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1   ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:00:56 ID:hirona]

うわ,,,o
とうとう絵小説にまで手を出してしまったo←
まぁそれは置いといて,←
これは少し不思議な感じで描いていこうと思いますo
よろしくお願いします!


2 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:09:36 ID:hirona]

―――私は、物心着いていたときから。
【一人ぼっち】だった。
何でなんだろう。
だけど、そんなことも気にしなくなった。
水理 羅気(スイリ ラキ)。13歳。
只今、一人で教室…1-2の自分の席で、
読書をしています。


3 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:20:43 ID:hirona]

#1【一人、出逢い】
「らーきーちゃんっ。何してんのぉー。」
私に毎日話しかけてくれる、唯一のクラスメイト、
八機 蜜柑(ヤツキ ミカン)。
「…読書。それが何?」
一人で居ることが多くて、ついそっけない一言を
言ってしまう。これが、私の悪い癖。
この癖で、身の回りから友達が居なくなったんだと思う。
「どういう本なの?」
無邪気に私の周りを走る蜜柑。
「…読んでみる?説明するの面倒くさいから」
私は蜜柑に本を渡した。
「どーれどれぇ?」
ペラペラと本をめくる蜜柑。
「うぎゃ―!」
突然叫ぶ蜜柑。
「どうしたの?」
「文字いっぱいー読めない――!」
「そんなこと…。じゃあ返して」
私は蜜柑から小説を取った。
「ねー。蜜柑ちゃん!ドッジボールしよう!」
一人の女の子…たしか、
蜜柑と友達の、光樹 優実(ミツキ ユミ)。
髪金髪に染めてるし、校則違反しまくりの女の子。
でも、その分成績良いしオシャレだから、
みんな何も言わない。
その時、優実が蜜柑に何かを話していた。


4 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:25:58 ID:hirona]

「ちょっと、蜜柑ちゃん。あの子、
水理さんじゃん!関わると危ないよ!」
また…。
皆、こう言う。
私と関わると、【危険】。
何故?何故、私と関わると危険なの?
自分でもよく分からない―。
…だめだ。こんな事考えちゃ。
私はその事を考えるのをやめた。
だって、
 いくら考えたって。
  答えなんか。
   出なんかしない―――。
「違うよ!」
―え?
今、何て?
「羅気ちゃんはそんな子じゃない!!」
…あいつ、本当に馬鹿。
【そんな子じゃない】って。
皆、私と関わると不幸になるのよ?
全部、私の所為。
全部。
全部…ね。


5 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:44:45 ID:hirona]


「…」
私が黙っていると、
何か音楽が聞こえた。
「あ、誰かが弾いてるのかな?」
蜜柑が言った。
何…?この音楽。
不思議というより、奇妙な音楽。
〜♪〜♪
意識が遠くなった。
…これは…?
眼を開けると、そこは。
「…私が…不幸にしてしまった人達…?」
私、こんなに沢山の人を不幸にしていたのね。
自分って、何て酷い人間なんだろう―。


6 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:48:41 ID:hirona]

「…ちゃん。羅気ちゃん!」
「…?」
目を覚ました。
「大丈夫?いきなり机に頭ぶつけて。
いい音したよ!?」
「…そういえば、なんかちょっと痛かったかも。」
「えー?保健室行く?」
「う…」
【うん】と言おうとしたとき。
ザザッ――
(また記憶が……!)
『お前は人を不幸にする』
『お前は、      だ』
『寄るな!!寄るな    』
「…?」
何だろう。大事なところが聞こえない。
『人を不幸に――』
…そうだよ。私は、人を不幸にするんだ。
もしかしたら、蜜柑も――。
「いや…………!」
バシッ―。


7 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 15:51:58 ID:hirona]

「…羅気…ちゃん?」
「…あ。」
蜜柑の手を叩いてしまった。
「…私に関わると、不幸になるよ」
つい、言ってしまった言葉。
「…何それ」
蜜柑の笑顔が、皆のような顔になった。
―またやってしまった。
「…ごめんっ」
私は走り出した。
着いたところは
    屋上―。


8 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:00:18 ID:hirona]


もう人を不幸にするのは耐えられない。
でも、だからと言ってそれを止めることは出来ない。
なら。自分で終わらせればいい。
私の。人生を。
もう、人を不幸にするのは耐えられないから―。
足を一歩一歩踏み出す。
ああ、私。あと少しで死んじゃうんだな―。


9 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:10:58 ID:hirona]


#2,『一人で待ってた』


+++
ぁれ,小説って表紙いるっけ?((待


10 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:13:35 ID:hirona]

#2,【一人で待ってた】
私は足を一歩一歩踏み出す。
後一歩で、私は―。
ガシッ―。
「わ、ゎ、わッ。」
あ、ぶないッッ!
ダンッ。
なんとか大丈夫だったけど、誰がこんなこと―。
「ちょっと。誰がこんな事――って…
      蜜柑?」
振り返ってみると、
そう、目の前にいたのは蜜柑だった。


11 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:15:50 ID:hirona]

「死んじゃダメだよ…!」
は?何言ってるの、この子。
「―…私は、人を不幸にするもの…。
此処にいると、だめなの」
手を振り切った。
「―…っ…この…」
蜜柑の顔が怖くなった。
「わからずやっっっ!!!!!」
「はぁ?」
意味分からない。何。この子。


12 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:18:16 ID:hirona]

「うえ〜ん。羅気ちゃんの馬鹿ぁ。」
いきなり泣き出した。
さっきから、怒ったり泣いたり、忙しい子だな。
「羅気ちゃんは…ッ、自分を思っている人が
いるのが分からないのッ!??」
は?何それ。
「私は人に好かれた事なんて…」
「…羅気ちゃんのクラスの、茨城 柚御君。」


13 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:33:02 ID:hirona]


「柚御…が…?」
「そうだよッ。いつも、
羅気ちゃんの事話してるし、
たまに見つめてるもんッ」
…柚御は、蜜柑の幼なじみで、
私の好きな人―。
そして、蜜柑の好きな人でもある―。
「まだ自分の生を絶ちたいの?」
「…」
言葉が出ない。
【生】を選べばいいのか、【死】を選べばいいのか―。


14 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:36:30 ID:hirona]

「…。」
「私は…羅気ちゃんに生きて欲しいょ…。」
「―私は…」
【生きる】の―?
「…今回はやめとく」
また、素っ気ない一言を言ってしまった。
「…もう、素っ気ないんだから。」
蜜柑が笑った。
私の心も、少し。晴れた気がする。
でも。まだ少し心がもやもやしていた。
蜜柑は、私と恋のライバル。
でも。蜜柑は、私の大切なクラスメイト…いや、友達。
どっちを選ぶか何て、できないよ―。


15 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:39:19 ID:hirona]

「…どうすればいいの…?」
ただ、その一言が口から出ていた。
「蜜柑…柚御…」
ただ、蜜柑と柚御の名前を繰り返し呟いた。
ドンッ。
「痛ッ…」
「あッ、ごめん。って、水理さん?」
「…柚御…」
「どうしたの?」
「それより、私のことは羅気でいいよ…」
「オッケー。わかった、羅気。」
「…。」
なんだか、ちょっと、
また少し気が晴れた。


16 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/19(土) 16:41:12 ID:hirona]

「…あのさ…」
「ん?」
―【好き】―。
心では何回も言っているのに、言えない。
「…何でも…ない」
「何だよー。気になるなぁぁ。」
柚緒が私の顔をのぞき込んだ。
「ちょっとッ。」
その時―。
「…蜜柑…?」
蜜柑が、来てしまった。
「羅気…ちゃん…と…柚御…君…?」
―最悪だ…。


17 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/20(日) 13:57:36 ID:hirona]


「う…そだよね、まさかね…」
―そう、蜜柑は私が柚御の子とが好きという事を知らない。
「…」
―なんて言えばいいのだろう。
「蜜柑…私も…柚御の事好きだよ」
「えっ…」
柚御の顔が赤い。
「…ぇ…?嘘でしょ…?」
蜜柑の頬を涙が伝った。
「嘘じゃない。本当に、私は柚御が好きだよ。」
私、ずるい。
本当に。
蜜柑を…友達を裏切ってしまったんだ。
ごめんね…蜜柑―――――…………


18 ($'v`艸小春艸'v`$)☆*:.. [2008/01/21(月) 13:19:08 ID:hirona]

「…そ…か…」
蜜柑の声が小さい。
「…っ、羅気ちゃん、柚御君、良かったね。
カップルおめでとう。」
蜜柑が笑った。でも、あの笑顔は。
偽物だった。
無理して笑ってたんだ。
ごめんね。蜜柑。
私。また、一人。不幸にしちゃったのかな?
罪悪感が止めどなく心の中をはいずり回ってる。
辛い。蜜柑の作り物の笑顔を見るのは辛い。
「…じゃあねッ」
蜜柑は走り出した。
また、ズキンと心が痛む。


19 小春 [2008/03/03(月) 15:59:57 ID:hirona]


「水理っ」
「ん?」
「その、告白の返事なんだけどさ…オーケー?かな」
「メガネ取れてる」
「うわふぁっ?!あ、つい驚いて取れちゃった」
「…」
「じゃ、あさ。今度デートしようよっ。この前、
八機と最近の映画で見たいモノを話し合ってたじゃん!」
「いや、あれはあいつが勝手に…」
「行こうね、絶対!」
…柚御の笑顔は輝いていた。
同時に、蜜柑を思い出した。
「水理?」
「…ごめん、ちょっと後でね!」
私は走り出した。
蜜柑が居そうな場所へ。


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