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1 タカシ [2008/01/20(日) 20:10:55]
木下利玄の「街をゆき子供の傍を通る時蜜柑の香せり冬がまた来る」
の区切れと口語訳を教えてください。
2 ゆら [2008/01/30(水) 23:43:45]
「香せり。」といったんここに句点が打てますから、四句切れでしょうね。
「香せり」は「香りがした」くらいかな。あとは今と同じだと思います。
3 なか [2008/02/05(火) 18:01:42]
その短歌ってどういう意味なんでしょうか?
4 ゆら [2008/02/06(水) 23:39:39]
短歌だけを取り出して意味を取ろうとしても、実際は読者の実体験と合わせて解釈されるので、作者の込めた意味とずれてくる場合もあるでしょうから、なかなか難しい気がします。ある種の「誤読」があるからこそおもしろいとも言えるでしょうし、その人にとって大切なものとなるのかもしれませんから、正解があると言えるかどうか不明です。学校では先生の解説を答えとして理解し、それでも謎があればそれをどこかに覚えておくのも意味深いかもしれません。
この短歌は『紅玉』という歌集の「蜜柑の香」にある作品のようなので、他にどんな歌があるのかとか、蜜柑をどう詠んでいるのかとか比較してみないとどんな意味かつかめないかも。あるいはまた作者自身の解説があれば、それを読むことである程度把握することが可能かもしれません。
この歌に関しては、「自分の歌の出来た境地」という文章に作者の解説がありますが、それをこえた理解があってもいい気がします。
「青蜜柑が駄菓子屋に出はじめる頃になると、冬はもう、其先駆者をきびきびと秋のうちに乗り込ませて来る。あの青蜜柑の香の鋭く香り高く酸っぱく、新鮮な事はどうだ。此青蜜柑に向って先づ突進するものは、街に遊ぶ子供である。…(中略)…十月末から、十一月初めへかけ、午後の日蔭は已に寒く、歩いてゐても手が冷たく感ずる季節に、街上に遊んでゐる子供の傍を通りすがる時、ぷうんと匂って来るのが、此青蜜柑の香だ。これをかぐと、今年も又あの冬がやって来るなといふ事が、心にひらめく。それは旧知に又巡り逢ふやうな一種の感じだ。…」
この文章に随うと、「香せり」は「香りがする・している」と理解した方がいいのかもしれません。