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1   魅子 [2008/06/04(水) 01:24:35]


【プロローグ】

中学2年生の梅雨、俺の母親は死んだ。

貧乏な家には幸い借金はなかったものの

金目の物などなく都会での暮らしは夢のまた夢となった。

自分の住まう家がなくなった事に対して絶望の淵にいた中

家の一番奥のタンスの中から母親の遺書が見つかる。

そこには、『犬狩村ヘ行ケ』とだけ書かれた手紙と

幼少時代の自分が真ん中に写り、両隣に同い年の少女らしき人が

仲良く写っているものであった。

ただ、顔の部分だけ黒く焦げてしまっていてハッキリと分からない。

そして俺自身もこの写真に身に覚えがない事に気づく…

母の遺書、消えてしまった記憶、そして

焼け焦げた少女たちの顔を見つけ出すために

僕は犬狩村へ行くことを決意した。


こうして夏は始まった。


2 魅子 [2008/06/12(木) 18:05:32]



うたかた 第一章【深水少女】


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