備…


430  [2005/10/26(水) 22:44:56]

涼ちゃん笑))おもしろい…♪
今日は母が仕事で帰りが遅いから更新できるのです☆
ラッキー☆☆☆


431  [2005/10/26(水) 23:05:36]

聖羅と誉は、そのまま部屋に入った。
誉はベッドに座り、聖羅を見つめた。
「お前、ちょっと痩せた?」
「誉が苦労かけるからだよ〜…。」
「すいません…。」
「嘘だよ!痩せてないしね!」
聖羅が、笑うと誉も自然に笑顔になれた。
すると、聖羅は真剣な目をして誉を見た。
「ねぇ…誉。彼女とはキスしたの?」
「はっ?!」
誉は聖羅の言葉で体が一気に熱くなった。
「ははぁ〜ん…。その様子だとキスはまだなんだ。なら!私のほうが積極性は上だね!」
聖羅は嬉しそうに笑うと、誉の横に座った。
誉は恥ずかしさを隠すように横を向いていた。
「誉?」
「何?」
誉が振り向くと、聖羅の唇が誉の頬にあたった。
「チッ!唇まであと少しだったのに!」
そんなことを言いながらも、聖羅の頬は赤くなっていた。
「やめろよ!俺には怜奈が…。」
誉は、口走った後で急いで口を両手で覆った。
しかし、ときすでに遅く聖羅はうつむいてしまった。
「せ、聖羅…?」
聖羅を呼ぶと聖羅は誉のほうを向き、目を閉じた。
「キスしてくれたら許してあげる…。」
「えぇっ?!」
誉が驚くと、聖羅は頬をふくらませ怒ってみせた。
「いいじゃん!三回もキスしたんだから!ほら!いいよ!」
聖羅は、再び目を閉じてしまった。
誉は溜め息をつき、覚悟を決めると聖羅のほうを見た。
口紅を塗っているのか、唇は淡いピンク色をしている。
誉は、聖羅の唇を見ただけで胸が高鳴っていた。
誉が聖羅にキスをしようとすると、聖羅が急に目を開いた。
「やっぱり私からする!」
聖羅はそう言うと、誉の頬を両手で触れながら唇を重ねた。


432  [2005/10/26(水) 23:06:39]

おいおい…


433  [2005/10/26(水) 23:11:13]

(誉…私にはアナタしかいないの…。)
聖羅は、誉の唇を離そうとしなかった。
二人の唇の熱が嫌というほど伝わってくる。
聖羅は、ゆっくり唇を離すと誉を見つめた。
聖羅は、軽く息を荒げながら誉に微笑みかけた。
「誉…?これを浮気って言うんだよ?」
聖羅は立ち上がると、誉に笑いかけた。
「私!まだ誉と何回でもキスするから!誉が、私の唇の味忘れられなくなるまで!」
聖羅の目は、笑顔ながら本気のように見えた。
誉はその瞳を見ていると、あの誘惑にひっかかってしまった。
「聖羅……。」
「うん?何?」
誉は無意識のうちに、聖羅の腕を引っ張っていた。
聖羅が、引っ張った反動で誉の胸に飛び込んで来た。
「なんか…聖羅を抱きしめたくなった…。」
「誉…。キ、キスが効いたのかな?」
胸にいる聖羅を見ていると、鼓動が速くなってくる。
「そうかもな…。」
誉は胸の高鳴りのままに聖羅の髪をなでていた。
そして、聖羅が誉に身を寄せて来ると同時に強く抱きしめた。
「あっ…誉…強く抱きしめないで…。原口君に抱きしめられて苦しかったから…。」
聖羅がそう言うと、誉は聖羅を引き離し見つめた。
「ならもっと強く抱きしめたる!」
誉は、聖羅を力一杯抱きしめた。
「や〜!苦しい〜!誉!苦しいよ!」
「知るか!お前が仁に抱かれるほうが悪い!」
誉は聖羅を抱きしめ続けた。
二ヵ月分を取り返すように。


434  [2005/10/26(水) 23:13:59]

おいおい…<<春ぶっ壊れ中>>


435  [2005/10/26(水) 23:14:39]

春〜!修理せねば!


436  [2005/10/26(水) 23:16:43]

もう涼ちゃんこれどういう展開ですか???
誉くん最低の最低です…と思ってしまう春は現在故障中>>


437  [2005/10/26(水) 23:17:45]

涼作品の中で最悪の主人公ですから(笑)!


438  [2005/10/26(水) 23:19:26]

なるほど…春はそんな男の人に惚れかけましたからね…
転落人生???笑))


439  [2005/10/26(水) 23:20:44]

のちのち誉は混沌としていくのです…。。たぶん。。


440  [2005/10/26(水) 23:22:53]

あれま。

ラブレター返し!!!笑))
DEAR 涼ちゃん☆
     好きです♪♪
FROM 春☆ 
              


441  [2005/10/26(水) 23:23:43]

あざ〜す!またバカップルってきましたな…(笑)。


442  [2005/10/26(水) 23:24:48]

とんぼの餌食に!!!笑))


443  [2005/10/27(木) 21:00:11]

聖羅は目が覚めると周りを見渡した。
あれから、二人共寝てしまったようだった。
すると、どこかから着信音がする。
聖羅は自分の携帯電話からではないとわかると、誉のを手に取った。
(誉、まだ寝てるし…見ちゃえ!)
聖羅は携帯電話を開けると、メールを受信していた。
聖羅は嫌な予感がしたが、メールを開いてみた。
すると、怜奈からのメールで何やら待ち合わせ場所と時間が書いてあった。
聖羅はそれを見ると、誉を起こさないようにベッドから抜け出し、自分の家に戻った。
風呂に入り、着替えるとメールに書いてあった待ち合わせ場所に向かった。


444  [2005/10/27(木) 22:28:01]

あぁ…女のバトルが…泣>>


445  [2005/10/27(木) 22:32:39]

プレイボール(笑)!


446  [2005/10/27(木) 22:34:37]

б十一の魔法б
最近では雨も降らず、公園の砂は乾ききり、ちょっとした風でも吹き飛ばされていた。
怜奈は早く待ち合わせの公園に着き、強い日差しを避けるように帽子を深めにかぶっていた。
(暑いな…。)
怜奈は、早く誉が来ないかと公園の出入り口を見た。
すると、女の子がこちらに向かって歩いて来ている。
怜奈は自分に近づいているように感じ、女の子の様子を見ていた。
怜奈の思った通り、女の子は怜奈の前で立ち止まった。
肩ぐらいまで伸びた紫がかった髪に、力のある大きな瞳。
怜奈は、その女の子から目を離せずじっと見つめていた。
「アナタが怜奈?」
怜奈は驚いたが、とりあえずうなずいた。
「私、古崎聖羅。」
怜奈は立ち上がり、頭を下げた。
よく見るといつかどこかで見た覚えがあった。
「あの…どこかで会ったこと…」
「ないよ!まぁ…私はアナタのこと知ってるけど…。」
「えっ?」
聖羅は怜奈に笑いかけると、ベンチに座り怜奈を見上げた。
「誉の彼女。」
「えっ?!」
怜奈は聞き慣れていない言葉を言われ、夏の太陽のように体温が上がった。


447  [2005/10/27(木) 22:42:16]

更新する文章かいてたら消えた…泣>>


448  [2005/10/27(木) 22:43:20]

痛いな〜!書き溜めしとくとそういうことないよ。


449  [2005/10/27(木) 22:56:51]

溜めてあるので文章がなくなることはないのですが…
また打ち込むのがつらいのよ…泣>>

涼ちゃん♪


450  [2005/10/27(木) 23:34:58]

涼ちゃん消えた???泣>>


451  [2005/10/28(金) 21:44:07]

「誉から嫌ってほど聞かされたよ。私より可愛くなかったら怒ってるとこだよ。」
怜奈は何も言えず、とりあえず聖羅の隣りに座った。
聖羅はおもむろに太陽を見上げると、手で日差しを隠した。
「暑いね?!私の家に来てよ?!話したいことあるの!」
聖羅は、怜奈に微笑みかけると立ち上がった。
怜奈もつい立ち上がってしまい、そこから怜奈の様子を伺った。
「こっち!ついて来て!」
聖羅に促され、聖羅の後をついて行くと『古崎』という表札の家に着いた。
「上がって!」
「はい…。お邪魔します…。」
怜奈はこの状況をどうしていいのかわからず、とりあえず家に上がらせてもらった。
二階に上がると『SEIRA』と書いた木の飾りのあるドアを開け、聖羅は怜奈に入るよう促さしていた。
部屋に入ると、外以上の蒸し暑さを感じた。
「ごめん!クーラーつけたからベッドにでも座ってて!」
聖羅はそう言うと怜奈を一人残し、部屋から出て行ってしまった。
聖羅の部屋は、ピンクと白を基調とした可愛らしい部屋だった。
きちんと整理された部屋は広く感じ、聖羅が見た目以上に几帳面ということを示していた。
「飲み物持ってきました〜。」
ドアが開くと、聖羅がお盆を片手に飲み物を持ってきてくれていた。
怜奈が軽く頭を下げると、聖羅は怜奈に微笑みかけと隣りに座った。
「怜奈は何歳なの?」
聖羅は、可愛らしい笑顔で怜奈を見つめていた。
独特の瞳の強さに、返事をするのを忘れていた。
「怜奈?」
「あっ!えっと…18です。」
「嘘?!年上だったの?!ごめんなさい!」
聖羅は頭を深々と下げた。
「いいの!気にしないで…。」
怜奈がそう言うと、聖羅は笑顔でうなずいた。
「ところでさ…誉ともうキスした?」
「えっ?!」
聖羅は、誉が怜奈とキスをしていないのを知りながらわざと質問していた。
怜奈は恥ずかしそうに顔を赤くすると、うつむいてしまった。
「まだなんだ…。」
怜奈が聖羅のほうを見ると、聖羅は嬉しいそうに微笑んでいた。


452  [2005/10/28(金) 21:46:27]

おいおい…


453  [2005/10/28(金) 21:51:45]

春の感想が最近、『おいおい…』しかないとです。


454  [2005/10/28(金) 21:53:47]

だって!!笑))
どうするのさ〜涼ちゃん〜!!笑))

もうドロドロは…聖羅ちゃん見てると自分とかぶるし…
誉くんはどうしようもないし…泣>>


455  [2005/10/28(金) 21:55:53]

ふふっ…。聖羅は個人的に扱いやすいです(笑)。


456  [2005/10/28(金) 21:56:15]

ふふっ…。聖羅は個人的に扱いやすいです(笑)。


457  [2005/10/28(金) 21:57:01]

二度書きフォ〜!


458  [2005/10/28(金) 21:58:23]

読むのが時々つらくなる…泣>>
あぁっ、あの人は今何しているんだろう…涙☆>>
みたいな感じになります…


459  [2005/10/28(金) 21:59:19]

春にはつらい小説フォ〜…。。


460  [2005/10/28(金) 22:00:46]

つらいです…涼ちゃんが春をいじめています…笑))


461  [2005/10/28(金) 22:02:26]

そんなこと言わず…誉や聖羅・怜奈に仁、夏海etcの結末を見てやってよ…(笑)


462  [2005/10/28(金) 22:04:20]

ちゃんと見届けますよ♪
涼ちゃんの小説は入り込みやすいから
切なくなったりドキッとしたりして楽しいです♪
ファイト!!!燃えろ涼ちゃん!!!笑))


463  [2005/10/28(金) 22:06:45]

燃えます!跡形もなく!…よく考えると俺って風景まかせやな…。。


464  [2005/10/28(金) 22:10:15]

燃え尽き症候群にはならないように笑))


465  [2005/10/28(金) 22:11:12]

じゃあ、くすぶります(笑)。


466  [2005/10/28(金) 22:12:38]

微妙…笑))
そろそろ更新しなきゃ!!!終わらなくなっちゃう!!!泣>>
ではでは春は自分のところに戻ります☆ワープ☆ミ


467  [2005/10/28(金) 22:17:59]

俺も更新せねば!


468  [2005/10/28(金) 22:29:39]

「私はしたよ!誉と四回も!」
怜奈の眉間にシワが寄り、信じられないと言わんばかりだった。
「嘘じゃないよ?誉とは幼馴染みだし、家も隣りなの。昨日もキスしたんだ〜。」
聖羅がわざとらしく言うと、怜奈は悲しそうにうつむいた。
「私も誉のこと好きだから。しかも、怜奈より一緒にいる時間長いから怜奈の知らない誉もたくさん知ってるしね〜。」
怜奈は聖羅のほうを見ると、すぐうつむいてしまった。
「今日もキスしてもらお〜っと!誉の唇…気持ちいいもん。」
聖羅がふざけたように言うと、怜奈は唇を噛み締めていた。
聖羅は怜奈を追い詰めるように、次に何を言おうか考えた。
「そうだ!誉に来てもらってキスしたこと言ってもらおう!」
聖羅は声色を変えながら言ったが、怜奈はうつむいたままだった。
聖羅は携帯電話の番号を打つフリをしてメールを打って送信した。
「…誉?私!うん!っていうか私の家に来てくれる?!…うん!早くね!」
聖羅は携帯電話を耳にあてると、いかにも電話したようにした。
聖羅が携帯電話をしまうと、怜奈が聖羅を少し見てうつむいた。
すると、下の階で玄関のドアが開いた音がすると、階段をすごい足音が駆け上がって来て、聖羅の部屋のドアを開けた。
「聖羅!お前勝手に人の携帯見ただろ?!」
誉が聖羅に目をやると、聖羅の隣りには待ち合わせ場所にいるはずの怜奈の姿があった。
「れ・怜奈?何でいるの?」
怜奈はうつむいていた顔を上げると勢いよく立ち上がり、誉をにらみつけた後聖羅の部屋を出て行ってしまった。
「怜奈?!」
誉は聖羅のことを放ったらかしにしたまま、怜奈を追った。


469  [2005/10/28(金) 22:38:12]

春は聖羅ちゃんのような立場でしたが
こんなにもひどい子ではありませんでした。

好きな人に好きな人がいて関係を切るに切れなかった。
それだけでしたよ!!!信じて涼ちゃん!!!泣>>


470  [2005/10/28(金) 22:40:41]

春の過去を知った♪聖羅は魔女ですから…怜奈を崩しにかかります(笑)。


471  [2005/10/28(金) 22:43:05]

話せば長くなりますよ笑))あの時は苦しかった〜…泣笑))
死んでしまいそうでした☆笑))

怜奈ちゃんは何も悪いことしてないのに…かわいそう…


472  [2005/10/28(金) 22:46:24]

実はこの『魔女は微笑む』の結末は…


473  [2005/10/28(金) 22:50:32]

更新頑張らないと春にはわからないよ♪笑))
涼ちゃんファイト☆☆笑))


474  [2005/10/28(金) 23:07:59]

結末は更新していかないと段取り踏めない。。


475  [2005/10/28(金) 23:22:01]

頑張って〜涼さま〜!!!


476 コロロ [2005/10/29(土) 18:02:21]

涼ww
読んだょぉww
かなりぉもろぃ


477  [2005/10/29(土) 18:14:10]

あざ〜す!読んでもらえて幸せです!


478 コロロ [2005/10/29(土) 18:15:02]

めっちゃかっこぃぃゎww
涼すごぃぃ


479  [2005/10/29(土) 18:17:29]

そう?コロロありがとう!


480  [2005/10/29(土) 21:32:21]

更新


481  [2005/10/29(土) 21:33:17]

涼ちゃん頑張って♪


482  [2005/10/29(土) 21:35:42]

できぬ…。。


483  [2005/10/29(土) 21:43:04]

怜奈はあっという間に聖羅の家から出ると、公園のある方へ駆けて行った。
誉は怜奈の後を追ったが怜奈の足が以外に速く、なかなか追いつかない。
なんとか追いついたときには、花の園の階段だった。
立ち止まる二人。すると、怜奈は振り返ると涙目で誉をにらみつけた。
「誉のこと、信じてるよ…?!…だけど…あの子の話が本当なら私…!」
怜奈の声は、不安と悲しみで震えていた。
怜奈は、胸の中にできたわだかまりを吐き出すように言った。
しかし、誉はうつむき怜奈を見ようとしなかった。


484  [2005/10/29(土) 21:55:23]

泣かすなよ!!女を泣かす男は最低だ!!!
と思いません???

誉くんのばか!!怜奈ちゃんかわいそう…泣>>


485  [2005/10/29(土) 21:56:23]

ごめ〜ん。春。切れが悪くて〜…。。更新できないの〜。。


486  [2005/10/29(土) 21:57:44]

更新できないとかなりショックですよね…
負けるな涼ちゃん!!頑張れ涼ちゃん!!!!


487  [2005/10/29(土) 21:59:48]

「誉…?嘘だよね…?」
怜奈は誉の両腕を握り、誉の顔を覗き込むと誉は唇を噛み締め反論しない。


488  [2005/10/29(土) 22:02:28]

「なんで黙ってるの!?何か言ってよ?!」
怜奈は首からあの日買ったペンダントをはずすと、誉に投げつけた。


489  [2005/10/29(土) 22:03:42]

すいません。。NGワードがわからず分割してしまいました。読みにくいかもしれません。。


490  [2005/10/29(土) 22:06:18]

いえいえ♪大丈夫です♪
涼様、春は応援していますので頑張って下さい☆☆


491  [2005/10/29(土) 22:06:59]

では!改めて更新準備…


492  [2005/10/29(土) 22:10:50]

怜奈の花の園に駆け込む姿を眺めた後、誉は地面に落ちたペンダントを拾った。
誉は怜奈のあの苦しいそうな表情を思いだし、唇を噛み締めた。


493  [2005/10/29(土) 22:11:10]

ファイトー☆

誉くんなんてもう呼び捨てしてやる!!怒>>
誉め…


494  [2005/10/29(土) 22:15:33]

怜奈は自分の部屋に入ると、ベッドの上で泣き崩れた。
いつも自分だけに笑いかけてくれていると思っていたのに、笑顔どころかキスもしていたとわかったとき、怜奈は悲しみよりも悔しかった。
「なんで…?誉…?好きって言ってくれたのに…。」
怜奈はそれからも泣き続け、泣き疲れて眠ってしまった。


495  [2005/10/29(土) 22:16:32]

あらー…、春怖い…。。


496  [2005/10/29(土) 22:18:20]

そうさ!!「好き」って言ったのに!!!
二文字の言葉にどんだけ想いが込められると思って…
「好き」って言ったのに…泣>>

誉め…

涼様!ヒドイ…泣>>


497 賢作 [2005/10/29(土) 22:24:27]

伶奈っていつの間にあんなに喋れるようになったのかニャ?
誉にはやっとの想いで話せるようになったけど、初対面の聖羅とも話してたニャ(ぁ
それともオイラが重要な場面を飛ばしてしまったとかかニャ!?
何にしても、誉は意外にひどい奴だニャ〜(結局!?


498  [2005/10/29(土) 22:30:10]

聖羅はベッドに座り、携帯電話のデジタル時計を見た。
外は暗くなり、星が出てきていた。
(誉と怜奈が出て行ってからかなり経ったけど…。)
聖羅は携帯電話を開き、誉に電話をしてみることにした。
呼び出し音が鳴る間、聖羅の胸も高鳴った。
さっきは電話するフリだったが、今は本当にかけている。
聖羅は電話をかけるのが初めてだったことと、誉のことが好きということもあり、ひどく緊張していた。
『はい…。』
携帯電話から誉の声がした瞬間、聖羅の胸は弾むように高鳴っていた。
「あっ、誉?何やってるの?」
『…今日帰るの遅くなるから…。』
「えっ?あっ…うん…わかった。帰ったら電話してね…。」
誉の声は、明らかに暗くなっていた。
聖羅は自分がふっかけたこととはいえ、罪悪感が出てきた。
しかし、それ以上に誉の声を聞いただけで顔が熱くなっていた。
聖羅は携帯を閉じると、鼓動を落ちつかせると机にある鏡を覗き込んだ。
鏡には、信じられないほどに赤い自分の顔が映っており、聖羅は恥ずかしくなった。
「誉〜!…早く帰って来ないかな…。」
聖羅は誉の帰りを、枕を抱きしめながら待った。


499  [2005/10/29(土) 22:32:12]

俺がひどいの?!→春
怜奈は聖羅に対してはあまり話しかけてないさ〜。→賢ちゃん


500  [2005/10/29(土) 23:04:25]

夜空には星々が綺麗に輝いていた。
誉は花の園の階段に腰をかけ、両手で二つのペンダントをぶら下げると左右に揺らしていた。
悔いるのは、怜奈を泣かせたこと。
誉は天を仰ぎ、溜め息をついた。
怜奈が目を覚ますと、時計は十時を過ぎていた。
(寝ちゃったんだ…。)
怜奈は溜め息をつくと、部屋から出た。
「怜奈ちゃん!ちょっと来て!」
花の園で一緒に住んでいる小さな女の子が楽しそうに笑いかけ、駆けて行ってしまった。
そして、正面玄関のところで立ち止まると指を指した。
怜奈は、急ぎ足でその子の指を指したほうを見て怜奈は驚いた。
聖羅の家から飛び出し、誉と別れたのが午前十時頃。
今は夜の十時。
そこには帰ったはずの誉の背中がそこにはあった。
怜奈は急いでドアを開けると、誉がゆっくり振り返った。
「怜奈…。」
「な、何してるの…?迷惑だよ…こんな時間まで…。」
怜奈は、誉と目を合わせないように顔を横に向けた。
しかし、怜奈の心は誉を見つめたいと言っている。
怜奈は必死に葛藤と闘い、時間を抑制していた。
「聖羅とキスしたのは…ホント…。」
怜奈は、横を向けた顔を誉のほうに向けざるえなかった。
怜奈の鼓動は、体を蝕むようにうずいた。
「でも…怜奈が好き…。わがままだよな…。」
誉はそう言うと立上がり、怜奈のほうに歩み寄った。
「な、何…?私まだ許してないから…!」
怜奈は誉にそっぽを向くと誉は怜奈の手を握り、ペンダントを怜奈に渡した。
「じゃぁね…。ありがとう…楽しかった…。」
「えっ?!」
怜奈が振り返ったときには、誉は階段を降り始めていた。
「ほま…!」
怜奈は呼び止めようとしたが、足が思ったように動かない。
『許してはいけない』という気持ちと『許してあげて』という気持ちが怜奈の足を止めた。
しかし、手に握られたペンダントを見て、誉の笑顔を思い出した。
思い出すだけで熱くなる体。
「誉!」
怜奈の足は自然と一歩目を踏み出した。
急いで階段を降りたものの、すでに誉の姿はなかった。


501  [2005/10/29(土) 23:05:08]

500か…。何かやろうかな…。


502  [2005/10/29(土) 23:08:17]

おめでとうございます♪500記念何かやってください♪♪


503  [2005/10/29(土) 23:09:21]

何がいい?


504  [2005/10/29(土) 23:11:47]

ん〜…ん〜…ん〜…何がいいでしょう???

あっ、涼様はひどくありませんよ♪♪
言うの忘れてました☆スミマセン…泣>>


505  [2005/10/29(土) 23:14:03]

そうね〜…最終章が終わったら『another story』でもやりますか…。。


506  [2005/10/29(土) 23:16:42]

『魔女は微笑む』は普通には終わりません…。


507 賢作 [2005/10/29(土) 23:18:07]

伶奈が喋れるようになったから深くは考えないことにするニャ(笑
それと500おめニャ


508  [2005/10/29(土) 23:20:38]

ありがとう!あと、怜奈がしゃべるようになったのは、『б第七の魔法б』の章を読めばわかるでやんす(笑)。→賢ちゃん


509  [2005/10/29(土) 23:21:11]

賢ちゃんにゃ〜♪

涼様普通に終わらないとはどういうこと???


510  [2005/10/29(土) 23:23:16]

誉と聖羅がどうせくっつくんでしょ?って思いの方!甘いです(笑)。


511 カイ [2005/10/29(土) 23:24:22]

ネタバレはおもんな……爆


512  [2005/10/29(土) 23:25:29]

少女漫画じゃないんで(笑)。


513  [2005/10/29(土) 23:25:50]

やっ!!どうなるのでしょう!!?
涼ちゃん更新☆更新!!!ファイトー☆☆☆


514  [2005/10/29(土) 23:29:03]

更新〜?準備するから待って。。


515  [2005/10/29(土) 23:32:54]

待ちます♪いつまでも!!!頑張って☆


516  [2005/10/29(土) 23:53:48]

誉は、損失感に苛まれていた。
怜奈と出会ったときのことを思い出すだけで、涙が出そうになった。
夜道を虫達がむなしく騒ぎ立てた。
誉は溜め息をつき、公園を横切ろうとした。
「誉〜!」
声がする方を見ると、ベンチには聖羅が腰をかけ、手を振っていた。
誉は聖羅が怜奈に告げ口をしたというのはわかっていたが、聖羅を責めようとは思わなかった。
「聖羅…。」
「帰ろっ?お母さん達怒ってるよ!」
聖羅の笑みは、誉を元気づけるようだった。
「誉…!」
後ろから声が聞こえ振り返ると、怜奈が息を切らしながら誉のほうを見ていた。
「怜奈…?」
怜奈はゆっくり誉に歩み寄ると、ベンチに座っている聖羅を見た。
「私だって…できるんだから…!」
怜奈はそう言うと誉の首に手を回し、誉の唇を奪った。
「れ・怜奈?」
誉が怜奈を引き離すと、怜奈は再び誉の唇と自分の唇を重ねた。
怜奈は夢中で唇を重ねた。
聖羅と誉がキスしていた悔しさよりも、誉のことが愛しかった。
怜奈は唇を離すと、聖羅をにらみつけた。
聖羅は目を丸くし、怜奈を眺めていた。
「誉は…!私の彼氏なんだから…!」
怜奈はそう言うと、背中を向け座り込んでしまった。
「怜奈?」
誉が怜奈の隣りにかがむと、怜奈は自分の唇を指で触れながら目を潤ませていた。
「ご、ごめんね!急に…!」
怜奈の唇は、人の体温とは思えないほどの熱を帯びていた。
怜奈は鼓動を抑えようと、唇を触れていた手を胸にあてた。
「怜奈!」
怜奈は座ったまま聖羅のほうを見ると、聖羅は悔しそうに怜奈をにらみつけていた。
「私!負けないから!」
怜奈は高鳴る鼓動を抑えながら立ち上がると聖羅ににらみ返した。
「私だって誉を渡さない!」
怜奈はそう言うと座っている誉の隣りに座り直すと、三度誉と唇を重ねた。
誉は目を開けたままだったが、怜奈には関係なかった。
聖羅はそれを見ると、公園から出て行ってしまった。


517  [2005/10/29(土) 23:53:56]

涼ちゃん寝ちゃったのかな???
更新待ってるよ〜♪身体無理しない程度に頑張ってね☆☆


518  [2005/10/29(土) 23:57:33]

あっ、更新されてる♪
頑張るね〜涼ちゃん♪♪ファイトー☆

女のバトル…さわらぬ神にたたりなし…みたいな…怖いっすね…


519  [2005/10/30(日) 00:06:31]

「ごめんね…誉…。」
怜奈は立ち上がると誉から少し離れ、目をそらした。
「うぅん…いいよ…。」
誉も立ち上がると怜奈を抱きしめ、怜奈の長い髪をなでた。
そして、二人はベンチに座るとしばらく夜風に吹かれていた。
隣りで怜奈は頬を赤く染めながら自分の唇を指で触れていた。
「まさか、怜奈からキスしてくれるなんてな!」
誉が声を大きくして言うと、怜奈は驚いたような顔をした。
「言わないで…!恥ずかしいんだから…!」
怜奈は顔を両手で覆い隠すと、首を横に振った。
「怜奈…。」
「何?」
怜奈が振り向いた瞬間、誉の唇が怜奈の唇と重なった。
怜奈はそのまま誉に身を任せるように目をつぶった。
脈打つ唇。
しかし、怜奈は自分が誉を愛していることを確認できた。
「ごめん…。自分からもしておきたかった…。」
「…いいよ…謝らないで…。」
誉と怜奈は身を寄せ合い、二人で夜空を眺めた。


520  [2005/10/30(日) 00:08:30]

涼ちゃん!春は10代版にワープします☆ミ来れたら来て下さい♪
来てほしいな〜…☆


521  [2005/10/30(日) 16:25:29]

519の感想☆))
誉くんわかってるならしちゃダメだよ…
てか怜奈ちゃんは謝らなくていいよ!!!悪いのは誉っ!!!

ねっ涼ちゃん?笑))


522  [2005/10/30(日) 17:31:38]

そうだよね〜!誉のバカ!


523  [2005/10/30(日) 18:38:29]

б第十二の魔法б
あれから夏休みが明け、学校が始まった。
誉はいつも通りに起き、学校に行く準備をしていた。
「誉〜!早く〜!」
「わかってるって!」
聖羅の呼ぶ声に押され、急いで外に出た。
聖羅は家の前の道路で、焦ったような顔をしている。
その日は夏休みモードが抜けない誉が寝坊し、時間がおしていた。
誉と聖羅は、残暑の下走っていた。
「もう〜!誉のせいなんだから〜!」
「っていうか、お前も寝坊してるからね。」
学校に続く直線の道まで走ると、たくさんの生徒達の姿があり、二人は走るのやめた
「あ〜!疲れた〜!」
「ホント〜!汗びっしょりだよ〜!」
聖羅は鞄からハンドタオルを取ると汗を拭いていた。
夏休みが終わると、生徒達の中からたくさんカップルができていた。
「みんなラブラブだね〜!」
聖羅は周りを見回すと、羨ましそうに言った。
誉は嫌な予感がし、聖羅からわざと目をそらした。
すると、優しく手を握られた。
隣りを見ると、恥ずかしそうに笑う聖羅がいた。
聖羅は少しうつむくと、誉の腕に頬をあてた。
誉の腕からは、聖羅の頬の熱が伝わって来る。
誉はそれを感じ、恥ずかしくなった。
聖羅が夏休み入るまでおとなしかったからか、他の女生徒達の悪口はなくなっていた。
夏の暑さに聖羅の手の熱が重なったが、不思議と暑さは感じなかった。
学校に続く長い道を、二人は手をつなぎながら歩いていた。
「…聖羅…。」
「んっ?何?」
誉を屈託のない笑顔で聖羅が見つめる。
誉はその笑顔を見て、罪悪感を感じていた。
「本当に…このままでいいの?聖羅なら…」
「いいの!私は…誉しか愛せないもん…。」
聖羅の横顔がどことなく寂しそうに見え、誉の胸を苦しめた。


524  [2005/10/30(日) 19:02:34]

教室に入ると、先に着いていた仁と将樹が誉のほうを見た。
将樹は自分の位置を教えるかのように手を挙げたが、仁はうつむいていた。
誉は将樹の席の隣りに座ると、仁は誉と目を合わせないように顔を横に向けた。
「仁、聖羅に告ったんだって?」
「ホントですか?!いつ?!」
教室に生徒がたくさんいる中、誉にそんなことを言われ、そらしていた視線を戻さざるえなかった。
「あぁ…したよ…。フラれました!」
仁が声を荒げながら言うと、教室内は沈黙してしまった。
「誉〜。」
聖羅が誉と話をしようと、誉のクラスに入ろうとしたときだった。
仁は急に立ち上がると、誉を殴りつけた。
机の倒れる音と、誉の唇から流れる血で教室はざわめき出した。
「は、原口君?!何を…」
「お前が優柔不断だからなぁ!」
将樹の声をかき消すように仁は誉に怒鳴りつけると、馬乗りになり、胸ぐらをつかんだ。
「聖羅ちゃんを!聖羅ちゃんを悲しませるんだ!!笑ってても辛いんだよ!わかんねぇのかよ?!」
教室はざわめきが止まらず、聖羅はその騒ぎを見ていることしかできなかった。
「何で聖羅ちゃんを好きになってやらないんだよ?!聖羅ちゃんだけを?!」
誉は、殴られた痛みとは別に心を殴られたように痛かった。
「何で黙ってんだよ…?おい…?この野郎!」
仁は誉の胸ぐらをひっぱり、再び殴りつけた。
それでも誉は何も言えず、仁から目をそらすだけだった。
「この野郎っ!」
仁は腕を振り上げ、殴りつけようとした。
「原口く…」
「やめてぇ!!」
将樹が止めに入る前に、聖羅が誉の上に覆いかぶさった。
「聖羅…ちゃん…。」
「やめて…!お願い…!誉は…悪くないの…!私が勝手に好きでいるだけなの…。」

聖羅が顔を両手で覆い泣き始めた瞬間、仁の脳裏にあの湖のときのことが甦った。
「コラァ!お前ら何しとる?!」
教室の生徒全員の視線の先には、担任の先生が立っていた。
「お前ら二人共職員室に来い!」
先生の罵声に、仁が立ち上がると誉も続くように立ち上がった。
「誉…!」
「大丈夫…。」
誉は聖羅の頭に手をあてると、教室から出て行ってしまった。
聖羅は出て行く二人の姿を見て、泣くことしかできなかった。
「聖羅さん…。」
将樹は聖羅の肩を支え立ち上がらせると、教室を逃げるように出た。


525 コロロ [2005/10/30(日) 21:17:50]

更新はやいねぇww


526  [2005/10/30(日) 21:19:18]

それが僕も持ち味ですから(笑)!


527  [2005/10/30(日) 22:19:40]

涼ちゃん!


528  [2005/10/30(日) 22:40:55]

涼ちゃんですよ!


529  [2005/10/30(日) 22:41:47]

…安心♪


530  [2005/10/30(日) 22:42:27]

なぜ(笑)?!


531  [2005/10/30(日) 22:43:01]

さぁ〜?♪


532  [2005/10/30(日) 22:43:58]

春♪


533  [2005/10/30(日) 22:45:38]

次ぐらいから夏海が出ます。夏海の心中がわかります。


534  [2005/10/30(日) 23:05:05]

夏海ちゃん!!?
夏海ちゃん少し怖いです…笑))もう人は殴りませんよね???


535  [2005/10/30(日) 23:06:47]

殴りはしないけどね…(笑)。


536  [2005/10/30(日) 23:07:25]

更新準備…


537  [2005/10/30(日) 23:12:12]

やぁ〜…怖いですね〜。でも楽しみ♪♪
更新ファイトー☆☆


538 コロロ [2005/10/30(日) 23:14:18]

夏海がメインで登場かぁ♪
てか女の戦いはおそろしや・・・


539  [2005/10/30(日) 23:22:12]

将樹は聖羅を椅子に座らせると、聖羅の目線に合わせ屈んだ。
「聖羅さん、落ち着いたら自分の教室に戻って下さい。あのクラスはなんとかしますから…。」
将樹はそう言うと、聖羅を残したまま保健室から出て行ってしまった。
(やっぱり、私は誉を愛しちゃダメなんだ…!みんなに迷惑かけちゃうんだ!)
聖羅はそう思うと、涙が止まらなかった。
聖羅の泣きじゃくる声が、誰もいない保健室に響き渡っている。
開いたままの窓からは、まだ夏を感じさせる風が吹いていた。
(誉と原口君はどうなっちゃうの…?)
聖羅は涙を拭き、腰を上げようとした。
それと同時に保健室のドアが開いた。
開いたドアの前には、夏海が立っていた。
「いたの…。このヒロイン気取り…。」
「な、何よ?!」
聖羅はあの日、夏海に殴られたことを思い出してしまった。
「誉君は何もなかったけど…原口君は自宅謹慎ですって…。」
夏海はそう言うと、聖羅の近くにあるベッドに腰をかけ、聖羅をにらみつけた。
「アナタのせいで周りが不幸になるわ…。まるで、中世の魔女ね…。」
夏海は聖羅を殴ってから、急に生活態度が変わり、周りに冷たく接するようになっていった。
聖羅は、夏海に言われたことがやけに心に響いた。
「そうだね…。私のせいでみんな…!」
聖羅の瞳から、止まりかけていた涙が溢れ出して来た。
夏海はそれを見ていたが、何も言わず動かなかった。


540  [2005/10/30(日) 23:23:45]

夏海は僕的に好き(笑)。今までにないキャラだし。


541  [2005/10/30(日) 23:27:38]

怖い…泣>>


542  [2005/10/30(日) 23:32:38]

怖くない!…かなぁ?春?


543  [2005/10/30(日) 23:33:11]

はい?どうしました涼様???笑))


544  [2005/10/30(日) 23:35:17]

『another story』は夏海が主人公!


545  [2005/10/30(日) 23:36:12]

えっ!!


546  [2005/10/30(日) 23:37:34]

この章で夏海の気持ちがわかりますんで。


547  [2005/10/30(日) 23:40:27]

期待して待ってます♪頑張って涼ちゃん☆☆!!!


548  [2005/10/30(日) 23:42:04]

今日は寝させて〜。。ごめんね〜。


549  [2005/10/30(日) 23:44:43]

いえいえ!涼ちゃんの好きなときに更新していって下さい♪
春はいつでも待ってます♪
 
春ももう寝ます...zzz おやすみなさい☆ミ


550 コロロ [2005/10/31(月) 16:03:51]

夏海こゎぃ。。。


551  [2005/10/31(月) 18:30:49]

夏海…怖いかな…?


552 コロロ [2005/10/31(月) 18:32:31]

まぁ兄にヒドイことしたからしょうがないかぁ。


553  [2005/10/31(月) 18:59:54]

コロロいいとこに気づくねぇ〜。


554 誕生日ゎ今日w//コロロ [2005/10/31(月) 19:02:14]

ぉぅょぉッッ
なんかぁ本だせそぉなぐらぃすごぃ。
出版会社に投稿したら通りそぉ!!ぉもろぃもん♪


555  [2005/10/31(月) 19:54:45]

それは褒めすぎだよ〜!ありがとうね!


556  [2005/10/31(月) 21:23:10]

涼ちゃん…?


557  [2005/10/31(月) 22:10:28]

更新じゃぁ!


558  [2005/10/31(月) 22:11:34]

頑張って〜♪


559  [2005/10/31(月) 22:12:05]

夏海は聖羅が泣きやむのを見ると、溜め息をついた。
「何よぉ?」
「…アナタ…誉君にフラれたの?」
夏海は聖羅の言葉を無視して言った。
聖羅が軽くうなずくと、夏海は鼻で笑った。
「で、フラれたけどまだ好きなんだ…。」
聖羅は、なんで夏海にそんなことまで教えなければいけないのか疑問に感じつつもうなずいた。
「…まだ…アナタの恋なんて楽よ…。」
「えっ…?」
夏海の以外な言葉に聖羅は驚き、夏海を見た。
夏海の髪が残暑を含んだ風に吹かれ、舞っていた。
それとは対象的に、気の強い眼差しには薄らと悲しみが乗っていた。
「どういうこと…?」
聖羅は夏海の言葉の意味が気になり、夏海を見つめる。
夏海の視線が聖羅のほうに向くと、夏海に殴られた背中が妙にうずいてしまった。
夏海は溜め息をつくと、天井を見上げた。
「…私…お兄ちゃんが好きなの…。」
「えっ…?今井先輩を?でも…兄妹なんじゃ…?」
夏海は視線を聖羅に戻すと微笑み、座っていたベッドに寝転んだ。
「そうよ…。だけど…ずっと好きだった…。いつも一緒にいたくて…高校も同じところにした…。」
聖羅は悲しそうに話す夏海を見て、自分の姿をだぶらせた。


560  [2005/10/31(月) 22:14:14]

はぃっ!!!?


561  [2005/10/31(月) 22:27:17]

すると、夏海が急に上体を起こしたこと思うと聖羅につかみかかった。
勢いで聖羅は椅子から落ち、保健室中に椅子の倒れた音が響いた。
「アナタとお兄ちゃんが仲良くしてたとき…私はアナタを恨んだわ!なんでアナタなのって!」
夏海はあのときと同じ目をしていた。
今にも殴りかかりそうな目。
聖羅はあまりの恐怖に声も出なかった。
しかし、夏海は聖羅を放すとまたベッドに座った。
聖羅は恐怖に高鳴る鼓動を抑えながら倒れた椅子を直し、そこに座った。
しばらく、嫌な沈黙が続く。
聖羅は、横目で夏海の様子をうかがった。
また、いつ襲いかかってくるかわからなかったからだ。
夏海はその視線に気づき、聖羅に微笑みかけた。
「ごめんね…。思い出したら抑えられなかった…。」
夏海の瞳には、やはり悲しみの雲が覆い被さっていた。
『兄妹という関係では、恋は結ばれない。わかっているけど苦しい。』
そんな瞳をしていた。
聖羅は、恐怖心より同情の心が出てきていた。
夏海は、『好き』という言葉を口にすらできず、気持ちを伝えることすらできない。
その苦しみの中で、一人もがいているように見えた。
聖羅は小さな頃から誉を思い続けたが、フラれてしまい傷心したが『好き』という気持ちを伝えられるようになった。
夏海と聖羅とは違うことで悩んでいても、二人共同じ『恋』に悩んでいるには違いなかった。
聖羅は夏海の気持ちを考えると、自分の悩みなど小さいモノなのだと感じざるえなかった。


562  [2005/10/31(月) 22:29:42]

『another story』は夏海と○○で行こうかな?


563  [2005/10/31(月) 22:31:27]

【好き】って言葉は軽々しく使っちゃいけないんですよね…
最近後悔…泣笑>>


564  [2005/10/31(月) 22:44:45]

『好き』という言葉はそんなに安くはありません!


565  [2005/10/31(月) 22:45:21]

何限目かわからないが、チャイムが鳴っている。
相変わらず、保健室には夏海と聖羅しかいない。
また二人は黙り込み、長い沈黙が続いた。
「変だよね…私…。」
二人の沈黙を破るように、夏海が言葉をつぶやいた。
「えっ…?」
聖羅が夏海を見ると、夏海は悲しそうにうつむき唇を噛み締めていた。
うつむく夏海の姿は、まるで自分を鏡に映しているようだった。
「お兄ちゃんに恋妹なんていないよね…。」
夏海は声を震わせ、涙をこぼした。
夏海の瞳から落ちる涙は、床に落ちると小さく弾け、水溜まりを作っているようだった。
聖羅はその姿を見て、夏海を抱きしめていた。
「ど、どうしたの…?」
夏海は、泣きながらも驚いた様子だった。
「苦しいよね?!辛いよね?!伝わらないって!」
ついに、聖羅も泣き出してしまった。
聖羅にも、伝えたくても伝わらないときがあった。
しかし、それ以上に夏海は伝えられないのだ。
聖羅は、それを思うだけで悲しくなってしまった。
「何よ?!アナタに何がわかるの?!」
「わかる!私にもわかるもん!アナタのつらさが!」
聖羅は、夏海を強く抱きしめていた。
いつも抱きしめてもらっていたが、抱きしめる人の気持ちがわかったような気がした。
聖羅の顔の横で、夏海の泣きじゃくる声が聞こえる。
おそらく、ずっと胸に溜めていたはず。
ずっと苦しんでいたはず。
聖羅は、夏海を抱きしめられずにはいられなかった。


566  [2005/10/31(月) 22:50:38]

飴細工?見ました♪♪

切ないですね…


567  [2005/10/31(月) 22:51:24]

飴細工見て切ないの?!


568 誕生日ゎ今日w//コロロ  [2005/10/31(月) 22:54:03]

なんか仲良くなりそぉな予感?!


569  [2005/10/31(月) 22:54:07]

いやいや笑))別ですよ別!笑))
切ないのは涼サマの小説です笑))
まずい!ツボに入って息できない…笑))


570  [2005/10/31(月) 22:55:20]

飴細工は初作品!
で、夏海の恋には驚いたはず!(キメツケ


571  [2005/10/31(月) 22:59:37]

涼ちゃん器用♪春は細かい作業は得意ではないので…羨ましい!!!

ビックリしましたよ…不意打ちくらいました笑))
そうか…だからあんなに必死に…切ない泣>>


572  [2005/10/31(月) 23:02:04]

まだまだだけどね(笑)?
夏海は悩み過ぎて自分の型を壊してしまったんですねぇ〜。。暴力的になって。。


573  [2005/10/31(月) 23:05:36]

わかるよ〜夏海ちゃん!春にはわかります!!その気持ち…
もうどうしようもなくって、怖いんだよね?
この気持ちが許されないものならなおさら…
涼ちゃん…ね?


574  [2005/10/31(月) 23:07:40]

僕は書いてるときなりきっているのでわかるような…気がします。
わりと女の人のキャラのほうが書きやすかったりするし♪


575 誕生日ゎ今日w//コロロ  [2005/10/31(月) 23:09:34]

涼ゎ♂だったけ??


576  [2005/10/31(月) 23:10:44]

春は雄一書きにくいです…日和も夏名子も…おいおいってね笑))
次の短編小説に出てくる女の子は書きやすいかも♪
あっ、次回作恋愛ものではないですよ笑))


577  [2005/10/31(月) 23:11:04]

男だよ〜♪まぁ…本当の女の人の気持ちがどうなのかは別として(笑)→コロロ


578  [2005/10/31(月) 23:12:27]

おっ!期待してるよ♪
俺のはまた恋愛!(クドイナ


579 コロロ  [2005/10/31(月) 23:13:01]

でもなんか当たってるよぉな感じだゎww
涼すごいゎww


580  [2005/10/31(月) 23:14:32]

マブすか?!コロロには自信をもらえてうれしいっす。


581  [2005/10/31(月) 23:14:49]

涼ちゃんは恋愛系書くの上手いですもんね♪
春はもうめっちゃくちゃ…泣笑))


582 コロロ  [2005/10/31(月) 23:15:13]

なんか不自然ちゃぅもんっっ


583  [2005/10/31(月) 23:18:17]

そんなことなかよ!春には春の色があるの!
不自然じゃないかな〜?→コロロ


584  [2005/10/31(月) 23:19:31]

春は一時消えます!!!ではっ!!!


585  [2005/10/31(月) 23:21:07]

わかりました〜♪


586 コロロ [2005/11/01(火) 16:45:11]

全然不自然ちゃってすごぃのぉ。
乙女の気持ちをゎかってるょぉな(は?


587  [2005/11/01(火) 16:51:41]

あざす!うれしいっす!


588  [2005/11/01(火) 16:52:13]

誉は先生達との話が終わると、教室に戻った。
口の中は今だに血の匂いがし、気持ちが悪かった。
仁は家に帰されたが、誉は家には帰る気になれなかった。
教室の生徒達は、誉のほうを見て何かを話している。
誉はそれに気づいており、腹が立ってきていた。
「誉君!」
将樹が誉に駆け寄る。
誉は、その貴族気取ったようなしゃべり方にさえ腹が立ってきた。
「原口君…どうなりました…?」
将樹は、周りの生徒達に聞こえないように小さな声で言った。
「…自宅謹慎だと…。」
「そうですか…。」
誉は将樹が自分の心配よりも、仁のことを心配したのが気になったが言わなかった。
すると、チャイムが鳴り、四限目の授業に入った。
しかし、先生が遅れて来ず、みんな賑やかに話している。
前の席にいるはずの夏海の姿がなく、不思議に思っていると夏海が教室に入って来た。
「よっ!誉君!」
夏海は、目を赤くしながらも微笑んでみせた。
誉は夏海の変わり様に戸惑い、返事ができなかった。
夏海は夏休み入る前まではおとなしそうだったのに、今は髪型も変え、化粧をし、雰囲気が変わっていた。
「変わったな…夏海…。」
誉は、あまりの変貌ぶりに驚いてしまった。
「そう?髪の色変えたからかな?」
夏海の微笑む顔は、どこかすっきりしたように見えた。
「誉君、古崎さんを幸せにしてあげてね?」
「えっ…?」
夏海は誉に微笑むと、前を向いてしまった。
何があったのか聞こうとしたが、タイミング悪く、先生が入って来てしまい、授業が始まってしまった。


589 コロロ [2005/11/01(火) 17:06:12]

夏海ちゃんゎちょっと壊れた?


590  [2005/11/01(火) 17:08:33]

前よりだいぶ壊れました(笑)


591 コロロ [2005/11/01(火) 17:12:49]

あららぁ。壊れた夏海ちゃんゎ何をするでしょうか?


592  [2005/11/01(火) 17:14:44]

夏海は、あと『another story』以外もう出番ないです(笑)!


593  [2005/11/01(火) 22:31:55]

б第十三の魔法б
誉は家に帰っても、夏海の言った言葉がやけに耳に残っていた。
以前までは聖羅を嫌っていた夏海が、聖羅を幸せにしてくれと言われたのには驚いた。
誉は、腫れた唇を気にしながら天井を眺めていた。
すると、ドアを叩く音がする。
誉は立ち上がり、ドアを開くためドアの前まで行った。
聖羅なら何かしら言って入って来るのに、入って来る様子がない。
誉は首を傾げながらドアを開けてみると、誉は思わず声を発してしまっていた。
「れ、怜奈?!」
怜奈は恥ずかしそうにうつむくと、後ろから聖羅が出てきて誉に微笑みかけた。
「家の前でウロウロしてたから掴まえてきた!」
聖羅は怜奈の背中を押し、誉の部屋に無理矢理入れ込んだ。
怜奈と聖羅は、誉のベッドに座ると何やら話をしていた。
仲がいいのか悪いのかわからない二人。
誉は、そんな二人を見て笑ってしまった。
「怜奈、どうしたの?何かようなんじゃ?」
「えっ?!あっ!うん…。」
怜奈はうつむくと、黙り込んでしまった。


594  [2005/11/01(火) 22:38:40]

聖羅はそれを見て急にに立ち上がると、誉の顎に手をあて腫れた唇を見出した。
「腫れちゃったね…。」
怜奈は二人を悲しそうな瞳で見つめていた。
「ところで聖羅。お前…。」
「えっ?何?」
「いや!なんでもない…。」
(夏海が聖羅のこと悪く言ってたなんて言えないしな…。)
聖羅は笑顔で首を傾げていたが、その後ろで怜奈は苦しそうな顔をしていた。


595  [2005/11/01(火) 22:39:32]

NG探したらグダグダに!


596  [2005/11/01(火) 22:54:51]

しばらく誉と聖羅は話していたが、怜奈は相変わらずうつむいていた。
聖羅の顔の横から見える怜奈の顔を見ていると、怜奈は何かを決めたかのような目つきで立ち上がり、誉の前に立った。
「誉!ちょっと来て!」
怜奈は誉の手首を握ると、部屋から飛び出した。
聖羅のことを気にもせずに。
怜奈は何も言わず、日の暮れた公園に着き、立ち止まった。
「怜奈?どうしたの?」
怜奈は白金の髪をなびかせ、ゆっくり振り向いた。
「私…好きな人ができたの…。」
「えっ…?」
誉は一気に頭の中が白くなった。
急にそんなことを言われ、動揺してしまった。
「怜奈…?どうしてそんな…」
「誉より格好いい人!」
怜奈は誉の言葉を妨げるように言った。
その言葉でさえ、誉には重みがあった。
「誉より…格好よくて…将来性がある人…。その人が好きになったの…。」
怜奈は少し微笑んだかと思うと、誉に背を向けた。
「別れて…くれるよね?誉は優しいから…。」
怜奈が無理矢理喉から出したような声で言う。
誉の目に映る怜奈は、まるで蜃気楼のように揺られている。
それは、無意識に頬を伝う涙のせいだった。
「誉…別れて…。」
怜奈の言葉が矢のように胸に突き刺さった。
怜奈は誉のほうも向かず、返事だけを待っていた。
しかし、誉にはしばらく黙り込むことしかできなかった。


597  [2005/11/02(水) 19:45:50]

涼ちゃん!!会いたかったよ〜泣>>


598  [2005/11/02(水) 19:48:44]

あっ…誉くんふられた…


599  [2005/11/02(水) 20:58:48]

昨日はどうしたの?


600  [2005/11/02(水) 22:07:39]

何気に600やんけ♪


601  [2005/11/02(水) 22:11:24]

かなり待ったよ笑))♪
涼ちゃんがカキコできて良かった♪♪


602  [2005/11/02(水) 22:16:38]

あっ600おめでとう☆


603  [2005/11/02(水) 22:28:53]

あざ〜す!これも春やコロロ、賢ちゃん達のおかげだ(泣)!


604  [2005/11/02(水) 22:29:21]

時間が止まっているようだった。
戻れるなら、時間を巻き戻したかった。
「誉〜?!」
静かになった公園に、聖羅は二人を探しに入って来た。
しかし、誉にはその言葉は聞こえないも同然だった。
誉の頭の中は、何も考えられなくなっていた。
何が起きたのか、理解ができていなかった。
「わかった…。」
誉は気持ちの整理がつかないまま、返事をしてしまった。
「ありがとう…。」
怜奈はそうつぶやくと、走って公園から出て行ってしまった。
その姿を誉は目で追ったが、呼び止めることはできなかった。


605  [2005/11/02(水) 22:30:43]

昨日は…兄が風邪のためパソが使えませんでした…
なので来れませんでした…会いたかったよ〜涼ちゃん♪泣>>


606  [2005/11/02(水) 22:41:53]

待ってたんよ!


607 豸シ [2005/11/02(水) 22:42:26]

遶九■縺吶¥繧隱峨r隕九※縲∬*鄒縺ッ菴輔′縺ゅ▲縺溘°繧上°縺」縺ヲ縺励∪縺」縺溘
シ郁ェ俄ヲ縲ゑシ
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蜆ェ縺励¥謚ア縺九l縺ヲ縺繧九ッ縺壹↑縺ョ縺ォ縲∬*鄒縺ョ蠢縺ッ闍ヲ縺励°縺」縺溘
シ医◎繧薙↑縺ォ諢帙@縺ヲ縺溘s縺窶ヲ諤懷・医ョ縺薙→窶ヲ縲ゑシ
閨也セ縺ッ謔斐@縺輔→謔イ縺励&縺悟・繧贋コ、縺倥j縲∬ェ峨r蠑キ縺乗干縺阪@繧∬ソ斐@縺ヲ縺縺溘
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閨也セ縺瑚ィ縺縺ィ縲∬ェ峨ッ閨也セ繧貞ー代@蠑輔″髮「縺吶→閨也セ縺ォ繧ュ繧ケ繧偵@縺溘
閨也セ縺ッ菴輔b謚オ謚励○縺壹∫岼繧偵▽縺カ縺」縺溘
シ域懷・医ョ莉」繧上j縺ァ繧ゅ>縺窶ヲ縲ゆサ翫ッ隱峨ョ縺溘a縺ォ窶ヲ縲ゑシ
閨也セ縺ッ隱峨ョ縺薙→繧定縺医∝這繧帝阪ュ縺溘


608  [2005/11/02(水) 22:43:18]

文字化け…


609  [2005/11/02(水) 22:54:19]

うざっ!いいかげんにしてよ…。。文字化け…。。


610  [2005/11/02(水) 22:54:50]

立ちすくむ誉を見て、聖羅は何があったかわかってしまった。
(誉…。)
名前を呼ぼうとするが、声が出なかった。
誉の作る握り拳が、心の痛みを表していた。
肩をわずかに震わせ、聖羅が駆けて行ったほうを見ている。
聖羅は、そんな誉を抱きしめてあげたくなった。
すると、誉はゆっくり振り向き、聖羅に歩み寄った。
「誉……。」
誉はうつむきながら、聖羅の目の前で立ち止まった。
すると、誉は優しく聖羅の頭を抱き寄せた。
「誉…?」
「お願い…少しだけ…。」
誉の体から伝わって来る熱は、どことなく悲しさを含んでいた。
優しく抱かれているはずなのに、聖羅の心は苦しかった。
(そんなに愛してたんだ…怜奈のこと…。)
聖羅は悔しさと悲しさが入り交じり、誉を強く抱きしめ返していた。
「誉…泣いていいんだよ?私も何回も泣かしてもらったじゃん…。」
聖羅が言うと、誉は聖羅を少し引き離すと聖羅にキスをした。
聖羅は何も抵抗せず、目をつぶった。
(怜奈の代わりでもいい…。今は誉のために…。)
聖羅は誉のことを考え、唇を重ねた。


611  [2005/11/02(水) 22:55:31]

書けるなら最初から文字化けすんなよ…。。


612  [2005/11/02(水) 23:00:26]

涼ちゃん…待っててくれたの?


613  [2005/11/02(水) 23:01:20]

春こんかな〜って思ってるうちに夢の中(笑)。


614  [2005/11/02(水) 23:02:35]

あらら笑))それ聞いて安心…♪


615  [2005/11/02(水) 23:03:25]

さて、更新準備ようかな…


616  [2005/11/02(水) 23:09:22]

春は寂しかったです…涼ちゃんに会えなくて…

更新頑張って☆


617  [2005/11/02(水) 23:28:54]

怜奈は、走りながら涙を流していた。
本当のことを伝えるのがつらく、逃げ道として架空の人を好きになったと言ってしまった。
―昨日のこと―
怜奈は園長先生に呼ばれ、待合室にいた。
すると、優しそうな老夫婦と園長先生が入って来た。
園長先生と怜奈、老夫婦が向き合う形で椅子に座ると老夫婦は嬉しそうに怜奈に微笑みかけた。
「この子が怜奈です。」
「いや〜、話には聞いていたが美しい子ですわねぇ〜。」
「本当になぁ。」
老夫婦と園長先生の話を聞いていても、怜奈には何の話かわからなかった。
「怜奈、挨拶おし。」
「あっ!はい…。飯垣怜奈です…。母がカナダ人で…父が日本人なので髪がこんな風なんです…。」
怜奈が恐る恐る言うと、老夫婦は微笑みながらうなずくだけだった。
「怜奈、こちらは笹井さんだ。お前を引き取りがっておられる。」
(えっ?!)
園長先生は嬉しそうにしているが、怜奈の頭に浮かんだのは誉の顔だった。
『花の園』とは、言わば孤児院なのだ。
両親が亡くなったり、捨てられたりした子供達が集まる施設。
だから、引き取りたい人達がいればその人達を審査し、良いと判断されたら引き取ってもらうわけだ。
この『花の園』でもそうだが、大概引き取られていくのは小さな子供達だった。
怜奈はこの施設では一番年上で、小さい頃は何度か引き取り手があったが、口をきけず不気味がられ最終的には断られてしまっていたのだ。
そして、この歳になるともちろん引き取り手が減ってしまい、怜奈がこの歳になってからはこの老夫婦が初めての引き取り手だった。
(誉…。)
園長先生の顔を見ると、優しい笑顔がそこにはあった。
小さい頃からよく見た笑顔。
怜奈は園長先生に感謝をしていた。
言葉もろくにしゃべれない自分を優しく支えてくれた。
怜奈は必死で考え、老夫婦のほうを見た。
「あの…お住まいはどちらに…?」
この周辺なら、誉といつでも会える。
しかし、遠くなるとそうはいかない。
怜奈は、薄氷を踏む思いで聞いてみた。
すると、老夫婦は相変わらずの優しい顔で怜奈を見つめた。
「ここからずっと北にある場所じゃ。」
(そんな…。)
怜奈は小さな頃のくせで、怖くなったり不安になったりすると園長先生の顔を見てしまう。
園長先生は怜奈の視線に気づくと、怜奈を元気づけるように微笑んだ。
怜奈はその笑顔を見て、これ以上は園長先生に迷惑をかけれないと思った。
怜奈は老夫婦のほうを見直すと、お辞儀をした。
「こんな私でよければ…よろしくお願いします…。」
怜奈にとって苦渋の決断だった。
愛しき人をとるか、恩師をとるか。
怜奈もわかっていた、この歳になれば引き取り手がいなくなってしまうことを。


618  [2005/11/02(水) 23:29:42]

長いっ!


619  [2005/11/02(水) 23:32:55]

哀しい…あぁ、思い出してしまう…泣>>


620  [2005/11/02(水) 23:38:25]

怜奈は老夫婦との対面を済ますと、すぐに部屋に入った。
机に置いてあるペンダントを手に取ると、涙腺が緩み涙が出てきてしまった。
「ごめん!誉…!」
今の怜奈の心を支えてくれた誉を、自ら裏切ったことに怜奈は自分自身を責めた。
その後、誉になんて言って別れるかを考えた。
怜奈にはわかっていた。
本当のことを言えば、誉が自分を追ってきてしまうことを。
最後ぐらい、誉に苦労をさせまいと考えた結果、好きな人ができたことにしたのだ―


621  [2005/11/02(水) 23:41:48]

嘘偽りのない言葉ほど、尊いものはありませんね…


622  [2005/11/02(水) 23:43:01]

春?大丈夫?


623  [2005/11/02(水) 23:47:32]

怜奈は『花の園』の前で立ち止まっると、大きい声で泣き叫んだ。
「誉ぇ!ごめんね!ごめん!私…!今でも誉のこと好きなのに…!」
伝わることのない言葉。
外にだけ漏れる泣き声。
いつまにか周りも暗くなり、深い闇の夜に覆われていた。


624  [2005/11/02(水) 23:48:37]

怜奈は『花の園』の前で立ち止まると、大きい声で泣き叫んだ。
「誉ぇ!ごめんね!ごめん!私…!今でも誉のこと好きなのに…!」
伝わることのない言葉。
外にだけ漏れる泣き声。
いつまにか周りも暗くなり、深い闇の夜に覆われていた。


625  [2005/11/02(水) 23:49:23]

なぜか二度書き!!


626  [2005/11/02(水) 23:49:44]

大丈夫です♪涼ちゃんがいますから…♪♪


627  [2005/11/02(水) 23:51:02]

この小説で春を苦しめてるような…。


628  [2005/11/02(水) 23:53:11]

苦しんでます笑))なんですかね?テレパシー笑))?
涼ちゃんに心の中のぞかれているみたいです笑))


629  [2005/11/02(水) 23:54:18]

聖羅=春みたいな感じなんすかね?


630  [2005/11/02(水) 23:59:47]

ん〜っ、好きな人に自分だけを見てもらえない、けどいい感じ?笑))
ってゆうところは聖羅ちゃん似かな?

で、離れ離れになる状況は怜奈ちゃんと同じ…かな?笑))


631  [2005/11/03(木) 00:00:53]

春=聖羅半分+怜奈半分(笑)。


632  [2005/11/03(木) 00:02:56]

まぁそんなところですかね笑))
もうすごかったですよ…あの頃は…
結婚とか本気で考えましたもん笑))半ばかけおち!!?みたいな笑))


633  [2005/11/03(木) 00:03:48]

うわ〜…、リアル『魔女微笑』だ…。


634  [2005/11/03(木) 00:05:47]

いやいや笑))
春はまだ子供でしたから…って言っても2年前…結婚できないし笑))
うん、すごい恋愛のあとはまるでしおれた花のように
恋ができなくなりました…華やかじゃない…高校生なのに泣>>


635  [2005/11/03(木) 00:08:18]

…聖羅と誉も結婚とかできる歳じゃなかよ…。


636  [2005/11/03(木) 00:10:19]

あっ、好きになった人がもう大人だったので笑))
来年になったら(そのとき15だったので)…
とかって言ってたら相手が引っ越してしまいました…


637  [2005/11/03(木) 00:12:19]

春は…一人『魔女微笑』ができるね(笑)。


638  [2005/11/03(木) 00:15:00]

そうかも笑))
私小説書いてみようかな〜…笑))


639  [2005/11/03(木) 00:16:33]

ノンフィクション!『春は微笑む?』(笑)


640  [2005/11/03(木) 00:19:02]

いやいや!!微笑むシーンなんかこれっぽっちも…
泣いて泣いて泣き倒す!!!みたいな…暗いですよ…
親にも『あんたは恋愛楽しむタイプじゃないね。』
って言われましたもん…笑))

あっ、雑談長くなってスミマセン!!!ごめんね涼ちゃん…泣>>


641  [2005/11/03(木) 00:20:42]

悲恋か!まさに今書いてる小説にそってるよ春は…(泣)


642  [2005/11/03(木) 00:23:48]

年が8コ離れていてもうどうしようもなかったですから…笑))
まずいっ!これ以上言うと春の正体がバレてしまうやも…♪
この辺で打ち切り!!!笑))
今度は涼ちゃんの恋バナを聞かせてくださいね〜♪♪


643  [2005/11/03(木) 00:25:33]

僕のはグダグダなんで…。。


644  [2005/11/03(木) 20:29:49]

グダグダ涼ちゃんの恋バナ聞きたいですね〜♪笑))

更新無理せず頑張ってね♪春は楽しみに待っております☆


645  [2005/11/03(木) 22:05:18]

次の朝、誉は元気がなかった。
聖羅が呼びかけても空返事が返ってくるだけだった。
(誉…。)
聖羅は、今にも泣き出しそうな誉の背中を抱きしめた。
「聖羅…?」
「つらいときは!私がいるから!私でよければいつでも泣きついてくれてもいいから!」
温かい誉のぬくもりが頬に伝わって来る。
聖羅は、怜奈がいつもこのぬくもりを感じられたのかと思うと羨ましかった。
小さな頃から、聖羅が欲したぬくもり。
「ありがとう…。聖羅…。」
誉は、聖羅の手を解くと頭をなでた。
そして、聖羅の手を握ると学校に続く道を歩き出した。
聖羅は手を引かれながら誉の背中を眺めた。
小さな頃に比べると、かなり広くなった背中。
聖羅がずっと好きな背中だった。
聖羅の胸の中に、溜まっていた何かが騒ぎ出していた。
それは胸から順番に、体全体に行き渡った。
聖羅が立ち止まると、誉が驚いたように振り向いた。
「誉!ごめん!私、誉と怜奈が別れて嬉しく思っちゃったの!でもね!それは誉が好きだから!ねぇ?!今度は私を愛して?!私だけを見て?!」
聖羅は涙目になり、顔を真っ赤にしながら誉に訴えた。
ずっと、胸につかえていたモノを取り除くように。


646  [2005/11/03(木) 22:11:37]

聖羅ちゃんのセリフ春も言いました…泣))


647  [2005/11/03(木) 22:12:45]

う〜ん…。ここまでかぶると不思議。。


648  [2005/11/03(木) 22:14:56]

本当にね〜不思議♪
春と涼ちゃんはどこかで昔縁があったのでは…?笑))

前半部分は本当そっくりそのまま…
後半部分は言わなかったですが心でずっと思ってました…


649  [2005/11/03(木) 22:17:23]

この話は突発的かつ閃きにより書かれているので…(笑)


650  [2005/11/03(木) 22:18:47]

なんでしょう?
涼ちゃんは女の子の気持ちを手に取るようにわかるみたいですね☆
心情バッチリ☆ミ笑))切なすぎます…泣>>


651  [2005/11/03(木) 22:20:46]

女の人は書きやすいけど男が書きズラいの…。


652  [2005/11/03(木) 22:21:54]

そうなの笑))?それってすごい才能なんじゃ…!!?☆


653  [2005/11/03(木) 22:26:21]

キャラがかぶるの…。


654  [2005/11/03(木) 22:27:33]

そうかな〜?前作(恋化草)とかぶってる気はしないですが…☆
大丈夫だよ♪自信もって〜♪♪


655  [2005/11/03(木) 22:29:22]

そう?誉と香あたりが似てるような…


656  [2005/11/03(木) 22:32:40]

…少しね♪でも気にしない気にしない♪♪


657  [2005/11/03(木) 22:37:08]

そのわりに女のキャラはかぶらなかったりする…(笑)


658  [2005/11/03(木) 22:39:13]

うんうん☆かぶってないよ〜♪
涼サマはすごい!!!
春とはこんなに差があって相棒が務まるのかしら…涙☆>>
へっぽこで…スミマセン!!!笑))


659  [2005/11/03(木) 22:40:44]

差?差なんて関係ない!(VodafoneのCM風)


660  [2005/11/03(木) 22:44:37]

涼サマさすがっ!!笑))


661  [2005/11/03(木) 22:46:44]

お互いの短所をフォローしあってこそ相棒さ!


662  [2005/11/03(木) 22:48:04]

なるほど〜涼ちゃんは頼りになります♪


663  [2005/11/03(木) 22:49:50]

でも、春は成長株。僕は定年間際ですから!


664  [2005/11/03(木) 22:55:30]

あっ涼ちゃん合格おめでとう☆まだ言ってなかった笑))
ゴメンナサイ…


665  [2005/11/03(木) 22:56:30]

サンクス!合格したから、今やることないの(笑)


666  [2005/11/03(木) 22:57:37]

いいな〜…春は来年の今頃…泣き>>


667  [2005/11/03(木) 22:59:33]

『成せば成る。成さねば成らぬ。何事も。』
春、努力こそが自信と結果をもたらしてくれるのだよ!


668  [2005/11/03(木) 23:03:45]

そうですよね!今日は午前中母に捕まりました…
春には国公立に行ってもらいたいそうです…
どうしましょう…


669  [2005/11/03(木) 23:05:19]

母がではなく、春がどうしたいかが重要なの!


670  [2005/11/03(木) 23:08:05]

春は…ん〜まだよくわからないですね笑))


671  [2005/11/03(木) 23:10:04]

あのね!春!興味を持つことが大事だよ!なんでもやってみるといいよ!


672  [2005/11/03(木) 23:13:54]

興味がありすぎるって言うのが悩みの種だったり笑))

バスケ好きだからスポーツトレーナーとかやりたいし、
野球好きだから雑誌編集とかライターになってみたいし、
でも、絵の勉強を真剣にやってみたいと思っていたり、
はたまた警察官になりたいとか無謀なこと考えていたり…
それはもうたくさん笑))


673  [2005/11/03(木) 23:15:55]

俺も!
調理・野球・バスケ・バレー・サッカー・小説・医療とか一杯さぁ〜(笑)


674  [2005/11/03(木) 23:17:29]

すごい!!涼ちゃんとは気が合いますね♪いいことだ☆
涼ちゃん寝るんでしょ?色々言ってくれてありがとう♪おやすみ☆ミ


675  [2005/11/04(金) 19:36:47]

この小説おもしろいんだけど春が書きまくって読みにくい


676  [2005/11/04(金) 20:26:47]

肉さん、カキコありがとうございます!春には世話になってるので大目に見てください。。僕も極力雑談しないようにしますので。。すいません。。


677  [2005/11/04(金) 21:19:34]

あわっ!!ゴメンナサイ肉さん…
雑談長くって…以後気をつけます。

涼ちゃんもごめんね。


678  [2005/11/04(金) 21:30:04]

春は気にしないで♪お話広場で話せばいいわけだし!


679  [2005/11/04(金) 21:31:55]

でも、ゴメンナサイ…。
涼ちゃんありがとう♪ではでは…☆ミ


680  [2005/11/04(金) 23:18:55]

「聖羅…。」
誉は聖羅に歩み寄ると、聖羅を見つめた。
聖羅は一気に言いたいことを言ったからか、息が荒れていた。
頬は赤く染まり、大きな瞳はまるで小さな頃に戻ったようだった。
誉は聖羅を優しく抱きしめると、あの聖羅の瞳を見つめた。
「聖羅…ごめん…。まだ、心の整理がつかなくて…。もう少し待っててほしい。そしたら…聖羅のことを愛せるようにするから…。」
「本当に…?」
聖羅は真っ赤な顔をして、不安そうに眉間にシワを寄せた。
誉がうなずくと、聖羅の瞳からは涙がこぼれ始めた。
「ずっと待ってるから…。誉が振り向いてくれるまで…。」
誉は、聖羅を再び抱きしめ直した。
聖羅も誉を抱きしめ返すと、誉はそのまま聖羅を抱き抱えた。
「わっ!誉?何するの?!」
聖羅は誉に抱き抱えられたことよりも、誉にそれだけの力があったことに驚いてしまった。
「聖羅、今日放課後デートしよ?」
「ホントに?!」
「嘘っ!」
「えっ?!」
誉は聖羅のコロコロ変わる表情を見て、笑ってしまった。
聖羅はそれに気がつくと、頬を膨らませた。
「聖羅って可愛いな。」
聖羅は嬉しそうに微笑むと、誉の首に腕を回し抱きついた。
「誉…好きだよ…?」
「うん…。ありがとう…。」
まだ、夏の名残を残す風が吹き抜けていく。
周りの木々は葉を揺らし、音を奏でている。
その音楽は、誉の心の傷を『聖羅』という風と共に癒してくれるようだった。


681  [2005/11/04(金) 23:31:01]

誉と聖羅は、通学路の途中にあるベンチに座っていた。
学校が始まる時間までまだ余裕があり、二人は何も言葉は交わすことなくただ座っているだけだった。
「聖羅、俺のこといつから好きなの?」
「え〜!恥ずかしいな……誉と知り合ってから結婚しようって言ったときから…。」
聖羅は顔を赤くすると、微笑みかけてくれた。
誉は、聖羅の頭を抱き寄せると聖羅の髪をなでた。


682  [2005/11/05(土) 13:02:24]

誉くん大変だね…恋愛は難しい…泣>>


683  [2005/11/05(土) 21:06:45]

更新準備…


684  [2005/11/05(土) 21:51:23]

б第十四の魔法〜惜別〜б
学校が終わると、誉は玄関まで将樹と歩いていた。
すると、校門の前で聖羅の背中を見つけた。
「悪いな、将樹。」
「いいですよ、楽しんできてください。」
誉は、将樹に手を振りながら聖羅に駆け寄った。
聖羅は、誉に気づき微笑みかけた。
聖羅から『好き』と言われてから、少なからず聖羅を意識し始めていた。
目の前にいる制服姿の聖羅は、今まで気づかなかったが可愛く見える。
昨日、怜奈にフラれたばかりだというのに誉は聖羅の姿に魅入ってしまった。
「ねぇ、誉!どこ行く?!」
聖羅の瞳が、誉を射止める。
誉は聖羅に見つめられると、目を放せなくなった。
「誉〜?」
聖羅が誉の顔の前で手を上下させる。
誉は無意識のうちに、目の前で動く聖羅の手を握っていた。
「ほ・誉?」
誉は聖羅の手を握ったまま、聖羅を見つめていた。
「みんな、こっち見てるよ…?」
聖羅が恥ずかしそうに周りを見回したところで、誉は我に返った。
「ご・ごめん!」
「い・いいよ!…気にしないで…!」
聖羅は恥ずかしくなり、誉から視線をはずすと、隣りに校門を抜けようとしていた夏海がいた。
夏海は聖羅に微笑みかけると、手を振って見せた。
(見られてた〜っ!)
聖羅は一層恥ずかしくなり、視線を誉に戻した。
視線を戻すと、誉は聖羅に微笑みかけると聖羅の頭をなでた。
「行こうか?」
「うん!」
誉と聖羅は、いつもの帰り道とは違う道を歩いていた。
他の生徒達も多少はいたが、二人を気にする人はいなかった。
「誉〜?どこ連れていってくれるの?」
「えっ?散歩するだけだよ?」
聖羅は目を丸くすると立ち止まり、腹を抱えて笑い出した。
「誉、おじいちゃんくさいよ!」
誉は聖羅が無邪気に笑う姿を見て、つられるように笑ってしまった。
「でも!私、誉となら何してても楽しいから!」
聖羅は誉の腕を握ると、頬を握った腕にあてた。
誉は腕にしがみついている聖羅が、愛しく感じていた。
しかし、その感情に誉は戸惑いを感じていた。
怜奈と別れて一日しか経っていないことを考えると、怜奈をそこまで愛していなかったことになるような気がしていたのだ。


685  [2005/11/05(土) 21:59:17]

自分の中で否定したい過去はたくさんあるけど、
それは言っちゃダメだよ、誉くん。
そのときそのとき絶対に本気なんだから。←マジ突っ込み>>笑))

なんて…♪


686  [2005/11/05(土) 22:02:11]

春ちゃ〜ん♪


687  [2005/11/05(土) 22:15:07]

涼サマなんでしょう?今日の春は冷たいですよ…ニヤリ))


688  [2005/11/05(土) 23:21:36]

「誉〜…?」
聖羅が何かつぶやいたことに誉は驚き、視線を聖羅に向けた。
「好きだよ〜。ずっと好き。これからも好き。」
聖羅は誉の顔も見ず、何気なく言っているようだった。
それはまるで寝言のように。
しかし、その聖羅の言葉で誉の気持ちは揺れ動いていた。
誉は不安定な心をどうにかしようと必死だった。
「聖羅…。」
「うん?」
聖羅は微笑みながら、誉を見上げる。
すると、聖羅の前髪が一本だけ口に入ってしまっているのに気づき、それを取ってあげた。
「あっ!口に入ってた?よくあるだよね〜!」
聖羅は笑いながら誉を見ていたが、誉は笑い返してやれなかった。
「誉?どうかした?」
誉は足を止め、聖羅を見つめた。
聖羅は首を横に傾げると、微笑んでいる。
誉は聖羅を見て、今までしてきたことを申し訳なく思った。
「ごめんな…。聖羅…お前の気持ちに気づかなくて…。」
聖羅は軽くうつむくと誉の腕を放し、誉の目の前に躍り出た。
「いいの!気にしないで!私も悪かったんだよ?誉に本当の気持ち伝えようとしなかったし…。」
聖羅はゆっくり誉の周りを歩き回ると、誉の手を握った。
「実は私さ!」
聖羅は何かを言いかけると、驚いたような表情をした。
誉はそれに気づき、後ろを向くと車道に怜奈を乗せた車が目に入った。
誉はそれを見ていると、怜奈を乗せた車は信号が変わると同時に走り出してしまった。
誉の心に宿る怜奈に会いたい気持ち。
聖羅のほうを見ると、聖羅はそれを察したのか誉に微笑みかけた。
「いいよ…追いかけて…。」
「いや…でも…」
「あの時!誉は…本心で別れたわけじゃなかったんでしょ?」
誉は聖羅に図星をつかれ、黙ることしかできなかった。
「あの様子だと、どこか行っちゃうかもしれないよ?後悔しないように話し合って来たら…?」
聖羅の瞳は、自分を引き止めたいと言っているようにも見えた。
しかし、誉自身このままではいけないと思っていた。
「ごめん!聖羅!」
誉は聖羅に背を向けると、怜奈を乗せた車を追いかけ始めた。


689  [2005/11/05(土) 23:30:59]

あの時、素直になっていたら、そばにいてくれたかもしれない。
なんでぼかしたんだろう、あの時ぼかさずに言ってしまえば、
今もまだ引きずっていることもなかったかもしれないのに。
と、しみじみ思ってしまう春でした…暗くてゴメンナサイ!!!


690  [2005/11/05(土) 23:32:22]

なーんかこの小説って春に嫌な思いさせてない?


691  [2005/11/05(土) 23:39:09]

させてないない♪笑))大丈夫よ涼ちゃん♪
なんか前の自分と向き合えるみたいで逆にいいです♪
しっかり見つめないと、ふっ切れるものもふっ切れないですから☆
心配ありがとう☆そういうところ春は好きです♪♪


692 コロロ [2005/11/05(土) 23:39:50]

誉ゎ怜奈を選ぶ!?


693  [2005/11/06(日) 08:36:44]

どっちでしょうねぇ?次の次ぐらいの更新でわかるかな?


694 コット姫(oゝ∀・o愛華 [2005/11/06(日) 08:43:55]

ぃぃぉ話w
とてもぉもしろぃですww
頑張ってくださぃ☆


695  [2005/11/06(日) 13:55:57]

愛華さんありがとうございます!頑張りますね〜。


696 コロロ [2005/11/06(日) 20:56:32]

次の次の更新期待だゎww


697  [2005/11/06(日) 20:59:27]

今日あたりわかるかな?


698 コロロ [2005/11/06(日) 21:00:54]

まじ!!今日か♪
でもコロロが起きてるか心配。。。


699  [2005/11/06(日) 21:03:20]

う〜ん…。難しいかな(笑)?


700  [2005/11/06(日) 22:26:44]

しかし、次の信号もその次の信号にも怜奈を乗せた車は見当たらない。
夕日の下、思いつく限りの所を見渡したがそれらしきものはなかった。
気持ちだけが焦り、思考が止まっていた。
誉は一度自分を落ち着かせようと立ち止まり、深呼吸をした。
(あの進行方向を見ると向かう場所は…。)
誉は冷静に考えると、ある場所に走り出した。
耳に風を切る音と足音が響いていた。
今考えるのは、怜奈のことだけ。
他のことを考えないように、誉は走り続けた。
「はぁ!はぁ!」
誉が着いた場所は、怜奈と出会った田んぼの用水路だった。
しかし、そこには夕日に照らされる稲穂しかなかった。
(どこにいるんだよ!怜奈!)
誉は、膝に手をかけながら用水路をにらみつけた。
すると、不意に出会ったときの怜奈が頭に思い浮かぶ。
誉は踵を返すと、また新たな思いつく場所に向かった。
今度着いた場所は、花の園だった。
しかし、怜奈が乗っていた車らしきものはない。
誉は荒れる息を気にせず、再び走り出した。
次は、怜奈と初めて話した公園。
公園も電灯が明るいばかりで誰もいなかった。
(何で見つからないんだよ…。)
したたる汗が、公園の地面に落ちる。
思い出すのは、別れた日のこと。
誉は疲れた体に鞭打ち、次の場所に走った。
夜のアスファルトに、足音が響く。
向かったのは自分の家。
あきらめたわけではなく、最後に思い当たる場所がここしかなかったのだ。
すると、遠くに一台の車が止まり、そこに女性が立っていた。
軽くうつむき、その姿は夜の闇に消えそうなぐらい侘しかった。
誉は女性を見た瞬間、怜奈だとわかった。
「怜奈!!」
そう叫んだはずが、声が出ていない。
怜奈が車に乗り込んむと、その車は走り出してしまった。
(待って…くれよ…。)
誉は棒のようになった足を無理矢理動かし、追いつくはずのない車を追いかけた。
しかし、走っているといってもジョギングのようなペースになっている。
誉の心の中では、もうあきらめたいという気持ちになってきていた。
そう思うだけで、足が止まりかけていた。
そのとき、何の文句も言わず自分に怜奈を追わせてくれた聖羅の顔が頭に浮かんだ。
「ここであきらめたら…聖羅に申し訳ない…!」
誉は自分の足を握り拳で二・三回叩くと前を見据え、走り直した。
(怜奈のあの様子だと、聖羅の言った通りになる。その前に…!)
誉は、怜奈を乗せた車の残像を全力で追いかけた。


701  [2005/11/06(日) 22:29:31]

700おめでとう☆ミやったね涼ちゃん♪


702  [2005/11/06(日) 22:34:32]

走れ誉!!頑張らないとダメだよ!!


703  [2005/11/06(日) 22:50:49]

ありがとう春!もうすぐラスト!頑張るぞ〜!


704  [2005/11/06(日) 22:52:25]

ラスト!?やだよ〜どうなっちゃうのさ涼ちゃん!!笑))
頑張って☆


705  [2005/11/06(日) 22:52:57]

怜奈は、足早に過ぎて行く町並みを見ていた。
楽しかった町での思い出に、思いを馳せる。
後ろの座席では、あの老夫婦が楽しそうに話していた。
「…誉君に会いたかったのか…?」
怜奈は驚き、横を見ると園長先生が表情を変えずに運転している。
「…いえ…誉とは…別れましたので未練はありません…。」
怜奈は自分の言った嘘により、胸が張り裂けそうになった。
(未練がないわけない…。できれば…誉とずっと一緒にいたかった…。)
怜奈は涙が出そうになり、窓から外に目をやった。
すると、後ろに座っていた老夫婦のおじいさんが優しく怜奈の肩を叩き、ハンカチを渡してくれた。
「お爺様…すいません…。」
怜奈は抑えようとしていた涙が溢れ出てきてしまった。
誉と一緒にいられるのが、とても楽しかった。
生きていてよかったとさえ思った。
怜奈は、沈黙する車内で泣き続けてしまった。
抑えきれなかった感情。
誉と出会って何回笑い、胸が高鳴っただろう。
怜奈はできることなら、車から飛び降り、誉に会いに行きたかった。
怜奈が着いた場所は、最寄りの駅だった。
誉とお揃いのペンダントを買いに行ったときの駅だった。
「すいません…泣いてしまって…。」
怜奈は、老夫婦に深く頭を下げた。
「いいんじゃよ?怜奈にとって思い出深い所じゃろうて。泣きたくなるのも仕方あるまいに。」
「そうですよぉ、怜奈ちゃん。仕方ないのじゃ。」
二人共、穏やかな笑顔で怜奈を見つめる。
何も文句のつけようのない優しさ。
怜奈が小さな頃、感じられた優しさだった。
「それじゃ…園長先生、お世話になりましたな…。」
「いえいえ!怜奈のこと…よろしくお願いします…。」
老夫婦と園長先生が言葉を交わすと、園長先生は怜奈を見て元気づけるように微笑んだ。
「園長先生!」
怜奈は園長先生に抱きついた。
あの事件からずっとお世話になった人。
怜奈にとって、母親でもあり父親でもあった。
「怜奈…元気でおやり…。」
園長先生は怜奈を優しく抱きしめると引き放し、手を振った。
「園長先生…ありがとうございました…!さようなら!」
怜奈は、新しい家族となる老夫婦の元へ走って行った。


706  [2005/11/06(日) 22:53:39]

って言ってもまだまだよ(笑)。


707  [2005/11/06(日) 22:57:48]

怜奈ちゃん…そうだよね、行く方もつらいよね。
残されるものより、罪悪感とか色々あってつらいよね…行く方が…

涼サマ!春はこれからも応援し続けます!!頑張って☆


708  [2005/11/06(日) 23:19:00]

切符を買い、改札を抜ける。
何気なく振り返ると自分の生まれ育った町が見える。
「さよなら…。」
怜奈は一言つぶやくと、老夫婦の後を追った。
「まもなく〜ニ番線に電車が入ります。黄色い線までお下がり下さい。」
アナウンスが入ると、電車が勢いよく入って来る。
ドアが開き、人が出入りしていく。
老夫婦は、怜奈より先に乗っていた。
(これに乗れば…本当にさよなら…。)
怜奈は後ろ髪を引かれるに、後ろを向いた。
「怜奈!」
「誉…?」
そこには、最後に会いたかった誉の姿があった。
「誉!」
(会いたかったよ!)
怜奈は自然と誉のほうに駆け出していた。
「怜奈!」
誉も導かれるように怜奈のほうに駆け出していた。
二人は勢いをそのままに抱きしめ合った。
「ごめん!誉!私、好きな人なんていないの!誉だけが好き!」
「怜奈…。」
誉は、泣いている怜奈を優しく抱きしめた。
「ごめんね!嘘ついて!実は私…遠くに行くの…。誉に会えくなるぐらい遠くに…。」
誉は、何も言わずそのまま怜奈を抱きしめ続けていた。
「本当のこと言ったら誉…私を追いかけてくると思ったの…。」
怜奈は誉の目を見つめた。
誉の目にも、薄っすらと涙が浮かんでいる。
「そりゃ追うよ!好きだもん!怜奈が!」
怜奈はその言葉を聞いた瞬間、誉と唇を重ねた。
「ありがとう…誉…。でも…私、気づいてたよ…?誉の本当の好きな人が誰か…。だって、その人を見るときの目と私を見るときの目が一緒なんだもん!あ〜、私この人の代わりだったんだ〜って思った!」
怜奈は涙を拭くと、誉に微笑みかけた。
「そんなことは!」
「いいの!私は誉を愛せた…。それだけで幸せだよ…?」
怜奈は再び誉に抱きついた。
「まもなく〜二番線の電車が発車します…」
アナウンスが入ると、怜奈は電車に乗った。
「このペンダント大事にするね!」
怜奈は胸元にあるペンダントを取り出すと笑った。
それと同時に、電車のドアが閉まり始めた。
「あっ!あと!あんまり待たせたら可哀想だぞ!じゃぁね!誉!」
電車のドアが閉まる。
怜奈は寂しそうに誉を見つめていた。
誉の頬に涙が伝い、電車のホームに落ちた。
誉は怜奈を乗せた電車を追いかけた。
怜奈は電車の窓越しに、涙を流しながら何かを言っていた。
誉を振り払うように電車は過ぎ去り、誉は電車を見送った。
誉は電車が見えなくなるまで見送り、急いで来た道を戻った。
愛する人の元へ―


709  [2005/11/06(日) 23:21:22]

えっ!?涼サマこの展開はどういうこと???


710  [2005/11/06(日) 23:22:17]

彼女の元へ誉は行くのさ!


711  [2005/11/06(日) 23:25:12]

次回、最終章。


712  [2005/11/06(日) 23:33:10]

誉〜頑張れ〜!!そして涼ちゃんも頑張って!!!あっ、無理はせずにね☆


713  [2005/11/06(日) 23:34:24]

あっ…もうだめ…。寝ます。おやすみ。。


714  [2005/11/06(日) 23:38:20]

おやすみ♪


715  [2005/11/07(月) 22:40:52]

б終の魔法б
(なんで誉に行かせちゃったのかな…。)
聖羅は、あの湖に足をつけていた。
秋が近づいているとはいえ、残暑厳しく、夜でさえ暑かった。
聖羅は、ゆっくり波うつ水面を何気なく見つめていた。
湖を囲むように生えている木々も、水面の光を受け、蒼く光っていた。
聖羅は湖の中央にある御神木に目線をやると、顔の前で両手を重ね、目を閉じた。
(誉は…きっと来てくれる…。)
聖羅は誉を信じ、祈り続けた。
怜奈と一緒にどこか遠くに行ってしまうのではないかという不安があったが、聖羅は誉を待っていた。
優しい夜風が、聖羅の髪を優しくなでていく。
風が通り過ぎるように、時間も過ぎ去っていく。
それでも聖羅は目を閉じ、祈ることだけに集中していた。
(誉……。)
目を閉じているのに、誉の顔を見るように頭に浮かんでくる。
小さな頃の誉。
小学校の頃の誉。
中学、そして今の誉。
聖羅の記憶の中のどこかしら絶対に誉がいた。
聖羅は誉との思い出を思い返すと、聖羅の頬に伝うモノがあった。
それは、聖羅の意思とは関係なく流れ続ける。
「誉…。」
聖羅がつぶやくと、湖全体に響き渡った。
「聖羅に結婚しようって言われたとき…」
聖羅が驚き振り返ると、そこには誉が立っていた。
「実は嬉しかった…。」
「誉…?」
「怜奈と付き合ったとき…」
誉はゆっくりと聖羅に近づくと、聖羅を優しく見つめた。
「誰かを嫉妬させようとしている自分がいた…。」
「えっ…?」
聖羅には、誉の言葉の意味がわからなかった。
それでも、誉の瞳は聖羅だけを見つめていた。
「聖羅…俺も聖羅が好き…。」
聖羅は誉の言葉を聞いたが、幻聴を聞いているような夢を見ているような感じていた。
「聖羅が他の男としゃべってるとムカついた。」
「嘘…。」
聖羅の瞳からは、一気に涙が溢れ出した。
ずっと、片思いだと思ってきた十年間。
色々な方法を駆使して、誉の瞳をこちらに向けたかった。
「誉…本当?私…ずっと片思いだと思ってたの…。」
「ごめん…。俺も気持ちを伝える勇気がなかった…。」
誉は聖羅を優しく抱きしめた。
胸の中で、聖羅の泣く声が小さく聞こえてくる。
お互い、気持ちは同じだったのにすれ違ってしまっていた。
誉は小刻みに震える聖羅を見て、いつも以上に愛しく感じた。
「私!最低な女だよ?!誉を振り向かせるために他の男の子達と付き合ったりした!」
誉は泣き続ける聖羅を引き離すと、聖羅の瞳に合わせ屈んだ。
「それは、俺のためにしたことだろ?」
誉は、聖羅の涙を人差し指ですくうと微笑んだ。
「そうだけど…!私…!」
「聖羅…。それに気づかない俺も悪いんだからお互い様でしょ?」
誉が聖羅に優しく語りかけると、聖羅は誉を抱きしめた。
「誉は!もう私のモノなんだから!!放さないからね!」
「うん。俺も聖羅を放さないから…。」
聖羅は誉から離れると誉の頬を両手で触れ、不安そうに見つめた。
「約束だよ?」
「うん、絶対放さない!」
誉は聖羅をなんの雑念もなく抱きしめた。
すれ違った時間を取り戻すように、二人は抱きしめたあった。


716  [2005/11/07(月) 22:47:58]

「誉…?」
「何?」
「私と結婚してくれる?」
「もちろん!二人がもっと大人になってからだけどね!」
「嬉しい!」
聖羅は力一杯誉を抱きしめた。
体全体に伝わる誉の熱を独り占めでき、聖羅は幸せだった。
誉は聖羅を少し引き離すと、聖羅を見つめた。
二人の顔は湖の水面の光により、木々より蒼く照らされていた。
誉が聖羅の頬に手をあてる。
聖羅はそれに合わせて目を閉じ、誉の唇が重なるのを待った。
しかし、何か鈍い音がすると同時に誉の体が聖羅にもたれかかった。


717 豸シ [2005/11/07(月) 23:30:51]

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718 とんぼ [2005/11/07(月) 23:31:33]

……文字化け。


719  [2005/11/07(月) 23:33:56]

勘弁してよ…


720  [2005/11/08(火) 00:12:50]

「誉?!」
聖羅の手には、生温かい液体の感触がある。
その手を見ると赤黒い血がついている。
聖羅は誉の体の重さに耐えきれず、座り込んでしまった。
「誉!大丈夫?!」
聖羅が声をかけるが、誉は苦しそうにうなるばかり。
聖羅が視線を上げると、誰か立っていた。
「ハハハッ!お前だけ幸せになれると思うなよ!」
聖羅の目の前には、包丁を持った仁が嬉しそうに笑っていた。


721  [2005/11/08(火) 16:21:25]

何々この展開!?
人は殴らずとも違う形で人を傷付けてしまったのね…

ゴメンナサイ、今日はもう来れません。
早くて今度の土曜日の夜、遅くても今度の日曜日に必ず来ます!
それまではさよならです…泣>>
では、体調に気をつけて頑張ってください♪
ではでは…☆ミ               春≠ナした☆


722  [2005/11/08(火) 17:07:59]

この小説は普通の恋愛小説ではありませんので(笑)。


723  [2005/11/08(火) 17:19:00]

「原口…君…?」
仁は叫び笑ったかと思うと、聖羅をにらみつけた。
「お幸せに…。」
仁は一言つぶやくと踵を返し、湖から出て行った。
「うっ…聖羅…。」
「誉?!大丈夫?!」
誉の腹部からは、大量の血が出ている。
背中から刺され、腹を貫通しているようだ。
誉がせき込むことで、口からも血が出ていた。
「誉!待ってて!救急車呼ぶから!」
聖羅は急いで携帯電話を取り出し、救急車を呼ぼうとした。
しかし、呼び出し音すらならず、聖羅は焦るばかりだった。


724  [2005/11/08(火) 17:19:56]

やっと更新できた…。


725  [2005/11/08(火) 17:23:13]

携帯電話をよく見ると、携帯電話の画面には『圏外』の文字。
「そんな!嘘でしょ?!お願い!つながって!!」
聖羅は何度もかけようとするが、やはり無駄だった。
この湖のある場所は山に囲まれており、電波が届かなくなっていたのだ。
「聖羅…。もういいから…こっち…来て…。」
聖羅は携帯電話を手から放すと、急いで誉に近づいた。
相変わらず血が流れ出し、誉の下にある岩やコケが真っ赤になっている。
「聖羅…顔…見せて…。」
「うん…!」
聖羅は泣きそうになりながらも、誉の顔を見た。
誉がゆっくり聖羅の頬に触れ、微笑む。
「聖羅……好き…だよ…。」
「私も!だけど、これ以上しゃべらないで!」
「聖羅…俺…聖羅の笑顔が大…好きだ…から…お願い…笑って…?」
聖羅は小刻みに震える誉の手を握り、自分のできるかぎりの笑顔をして見せた。
誉は嬉しそうに微笑むと、まぶたをゆっくり下ろしていった。


726  [2005/11/08(火) 17:31:27]

「誉?!」
「大丈夫…。痛みも…なくなって…少し…眠くなっただけ…だから……」
誉の霞みゆく意識の中では、走馬灯のように思い出が流れ出した。
思い出の中では、聖羅がいて―
いつも笑いかけてくれた―
魔女だと思っていた少女の微笑みは、本当は天使の微笑みだった―
そして、誉の中の走馬灯の光は、景色と共に消えた―
ついに、聖羅が握っていた手から力が完璧に抜けてしまった。
「いや…誉…!やだよ!目を覚まして!!誉ーっ!!」
誉の体は人形のように冷たくなり、鼓動も聞こえなくなった。
聖羅は、誉の冷たくなった体を温めるように抱きしめていた。
誉の鼓動が戻るのを信じて。


727 梨日 [2005/11/09(水) 17:50:42]

涼、あげとくね☆(何)


728  [2005/11/09(水) 22:39:47]

センキュ。梨日


729  [2005/11/09(水) 23:09:34]

数日後、仁は自宅付近の山で首を吊り、死体で発見された。
そんな凶報ばかり入ってくるのに、空は嫌になるほど青かった。
晴天の下、聖羅は誉の部屋を見上げた。
呼べば出て来るのならば、いくらでもその名を叫びたかった。
しかし、聖羅の手には小さな小瓶が握られていた。
その小瓶には、白い粉が少量入っている。
聖羅はそれを見るたび、現実を思い知らされた。
この数日間、聖羅の心は何もない空洞になっていた。
誉が焼かれるとき、聖羅はそれを無我夢中で止めようとした。
誉の亡骸が、誉の姿がこの世からなくなるのは嫌だった。
しかし、誉は焼かれ空へと召された。
「聖羅…。」
聖羅が振り返ると、そこには聖羅の母が立っていた。
「聖羅…大丈夫?アナタがアナタでなくなりそうで怖いわ…。」
聖羅の母は聖羅を優しく抱きしめた。
「大丈夫だよ…。」
聖羅は声色を変えることなく言った。


730  [2005/11/09(水) 23:24:21]

誉の母から受け取った小瓶。
その中には、誉がいる。
聖羅はそれを見つめると、口づけをした。
「誉…愛してるから…。」
聖羅はそうつぶやくと、ゆっくり歩き出した。
誉と通った小学校、中学校。
そして、高校を見て回った。
ちりばめられたそれぞれの時の記憶が聖羅を切なくさせた。
誉は、もうこの世にはいない。
そして、声を聞くことはおろか、抱きしめてもらうこともキスしてもらうこともなくなった。
聖羅は大きな悲しみを抱え、一番思い出の多い公園へ向かった。
誰もおらず、あるのはいつもの公園。
あるのは、いつもと変わらない風景と風だけだった。
聖羅は、ベンチに座ると目をつぶった。
その瞬間から、誉との思い出の数々が流れ出した。
それはまるで、映画館で映画を見るように。
「誉…。」
聖羅の胸が一気に熱くなり、悲しみの雫がこぼれ落ちた。
「誉に会いたい…!」
聖羅は悲しみを拭い去れるまで泣き続けるはずだったが、やはり悲しみは消えなかった。


731  [2005/11/11(金) 23:28:21]

家に帰り、久しぶりの我が家での夕食も喉が通らなかった。
「ごちそうさま…。」
聖羅は満足に食べることすらできなくなり、そのまま自分の部屋に入った。
自分の部屋の窓から何気なく誉の部屋を覗くと、誉の部屋の窓が少し開いている。
「誉!」
聖羅は誉が亡くなったことも忘れ、屋根をまたぎ、誉の部屋に入った。
しかし、そこにあるのは夕日に照らし出されている誉のいない部屋だった。
聖羅は周りを見回すと我に返り、誉が亡くなったことを思い出した。
(もう…誉はいないんだ…。)
聖羅の瞳からは、再び涙が込み上げて来てしまった。
ふと誉のベッドを見ると、一瞬誉がいるように見えた。
聖羅が誉のベッドに横たわると、誉の香りが微かに残っていた。
(誉…!)
聖羅は枕を抱き寄せると、枕に顔をうずめた。
やっと繋がった思い。
それは一瞬にして壊された。
儚く、まるで硝子が割れるようだった。
聖羅はその日だけで何回泣いたからわからないほどで、まぶたは腫れてしまっていた。
聖羅は屋根をまたぎ、自分の部屋に戻り、ベッドに寝転がった。
誉のいる小瓶を見つめていると、誉に呼ばれているような気がした。
「誉が…呼んでる…。」
聖羅は不思議な感覚に捕われ、無意識に立ち上がっていた。
自然と足が進み、家を出て行こうとしていた。
「聖羅!?こんな時間にどこ行くの?!」
母の声も今の聖羅には届かない。
届くのは誉の声だけ。
聖羅は夜道をゆっくりした足取りで歩いていた。
(きっと…誉に会える…。)
聖羅の足は歩を進めて行く。
聖羅は自分の意思にまかせ、歩き続けた。


732  [2005/11/11(金) 23:44:42]

そして、着いた場所はあの湖だった。
湖の畔に目をやると誰か立っている。
「誉…?」
聖羅はいないはずの誉の幻影の元に歩いて行った。
聖羅には、誉の姿がしっかり見えていた。
優しく微笑む誉の姿が。
「誉…痛かったね…。」
聖羅が苦悶の表情をしたのがわかったのか、誉の幻影は首を横に振った。
『聖羅を一人にするほうが辛い…。』
誉の穏やかな声が、聖羅には確かに聞こえた。
その瞬間、聖羅はまた泣いてしまった。
目の前には、いないはずの誉の姿が見えている。
綺麗に輝き、微笑んでいる。
すると、誉の幻影はゆっくりと聖羅の頬に触れた。
肉体のない幻影のはずなのに、聖羅には誉のぬくもりを感じ取ることができた。
『泣かないで…。聖羅は泣いてるより笑ってたほうがいい…。お願い…笑って…。』
誉の幻影は、聖羅を見つめると悲しそうな顔をする。
聖羅は涙を拭うと、誉の幻影に笑いかけた。
『ありがとう…聖羅…。』
誉の幻影は嬉しそうに聖羅に微笑み返すと、空にちりばめられた星のように消えていった。
聖羅は夜空に消える誉の光を見届けると、ポケットから小瓶を取り出した。
「ありがとう…誉…。」
聖羅湖を見ると、ゆっくりと波をうっていた。
その波の一つ一つが蒼い光を放ち、聖羅を照らした。
聖羅はそれを見ると、瞳を閉じた。
両手を胸で組み、星に願いをかけた。
「誉…?今から私…誉に会いに行くね…。」
聖羅は湖に語りかけ、小瓶を握りしめた。


733  [2005/11/11(金) 23:49:33]

―そして―
―聖羅は小瓶を握りしめたまま、湖に足をつけた―
―聖羅はゆっくりと歩を進めていく―
―湖は聖羅の動きに合わせ、波を打ち出した―
―湖は先に進むにつれ深さを増して行く―
―「私は誉を一人にしないから…。」―
―湖の水が、聖羅の腰の高さまで来る―
―しかし、聖羅に迷いはなかった―


734  [2005/11/11(金) 23:52:58]

そして、聖羅の姿は湖に消えた。
まるで、何事もなかったかのように湖は波を消していく。
二人をつなげた湖は再び蒼い光を放ち、周りの木々を照らしていた。


735  [2005/11/12(土) 00:00:51]

бあとがきб
『魔女は微笑む』はこれで終わりです。
この小説で、読んで下さった皆様に伝えたかったことは『伝えること』の重要さです。
何をやるにも『伝える』ことが大切です。
自分が何をしたいか、どう思ってるかを相手に伝えなければいけません。
皆様は、本当に自分の意思を相手に『伝え』られているでしょうか?
家族や友達・恋人…。
今『伝え』なければ、もし明日にでも大切な人がなくなったときに後悔すると言うことをこの小説では言いたかったのです。
今いる人達が生きているのが当たり前と思っていてはいけません。
いつ何が起こるかわかりません。
後悔のないよう『伝え』ましょう。
皆様の大切な人達に。
自分の本当の気持ちを。


736 情緒不安定//とんぼ [2005/11/12(土) 00:04:52]

完結おめでとう。
伝える事は大切ですね。
伝えなければ、伝わらない。
伝えたい事、それはどんな事をしても同じですね。
野球にしろ、小説にしろ、詩にしろ、どんなことでも明確に伝えられなければ意味がない。
涼はそのことを皆に伝えられました。

お疲れ様でした。
今回は読めなかったけど、次回作は読んでみたいので頑張ってください。


737  [2005/11/12(土) 00:09:15]

とんちゃん…ありがとう!


738 カイ [2005/11/12(土) 00:13:44]

俺も読むことは出来なかったけど、
涼ちゃんが頑張ってるのは凄く伝わってきた。
いろんなこと、伝えたいから頑張ってるんだな、と。
気の利いたことも格好いいことも俺には言えないけど、
涼ちゃんがこれからも頑張って小説を書けるように応援するね。
次回作に期待します!

平成17年 11月11日 0時14分 カイ


739 カイ [2005/11/12(土) 00:14:39]

あ、0時と書いておいて気がつかなかったけど、
今日は11月12日だね、訂正!


740  [2005/11/12(土) 00:25:42]

カイちゃんもありがとう!俺は幸せ者です!


741  [2005/11/12(土) 00:43:34]

б読者様・来客様б
・花日和様
話が中間に入ったときに、感想などを書き込んで下さいました!おかげで中だるみせずイケました!
・カイ
たまに遊びに来てくれました!しかし、そんな心遣いも嬉しかったです!
・肉
雑談が多過ぎてすいません!しかし、読んで頂いてありがとうございました!
・愛華
一回だけ書き込んで頂きましたが、嬉しかったです!
・コロロ
コロロにはやる気の出る言葉をたくさん頂きました!コロロの言葉を自信にしてやっていきたいと思います!
・春
『魔女は微笑む』は実は打ち切る予定でしたが、春が来てくれて励みにもなり、春との雑談が楽しかったです!春に感謝!
・とんぼ
とんちゃんもカイ君同様に遊びに来てくれました!今度はとんちゃんも興味を持ってくれるような小説を書きたいです!
・梨日
この長い小説を必死で読んでくれました!雑談スレでそういう話をしていただき、嬉しかったです!
美瑚
・美瑚さんとはお互いの小説を読み合いましたね。とても勉強になりました!
・花梨
更新するたび感想を頂きありがとうございました!花梨さんが来てくれたおかげで、最初のほうを頑張れました。
・夏華
あまり会えなかったけど、感想を書いてくれて嬉しいかったです。また次回もよろしくお願いします!
・賢作
親友です。アナタは親友です。強制なので拒否できません♪
たくさんの方々が読んでくださり、『魔女は微笑む』は完結しました!
『魔女は微笑む』は皆様で作ったようなものです!
今まで読んで下さり、ありがとうございました!


742  [2005/11/12(土) 00:49:28]

本編が終了したので、次回は『another story〜禁恋歌〜』を書きたいと思います!
夏海が主人公です!


743 李音 [2005/11/12(土) 00:52:00]

すまんね。読めんでw
次回作は絶対読むから、楽しみにしてます♪


744  [2005/11/12(土) 00:52:44]

ありがと!李音!


745 梨日 [2005/11/12(土) 11:11:42]

ハイテンションな梨日です(笑)完結おめ!


746  [2005/11/12(土) 12:13:49]

ありがとう!梨日!


747 賢作 [2005/11/12(土) 13:32:12]

(*≧∀≦)ノ完結おめニャー!
予想もできない意外な結末に驚いたニャ…。
誉は旅に出るのかと予想したけど死んでしまったニャ(ぁ
次作も期待してるニャ!
.
>>741
『大』が付いてないから拒否ニャ(笑
上から読んでいくうちに「レスの少なさに忘れたか?」と思ったけど、最後のシメとは意表をつかれたニャ(笑
それでは次作でまた会おうニャ!


748  [2005/11/12(土) 13:43:39]

賢ちゃんはシメに最適なのさ!


749 賢作 [2005/11/12(土) 13:45:08]

や、焼きメシかニャ?(違次回もやっぱり恋愛かニャ?


750  [2005/11/12(土) 14:18:13]

どうしようか迷ってる。


751 賢作 [2005/11/12(土) 14:28:22]

ゆっくり考えるニャ!老若男女!(ぇ


752 楝華 [2005/11/12(土) 15:53:17]

(/д;)悲


753 カイ [2005/11/12(土) 15:55:44]

何!?>>兄貴


754 楝華 [2005/11/12(土) 15:57:11]

(´_ゝ`)終りが悲しすぎる


755 カイ [2005/11/12(土) 15:58:10]

そヵー……
だねー……>>兄貴


756 楝華 [2005/11/12(土) 15:58:45]

(´_ゝ`)伝えるのは大事だな


757 カイ [2005/11/12(土) 15:59:43]

大事だねー……
俺も頑張らんとぉ>>兄貴


758 楝華 [2005/11/12(土) 16:00:48]

俺は好きな人見付ける事から始めるか。
(´_ゝ`)応援してるからね<カイ


759 カイ [2005/11/12(土) 16:01:43]

有難う(/д;)泣>>兄貴


760 楝華 [2005/11/12(土) 16:02:17]

(´_ゝ`)俺はいつでもカイの味方よ


761 カイ [2005/11/12(土) 16:03:52]

助かるw
俺もっす兄貴〜〜泣>>兄貴


762 楝華 [2005/11/12(土) 16:04:44]

(´_ゝ`)ありがとな〜
んじゃ俺は課題あるんでオチ


763 カイ [2005/11/12(土) 16:05:15]

おぅよ>>兄貴


764 梨日 [2005/11/12(土) 17:34:07]

全部読んだ…もともと恋愛小説読まない方だけど、初めて泣いたよ…。涼、この小説を作ってくれて、ありがとう。


765  [2005/11/12(土) 18:35:14]

ありゃ?!楝華とカイに梨日まで!


766  [2005/11/12(土) 21:20:56]

涼ちゃんいる?


767  [2005/11/12(土) 21:34:34]

春♪いますがどうかしましたか?


768  [2005/11/12(土) 21:46:02]

お久しぶりです♪会いたかったです〜涼ちゃん♪♪

『魔女ほ』完結おめでとうございます☆
そうゆう終わり方か〜って意外な感じでよかったです。
頑張ったね♪次回作も楽しみに待っていますので…♪
これからも無理せず頑張ってください♪


769  [2005/11/12(土) 23:22:13]

ありがとう!春も完結できるように頑張って!


770 コロロ [2005/11/13(日) 00:16:36]

完結おめでとうww
もぉかなり感動です。
全然予測できない終わり方でした。

誉と聖羅はどこまでも幸せでいてくれると思います。

      すてきなお話をありがとう!涼!!


771  [2005/11/13(日) 03:40:00]

ありがとう!コロロ!


772  [2005/11/13(日) 21:43:32]

《another story〜禁恋歌〜》
б第一曲б
夏海は宿題を済ますと椅子にもたれかかり、閉まっているカーテンを開いた。
すると、白い雪が黒い闇夜に漂っていた。
「雪…。」
夏海は舞い落ちて行く雪を見ながら、溜め息をついた。
白い雪は暗い闇のキャンパスの中を自由に舞っているのに、自分は未だ思いを伝えられず閉じこもっている。
夏海には、『伝える』勇気がなかった。
(このまま…伝えないほうがいいのかな…?)
夏海は、小さな雪を眺めながら悩んでいた。
すると、ドアを叩く音がした。
「夏海?ちょっといい?」
夏海はその声を聞いた瞬間、胸が高鳴った。
「ど、どうぞ。」
ドアが開くと、そこには兄の毅がいた。
毅は夏海を見つけると、優しく微笑んだ。
「どうぞって…。そんな畏まらなくていいんじゃないか?」
毅は夏海の隣りに立つと、窓から外を眺めていた。
長い睫毛に、整った横顔。
彼女がいつできてもおかしくないぐらいに夏海には思えた。
「綺麗だな…。」
「えっ?」
「雪が舞うところ見ると、なんか切なくないな!」
毅は夏海に笑いかけると、夏海のベッドに腰をかけた。
「お兄ちゃん…何か用なんじゃないの?」
夏海は胸を高鳴らせながら、毅のほうを見た。
「あぁ、ほら前借りた小説!あれさ!今読み切ったところで、返そうと思ったんだけど。」
「そ、そうなんだ…。」
夏海は毅を直視できず、うつむいてしまった。
本当はずっと見つめていたいはずなのに、夏海にはそれができなかった。
「あれ?!あ〜!ごめん!夏海!部屋から持ってくるの忘れたわ!ちょっと取ってくるな!」
毅は腰を上げると、夏海の部屋から出て行ってしまった。


773  [2005/11/13(日) 21:44:42]

涼サマ〜!!!頑張って〜!!!


774  [2005/11/13(日) 21:46:44]

毅くん意外とおっちょこちょい笑))♪


775 梨日 [2005/11/13(日) 21:49:25]

涼がんば☆


776 豸シ [2005/11/13(日) 22:10:42]

莠隗」シ


777  [2005/11/13(日) 22:14:04]

文字化け笑))久しぶりに見た〜♪


778 カイ//クウ [2005/11/13(日) 22:15:38]

(カイ)シュン777おめでとう


779  [2005/11/13(日) 22:17:06]

あら本当♪いいことあるかも…♪カイくん久しぶり♪


780 カイ//クウ [2005/11/13(日) 22:19:28]

(カイ)久ーー>>シュン


781  [2005/11/14(月) 00:18:30]

夏海は毅の背中を見送ると、ベッドに腰をかけた。
胸に手をあてると、心臓がすぐそこにあるかのように脈をうっていた。
(あ〜…、つらいな…。お兄ちゃんと兄妹じゃなかったらよかったのに…。)
夏海は溜め息をつくと、ベッドに横になった。
「夏海〜。」
ドアが急に開き、それに夏海は驚いて跳ね起きた。
「何驚いてんの?これ、ありがとう。」
毅は夏海に笑いかけると、小説を渡した。
そして、夏海の隣りに腰をかけると毅は夏海を見つめだした。
「お、お兄ちゃん?」
夏海は恥ずかしくなり、すぐ目をそらした。
「夏海って、前より可愛くなったよな。」
夏海はその言葉を聞くと、すぐに毅のほうに向き直した。
「お世辞じゃないからさ!」
毅の笑顔を見ると、太鼓を叩いているように胸が高鳴ってしまう。
しかし、毅に可愛いと言われ、夏海は嬉しかった。
「ありがとう…。」
夏海がうつむくと毅は立ち上がり、外を眺めていた。
「お兄ちゃんは…今好きな子いるの…?」
夏海は毅の横顔に話しかけた。
毅は夏海を見ると、夏海に微笑みかけた。
「どうしたの?急に?」
「うぅん!なんでもないの…。」
夏海は急いでうつむくと、また毅は夏海の隣りに座った。
「今はいないな。夏海は?気になる子とかいないの?」
毅の優しい笑顔がすぐ近くにある。
夏海の体温は一気に跳ね上がり、体全体を熱くした。
「い、いないよ?!」
夏海は毅を見つめられず、目を強く閉じうつむいた。
(やめて…!お兄ちゃんに見つめられると私…!)
夏海は胸に手をあて、鼓動を落ち着かせようとした。


782  [2005/11/14(月) 00:20:14]

776<文字化けキング!


783  [2005/11/14(月) 11:14:30]

夏海ちゃんドッキドキ♪


784  [2005/11/14(月) 17:32:42]

兄妹なのにね(笑)。


785  [2005/11/14(月) 17:33:47]

あっ♪涼サマこんばんは〜♪
兄妹でも関係ないよ!!恋は恋だ!!!笑))


786  [2005/11/14(月) 19:05:25]

兄妹の恋愛とかありな?


787 梨日 [2005/11/14(月) 19:14:17]

ども☆私は本気で愛し合ってる兄妹の話は好きよ(笑)


788  [2005/11/14(月) 19:15:40]

いや…血がつながっているので本当は無しです…悲しいことに…泣>>
いとことは結婚できるんですよね?


789  [2005/11/14(月) 19:20:17]

まぁ、フィクションなんで気にしないことにします!


790 梨日 [2005/11/14(月) 19:20:35]

辛うじてできるみたいだよね>春


791  [2005/11/14(月) 19:24:03]

いとこもまた微妙ですが…
好きになってしまったものはしょうがない。
そのまま突っ走ってしまえ!!ですよね笑))→涼ちゃん☆梨日☆


792 梨日 [2005/11/14(月) 19:25:47]

そうそう!!仕方ないさ、かくいう私もいとこの二歳年上のにーちゃんを好きだった時期があった(笑)結婚してるけどね、もう(笑)>春


793  [2005/11/14(月) 19:26:14]

恋にボーダーはないさ!(キット


794 梨日 [2005/11/14(月) 19:30:04]

だね(笑)ではまた☆


795  [2005/11/14(月) 19:33:16]

梨日ちゃんにそんな過去が…!!笑))恋ね〜…難しい!!
春は今休み中ですので…灰色の青春を爆走中ー!笑))

ではでは涼サマ頑張って☆


796  [2005/11/14(月) 19:35:43]

『魔女微笑』は人の過去とかぶりやすいな…。。


797  [2005/11/14(月) 19:37:06]

あはは笑))涼サマの超能力〜!!笑))


798  [2005/11/14(月) 19:39:28]

ある意味親近感わくでしょ(笑)?


799  [2005/11/14(月) 19:41:05]

わくわく♪限りなくわいてきます♪♪


800  [2005/11/14(月) 19:42:06]

800キタァー!


801  [2005/11/14(月) 19:45:11]

おめでとうございます☆やったね涼ちゃん♪


802  [2005/11/14(月) 19:47:28]

こっからだよな〜。踏ん張りどころ。


803  [2005/11/14(月) 19:49:28]

そろそろ更新。


804  [2005/11/14(月) 19:51:44]

頑張って♪


805  [2005/11/14(月) 19:54:49]

「夏海?」
不意に毅の手が夏海の額に触れる。
夏海は驚き、毅のほうを向いた。
毅と目と目が合い、目をそらせなくなってしまった。
落ち着かせようとした鼓動は、落ち着くどころか暴れ出してしまった。
「熱はないみたいだけど、顔赤いしな〜?」
毅は夏海の額から手を離すと、考え込んでしまった。
夏海は胸の鼓動が毅に聞こえてしまうのではないかと不安になっていた。
「夏海?大丈夫か?」
毅がうつむく夏海の顔を覗き込む。
夏海は急に毅の顔が目の前に現れ、驚いてしまった。
「だ、大丈夫!」
夏海は毅から逃げるように立ち上がり、窓の前に立った。
(うぅ…、情けない…。まともにお兄ちゃんの顔も見れないよ…。)
夏海は自分の弱さに悲しくなってしまった。
「夏海、散歩にでも行こうか?」
「えっ?!」
夏海が振り返ると、毅は夏海に笑いかけた。
「で、でも!もう夜遅いよ?!」
夏海は毅を前に、頭の中は真っ白になっていた。
「うん、夏海と散歩したいんだけどダメ?」
夏海は毅の言葉に耳を疑った。
「お、お兄ちゃん?何言ってるの?」
「夏海、なんか顔赤いし涼む意味でもね。」
毅の心遣いは、夏海を愛しくさせた。
再び高鳴る鼓動。
夏海は毅から目をそらすと、胸に手をあてた。
「ありがとう…お兄ちゃん…。」
すると、夏海の頭を毅が優しくなでる。
夏海が驚いて顔を上げると、毅は優しく微笑んでいた。
「温かい格好するんだよ?玄関で待ってるから。」
夏海がうなずくと、毅は部屋から出て行ってしまった。


806  [2005/11/14(月) 20:05:04]

お兄ちゃん…♪やさしい〜♪


807  [2005/11/14(月) 20:13:51]

こんなお兄ちゃんいるんですかね?


808  [2005/11/14(月) 20:18:25]

ん〜、春の兄はこんなにストレートに言ってくれませんが
なんだかんだ言って必ず優しくしてくれますよ♪
夏休みとかキャッチボールしたいって言ったら恥ずかしがりながらも
一緒にしてくれましたもん♪


809  [2005/11/14(月) 20:19:54]

お兄ちゃん優しいなぁ〜♪
っていうか春はアクティブだね(笑)。


810  [2005/11/14(月) 20:22:20]

そうですか?笑))スポーツ好きですよ〜♪
ケガを必ずしますが…泣>>野球とか観に来ますもん♪球場まで☆!!


811  [2005/11/14(月) 20:23:38]

スポーツいいよね〜。野球!俺阪神ファン!


812  [2005/11/14(月) 20:25:35]

神奈川っ子なので横ベイファンです☆
今度野球の小説書こうかしら…♪?


813  [2005/11/14(月) 20:26:56]

俺…今度ホラー書きたいの。


814  [2005/11/14(月) 20:34:42]

ホラー?春は怖いのダメですから…
読めないほど怖かったらカキコできないかも…泣>>


815  [2005/11/14(月) 20:36:12]

なぬぃ〜!そろそろ恋愛系から離れようかなっと。


816  [2005/11/14(月) 20:38:02]

春も!離れたいけどちょこっとだけ入れるつもり(次回作はね)♪
ホラーか〜…でも涼ちゃんのためなら乗り越えてみせる!!


817  [2005/11/14(月) 21:59:46]

急に足の力が抜け、夏海は座り込んでしまった。
呼吸がやけに乱れている。
夏海は深呼吸すると、立ち上がり窓から外を見た。
「雪さん達…私に伝える勇気を下さい…。」
夏海は雪に祈ると服を重ね着し、玄関へ下りた。
「お母さん、ちょっと出て来るね…。」
「気をつけるのよ!」
「うん…。」
ドアを開け、外に出る。
そこには、雪と戯れる毅がいた。
毅は振り向くと、夏海に微笑みかけた。
「行こうか?」
「うん…。」
小さな粉雪が舞う夜道を、言葉を交わさず歩いていた。
夜に佇む葉のない木々達。
薄っすらと雪化粧し、他の季節とは違う姿を見せる。
夏海の横では、白い息を出しながら歩いている毅がいて、夏海の胸を小さく高鳴らせた。
「大変だったな…。あの二人のこと…。」
「えっ?!あっ…うん…。」
あの二人は通じ合えたのだろうか。
空に飛び立ち、巡り会えただろうか。
夏海は二人のことを思い出すと、切なくなった。
二人は冬をまたぐことも、雪を見ることもなく逝ってしまった。
駆け足で過ぎ去った二人の命。
夏海はそれから何を学べばいいのか未だにわからなかった。


818  [2005/11/14(月) 22:01:19]

涼ちゃん〜更新できないよ〜泣>>


819  [2005/11/14(月) 22:15:00]

夏海ちゃんかわいい♪雪さんたち!頼みますよ!!


820  [2005/11/14(月) 22:48:39]

更新できないつらさはわかる!頑張れ!


821  [2005/11/14(月) 22:49:59]

ありがとう〜泣>>でもできたよ♪良かった〜♪♪


822  [2005/11/14(月) 22:52:26]

よかったね!頑張って小説書いていこうね!


823  [2005/11/14(月) 22:54:00]

はい♪涼ちゃんとともに伝える役をまっとうします!!
頑張っていきましょう☆


824  [2005/11/14(月) 23:00:43]

ラスト更新!


825  [2005/11/14(月) 23:01:17]

「あっ!夏海!覚えてるか?!この並木道!」
「えっ?」
夏海が顔を上げると、杉の木が並んで立っている。
「ここ…。」
夏海は懐かしくなり、毅より前に行き周りを見回した。
「夏海が五歳ぐらいのときかな〜?二人で鬼ごっこしてたら転んじゃって、大泣きしたんだよな!」
「そうだっけ?」
毅は夏海の隣りに来ると、夏海に笑いかける。
毅の白い息が、不意に夏海にあたると少し温かく、どこか優しさを感じた。
「膝すりむいてさ!もう歩けないよ〜!って。」
「それで、お兄ちゃんにおんぶしてもらったんだよね…。」
ふと小さな頃のことを思い出す。
二人で駆け回り、二人で笑い合っていた。
居心地がよく、いつまでも遊んでいられたかもしれない。
夏海は毅と一緒にいることが、一番の幸せだった。
「あれから比べると…夏海も大きくなったな。」
毅は立ち止まると、夏海の前髪に触れる。
夏海の髪にまで神経があるかのように、毅の手のぬくもりを感じた。
(ずっと…この手に触れられていたい…。)
そう思うだけで、毅から目を離せなくなった。
「夏海?」
毅が心配そうに夏海を見ていた。
夏海は我に返ると、すぐ目をそらした。
そして、夏海は少し毅と離れるとうつむいた。
夏海は、自分の気持ちを察しられないように必要だった。
自分の気持ちがわかってしまえば、今までみたいに『仲のいい兄妹』でいられなくなってしまう。
夏海はそれが怖かった。


826  [2005/11/14(月) 23:05:23]

悲しいよね…越えられない壁ってどうすれば崩せるのかな?
どうすればなくなるのかな?って考えてしまいますよね…
夏海ちゃん頑張って!!!そして涼サマも☆


827  [2005/11/15(火) 07:44:15]

うん!頑張る!


828  [2005/11/15(火) 20:58:07]

「夏海どうしたの?」
毅が夏海に近寄って来る。
夏海はそれに気づくと、再び距離を置いた。
「そりゃそうだよな!兄がうっとうしくなる時期だもんな!」
「違う!私は…!」
夏海は毅の言葉を聞いた瞬間、自然と反論しようと言葉が出てしまっていた。
驚いたような顔をする毅を見て、夏海は恥ずかしくなりうつむいた。
そのとき、手を握られ、夏海は顔を上げる。
幼い頃のままの笑顔で毅が夏海を見ていた。
「夏海が離れないように掴まえとこうかな!」
無邪気に微笑む毅に夏海は自然と笑みがこぼれてしまった。
「やっと笑った。」
「えっ?」
毅が夏海の眉間を人差し指で触れると、嬉しそうに微笑んだ。
「さっきからここにシワ寄せ過ぎ!夏海は笑ってるほうがいいよ!」
毅の発する一言一言が胸を高鳴らせる。
「ごめん、気をつける。」
夏海は心地よい胸の高鳴りを感じつつ、毅に頭を下げた。
すると、急に毅が腰を下ろし、夏海に背を向けた。
夏海には毅が何やろうとしているのかわからなかった。
「ほら、乗りな?」
「えっ?!でも…重いし…。」
「いいから早く!」
渋々夏海が毅の背中に乗ると、足が宙に浮かんだ。
「懐かしいな、夏海!それにしても重くなったな〜。」
「もう!お兄ちゃん!」
夜の並木道に、二人の笑い声が響く。
それを彩るように、雪は優しく降り注いだ。


829  [2005/11/15(火) 21:15:12]

こんばんは♪夏海ちゃんと毅兄さんは1つ違いだよね?


830  [2005/11/15(火) 22:33:12]

一つ違いです。


831  [2005/11/15(火) 23:08:47]

春も兄とは1つ違いなんです♪年子です年子♪
はぁ〜羨ましい光景ですね…♪♪


832  [2005/11/15(火) 23:43:44]

あ〜、どうしような〜。最後…。。


833  [2005/11/15(火) 23:44:43]

あまり無理しないでね涼ちゃん。


834  [2005/11/15(火) 23:47:54]

なんというか…どこにしようかなぁって。。


835  [2005/11/15(火) 23:52:31]

б第二曲б
昨夜の雪がやまなかったのか、朝も雪が降っていた。
外に出ると、白い息が舞い上がる。
空を見上げても薄い雲が空を覆い、むなしさを感じた。
高校への道を一人で歩く。
聖羅を殴りつけた日からずっとこうして一人になり、罪を償おうとしていた。
毅のことだとはいえ、感情を抑えられなかった。
大人しい自分の中に、暴力的な自分がいたのを思い知らされた。
それならば一層、弱く大人しい自分を捨て、強く活発的な自分に生まれ変わろうとしたのだ。
しかし、変われたことは変われたがまだ弱い自分がいた。
必死で強くなろうとするも、大人しいもう一人の自分を拭い去れないでいたのだ。
気がつけば、学校の玄関の前まで来ていた。
夏海は溜め息をつくと靴を履き替え、教室へ向かった。
教室に入ると、朝早くから話をしている女の子達が数人いる。
もちろん、夏海は変わってからというもの一人孤立していた。
席に座ろうとすると、後ろの席が目に入る。
机の上には花瓶に数輪の花が入っていた。
(誉君…。)
夏海は花を見ているだけで、誉の姿を思い出した。
夏海は花瓶を手に取ると教室から出て、水を代えてやることにした。
寒い冬に枯れずにいる花瓶の花達。
まるで天で二人が出会えたことを知らせるように咲き誇っている。
夏海はそれを見て、自然と笑みがこぼれてしまった。
「誉君…古崎さんとはうまくやれてる…?」
花達が返事をすることはなく、夏海もそれはわかっていた。


836  [2005/11/15(火) 23:57:40]

涼ちゃんって本当に小説書くの上手だよね。うん。
すごいな〜。ってさっきアドバイススレ≠見てて思いました☆


837  [2005/11/16(水) 00:02:57]

そう〜?僕は自分の見ててへぼいなって思う。。


838  [2005/11/16(水) 00:07:10]

涼ちゃんは春の師匠ですから♪
もう決めました。変えられませんよ♪笑))
みんなすごいよね〜。春も学校の先生とかに一回見せてみようかしら?


839  [2005/11/16(水) 00:08:17]

こんなへっぽこ部長を師匠にするとろくなことないよ〜?


840  [2005/11/16(水) 00:11:05]

あっ、そういうこと言う〜!!笑))へっぽこは春だけですよ♪
涼サマは一番最初の小説からすごいですからね〜。
尊敬しますよ、うん☆

ではではそろそろ睡魔が襲ってきたので…寝ます☆ミ
おやすみなさい...zzz♪


841  [2005/11/16(水) 00:11:49]

おやすみなさい。


842 夏狼 [2005/11/16(水) 17:19:38]

夏美ちゃん、かわいいキャラですね!更新楽しみにしています!


843  [2005/11/16(水) 17:22:49]

夏狼さん、ありがとうございます!


844  [2005/11/16(水) 18:38:58]

教室に戻ると、誉の席の前で立っている人がいた。
「中峰君…?」
将樹は夏海の声を聞くと、ゆっくり振り返った。
「あぁ…今井さんが水を代えてくれてたんですか…。僕はてっきり…供えるのをやめたのかと思ってました…。」
どこか伏し目がちになっている目。
将樹は一度に三人もの友達を亡くしたからには、悲しみは一入だろう。
夏海は哀愁漂う将樹を見て、自分も悲しくなってしまった。
「今井さん、よかったら今日お墓参り行きませんか?」
将樹は無理矢理笑い顔にすると、夏海に目を向けた。
「うん…行く…。」
「それはよかった。誉君も聖羅さんも喜びますよ!放課後に…行きましょうね!」
将樹はそう言うと背中を向け、目の辺りを腕で隠した。
夏海も誉や聖羅が亡くなって悲しいが、将樹に比べ関わりが少なかった。
将樹は夏海と違い、いつも近くにいたことでの悲しみは夏海と比ではない。
夏海はそれを思うと、将樹が気の毒に思えた。


845  [2005/11/16(水) 18:41:40]

夏狼さん、夏美ではなく夏海なんで(笑)。


846  [2005/11/16(水) 18:55:41]

将樹くんかわいそうだね…


847  [2005/11/16(水) 18:57:07]

春しゃん!


848  [2005/11/16(水) 18:58:29]

涼しゃん?笑))


849  [2005/11/16(水) 18:59:21]

人はいろいろいるね〜。


850  [2005/11/16(水) 19:17:58]

どうしたの?笑))何かあったんですか?大丈夫?


851  [2005/11/16(水) 19:32:04]

大丈夫だよ(笑)。


852  [2005/11/16(水) 19:40:27]

よかった♪


853  [2005/11/16(水) 19:54:28]

更新しようかしら。


854  [2005/11/16(水) 19:59:25]

放課後になり、生徒達が下校を始める。
夏海は将樹の席の前まで行き、将樹が荷物を入れるのを待っていた。
「すいません!待たせてしまって!」
「うぅん…。」
将樹は荷物を鞄に詰めると立ち上がり、夏海に軽く頭を下げた。
「行きましょうか!花屋さんにも寄らないといけないので急ぎましょう!」
夏海と将樹は学校を後にすると、花屋に向かった。
二人で、誉と聖羅の墓に供える花を買うと霊園に向かう。
薄い雲は朝から取れず、夕暮れで少し染まっていた。
通り過ぎる家からは、何かを炒める音や楽しそうに笑う子供達の声が聞こえていた。
二人は言葉を交わすことなく、誉の墓の前に着いた。
「誉君…会いに来ましたよ…。」
将樹が花を手向けると、手を合わした。
夏海もそれを見て花を手向け、手を合わせた。
誉の墓を前にしても、夏海にはそれが他の人のであるかのような感覚だった。
まだ、夏海自身誉が亡くなったとは思えなかったのだ。
「今井さん…聖羅さんの分…供えといてもらえますか?僕、少し別の場所行くので…。」
夏海がうなずくのをみると、将樹は花を渡し、どこか行ってしまった。
寄り添うように聖羅と誉の墓が並んでいる。
それを見ると、校門での二人の姿を思い出さずにはいられなかった。
夏海は花を手向けると、墓を見つめた。
「古崎さん…誉君に会えた?少し…私の話を聞いて欲しいの…。私ね…前言ったように…お兄ちゃんが好きなの…。…でもね、伝えるのが怖い…。兄妹じゃいられなくなるようで…。古崎さん…私…どうすればいいの…?」
夏海は胸に溜めていた言葉を、聖羅に話しかけた。
ふと聖羅の顔が思い浮かぶ。
夏海は手を合わせると、空を見上げた。
雲の間から夕日が差し込み、町を照らしていた。
その光景はまるで、聖羅が夏海を元気づけているようだった。


855  [2005/11/16(水) 20:08:44]

静かに空気が流れていきますね。落ち着けます。
頭の中に思い浮かべると、哀しくなる、人が恋しくなる。そんな感じ♪


856  [2005/11/16(水) 20:14:18]

そう?表現下手じゃないかな?


857  [2005/11/16(水) 20:15:29]

ううん、そんなことないよ。涼サマ素敵☆


858  [2005/11/16(水) 20:16:40]

本を読まなさすぎで表現力不足に…。。


859  [2005/11/16(水) 20:18:56]

本読み出したら涼ちゃまはどうなってしまうんでしょう…?笑))
あぁ、恐ろしい!!!笑))


860  [2005/11/16(水) 20:20:18]

表現力は多少よくなる?かな(笑)


861  [2005/11/16(水) 20:37:00]

そうかも♪表現方法は星の数ほどありますからね〜☆


862  [2005/11/16(水) 20:55:21]

もっとうまく書けるようになりたいわ〜。。


863  [2005/11/16(水) 21:17:37]

春も〜!


864  [2005/11/16(水) 21:49:25]

空を眺めていると横から足音がし、将樹が戻って来た。
「今井さん、すいませんでした。」
夏海が首を横に振ると、聖羅の墓前で将樹は手を合わせた。
「どこに行ってたの…?」
拝む将樹に問いかけると、将樹は夏海のほうを向いた。
「原口君の墓に行ってました。」
「原口君の…?」
将樹は悲しそうにうつむくと、夏海に背を向けた。
まるで、朝見た光景を見ているようだった。
「原口君も聖羅さんが好きで…。伝えたけど…思いは届かなかった…。誉君を殴った後も後悔したのでしょうね…。悩み過ぎて自分を見失ってしまった…。そして…誉君を…。必死に伝えようとしても…決して相手に伝わるわけではありません…。それは恐いことであり…辛いことになるかもしれません…。」
将樹はそう言うと振り返り、夏海を見て微笑んだ。
「でも!恐がってたら前に進めないし!誉君や聖羅さんみたいにすれ違ってしまうかもしれません…。だから…僕らは二人から学ばなければなりませんよね…。同じことを繰り返さないように…。」
将樹は誉の墓を見て、再び夏海を見た。
夏海はまるで将樹に見透かされているような気がしてならなかった。
「すいません!しみ垂れたこと言ってしまって!」
「うぅん…。私も中峰君の言う通りだと思う…。」
夏海の言葉に、将樹が驚いたような顔をし、照れくさそうに笑っていた。
そして、二人は霊園を離れ、各自の家に帰って行った。


865  [2005/11/16(水) 21:54:49]

将樹くん良いこと言うね〜♪そうだよね、うん。
恐がってたら前に進めないもんね。うん。そうだそうだ!笑))


866  [2005/11/16(水) 22:23:07]

涼ちゃん、春は残りの勉強をするため今日はこれで失礼します。
また明日会いましょう♪
最近は寒くなってきました。
体調管理をしっかりして風邪を引かないようにしてください。
それでは無理せず頑張ってください♪   ではでは...☆☆ミ


867  [2005/11/16(水) 22:45:19]

春も気をつけてね!春が体調崩したら僕が悲しいんだから!


868  [2005/11/16(水) 23:01:34]

夏海はその帰り、考え込んでいた。
(やっぱり…伝えなきゃ…。このままじゃ後悔する…。)
夏海が家の前まで来ると、玄関先で誰か話していた。
外は暗く、誰がいるかわからない。
しかし、聞こえるのは男性の声と女性の声。
男性の声はどうやら毅の声だ。
夏海は二人に察しられないように、身を隠した。
楽しそうに笑う毅と女性。
夏海の胸には、焦燥感に似た鼓動が響く。
(嫌だよ…お兄ちゃん…。他の子としゃべらないで…!)
夏海の膝は小刻みに震え、唇は乾き始めていた。
二人の笑い声が聞こえるたび、夏海の胸は嫌に高鳴った。
「じゃぁね〜!また明日〜!」
「あぁ!また明日。」
ドアが閉まる音が聞こえると、夏海は毅の後を追うように家に入った。
「夏海!おかえり。」
毅が優しく夏海に笑いかける。
しかし、夏海は毅から目をそらすと急いで自分の部屋に入った。
部屋に入ると、ベッドに寝転んだ。
自然と頬に涙が伝う。
「無理だよ…!恐い…!伝えるのが恐いよ…!」
夏海は枕に顔を押し当てると、毅や家族に声が聞こえないように泣いた。
「夏海?ご飯できたって!」
ドア越しに毅の声が聞こえた。
夏海は体持ち上げると、ドアを開いた。
ドアの前に毅が立って夏海を待っていた。
「今日ハンバーグだって!やったな!」
毅は嬉しそうに笑っていたが、夏海は笑える余裕がなかった。
夏海は、毅に何も言わず階段を降りた。
食事をしても、毅のほうを見れなかった。
テレビを見る振りをして、目を合わせなかった。
「ごちそうさま。」
急いでご飯を食べ終わると、夏海は腰を上げた。
「夏海?まだ残ってるわよ?」
夏海の母が少し怒りぎみに言う。
「ごめん。宿題早く終わらせたいから。」
夏海は母に笑いかけると、自分の部屋に入った。


869  [2005/11/17(木) 18:52:54]

ドアを閉め、ベッドに座る。
毅のことを考えるだけで、夕食も食べる気がしなかった。
「はぁ…。」
夏海は溜め息をつくと、ベッドに寝転び目を閉じた。
目を閉じると、昔のことを思い出す。
おんぶしてもらったときのことや近所の子供にいじめられているとき助けてもらったこと。
友達以上に、毅との思い出が多かった。
「夏海?入るぞ?」
ドアを叩く音がすると、毅の顔が現れる。
毅は夏海に笑いかけると、ベッドに腰をかけた。
「どうしたの?元気ないけど?」
「うぅん…そんなことないよ…?」
毅は夏海を見つめると、夏海の髪をなでた。
夏海の鼓動は跳ね上がり、毅を見つめていた。
頭の先から足の先までの熱が上がり、恥ずかしさも忘れていた。
「お兄ちゃん…誰と話してたの…?」
「うん?あぁ、同級生の子。」
夏海は毅から目をそらすと、寝返りをうった。
「彼女…?」
夏海は、毅の違うと言う言葉を期待していた。
「違うよ?」
夏海はその言葉を聞き、一気に体を起こし毅を見た。
「本当?」
「うん。」
「そっか…。」
夏海は安心すると、毅のほうを見た。
「お兄ちゃんに彼女ができたら嫌だなって思っさ!」
夏海の言葉に毅が目を丸くする。
夏海は自分の言ったことを思い出し、急いで口を塞いだ。
「それはどういう…」
「違うの!深い意味はないの!冗談!そう!冗談なの!」
夏海は立ち上がり、急いで弁解をした。
毅は夏海を見つめると、すぐ笑顔になった。
夏海は、その笑顔を見て一安心した。
安心すると同時に、毅の後ろにある窓から見える夜空に白い雪が舞い出した。
毅が夏海の様子を見て、窓のほうに体を向ける。
昨夜と同じように小さな雪が舞い出していた。


870  [2005/11/17(木) 19:14:54]

春も兄には彼女できてほしくないですね〜。
春がさきに恋人をつくる!!みたいな笑))


871  [2005/11/17(木) 19:40:07]

そんな対抗意識(笑)?!


872  [2005/11/17(木) 19:59:51]

兄には負けたくないですね…笑))
何もかも完璧にできてしまう兄は
尊敬に値するし目障りな存在でもあります。
だからこそ!兄の不得意分野で勝つ☆笑))そんな感じです♪


873  [2005/11/17(木) 20:07:23]

俺も兄貴に憧れてます!


874  [2005/11/17(木) 20:35:16]

「冬になるとさ、空気が変わるよね…。」
毅は夏海のほうに体を向け直すと笑いかける。
「そうだね…。」
夏海は毅の隣りに座り、雪を眺めた。
すると、頭に毅の手が乗る。
小さな頃から褒めてくれるときも励ましてくれるときも、毅の手は夏海に元気をくれた。
「お兄ちゃんは、なんで私の頭に手を置くかな?」
「うん?ちょうど置きやすい高さだから。」
「ふ〜ん…。」
心地よいぬくもり。
頭を優しく毅の手がなでた。
二人だけの時間。
夏海にはその時間が一番大切だった。
(焦る必要ないよね…?私の気持ちを伝えるの…。)
夏海は目を閉じると自分に問う。
夏海は自分の中で返事をすると、毅を見つめた。
「どうしたの?」
「うぅん!なんでもない!」
二人の時間を彩る雪達。
空気は冷やしても、少女の心までは冷やさなかった。


875  [2005/11/17(木) 20:37:53]

やっ♪涼サマ素敵♪♪笑))


876  [2005/11/17(木) 20:39:21]

どこの辺りが〜?


877  [2005/11/17(木) 20:43:04]

全部が♪♪


878  [2005/11/17(木) 20:45:31]

全部…そうかな〜。下手になってる気がするのよ…。。


879  [2005/11/17(木) 20:49:54]

涼サマ!暗いこと言わないの!そんなことあるわけないでしょ!
継続は力なりみたいに必ず上手くなってたりするんですから!!!
そういうこと言っちゃダメ!!笑))


880  [2005/11/17(木) 20:51:12]

そうだね…。よし!春と一緒に頑張りますか!


881 もちろん [2005/11/17(木) 20:52:41]

横レス申し訳ないですが

>空気は冷やしても、少女の心までは冷やさなかった。

最高!てかいい言葉ですw


882  [2005/11/17(木) 20:54:02]

もちろんさん、ありがとうございます。自信になります!


883 もちろん [2005/11/17(木) 20:57:04]

>>882
いえいえ^^
どんどんみていくのでどんどんかいてね^^
自分のペースでいいから^^


884  [2005/11/17(木) 21:14:10]

まもなく終わってしまうんですよね…^_^;→もちろんさん


885  [2005/11/17(木) 21:17:40]

そうそう♪一緒に頑張りましょう☆


886  [2005/11/17(木) 21:52:25]

б最終曲б
数日が経つと、朝も夜も関係なく雪が降るようになり、町はクリスマスモードに入っていた。
雪は粉雪から形を変え、大きくなって道に薄く積もるようになった。
窓から見える隣りの家は、クリスマスが来る前からデコレーションをほどこしていた。
夏海が日記をつけていると、ドアを叩く音がする。
「いいよ!入って!」
ドアが開くと毅の笑顔が現れる。
毎回毅を見ると胸は高鳴るが、夏海には心に余裕ができていた。
焦らないことを心に誓い、その信念が曲がりそうになったら誉と聖羅に相談に行くようにしていたのだ。
「髪伸びたな。」
毅が夏海のベッドに座るのを見ると、夏海は毅のほうに体を向けた。
「まぁね。お兄ちゃんはどれぐらいの髪の長さがいい?」
毅は夏海の質問を聞くと、毅は腕を組み悩み出した。
夏海は毅のそんな姿を見て、愛しくなっていた。
できれば近くに行き、ずっと話していたい。
できれば、その淡い赤の唇にキスをしたい。
夏海の心の奥ではそう叫んでいたが、今の夏海にはその気持ちを抑制できた。
「そうだな〜…。肩の少し下ぐらいかな?」
「そっか!じゃぁさ!もっと質問していい?!」
「あ、あぁ…いいけど?」
夏海には、ある考えがあった。
それは毅の誕生日。
そこで、夏海は想いを伝えようと思っていた。
それも、毅の好みの女性になって。


887  [2005/11/17(木) 21:56:19]

「お姉系が好き?それともキュート系?」
「えぇ〜?!う〜ん…。」
毅は再び腕を組み、うなりだした。
夏海は毅が悩んでいるうちに、日記の一番後ろのページにメモを取ることにした。
「可愛いほうが…いいと思う…。」
毅は首を傾げながら言い、夏海はそれをメモに取った。
「ありがとう!」
「いいけど…なんでそんなこと聞くの?」
毅が不思議そうな顔をすると、夏海は人差し指を唇に当てた。
「秘密だよ!」
「そっか…残念。」
「ごめんね!」
それから、夏海は毅の好みの女性になるために努力を始めた。


888  [2005/11/17(木) 21:58:08]

『another story〜禁恋歌〜』は今日最終回!


889  [2005/11/17(木) 22:01:55]

家に帰るとジャージに着替え、十分間のジョギング。
ジョギングが終わると、夕食を食べ部屋に入り筋肉トレーニングをする。
風呂上がりには毎日体型を確認し、部分的なシェイクアップに望んだ。
「ん〜!1!2!3!」
鏡を見ると今回は腹の肉が気になり 、腹筋をしていた。
最初は筋肉痛になり、辛かったが毅のこと思うと我慢できた。
「夏海〜?」
ドアから毅の声が聞こえ、夏海はドアを開けた。
「…何やってるの?」
「ダイエット!」
「えっ?!夏海太ってないじゃん!」
「いいの!お兄ちゃんは気にしないで!」
「そう…?」
毅は不思議そうに夏海を見つめ、椅子に腰をかけた。
「あ〜!お兄ちゃん!よかったら足もってくれる?」
「わかった。」
毅にはいたって普通に装い、これが毅にやっていることとはわからないようにしていた。
その他にもファッション雑誌を買い、今流行でかつ可愛らしい格好のものを探し、その服装に誓い服を買い集めた。
それは毅にバレないように押し入れに隠しておいた。


890  [2005/11/17(木) 22:04:31]

「あ〜、疲れた〜!」
「お疲れ様。頑張ったね!」
「ありがとう。」
毅は夏海の頭をなでると立ち上がり、押し入れのほうを見出した。
「夏海、押し入れが半開きになってるぞ?」
夏海はそれを聞くと急いで押し入れのドアを閉めた。
「あぁ〜!ダメ!この中見ちゃダメ!」
「なんで?」
「下着!下着が入ってるの!お兄ちゃんと言えど見ちゃ嫌!」
毅は、不思議そうな顔をするとすぐ微笑んだ。
「そりゃそうだよな!ごめん!」
「謝るほどじゃないからね、気にしないで!」
「うん。じゃぁ、おやすみ。」
毅が部屋から出て行くのを見送ると、夏海は押し入れを開け、服を一枚取り出した。
そして、着替えると鏡の前に立ち、何気なくポーズを決めた。
「うん…。いいね…。よく頑張った私!」
夏海はガッツポーズをすると服を脱ぎ、押し入れに丁寧に入れた。


891  [2005/11/17(木) 22:08:04]

そして、歯を磨きに洗面所へ行った。
自然と鼻歌がこぼれ、気持ちが高まって行く。
(早くお兄ちゃんに見せたいな。)
夏海は胸を踊らせていた。
「機嫌いいね。」
後ろから声がし、振り向くとそこには毅がいた。
毅は歯ブラシを取ると、夏海の横に立ち歯を磨き始めた。
鏡に映る二人。
そこには、『仲の良い兄妹』の姿がある。
しかし、そこに映る『仲の良い兄妹』から夏海は卒業するつもりだった。
歯を磨き終わると、二人で二階に上がった。
「夏海、本当におやすみ。」
「待って!お兄ちゃん…。」
「どうしたの?」
夏海は、毅の服を握ったまま先の言葉を言い出せなかった。
(焦るな!私!)
夏海は自分に言い聞かせ、深呼吸をすると毅のほうを向いた。
「明日のお兄ちゃんの誕生日!デートしてほしいの!」
「えっ?誰と?」
「私と!」
毅は、口を開けたまま何がなんだかわからないと言った感じだった。
「ダメ?」
夏海が毅を見つめると、毅は恥ずかしそうに頬を掻いた。
「いいけど…。」
「やった!明日、夜の七時にあの並木道のとこで待ってる!じゃぁ、おやすみなさい!」
夏海は勢いよく部屋のドアを閉めるその場で座り込んだ。
「あぁ〜…、緊張した〜。」
胸を抑えると、信じられないぐらいに早く高鳴る鼓動。
夏海はベッドに入り、電気を消した。
真っ暗になる部屋で、夏海は天井を見つめた。
明日、『仲の良い兄妹』を自ら壊しに行く。
それは悪い意味になるかもしれない。
しかし、このまま後悔するなら前に進む道を選ぶ。
夏海は決意を胸に目を閉じた。
明日のために。


892  [2005/11/17(木) 22:10:48]

そして、朝が訪れ雪と挨拶をする。
夏海は、いつもより早く学校に向かった。
授業中、毅のことばかり考え、先生の話は左耳から右耳に抜けて行った。
あっと言う間に放課後になり、夏海は誉と聖羅の墓に立ち寄った。
花を手向け、目をつぶる。
(古崎さん…私、伝えるよ。お兄ちゃんに本当の気持ち。古崎さんが誉君にしたように…。また、気持ち伝えたら会いに来るから…。)
夏海は聖羅の墓を少し見つめ、自分の家に帰った。
部屋に上がり、押し入れを開ける。
服を取り出すと着替え、鏡の前に立ち見直す。
次に机の前に座り、化粧とリップを塗った。
そして、目をつぶり、決意を固め直た。
「よし!」
夏海は気合いを入れると、毅に会わないように家を出た。


893  [2005/11/17(木) 22:14:52]

しばらく歩くと、あの並木道が見えて来る。
クリスマスのデコレーションライトがたかれ、明るくなっていた。
夏海は一本の杉の木の前に立つと、幹に手を触れた。
思い出す、毅との思い出。
小さな頃の思い出。
泣きもし、笑いもした。
毅との思い出が、この並木道だった。
(これで今までのお兄ちゃんとの関係が崩れるかもしれない…。だけど…自分の気持ちを伝えられるのならそれでもいい…。)
夏海は幹に額を当てると、その杉に思い出を預けた。
「夏海!ごめん!遅くなって!」
声のするほうを見ると、毅がいた。
毅は夏海の姿を見て、驚いたような顔をした。
「夏海…。」
「どう?可愛い?」
夏海は毅に体全体を見せるように体を回転させた。
「あぁ…可愛いよ…。」
毅が頬を赤く染めうつむくと、夏海は毅に近寄り、毅の手を握った。
毅は驚いたように顔を上げる。
夏海は毅を見つめ、微笑みかけた。
「私ね、頑張ってお兄ちゃん好みの女の子になりたかったの。どうかな?お兄ちゃん好みになってる?」
毅は夏海から目をそらすと、軽くうなずいた。
「よかった…。私ね、頑張ったんだよ?お兄ちゃんのために…。」
夏海は毅から手を離すと、毅の周りを歩き出した。
「なんで?俺のため…?」
夏海は足を止めると、毅を見つめた。
しかし、毅は恥ずかしいのかうつむいてしまう。
「お兄ちゃん!こっち見て!」
夏海が言うと、毅は目を泳がせながら夏海のほうに顔を向けた。
「私ね!お兄ちゃんが好きなの。そう…中学生になるぐらいからかな…。お兄ちゃんに恋してるって気づいたの…。」
毅は驚いた顔をすると、夏海は毅に笑いかけた。
「お兄ちゃん!好きだよ!」
毅の手を握ると、毅は夏海を見つめる。
夏海の鼓動は徐々に高鳴り出していた。


894  [2005/11/17(木) 22:17:18]

「夏海が…俺のこと好きだなんて…気づかなかった…。」
「それは、私がバレないようにしてたから…。」
無言になる二人。
しかし、降る雪達は二人を邪魔しないように小粒に変わる。
二人が言葉を交わせるように、木々のライトは二人を照らしていた。
「ごめん…。夏海…俺は…夏海を一人の女の子として見れない…。」
毅が唇を噛み締める。
夏海はそれな毅を見て、毅を優しく抱きしめた。
「いいの…。わかってたから…。」
「夏海!」
夏海は毅が顔を上げた瞬間、唇を重ねた。
二人の冷えた唇が熱を帯びていく。
夏海の頬に、涙が伝う。
フラれて悲しいのか、伝えられて嬉しいのかわからない。
夏海の涙が雪の上に落ちる。
想いと共に。
雪は溶ける。
呪縛を消して。


895  [2005/11/17(木) 22:18:39]

「古崎さん…私…伝えられたよ。お兄ちゃんに私の想い…。」
夏海は、聖羅の墓に報告に来ていた。
崩れそうになった心を支えてくれた場所。
夏海は花を手向けると、立ち上がり空を見上げた。
空は雲一つない晴天。
まるで、聖羅が夏海を褒めてくれているようだった。
「ありがとう…聖羅…。」
「夏海さん、行きましょう。」
声のするほうを向くと、そこには愛しい人の姿。
「うん!将樹さん!」
一陣の風が吹く。
冬から春になることを告げる風が―


896  [2005/11/17(木) 22:28:04]

бお詫びб
今回、超高速で更新しました。
しかし、これは早く終わりたいからなどという理由ではありません。
『魔女は微笑む』・『another story〜禁恋歌〜』全ての最終章なので何の雑念もなく読んでほしかったのです。
最後の夏海は何年後の夏海なのか、毅とはどうなったのか、なぜそこをぼかしているのか。
それは、読んでくださった人達に考えてもらうためです。
人それぞれの感じ方がありますので、皆様に任せます(笑)。
そして、皆様の胸の中で『魔女は微笑む』の登場人物達が生き続ければと光栄に思います。
応援ありがとうございました。


897  [2005/11/17(木) 22:34:50]

б『魔女は微笑む』の色々б
まず、題名ですね。
『魔女は微笑む』、う〜ん。微妙。。
まぁ、なんか魔女って悪女っぽいからいいや!という考えからつけました(笑)。
魔女=悪女のイメージを最終的に魔女≠悪女だったんだと思わせたかったという理由もあります。


898  [2005/11/17(木) 22:38:55]

あら、意外な展開…笑))将樹くんとくっついっちゃたのね♪
でも幸せそう…♪いいな♪

涼サマ頑張ったね♪うん、えらいえらい笑))
魔女ほは終わっちゃったけど次の作品を楽しみに待っています☆
期待してますよ…♪
ではでは本当にお疲れさま☆
これからも一緒に頑張っていきましょう〜♪


899  [2005/11/17(木) 22:40:14]

ストーリー設定はですね…。。ノリです!ノリで書いてました!
ノリで書いているうちに、「ここをこうすればいいんじゃね?!」と浅く試行錯誤…(笑)。
最初はよかったんですが、中盤は悩みましたね〜。。盛り上げ場所がわかんないという状況に陥りました(笑)!
そして、最終話は最初、聖羅と誉は ハッピーエンドの予定でした。
しかし、よく考えるとそれではありがちだなと思い修正。
あんな結果に…。。(+.+)


900  [2005/11/17(木) 22:41:18]

あざ〜す!頑張りますよ〜!春と共に!


901 梨日 [2005/11/17(木) 22:41:50]

涼、お疲れ様☆なんか夏海と気持ちがダブった(笑)恋愛って難しいよねぇ…とか独り言を呟いてみる、梨日でした☆次回作に期待してますっ♪


902  [2005/11/17(木) 22:43:18]

梨日ありがとう!次回も頑張りますよ!読んでくれてありがとう!


903  [2005/11/17(木) 22:43:36]

900おめでとうございます☆


904 楝華 [2005/11/17(木) 22:47:43]

次は涼が頑張らなきゃな! 謎
何も出来ないけど俺は涼を応援してるからな。ぉ
お話広場見たけど全てに終りは無いよ。人が決めつけなければ。何処まででも続けれる、人間にはそんな可能性があるんじゃないのかなと思うよ。
私は涼の頑張る姿を見守ります ぇ
(予定あるなら)次回作も読ませてもらうので頑張ってくんろ〜
以上謎の多い楝華からでした


905  [2005/11/17(木) 22:48:02]

はい!キャラ設定についていきましょう!
誉!
こいつは最初から優柔不断は確定してました。
そして『誉』という漢字について!
これはね〜、漢字検定準二級を取ろうとしたときに『ほまれ』と言う字を書けという問題がありまして、僕はそこで『誉まれ』と書いてしまい×!
おかげで一点足りず落ちてしまったということで、忘れないようにとつけたのです!


906  [2005/11/17(木) 22:50:02]

楝華〜(泣)!なかなか遊びに来てくれないからどうしたのかと心配してたさ〜。
そう!終わりはない!みんなの思いがあるかぎり終わらないのさ!(壊


907 とんぼ [2005/11/17(木) 22:50:08]

涼、お疲れ様。
終わりはない、相棒の言うとおりかと。
進む限り終わりなんてものは存在しないので。
涼が終わりと思ったところが終わりでも、それはわたしが終わらせません(ぇ
涼はもっともっと頑張って欲しいです。
大学生になっても頑張って欲しいです。
と、中卒でここに来るのが危ういとんぼからでした。


908  [2005/11/17(木) 22:51:45]

ありがとう!とんぼ!みんなで小説板を盛り上げて行こうね!


909 楝華 [2005/11/17(木) 22:53:10]

(´・ω・)なかなかこれなかったのさ〜
(´_ゝ`)b 次は来ます(クルナ
んじゃまたに〜


910  [2005/11/17(木) 22:53:20]

春!ありがとう!これも…みんなのおかげだよ(泣)!!
900からは『魔女は微笑む』の設定について話して行きます!(カッテニシロ


911  [2005/11/17(木) 22:53:23]

みんなかっこよすぎ。泣きそうです。笑))


912  [2005/11/17(木) 22:54:10]

春〜、泣かないの(笑)!


913  [2005/11/17(木) 22:57:41]

聖羅!
ごめん!聖羅!謝ることしかできません…。
真冬以来の悲劇のヒロイン。。
聖羅は最初はもっと魔女ぶりを出すつもりでしたが、悪女ってそもそも何するの?!と書いている自分自身わからず(笑)。
聖羅は今までにない子にするはずが、思いのほか普通より不幸な子になってしまいました。。


914  [2005/11/17(木) 23:02:28]

怜奈。
怜奈は物静かにしようとしたら、何を思ったかしゃべれないことにしてしまった。
怜奈!ノート取ったり渡したりし過ぎ(笑)!
この子もね〜、不幸ですよ。両親いないわ、遠くに行かなきゃなくなるわ。
正直、自分の中で怜奈を動かすのは好きでしたね。何もかもぎこちなくて(笑)。


915  [2005/11/17(木) 23:06:22]

将樹!
ちょいキャラ!しかも、最終的に夏海と付き合ってます!
貴族気取り…これもあり得ないキャラにしようとした結果です…。
ちょいキャラ〜!なんというかちょいキャラ〜!
出て来た回数指で数えられるのではないかというぐらいのキャラになってしまいました!


916  [2005/11/17(木) 23:06:35]

涼ちゃんは怜奈ちゃんがお気に入り?笑))


917  [2005/11/17(木) 23:08:09]

いや!どちらかというと春かな♪


918  [2005/11/17(木) 23:11:47]

仁。。
仁君、僕の中で君が誉を殺めるなんて設定本来なかったとです…。
しかし、流れ上君しかいなかったとです!
はい!仁はね〜、この人は可哀想な奴です。
思いは伝わらないわ、フラれるわ。。
心ボロボロ!
まぁ…そうしたのは僕ですけどね…。。
仁…ごめんなさい。。


919  [2005/11/17(木) 23:12:20]

どちらかと言うとって笑))魔女ほに春出現!!?笑))
どうも〜♪春は毅兄さんかな♪笑))


920  [2005/11/17(木) 23:14:18]

ちょいキャラ〜(笑)。
僕は夏海が好きですね〜。将樹!取るな(笑)!


921  [2005/11/17(木) 23:14:56]

あははっ笑))取らせたのはあなたです!笑))


922  [2005/11/17(木) 23:18:39]

夏海〜♪
最初は大人しいキャラで通す予定でした!しかも、夏海も誉が好きになる設定で!
しかし、夏海は暴力的になってしまいました〜。。
毅をからかった聖羅のせいとです〜。
『another story〜禁恋歌〜』の主人公!
これはね、連載当初からやりたかったんですね〜♪
夏海の印象は多少変わったか不安です(笑)。


923  [2005/11/17(木) 23:20:20]

夏海ちゃんは最初怖かったけど
最後にはかわいらしく春の目には映りました〜♪


924  [2005/11/17(木) 23:20:53]

春は最後の文で出て来てるよ♪


925  [2005/11/17(木) 23:21:38]

夏海の印象変わったか〜!よかった!


926  [2005/11/17(木) 23:24:23]

誉の母・父!
聖羅の母・父!
お前ら誰(笑)?!これ、ちょいキャラですが一応紹介。
母同士が同級生で親友です。
父親らは友達でもなんでもありません。
母同士仲がいいから自然と仲良くなりました。
ちなみに聖羅と誉は許婚にされてました(笑)。


927  [2005/11/17(木) 23:25:33]

本当だ!何気なく読んでたから気がつかなかった笑))
春≠ヘ実は本名だったり…♪


928  [2005/11/17(木) 23:26:17]

マブで?!可愛らしい名前♪


929  [2005/11/17(木) 23:27:55]

ありがとうございます♪
本当は春子≠ネんですけどね…
子≠チて…ちょっといらなかったり…笑))


930  [2005/11/17(木) 23:29:48]

毅!
紹介順間違えた!
夏海の次に毅来なきゃ!
毅ちゃんはね〜、クールキャラにしたかったんだけど〜うまくいかなかったの〜。。
毅も当初は将樹以上のちょいキャラだったんですが変わりましたね〜。成り上がり(笑)!
毅はモデルがいなかったのでイメージしながら書きました。
毅…夏海とどうしてる(笑)?


931  [2005/11/17(木) 23:31:50]

毅兄さん…♪


932  [2005/11/17(木) 23:32:09]

じゃぁ、春のこと子春って呼ぶね(笑)!


933  [2005/11/17(木) 23:35:09]

園長先生!!
『花の園』の代表者…。
これ、『はなのその』って読んでほしかったとです。
園長先生はね〜、怜奈をかなり大事にしてました。
友達の子ということもありますが、園長先生自身、孤児院出身なので孤児の子達を大事にしています!


934  [2005/11/17(木) 23:35:45]

逆読み!!笑))どうぞどうぞ♪
今度ヒロイン小(子)春にしようかな…♪


935  [2005/11/17(木) 23:38:20]

いいかも!
「小春!」
「奏様!迎えに来て下さったのですね!」
「当たり前だのクラッカー!」
ボツですね。


936  [2005/11/17(木) 23:39:31]

山崎先輩
ん?誰だっけ?


937  [2005/11/17(木) 23:41:44]

明日は登場人物のプロフィールです!
では、もう寝ます。。
おやすみなさい。。


938  [2005/11/17(木) 23:45:13]

涼ちゃんの独り言面白い…笑))
おやすみなさい...zzz


939  [2005/11/18(金) 07:48:46]

б名前б
相瀬 誉(あいせ ほまれ)
б生年月日б
平成2年2月14日
б身長б
172cm
б体重б
65kg
б趣味б
釣り
б好きな女性のタイプб
物静かで優しい子
б嫌いな女性のタイプб
よくしゃべる子


940  [2005/11/18(金) 18:14:03]

б名前б
古崎聖羅(ふるさき せいら)
б生年月日б
平成2年6月28日
б身長б
163cm
б体重б
50kg
б趣味б
料理・ショッピング
б好きな男性のタイプб

б嫌いな男性のタイプб
思い込みの激しい人


941  [2005/11/18(金) 18:21:57]

б名前б
飯垣怜奈(いいがき れいな)
б生年月日б
昭和62年11月20日
б身長б
169cm
б体重б
60kg
б趣味б
読書・散歩
б好きな男性のタイプ
穏やかで優しい人
一緒にいてくれる人
б嫌いな女性のタイプб
口うるさい人
自分勝手な人


942  [2005/11/18(金) 18:31:23]

б名前б
中峰将樹(なかみね まさき)
б生年月日б
平成2年4月5日
б身長б
165cm
б体重б
58kg
б趣味б
ゲーム
б好きな女性のタイプ
着飾らない人
б嫌いな女性のタイプб
ギャル系の人


943  [2005/11/18(金) 18:32:14]

誉は平成3年でした!申し訳ありません!


944  [2005/11/18(金) 18:36:46]

б名前б
原口仁(はらぐち ひとし)
б生年月日б
平成2年10月25日
б身長б
175cm
б体重б
64kg
б趣味б
体を動かすこと
б好きな女性のタイプ
聖羅
б嫌いな女性のタイプб
陰気臭い子


945  [2005/11/18(金) 18:42:39]

б名前б
今井夏海(いまい なつみ)
б生年月日б
平成2年7月18日
б身長б
166cm
б体重б
52kg
б趣味б
日記をつけること
外を眺めること
б好きな男性のタイプ
優しく誠実な人
б嫌いな男性のタイプб
自己中心な人
不良気取りの人


946  [2005/11/18(金) 18:45:50]

涼サマ〜♪


947  [2005/11/18(金) 18:47:17]

б名前б
今井毅(いまい つよし)
б生年月日б
平成元年12月23日
б身長б
175cm
б体重б
65kg
б趣味б
家庭菜園
人と話すこと
б好きな女性のタイプ
嘘をつかない真っ直ぐな性格な人
б嫌いな女性のタイプб
隠し事、悪口をいう人


948  [2005/11/18(金) 18:47:52]

春〜!


949  [2005/11/18(金) 18:49:19]

ストーリーの主になった登場人物のみ載せましたが、知りたい登場人物がいたら言って下さい♪


950  [2005/11/18(金) 18:54:54]

毅兄さん…♪もう少し身長があってほしかった…笑))


951  [2005/11/18(金) 18:55:05]

б場所についてб
『魔女は微笑む』の舞台は、学校・公園・湖でした。
学校はもちろん学生ですから通います。
公園は、聖羅と誉、怜奈の憩いの場です。
怜奈はあの公園は、生前の両親と遊んだ記憶が残っていました。
失われて行く記憶の中で、怜奈は体で覚えていたのでしょう。
湖!
これは聖羅が誉に告白した場所です。
聖羅からすれば思い出の場所であり、大切な場所です。


952  [2005/11/18(金) 18:56:13]

高3になれば伸びるかもよ♪


953  [2005/11/18(金) 18:57:11]

湖!笑))


954  [2005/11/18(金) 19:00:39]

湖は貴重な場所でしたね〜。ここなしでは、『魔女は微笑む』は成立しませんでしたから!


955  [2005/11/18(金) 19:03:24]

б『another story〜禁恋歌〜』についてб
夏海を主人公に!
自分勝手に主人公にしました!
夏海が毅を好きというのに、皆様の食い付きがよかったので書いて見ました!どうでしたか?


956  [2005/11/18(金) 19:09:47]

б比較б
ここで、皆様にお願いがあります。
『恋化草』・『恋化草〜真冬の恋〜』

『魔女は微笑む』・『another story〜禁恋歌〜』
どちらが面白かったかを聞いてみたいのです。
どちらが楽しく読めたか評価お願いします!


957  [2005/11/18(金) 19:26:55]

『禁恋歌』は短かったけれど面白かったです♪
毅兄さんの印象ががらりと変わりました☆
本編(魔女ほ)に出てきた時は哀れな先輩くらいにしか
思っていませんでしたが、
『禁恋歌』ではかっこよく書かれていたように思えます。
それにかっこいいお兄さんとの恋愛というのは
少しばかり憧れていたりしますので『禁恋歌』を読むことで
切ない気持ちを体験することができて良かったです♪
あと夏海ちゃんの怖いイメージ(人を殴る…)からは
想像もつかないほど純粋に人を好きだと言う気持ちと、
キャラクターの裏側の気持ちを知れたみたいで良かったです☆
恥ずかしがっている姿とか想像してしまいました笑))
涼サマは女の子の心情を表現するのに長けていると思います。
なのでこれからも生々しいほどの女の子の感情に
共感できるような、そんな素敵な小説を書いてください♪笑))


958  [2005/11/18(金) 19:29:03]

むむっ!二個目の比較≠ヘ難しいぞ!!笑))
両方面白いからな…ん〜…悩>>


959  [2005/11/18(金) 19:42:27]

どっちかな?


960  [2005/11/18(金) 19:46:36]

ん〜…春はね〜…『恋化草』かな。
『魔女ほ』も好きだけど
『恋化草』の方は読んでいて自然な感じがするので。

ん〜でもどっちも好きです☆


961  [2005/11/18(金) 20:25:56]

未だに恋化草を超えられず…。。


962 豸シ [2005/11/18(金) 21:12:45]

蜍晄焔縺ァ縺吶>縺セ縺帙s縺後√b縺縺吶$荳ュ髢薙ユ繧ケ繝医↑縺ョ縺ァ繧ュ繝」繧ケ縺セ縺帙※繧ゅi縺縺セ縺吶ゅユ繧ケ繝医′邨ゅo繧頑ャ。隨ャ蟶ー縺」縺ヲ譚・縺セ縺吶ョ縺ァ縲


963  [2005/11/18(金) 21:25:41]

文字化け!笑))


964  [2005/11/18(金) 21:27:18]

気付かなかった!
え〜、文字化けにより書き直します!
来週からテスト期間に入るので来れなくなります!テストが終わり次第戻って来ますので。


965  [2005/11/18(金) 21:29:52]

涼ちゃん…泣>>
実は春も12月頭からテストなので
なかなか来れなくなってしまうのです…憂鬱…泣>>

あっ、戻ってきたら次回作開始???


966  [2005/11/18(金) 21:30:40]

できるように頑張る…。次はホラー書きたいの!!


967  [2005/11/18(金) 21:31:28]

ホラーはやめて…泣>>

冗談です笑))無理せず頑張ってね♪応援しています!


968  [2005/11/18(金) 21:32:18]

う〜ん…ホラー難しいんだよね…。。


969  [2005/11/18(金) 21:38:11]

確かに。パラサイトイヴ∴ネ外読んだことないです…
途中で断念しましたが…気持ち悪かったです…泣>>


970  [2005/11/18(金) 21:40:46]

いいの思い付いたぁ〜!
ある一通の手紙が家に届く。
それは血文字で書かれており、その内容は…
みたいな!
で、こっから展開していくの!


971  [2005/11/18(金) 21:41:40]

…いやっ!!泣>>でも頑張って!


972  [2005/11/18(金) 21:43:36]

キタァー!インスピレーションがズギュンって来た!


973 もちろん [2005/11/18(金) 21:44:11]

横レス申し訳ないです。
ホラーか。
この作品は読んでないから
それ読みたいと思います。
僕も書きたいと思います。
あの、涼さんって年ぃくっなんですか!?


974  [2005/11/18(金) 21:45:27]

17歳!しかし、高3ですぜ!→もちろんさん


975 もちろん [2005/11/18(金) 21:46:40]

高3か・・・
さすがだ・・・
小6の俺にはかなわないはずだw
で、ネット暦何年ですか?
俺は2〜4年くらいですかね。
よく覚えていませんが。


976  [2005/11/18(金) 22:03:23]

ネット歴…。。それは5年ぐらいかと…。→もちろんさん


977  [2005/11/19(土) 12:52:04]

б作品紹介б
б題б
『恋化草』
бジャンルб
恋愛
б作者的評価б
ストーリー性
★★☆☆☆
表現力
★☆☆☆☆
登場人物
★★★☆☆
読者様の評価
★★★★★


978  [2005/11/19(土) 12:58:22]

б作品紹介б
б題б
『∬陽月∬〜君の記憶〜』
бジャンルб
ホラー
б作者的評価б
表現力
★☆☆☆☆
ストーリー
★★☆☆☆
登場人物
★☆☆☆☆
読者様の評価
☆☆☆☆☆


979  [2005/11/19(土) 13:08:07]

б作品紹介б
б題б
『ξ夕凪ξ』
бジャンルб
友情
б作者的評価б
表現力
★★☆☆☆
ストーリー性
★★☆☆☆
登場人物
★★★☆☆
読者様の評価
★★☆☆☆


980  [2005/11/19(土) 13:10:11]

б作品紹介б
б題б
『魔女は微笑む』
бジャンルб
恋愛
б作者的評価б
表現力
★★★☆☆
ストーリー性
★★★☆☆
登場人物
★★★☆☆
読者様の評価
★★★★☆


981  [2005/11/19(土) 13:11:00]

全4作品。


982  [2005/11/19(土) 17:42:36]

こんばんは♪


983  [2005/11/19(土) 17:43:34]

こんばんは!


984  [2005/11/20(日) 00:19:31]

予告…しようかな…。。


985  [2005/11/20(日) 00:32:21]

б予告б
・次回作
『LETTERS』
・ジャンル
ホラー


986  [2005/11/20(日) 00:34:47]

不幸の手紙って知ってる?
この手紙を何人に回さなきゃ不幸になるって手紙。
でも…その手紙は違う…。
届いた人は
死ぬんだって…。


987 豸シ [2005/11/20(日) 14:31:40]

縲鮫ETTERS縲
莉雁、懊°繧蛾」霈峨


988  [2005/11/20(日) 14:37:15]

文字化け笑))


989  [2005/11/20(日) 14:43:14]

うわっ!
えっと、
『LETTERS』
今夜から連載。


990 姫同盟´∀`) 夏華 [2005/11/20(日) 14:45:13]

面白そぅ(ノ∀`*)
読みに来るねww


991  [2005/11/20(日) 14:47:45]

本当に?嬉しい♪涼サマの新しい小説をこんなに早く読めるなんて♪
たとえ怖くても!
涼ちゃんの小説はあたたかいですから、読みますよ〜♪
うんうん、今のこの時が来てくれたことを感謝ですね。
涼ちゃん頑張って☆☆


992  [2005/11/20(日) 14:55:49]

夏っちゃんサンキュー♪
大丈夫!春!怖さないから!


993 梨日 [2005/11/20(日) 14:59:36]

ついに来たね今日が!!(笑)楽しみだ(^_^)


994 李音 [2005/11/20(日) 15:09:31]

ぉお、今夜かぁ!
やっと読む涼の小説、楽しみにしてます!!
待ち遠しいо(*^▽^*)о~♪


995  [2005/11/20(日) 15:21:29]

でも、今日は怖いシーンないかも…。。


996  [2005/11/20(日) 15:29:57]

最初から怖くするのは難しいよ笑))
段々とこう下から上にテンション上げて!!!笑))春故障中>>>


997  [2005/11/20(日) 15:30:47]

ですよね!皆の期待にそえるかしら?


998  [2005/11/20(日) 15:35:31]

携帯直りました〜!!嬉しい…♪

涼ちゃんなら平気だよ!伝えること重視!!!で頑張りましょう☆
春と二人三脚☆☆☆笑))春故障中>>


999  [2005/11/20(日) 15:37:04]

携帯直った?よかったね!今回は何を伝えられるだろう…。


1000  [2005/11/20(日) 16:21:12]

取っちゃいます…1000おめでとう〜♪
これからも二人三脚で頑張って
伝えたいことを伝えていきましょう☆

次回作楽しみにしています♪♪
                     春≠ナした☆


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