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「先隗従始」の訳について

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1   regist [2006/10/23(月) 15:52:14]

初めまして。突然のお願いで申し訳ないのですが、
「先隗従始」の「弔死問生〜以招賢者」までを、
当方の第一学習社発行「高等学校国語総合」に乗っ取って書き下しますと
「死を弔ひ生を問ひ、辞を卑くし弊を厚くして、以て賢者を招く。」となるのですが、
問題はこの文末です。多くの日本語訳で
「戦死者を弔い生還者を見舞い、遜った言葉遣いをし
給料を上げて、それによって賢者を招『こうと』した」
と王の意志というか願望のように訳されています。
これは単に後ろとのつなぎのための「意訳」なのでしょうか?
それとも「以て賢者を招く」の中に願望といった文法的意味があるのでしょうか
どうかよろしくお願いします。


2 通りすがり [2006/11/08(水) 08:31:31]

え〜と、なかなか説明しにくいのですが、本来の漢文の語意は「招こうとした」なので、訳も「招こうとした」となります。
で、漢文訓読でも「招く」と読む場合もあれば「招かんとす」と読む場合もあり、さらに「招かんとせり」とすることもあるかと思います。

漢文訓読は、できるだけ平素に、たとえば、過去のことでも過去形にして読み下さない、などの通例があり、今回も「〜せんとす」とは読んでいません。しかし、意味上は「招こうとした」のでそのような訳になるわけです。
ちなみに漢文の原文では、過去形や意向形(〜しようとした)などはあまり表現しない、つまり「招く」「招いた」「招こう」「招こうとした」はすべて「招」の一字で表されることが多いです。それは漢文が文章語であったことや、前後の文脈などでどの意味か分かるからなどいくつか要因があると思います。

こんなところでよろしいでしょうか^^;


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